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2008年8月 アーカイブ

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8/10ばんえい大賞典プレビュー

 8月10日(日)のメインは、第33回ばんえい大賞典。ばんえい菊花賞(11月3日)、ばんえいダービー(12月28日)と続くばんえい3歳三冠の初戦で、三冠中で唯一、別定重量戦(残り二冠は定量戦)として行われます。400万円条件から120万円条件までの10頭が揃いましたが、メンバー的には、7月6日のとかちダービー(3歳オープン)出走馬が6頭を占めます。
 注目は唯一の400万円条件馬であるオレワスゴイ。3月に定量戦で行われた重賞・イレネー記念では、第2障害を先頭で越えるとゴールまで一度も止まらずに逃げ切った実力馬です。その後行われた3歳オープン戦にはすべて不出走だったため、今回はイレネー記念以来の対戦となるメンバーがほとんど。しかも初経験となる最大40キロ差のトップハンデを課せられ、他馬との力関係がつかみにくいのですが、古馬中級条件戦のペースを経験している強みを買って中心視します。
 これに続くのがとかちダービー1、2着のライデンロックウィナーナナ。そのレースは、ほぼ同時に先頭で障害をクリアした3頭による大接戦。ライデンロックが残り30メートルで抜け出すと、ゴール前で一度止まったものの後続を振り切って勝利。ゴール線上で詰ったカイセテンザンを、牝馬ウィナーナナが差し切って2着に入りました。
 ライデンロックは、安定した先行力を武器に今季開幕から200万円未満と世代限定戦で9戦8連対と絶好調。ひと開催あけてここに臨んできたローテーションも好感触です。
 一方のウィナーナナも、牝馬重賞・黒ユリ賞を含め目下8戦連続連対と地力強化をうかがわせる近況。障害巧者だけに、高重量戦は有利でしょう。
 ほか、2歳時にヤングチャンピオンシップ勝ちがある実績馬ホクショウジャパン、大口泰史騎手に乗替わってからとかちダービー以外の5戦を全勝のカイセテンザンも上位圏内でしょう。
 牝馬カネヅルは、追い込んで届かないレースが多いものの、馬場が極端に重くなるようなら上位食い込みも一考です。

出走表はこちら

【参考レース】

 3/ 9 イレネー記念(勝ち馬:オレワスゴイ)
 6/15 黒ユリ賞(2着馬:ウィナーナナ)
 7/ 6 とかちダービー(勝ち馬:ライデンロック)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(8/8〜8/10)

2008年8月 7日(木)

 今週日曜(10日)のメインは、ばんえい3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典。好調馬が集まり、熱戦が期待できるでしょう
 8日(金)には、メイン第10レース・ゴールデンホース賞が全国55カ所で発売されます。そのうちのひとつスパーキングナイター開催中の川崎競馬場では、当日、『ばんえい十勝inスパーキングナイター』と題し、安部憲二、船山蔵人両騎手(予定)が騎乗してばん馬のソリ曳き実演を行うほか、矢野吉彦アナウンサーと競馬キャスター荘司典子さんのトークショー、ばん馬とのふれあいコーナーなど数多くのイベントが行われます。近くの方はぜひお立ち寄りください。

 8月8日(金)のメイン第10レースはゴールデンホース賞栗毛馬選抜 )。オープンから400万円条件までの10頭が揃いました。
 ここは登坂力自慢のバンゼンに期待します。昨季は夏以降、おもに準オープンクラスで活躍し、今季は500万円条件で勝ち星こそないものの安定した成績を納めています。久々に馬場が乾きそうなのもプラスで、早め障害からの押し切りなるかに注目です。
 相手筆頭は同じ500万円条件のイケダガッツ。テンに置かれることが多いタイプですが、先行勢のスピードが削がれる重馬場なら離されず追走できるはず。しぶとい末脚で逆転を狙います。
 近走勝ち星がないキョウエイボーイや、ホクショウファイトも相手関係が楽になったことで巻き返したいところです。

