10月25日(日)のメインは4歳牝馬による重賞・第34回クインカップ。450万円条件のニシキエース・700キロから、120万円条件の5頭・660キロまで40キロ差がつきました。
6月20日の紅バラ賞以来となる4歳牝馬オープン戦。注目したいのはトップハンデでもニシキエースです。5着に敗れた紅バラ賞と変わらず今回も最大40キロ差のハンデ頭ですが、当時より相手関係が楽になっています。そして、紅バラ賞(馬場水分6.9%)と大きく変わりそうなのが馬場状態。前開催前の馬場の一部砂入れ替え後、馬場水分が高めでも、比較的時計がかかるようになっています。今週、十勝地方は安定した天気が続いており、当日はかなり重い馬場が予想されます。となれば3歳牝馬三冠をパワーでもぎ取ったニシキエースの出番となりそうです。
紅バラ賞の上位勢、1着ユーファンタジー、2着スマイルダンスはともに軽馬場でこそのタイプなだけに、ここでは微妙なところ。逆に3着キタノハヤカゼは障害力で勝負するタイプで、最軽量660キロも魅力。上位進出の可能性は十分でしょう。
紅バラ賞6着のカネサローズは近走、安定感あるレースを続けています。ここも流れに乗れれば上位争いに加わってくるでしょう。手綱をとるのは菊池一樹騎手。キタノハヤカゼに騎乗する長澤幸太騎手との新人対決にも注目です。
一発の期待をかけたいのがキタノメイゲツ。紅バラ賞は8着で、その後もやや物足りないレースが続きます。しかし、今回は得意の重馬場になりそう。重量が加増され障害に苦しむ他馬を尻目に、障害巧者の本領を発揮し押し切りというシーンも一考できます。
出走表はこちら
【参考レース】