ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2009年9月 | メイン | 2009年11月 »

2009年10月 アーカイブ

1234

11/1ばんえい菊花賞予想 矢野吉彦

2009年10月31日(土)

実績断然、キタノタイショウ

 このところピントがちょっとずつズレている私の予想(この表現自体がズレてますか?)。だからというわけではありませんが、今回のばんえい菊花賞は正攻法で行きます。
 軸は、もちろんキタノタイショウです。なんてったって、前々走の初秋特別で705㎏の荷物を曳いて好勝負した実績は見逃せません。それでくたびれてたら、前走じゃらんカップでの好走もあり得ないと思います。つまり、705㎏を曳いた反動は見られないということ。ここは、その勢いがモノを言いそうです。
 問題はその相手。これは悩んじゃいますね。これまで、キタノタイショウと好勝負してきたホクショウバンク、アオノレクサスはもちろん、ワタシハスゴイ、ワタシハキレイズキの牝馬2頭も不気味。スギノハリヤー、コウドウフジあたりも紛れたときに飛び込んでくるかも。キタノタイショウは人気になるはずだけに、あまり手を広げるわけにはいかないと思います。
 とりあえず、ホクショウバンク、ワタシハキレイズキ、コウドウフジは買っておきましょう。キタノタイショウを頭にした馬単と押さえの馬複。アオノレクサス、ワタシハスゴイ、スギノハリヤーには。キタノタイショウを頭にした馬単だけを買うことにします。
 1日の帯広は少々の雨が降るという予報です。馬場水分が5%を超えるようなら、1分50秒を切るタイムでの決着になりそうです。馬場水分4.7%、ばんえい重量705㎏の初秋特別を1分51秒6で走ったキタノタイショウなら、ここはちょうどそのくらいのタイムで走れると思うんですけど。
 今週で3週連続の重賞開催。これをハズしっぱなしで終わるのは悔しいので、今回こそは当てたいと思っています。では、また!

11/1ばんえい菊花賞予想 斎藤修

菊とダービーは牝馬優位

 ◎ワタシハキレイズキ
 ○キタノタイショウ
 ▲ワタシハスゴイ
 △ホクショウバンク
 △ヒマワリカツヒメ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

11/1ばんえい菊花賞プレビュー

2009年10月30日(金)

 11月1日(日)のメインは第34回ばんえい菊花賞。3歳三冠の第2弾で、牡馬700キロ(牝馬680キロ)の定量で争われます。
 別定重量戦だった一冠目・ばんえい大賞典(7月26日)は、牝馬ワタシハスゴイが好位から差し切って勝利しています。しかしそこには2歳世代三冠を分け合った実力馬キタノタイショウホクショウバンクが重いハンデを嫌って不在でした。
 注目はキタノタイショウ。2歳世代三冠のラスト・イレネー記念(3月15日)を制した力量馬です。前哨戦のオッズパーク杯・秋桜賞も不出走で、最近の同世代との力関係は把握しづらいものがあります。しかし、2走前の自己条件戦では今回より5キロ重い705キロで、今年のばんえいグランプリ3着馬ニシキダイジンから3秒5差4着に追い込んだ実績があります。今回の重量は残りの全馬にとっては未経験だけに、大きなアドバンテージとなりそうです。
 相手に狙ってみたいのがイレネー記念で2着があるアオノレクサスです。ばんえい大賞典は7着でしたが、ワタシハスゴイからわずか8秒1差。秋桜賞でもトップハンデながら3着に入っています。この馬が負けるときは、ハイペースに巻き込まれて自分のタイミングではなく第2障害を越え、末脚をなくすパターンが多いだけに、負担重量が増えるここはペースが向きそう。決め手を生かすレースをしたいところでしょう。
 2歳世代三冠の一、二冠目を制したホクショウバンク、ばんえい大賞典馬ワタシハスゴイ、ばんえいプリンセス賞馬ワタシハキレイズキらも争覇圏でしょう。

出走表はこちら

【参考レース】

3/15 イレネー記念(勝ち馬:キタノタイショウ)
7/26 ばんえい大賞典(勝ち馬:ワタシハスゴイ)
9/21 ばんえいプリンセス賞(勝ち馬:ワタシハキレイズキ)
10/ 4 オッズパーク杯・秋桜賞(2着馬:コウドウフジ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(10/31~11/2)

 11月1日(日)より、とかち帯広空港と帯広市内を結ぶ連絡バスが帯広競馬場前を通る運行ルートに変更となります。これまで、空港から競馬場へバスで向かう場合は、JR帯広駅で路線バスに乗換えが必要でしたが、これがなくなり、アクセスが飛躍的に向上することになります。
 ところで10月31日(土)と11月1日(日)に、帯広競馬場ではこの時期恒例のとかちばん馬まつりが行われます。十勝地方のグルメが一度に味わえるとかち食べ歩きや、2009ワールド人間ばん馬チャンピオンシップなどをはじめ、様々なアトラクションで盛り上がる2日間。なお両日とも競馬への入場は無料となっていますので、ぜひお越しください。