 8月9日(土)のメイン第11レースは北海道情報印刷文化典 十勝大会特別(500万円未満)。前開催の虹色特別(500万円未満)から8頭が出走しほぼ再戦となりました。
 注目は調子を上げてきたトウリュウ。前々走の白夜賞(芦毛馬選抜)で14カ月半ぶりの勝利を飾り、このクラスへの昇級初戦となった前走虹色特別は、昨季、混合700万円未満戦で苦杯を喫してきた相手が多いメンバー構成でしたが、障害先頭クリアから少差4着に踏みとどまりました。今回は前走の勝ち馬不在のメンバー構成で、さらに得意の重馬場になりそうなのも心強いところです。
 ライジングサンヒロノドラゴンら障害力があるタイプがやはり相手としても有力。混合500万円未満で2連勝して特別戦に復帰してきたストロングペガサス、実績上位のトカチタカラも争覇圏です。

 8月10日(日)のメイン第11レースは重賞・第33回ばんえい大賞典(20:00発走予定)です。このレースは別掲ばんえい大賞典プレビューをご覧ください。

谷あゆみ厩舎に訪問  山崎エリカ

2008年8月 1日(金)

 齋藤修さんが所有しているヤエ坊ことヤエノリュウを見せてもらいに谷あゆみ厩舎におじゃましました。谷さんが馬房からヤエ坊を連れてくると……「あれ? 谷さんもともと小さいけど、更に小さくなってない?」みたいな印象を受けました。

 いや、谷さんが小さくなったのではなく、ヤエ坊がとても3歳とは思えないほど大きすぎるのです(^-^;;;;;;) 最初はそれほど大きい方ではなかったらしいけど、1年くらい前から急に背丈が伸び、手足も長くなって、胴体も長くなったそうです。

 ヤエ坊は子供っぽくじゃれる仕草とは裏腹に、既に体重が1020kg弱もあります。単に1020kg弱といってもイメージがわかないと思うので、山崎がヤエ坊に乗っかってみました。山崎の身長は159cm、体重は45kg……いや、本当は50kgくらいありますが、足を思いっきり伸ばしても体の真ん中くらいまでしか届きません。800kgくらいの小柄なばんばだと、なんとかつま先がお腹のラインくらいまで届くのに、やっぱりでかいです。

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 天井の屋根に頭をゴツンしないことだけに気を取られて、乗った位置(バランス)が悪かったのか、それとも単に嫌われているのか、なんとなくヤエ坊が嫌がっているような表情に見えます(T_T) ごめんなさい。

 だけど谷さんが近寄ると急変して嬉しそうな表情になります。やっぱりいつも一緒にいて世話をしてくれる飼い主にはかなわないなぁ〜(´・ω・`) 下の写真は一見、谷さんがヤエ坊に顔面を吸われているかのように見えますが、実は谷さんとキスをしているのです。なんでもヤエ坊はキスするのが好きらしく、谷厩舎にいるポニーのチャチャとも毎日のように“チュウチュウ”しているらしいのです。おませさんだなぁ〜。

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 このようなほのぼのとした光景を見ていると、山崎もばんばが欲しくなっちゃいます。ばんば自体は山崎でも無理すれば買えない金額ではないけれど、現在の賞金体系(下級条件は1着が10万円で3着までしか賞金が支給されない)を考えると、自分の馬が重賞でも勝ってくれない限り、毎日たまごかけご飯を食べることになりそうだから厳しいかなぁ〜。もうちょっとばんえい競馬が盛り上がって、賞金が高くなれば毎日たまごかけご飯を食べる覚悟を決めて、夢を見るのも悪くはないと思うのだけれど。


 ちなみに私が谷厩舎に遊びに行ったその日(JRAジョッキーDay)、谷厩舎の看板馬の1頭であるホシマツリがこの日のメインレース(オープン)を勝ちました。山崎は自身自身を勝手に“勝利の女神”と呼び、「私と巡り合えた馬や人は近いうちに必ず勝てる」と吹いていては周囲からの顰蹙を買っているんだけど、どう考えたってホシマツリと谷さんをはじめとする厩舎スタッフさんたちの力ですね。同じ女性として谷あゆみさんにはこれからもずーっとがんばってもらいたいです(*^▽^*)

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