1月2日(水)のメインは、今季最初の古馬BG1・第30回帯広記念。890キロ(牝馬870キロ)を基礎重量とする賞金別定重量で争われる一戦です。
なお、帯広記念は第10レースに行われます。第11レースではありませんので、ご注意ください。
昨年のこのレースで重賞初制覇を成し遂げたトモエパワーは、その後ばんえい記念も制し、高重量戦は望むところ。賞金別定重量とはいえ、最大10キロ(牝馬とは30キロ)差しかつかなかったのは有利な印象を受けます。パワーで押すタイプだけに力のいる馬場になればさらに連覇の可能性が高まるでしょう。主戦の坂本東一騎手が引退したため、今回は藤本匠騎手が2歳時以来久々に手綱をとります。
高重量戦の実績では負けていないのが一昨年の覇者ミサイルテンリュウ。昨年のばんえい記念3着以降重賞では常に4着以内をキープと安定感があります。今回も登坂力を生かし障害でリードを広げ押し切りを狙います。
11月25日の北見記念で上位3着までを独占した、ナリタボブサップ、カネサブラック、スーパークリントンの6歳勢は、当時からさらに30~40キロ加増された重量での出走です。各馬とも着実に力をつけているのは確かですが、この重量になるとやはりモノをいうのは高重量戦での経験。今回は評価を下げたほうが無難でしょう。あえてこの3頭から選ぶなら障害巧者のナリタボブサップでしょうか。
昨年の帯広記念では9番人気で2着に好走したスターエンジェルや、ばんえい記念2着の実績があるシンエイキンカイは、近走の成績は度外視しても高重量戦では押さえておくべき2頭です。
ほか、帯広初勝利とはならなかったものの前走オープンで2着好走のアンローズ、重賞13勝の意地を見せたいサダエリコ、人気薄での一発が怖いタケタカラニシキが出走します。
出走表はこちら
【参考レース】
1/ 219年帯広記念(勝ち馬:トモエパワー)
9/30岩見沢記念(勝ち馬:トモエパワー)
11/25北見記念(勝ち馬:ナリタボブサップ)