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レース回顧(2/23~2/26)

2007年2月26日(月)

 23日(金)に行われた花咲岬特別(4歳以上320万円未満)は、2番人気のテンカが優勝。昇級初戦ながらこれで4連勝とし、好調ぶりをアピールしました。第2障害はラヴクイーンが先頭で抜け、テンカは3、4番手でクリア。しかし徐々に差を詰めたテンカは、残り10メートル付近でラヴクイーンを捉えて先頭へ。そのまま押し切って快勝しました。2着ラヴクイーンで、3着にはテンカと並んで障害を下りたヤマトライデンが入線。
 24日(土)はメインレースに開陽台特別(4歳以上270万円未満)が行われました。これを制したのはアドバンスクィーン。7番人気の低評価ながら快勝を演じました。第2障害はツジノコウフクが早めに仕掛け、やや苦戦するも先頭クリア。5番手で障害を越えたアドバンスクィーンでしたが、そこから目を見張るような末脚を見せると、残り10メートル地点の手前であっさり先頭へ。その後もしっかりとした脚いろを見せ、先頭でゴールを果たしました。2着は粘ったツジノコウフク。コーネルとナンエイテンリュウによる激しい3着争いは、わずかにコーネルに軍配が上がりました。
 25日(日)に行われたウイナーズカップ(4歳以上重賞・特別競走優勝馬)は、755キロと重量を積まれたタケタカラニシキが貫禄勝ち。前走のオープン2着に続く連対で、調子が上向いていることをアピールしました。第2障害を先頭で越えたタケタカラニシキは、その後も堅実な末脚を発揮。残り10メートル付近でいったん止まりましたが、後続を寄せ付けずにゴールを果たしました。2着は障害4、5番手から歩き続けたトカチプリティー。2番手クリアのエンジュオウカンは脚が止まったものの、押し寄せる馬群を退けて3着を堅守しました。
 26日(月)はメインレースにケンタウルス特別(4歳以上800万円未満)が行われ、ライジングサンが優勝。前走7着から巻き返し、9月の岩見沢以来の勝利を挙げました。第2障害はギャンブラークインが早めに仕掛けましたが、先頭クリアを果たしたのはライジングサン。各馬が障害で詰まっているうちにリードを広げ、そのまま先頭でゴールしました。後続の争いは、いったんハヤテショウリキが2番手に浮上する勢いも、残り5メートルでストップ。結局2番手クリアから粘り込んだイケダガッツが2着入線を果たし、3着に障害5番手から伸びたキングシャープ。以下、ハヤテショウリキ、ギャンブラークインという結果になりました。

映像はオッズパーク内「過去のレースVTR」をご覧ください

今週のみどころ(2/23〜2/26)その2

2007年2月24日(土)

 25日(日)はメインレースにウイナーズカップ(4歳以上重賞・特別競走優勝馬)が行われます。条件にあるとおり、今季の重賞と特別で勝利を挙げた馬による一戦です。最軽量のキキリンドウ(650キロ)から最重量のホクショウファイト(760キロ)まで、その差は実に110キロ。馬券的には非常に難しい一戦といえるでしょう。しかし、エンジュオウカンの前走は見事な快勝だっただけに、ここでも主役を演じられるはず。持ち前の先行力のみならず自在に動ける脚もあり、加えて735キロと重量的にも恵まれている印象だけに期待したいと思います。同重量のトカチプリティーも実力的にはヒケを取らず、前走快勝の勢いもあって期待できるでしょう。軽量の4歳牝馬組では、ニシキユウが重量と実力のバランスから考えて争覇圏。ツルマキシンザンは重量的に厳しいかもしれませんが、調子のよさを生かして上位争いに加わってきそうです。
 26日(月)はケンタウルス特別(4歳以上800万円未満)が行われます。ほとんどの出走馬が納沙布岬特別に出走しており、ほぼその再戦となりました。その納沙布岬特別3着を含め、近走つねに上位でフィニッシュを果たしているギャンブラークインが中心となるでしょう。勝ちきれないのは事実ですが、堅実な先行力とレースぶりは評価できるだけに、ここも十分に期待できるでしょう。ライジングサンは成績にムラはあるものの、実力は上位だけに一発の期待がもてます。唯一別路線からきたハヤテショウリキは、近走の好調ぶりから昇級戦でも好勝負必至。納沙布岬特別で2着と気を吐いたイケダガッツも、もう一発を狙っています。

馬券おやじは今日も行く(第31回)  古林英一

2007年2月22日(木)

コマーシャルフィルム

 北海道在住の方以外は目にしたことがないかもしれないが、小生、ばんえいのテレビコマーシャルがけっこうお気に入りである。パペットの馬2頭が、「ばんえい、ばんえい、ばんえいは、○○♪」と歌うアレである。○○のところには、その時期の開催場名がはいる。実に可愛らしくて小生はたいへん気に入っている。