 10月31日(土)のメイン第11レースはばんばまつり特別(オープン・16:55発走予定)。今週はオープン特別が2レース組まれていますが、こちらは収得賞金順下位馬による一戦です。
 力量的に上位なのが前開催は岩見沢記念を使われたトモエパワースーパークリントンアローファイターの3頭でしょう。
 なかでも注目はトモエパワー。前々走の450万円未満混合で第2障害4番手から鋭伸して今季初勝利を挙げると、岩見沢記念でも5着。今回の重量は向いているとはいえませんが、最近の状態のよさから中心視します。
 先週に引き続き重めの馬場が予想されることから、力どおりの決着が見込めそう。安定感魅力のトカチプリティー、登坂力に勝るシベチャタイガーまでが圏内でしょう。

 11月1日(日)のメイン第11レースは重賞・第34回ばんえい菊花賞(16:55発走予定)。このレースは別掲のばんえい菊花賞プレビューをご覧ください。

 この日の第6レースに2歳A-1が組まれています。
 前開催の2歳-A1で接戦の優勝争いを繰り広げたミスタートカチレットダイヤホクショウバトルが再び相対します。負担重量的にはレットダイヤがやや有利になった印象があります。

 11月2日(月)のメイン第11レースには狩勝賞(オープン・16:50発走予定)が行われます。 岩見沢記念の上位馬も出走していますが、ここは基礎重量が110キロも軽い一戦。同レース下位馬の巻き返しや別路線組の台頭に警戒が必要でしょう。 
 岩見沢記念下位組からは、まず10着のホクショウダイヤ。得意の700キロ台の負担重量に戻る今回はスピードが生きるはず。岩見沢記念は第2障害で崩れ見せ場なしでしたが、それを度外視して狙ってみる価値十分でしょう。同9着ニシキユウは成績にムラがありますが、軽い重量でのパワー戦を得意にしています。
 別路線組からは、ギャンブラークイン。連続連対の近2走より相手は強化されるものの、今季の好調ぶりにかけてみる手はあるでしょう。ライデンロックは近走ゴール前で粘れないのが気になりますが、障害はまずまず安定しており、大崩れは考えられません。  
 これらの馬たちを相手に、岩見沢記念2着で復活をアピールしたナリタボブサップがどのような戦いをみせるのか楽しみです。

10/25クインカップ回顧

2009年10月26日(月)

ユーファンタジー重賞初制覇!

 25日(日)は重賞・クインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のユーファンタジーが快勝。重賞初制覇を果たしました。

 キタノメイゲツが出走取消となり9頭立て。やや乾いた馬場で、砂煙をもうもうと上げて各馬が第1障害を通過。スマイルダンスやニシキエースあたりが代わるがわる先頭に立ちながら、ほぼ横一線で第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはユーファンタジーで、ほぼ同時にカネサローズとスマイルダンスも登坂開始。なかでもユーファンタジーが抜群の掛かりを見せ、勢いよく荷物を引き上げると先頭でクリア。2、3馬身ほど遅れてスマイルダンスも障害を下りていき、同じような間隔でキクノリアルとカネサローズも続きました。
 先頭のユーファンタジーの逃げ脚は快調で、後続との差を一気に広げる展開。残り10メートル付近でいったん脚が止まったものの、十分なリードを保っていたのが奏功。結局、余裕の手応えのまま後続に7秒差をつけて逃げ切り勝ちを収めました。先に下りたスマイルダンスと追ってきたキクノリアルによって演じられた2着争いは、残り5メートル付近で前に出たキクノリアルに軍配。以下スマイルダンス、ハギノプリンセス、キタノハヤカゼと入線しました。

 ここへきてグングン調子を上げてきたユーファンタジーが、勢いそのままに重賞制覇。ばんえいプリンセス賞、ばんえいオークスでともに4着と、上位の力を示していましたが、これで一気に世代牝馬の頂点もうかがえる存在であることをアピールしました。700キロを曳いたニシキエースを別とすれば他馬より10~20キロ重い荷物を課せられていただけに中身も濃く、今後の古馬牝馬重賞でも期待が持てそうです。
 キクノリアルは軽量660キロが味方したとはいえ、最後にスマイルダンスを交わしきったあたりは地力強化の証明。勝ちきるにはさらなるパワーアップが必要と思われますが、今後もクラス面から軽ハンデが予想されるだけに、侮れない1頭となりそうです。

成績はこちら
映像はこちら

安部憲二騎手「重量は前走より50キロもアップしましたが、前走、前々走と調子は上向いていました。障害の天板でヒザを折ったりするので、それだけを気をつけていました。(鈴木恵介騎手がライバル視していたが)ここでは格が違うかなと思っていたので、それが証明できて良かったです」

1234
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.