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12/13ばんえいオークス回顧

2009年12月13日(日)

ワタシハスゴイが3歳牝馬の頂点に!

 13日(日)は3歳牝馬三冠の最終戦・ばんえいオークス(3歳牝馬オープン))が行われ、ワタシハスゴイが勝利。ばんえい大賞典に次ぐ重賞2勝目を挙げました。

 全馬670キロと、この時期の牝馬にしてはまだまだ厳しい重量ですが、軽馬場もあって道中は淀みない流れ。コマクインやスーパーコマチといったあたりがペースを握り、各馬2、3度脚を止めた程度で第2障害を迎えました。
 真っ先に動いたのはワタシハキレイズキ。「差し馬に追いつかれない先行で攻めて、登坂力を活かしたレースをするのみ」と鈴木恵介騎手が語っていたとおり、積極的なレースを展開。ひと腰で障害をクリアして後続を突き放しにかかります。しかし、各馬も遅れず、コマクイン、ワタシハスゴイ、ヒマワリカツヒメ、ホクショウマドンナ、スーパーコマチまでがほぼ一団で追撃に入りました。
 順調に逃げるワタシハキレイズキでしたが、2番手集団から抜け出したコマクインとワタシハスゴイとの差が詰まりはじめ、残り15メートル付近で3頭が横一線。そこからさらに脚を伸ばしたのがワタシハスゴイで、残り10メートルで抜け出すと確かな脚取りのままゴールを駆け抜けました。最後までしぶとい粘りを見せたワタシハキレイズキが2着。3頭横並びとなった激しい3着争いは、ゴール手前で鋭く伸びたヒマワリカツヒメに軍配。以下コマクイン、ホクショウマドンナの順で入線しました。

 前述のとおり重賞2勝目となったワタシハスゴイ。牡馬相手のばんえい大賞典を制した実力からすれば、牝馬同士の定量戦ならこの勝ちっぷりも納得です。とはいえ、軽馬場を味方に自分の競馬に徹していたワタシハキレイズキをきっちり差し切ったあたりは、藤本匠騎手の仕掛けのタイミングによる部分も大きいでしょう。馬の実力と騎手の手腕が織りなした見事な勝利だったと言えます。
 惜しくも2着のワタシハキレイズキですが、後続がどっと押し寄せた残り20メートル付近から見せたしぶとい粘りには見どころがありました。ばんえいプリンセス賞に次ぐ二冠は成りませんでしたが、この馬の持ち味は十分に発揮できたと思われます。
 持ち味という点では、ヒマワリカツヒメの末脚にも見どころがありました。先行馬に有利な軽馬場だったことを考えれば、今後、馬場・展開次第で順番が回ってくる可能性も十分です。

成績はこちら
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藤本匠騎手「このメンバーなら力はナンバー1ですから、結果が出せてよかったです。先生からは先行馬の争いに巻き込まれないように、と言われていました。それでも位置取りが少し後ろかなと思っていましたが、結果的にはそれが幸いして、障害もうまくまとめられました。障害をどの位置で下りられるかがポイントだと思っていましたが、いい位置で下りられましたし、きっちり差し切れたのでよかったです。馬体ができてくれば、もっともっと良くなりますよ」

12/13ばんえいオークス予想 山崎エリカ

スゴイよりもキレイズキ

 今年は「風邪を引かないこと」を目標にし、健康面には十分注意して生活を送ってきたのに最後の最後の月で風邪を引いてしまいました(・_・、)。 とても悔しいですが、来年こそ3年目の正直で「風邪を引かないこと」を目標にがんばります。p(TT)qファイト!

 さて、今年もやってまいりました。牝馬3冠の頂上決戦ばんえいオークス。◎にしてみたいのはワタシハスゴイではなく、ばんえいプリンセス賞の勝ち馬ワタシハキレイズキの方です。同馬は前3走で結果を残せていませんが、調子落ちというよりも重量が堪えた印象があります。障害で体は前へ行こう、行こうとしているものの肢がついて行けていないような感じなのです。

 しかし前走の能取湖特別では重量695㎏を背負って見せ場を作りました。今回はそれより軽い重量の670㎏で、土曜日の雪で馬場水分も軽いわけですから、今回はワタシハキレイズキの障害力が生かせるのではないでしょうか。そもそも定量戦のばんえい菊花賞ではワタシハスゴイよりも同馬の方が上位人気に支持されていたわけですから、逆転の余地は残されていると見ました。