 テレビコマーシャルが売上にどの程度貢献しているのかについてはわからない。公営競技の宣伝媒体としてのテレビCMの効果は、もしかすると、かなり小さいかもしれない。しかしながら、せっかくやるのなら、印象に残るものをつくってほしいと思うのである。

 北海道在住の小生が目にするテレビCMは、わがばんえい以外では、中央競馬、道営ホッカイドウ競馬、それにビッグレース開催時の競輪くらいなものだろうか。競艇も見なくなったような気がする。オートレースも見たことがない。競艇・オートは北海道内に場外発売所がないので当然といえば当然である。

 以前は釧路市郊外の白糠に競艇の場外発売所「ボートピアくしろ」があったが今はなくなった。そういえば、競輪も釧路市内に「サテライト釧路」があったのだが、いつのまにか無くなった。「ボートピアくしろ」は宮島競艇、「サテライト釧路」は弥彦競輪の場外施設だったはず。ボートピア(競艇)があって、サテライト(競輪)があって、それにばんえいの「ハロンズ釧路」、さらにJRAの「ウインズ釧路」もある。つまり、釧路というところには、オートレース以外のすべての公営競技の場外発売所が揃っていたのである。本場がないところで、これくらい全てが揃っていた町も全国的に珍しいのではなかろうか?

 話がそれてしまった。小生、以前、北海道地方競馬運営委員なんぞを務めたことがある。そのときに、結構うるさく主張したのが、テレビCMの改善であった。繰り返しいうが、小生は広告論の専門家でもなければ、その手の話に詳しいわけでもない。正直なところ、ただただ、おもしろいCMが見たかっただけである。小生がしつこく主張した影響でもないだろうが、一時期の道営のCMはよかった。笹木美典騎手、五十嵐冬樹騎手、齊藤正弘騎手の3人が街の中で駆けっこし、最後に美典ちゃんが勝つというやつである。五十嵐・齊藤両騎手は騎手服で、美典ちゃんはふつうの服だったので、美典ちゃんのことをタレントさんだと思っていた人も多かったようだ。この駆けっこバージョンの翌年は、所属騎手が騎手服のまま温泉の湯船に浸かるというやつだった。これも面白かった。

 ところが、その後はまたイメージフィルムみたいな、はっきりいって面白くないものに戻ってしまった。何の工夫もみられず、お役所が代理店に丸投げし、代理店も適当にやっつけ仕事でつくったようにしかみえない。

 競輪のCMでは、ずいぶん以前、四国5場で共同制作したものが秀逸であった。四国4県から1人ずつベテランのトップレーサーが出演し、ユニホーム姿で「ごめんなさいね~、ごめんなさいね~、あなたの期待に添えなくて~♪」と歌いながら踊るものであった。これはめちゃくちゃおもしろかった。何かの賞を受賞しているはずだ。四国といえば、観音寺競輪のアニメCM(マスコットキャラクターのぜにがた君が歌い踊る)も、小生は好きである。

 最近では、岸和田競輪のCM(岸和田競輪のホームページで見ることができるので、ぜひご覧あれ)がおもしろい。ちゃぶ台の前で、いわゆる大阪のオカン丸出しのおばはんが競輪選手の息子(これを演じているのが、トップレーサー、マエタクこと前田拓也選手である)に「あんた、今日のレースはなんやねん!」と説教垂れるものである。

 小生が知らないだけで、おそらく、全国各地の公営競技それぞれがこうしたCMを作成・放映しているのであろう。そこで、提案なのだが、全国の公営競技のCMを一堂に集めた展示会をやるというのはどうだろう。競馬だけでも構わない。サイト上で動画を集めるだけでもいい。ぜひ、どなたか、音頭をとってやってもらえないだろうか? 著作権とか放映権の問題さえなければ、安上がりでちょっと話題になる企画だと思うのだが……。どうでしょ、斎藤編集長。

