高重量戦ならやはりトモエパワー
さて、帯広記念だ。
ばんえい記念を占う上で最も重要な一戦。昨年もここで重賞初制覇を果たしたトモエパワーが一気にばんえい記念制覇まで上り詰めた。
帯広記念での連対馬はばんえい記念でも有力となるが、連がらみできなくてもトップハンデでいいレースをすればばんえい記念でも期待がもてる。ただ、今年はトップハンデといっても10キロ(牝馬とは30キロ)しか変わらないのでそこをどう判断するか。
しかし、29日の雪の馬場はすごかった。第2障害の手前でも止まらず、40秒台から50秒台の決着。一昨年ミサイルテンリュウがこのレースを勝ったときも大雪だった。この時期だけに馬場状態が重要になるが、ピンポイントの週間予報を見ると、ずっと晴れのようなのでそこそこ馬場は回復して重くなると判断して予想する。
このくらいの高重量戦になると、近走の結果がどうとかより、重量をこなせるかどうかがポイントになる。となると、やはりトモエパワーが中心になる。今、ほんとうに高重量をこなせるのはこの馬だけだろう。
相手にはシンエイキンカイ。この馬も高重量ならという馬。06年5月以来しばらく勝ち星から遠ざかっていたが、昨年10月と12月にオープン戦を勝ってここのところ好調なだけに期待できそうだ。
早めに障害を越えてゴール前どこまでもつかというミサイルテンリュウも展開次第では逃げ切りもある。
帯広で勝ち星ながいといっても、2着3着はあるアンローズも押さえる。
北見記念で台頭した5歳勢3頭だが、ここまで一気に突き抜けるほどとは思えない。連下があるとすれば890キロのスーパークリントンだろう。
◎トモエパワー
○シンエイキンカイ
▲ミサイルテンリュウ
△アンローズ
△スーパークリントン
ただ、馬場が軽いままでスルスルと逃げ切りが決まるようならミサイルテンリュウを本命に格上げし、シンエイキンカイは無印。ナリタボブサップ、カネサブラックにもチャンスがでてきそうだ。