 ○にはメンバー中で唯一350万クラスからの出走となるワタシハスゴイです。今回はひと開催お休みさせての出走になりますが、定量戦で前走より重量が10kg軽くなったことや、ソリの滑りがよい軽馬場で行われることを考えるとそこまでのマイナス材料ではないでしょう。3歳牡馬相手のばんえい大賞典勝ち、ばんえい菊花賞4着の実績を考えると、やはり対抗にせざるを得ません。

 ▲にはばんえいプリンセス賞の4着馬で、その後力をつけたコマクイン。近6走が1着3回、2着3回という抜群の安定感で、スーパーコマチやヒマワリカツヒメと戦ってすべて先着を果たしているというのは好ましい材料です。

 ただコマクインのように障害力を持ち味とする馬というのは、それまで抜群の安定感を誇っていたワタシハキレイズキが、ばんえい菊花賞でそれまで背負ったことのない高重量を背負った途端に惨敗したように、紙一重で惨敗する場合も多々あります。コマクインも前走から一気に60㎏増量され、初の重量670㎏を背負うわけですから、あまり刻まずに積極的なレース運びをすると大崩れの可能性もあるでしょう。コマクインが初重量をそれほど意識しないで積極的なレースをした場合も考慮して△スーパーコマチ、ヒマワリカツヒメも買い目に加えたいです。

 ◎ワタシハキレイズキ
 ○ワタシハスゴイ
 ▲コマクイン
 △スーパーコマチ
 △ヒマワリカツヒメ

12/13ばんえいオークス予想 赤見千尋

2009年12月12日(土)

格が違うワタシハスゴイ

 ◎9、ワタシハスゴイ
 ○6、コマクイン
 ▲2、ワタシハキレイズキ
 △3、スーパーコマチ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

12/13ばんえいオークス予想 矢野吉彦

ワタシハキレイズキを頭で

 思い切って、というより、メチャクチャひねって予想した北見記念は堅く収まってあっさりハズレ。まぁこれは覚悟の上ですから仕方ありません。でも、古馬の重賞戦線、いつかは荒れると思うんですよね。これからも穴予想に徹するつもりですので、なにとぞよろしくお付き合いのほどを。

 さて、今週はばんえいオークス。ここは、ワタシハスゴイとワタシハキレイズキの2強対決という様相です。古馬に混じって350万円クラスのレースに出ているワタシハスゴイと、270万円クラスにいるワタシハキレイズキ。他の馬とは格が違うというのに、全馬670キロの定量戦なんですから、これも仕方ないですね。この2頭の組み合わせを素直に買うか、それともあえて逆らうか、まずそれを決めなければいけません。もし素直に買うなら、馬複1点にするか、馬単折り返しのどちらか一方を厚めに買うか、それもポイントです。
 あえて逆らって買うにしても、狙える穴馬は限られてくるはず。"2強"に次ぐ180万円クラスにいる3頭がその候補でしょう。中でもコマクインは、他の2頭、スーパーコマチ、ヒマワリカツヒメに続けて先着していますから、穴党の期待を集めると思われます。ただ、こういう様相のレースでコマクインのような馬が2強にひと泡吹かせるというのは、あまりないパターン。無理やり押し出されてダークホースになる馬って、めったに来た試しがないような気がするんですよ。
 それなら、松田騎手に乗り替わったスーパーコマチですか。ひょっとすると同じこと(騎手が替わっての上積み)を考える人が多くなって、こちらのほうが人気になってしまうかもしれません。それもちょっとイヤな感じです。
 とにかく、穴を考えるのがかなり難しいレース。考えれば考えるほど、ワタシハスゴイとワタシハキレイズキの一騎打ちに行き着いちゃいます。ただし、ワタシハスゴイの馬体重が1000㎏に満たないというのは、ちょっと不安。今回は1カ月間休んでの登場ですから、馬体重を増やして出てくるはずですが、1000㎏を超えるかどうかは微妙なところ。なので、ワタシハキレイズキから買うことにします。
 結論はワタシハキレイズキを頭にした馬単。相手は、ワタシハスゴイの馬体重が前走より増えていたらこれが筆頭で、スーパーコマチ、コマクイン、ヒマワリカツヒメを押さえにしますが(資金配分が難しい!)、もし減っていたらワタシハスゴイを押さえにまわして、あとの3頭で高配当を狙います。

 ところで、ばんえい競馬はひとまず来年度の存続が決まりました。でも、相変わらずの厳しい状況は続いていますので、再来年度以降に関しては予断を許しません。これからもみなさんの熱いご支援をお願いします! では、今回はこのへんで。

12/13ばんえいオークス予想 斎藤修

格上位のワタシハスゴイが断然

 ◎ワタシハスゴイ
 ○ワタシハキレイズキ
 ▲コマクイン
 △ホクショウマドンナ
 △ヒマワリカツヒメ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

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