うわっ! (←突然振られてびっくり。 by 斎藤)
とりあえず、著作権のないようなものからYou Tubeにアップしてみるとか……。

今週のみどころ(2/23〜2/26)その1

 今週は土曜日で帯広8回開催が終わり、日曜日から帯広第9回開催となります。それに伴い、この「今週の見どころ」も2回に分けて掲載いたしますので、ご了承ください。なお、日・月曜日分は土曜掲載となります。
 23日(金)のメインレースは花咲岬特別(4歳以上320万円未満)。ここは昇級初戦となるテンカが中心となるでしょう。近3走は270万クラスの身でありながら320万クラスとの混合戦を2勝(ほか270万クラス平場戦を1勝)。いずれも僅差ながらきっちり勝利を収めているあたりに、勝負強さが感じられます。11月の北見戦以来、掲示板を外していない堅実さも魅力です。ヒロノドラゴンはばんえいダービー3着の実績もさることながら、近走もテンカと好勝負を演じているだけに、ここも十分争覇圏。前走でこのクラスを快勝しているだけに、ここも注目の1頭です。ほか、安定感増したシンエイヴィーナス、一発秘めるスズノリュウ、ヤマトライデンあたりも好勝負が期待できるでしょう。
 24日(土)は開陽台特別(4歳以上270万円未満)が行われます。ツジノコウフクは近走2、2、1着と好調をキープ。2着2回はともに前述テンカに敗れたものであり、ここもチャンス十分でしょう。ただ、今回は実力拮抗のメンバーであり、同じくテンカ、ヒロノドラゴンと好勝負を演じているコーネル、カップオー、ハヤフジクインといったあたりも主役を張れそう。ホッカイコマヨシの実力も侮れませんし、コウユウキング、ナンエイテンリュウの一発も期待十分。好レースが期待できそうです。

レース回顧(2/16~2/19)

2007年2月19日(月)

 16日(金)に行われた霧多布岬特別(4歳以上650万円未満)は2番人気のハヤテショウリキが優勝。前走3着から巻き返し、好調キープをアピールしました。第2障害を3腰、先頭でクリアしたハヤテショウリキは、その後も後続と十分な差を保ってゴールまで。見た目どおりの楽勝を飾りました。障害を2番手で下りた3頭から、最低人気のプランドルドラゴンが伸びて2着を確保。障害5番手から脚を伸ばしたバンゼンが3着入線を果たしました。
 第10レースの4歳以上オープンは、トカチプリティーが優勝しました。第2障害をひと腰でクリアしたトカチプリティーは、楽な手ごたえのまま後続との差をキープ。2番手クリアのタケタカラニシキが食い下がりましたが、これを難なく退けてゴールしました。2着はタケタカラニシキ。障害5番手から追い込んだヤマノミントが3着。
 17日(土)のメイン納沙布岬特別(4歳以上800万円未満)は、ツルマキシンザンが快勝を演じました。前半はゆったり進み、そして第2障害でもじっくりタメたツルマキシンザンは、ひと腰で障害クリア。イケダガッツがこれに続きましたが、ツルマキシンザンの脚いろはまったく衰えず、後続を突き放してゴールしました。3番手で越えたギャンブラークインが2番手に上がる勢いでしたが、残り10メートル付近でストップ。終始歩き続けたイケダガッツが2着を確保し、3着にギャンブラークインとなりました。
 18日(日)は注目の一戦、然別賞(4歳以上オープン)が行われました。これを制したのはミサイルテンリュウ。前走の勝利に続く2連勝で、次開催のチャンピオンカップへ向けて弾みをつけました。例によって早めのレースを展開したミサイルテンリュウは、第2障害も楽々先頭クリア。一気にセーフティーリードを広げると、ゴール手前こそ脚が鈍ったものの、まずは完勝といえる好内容で優勝しました。2番手で障害を越えたカネサブラックが2着を確保。5番手あたりで障害を越えたフクイズミは、猛追したものの3着が精一杯でした。
 その前に行われたジュニアカップ(3歳オープン)は、父競走経歴馬による一戦。ここはしぶとく歩いたアローファイターが制し、その実力をあらためて証明しました。第2障害を先頭で越えたアローファイターは一気にリードを広げましたが、4番手クリアの最低人気マルニゼウスが凄まじい脚を見せて猛追。残り10メートル付近で先頭が入れ替わり、これで決着かと思われました。しかし、マルニゼウスがまさかのゴール線上ストップ。それを尻目にアローファイターがゴールを駆け抜けて優勝しました。2番手クリアから脚を伸ばしていたカネサリュウもこれを交わして2着を確保。立て直したマルニゼウスが3着入線。
 19日(月)のメインレースは襟裳岬特別(4歳以上550万円未満)。このレースは単勝1.5倍のキタノカイザーが優勝しました。先頭で第2障害を越えたキタノカイザーは、直後からアローコマンダーが追ってくる厳しい展開。しかし、手ごたえには余裕が見られ、半馬身ほどの差を保ったまま先頭でゴールしました。2着アローコマンダーで、3着には障害3番手からそのままのイチを保ったコマタイショウが入線。
 第10レースに行われた4歳以上オープンは、メンバーに恵まれたエンジュオウカンが快勝しました。例によってニシキダイジンが真っ先に仕掛けるなか、エンジュオウカンも続いて登坂開始。真っ先にこれを抜けると、そのまま快調に脚を伸ばし、ゆうゆうとゴールしました。2番手クリアのニシキダイジンはその後に脚が鈍り、3番手で越えたスターエンジェルが交わして2着入線。立て直したニシキダイジンが3着に入りました。障害でのヒザ折りが響いたホクトキングは6着。

映像はオッズパーク内「過去のレースVTR」をご覧ください

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