
浜野淳が地元の期待に応える!
準決と比べてハンデが重くなったのは山崎進。これによって優勝戦は10Mオープンでの戦いになった。記念の優勝戦は8周戦で、通常より2周延びるとは言え、スタート争いが大事なのは変わらない。
まずはスタート予想。エンジン完調の山崎だが、ここに入ると先行は厳しいか。早船歩が好枠を活かして先行しそうだ。それに乗っていくのは西村龍太郎。谷津圭治が3番手に出る。5枠から外も枠ナリか、そうでなければ佐々木啓がやや遅れる程度だと思われる。
逃げ態勢に入る早船はどこまでペースを上げられるか。準決では上がり3・420をマークしており、他の選手と比べても引けを取らない。そのままの押し切りもありそう。単純なタイム比較で言えば、早船を捕まえられるのは浦田信輔。準決で上がり3・405を出しており、早船が逃げたとしても捕まえられる公算大。
ところが前日のタイム通りに事が運ばないのがオートレース。優勝戦ともなるといつも以上の力が発揮されることがある。特に、大舞台で勝負強いのは浜野淳。今回は地元なので、モチベーションはマックス。7月に川口のGIで圧勝した走りを再現してくれるかもしれない。10Mオープンの6枠では、流石にスタートは行けないが、道中で異次元の攻めを披露するとみた。
相手には浦田と永井大介。完全優勝がかかっている浦田は気合満点だろうし、永井もそのプライドから簡単に負けるわけにはいかない。カマシ気味に出るようなら優勝も十分ある。早船も怖い存在。準決では浅香潤の攻めをやり返しての上がり3・420。ちょっかいを出されず、一人で逃げ切っていれば、もっとタイムは出ていただろう。外の3者が競り合えば大金星も夢ではない。最後に推すのは谷津。3日目から動きが一変し、このメンバーでも見劣りしない走りをしている。
◎浜野淳
○浦田信輔
△永井大介
△早船歩
▲谷津圭治
月夜に輝く超新星・鈴木圭一郎!
ブチ走路で1Rを迎えたムーンライト4日目も、準決のレースの頃にはほぼ良走路でのレースになった。各レースで熱戦を勝ち抜き、優勝戦のメンバーが出揃った。優勝戦を占うべく準決を簡単に振り返る。
8R...スタートは田中賢が先行したが、鈴木圭一郎が果敢にアタック。綺麗に抜いたとは言えないが、腕でなんとか車を押さえてねじ伏せた。8枠からカマシ気味に出た荒尾聡が三浦康平、田中賢を交わし2着に入った。
9R...金山周平と清水卓が先陣争いを演じたが、カマシ気味に出た佐藤貴也が一気にまとめ差しでケリをつけた。粘る金山の後ろで早川清太郎と田中茂が競り合うも、競り勝ったのは早川の方。
10R...トップスタート切った渋沢憲司に吉田恵輔と田村治郎がマーク追走も、永井大介が落ち着いて捌いて首位。人気対抗の伊藤信夫や岩崎亮一は伸びを欠いて圏外。
11R...スタートこそ伊藤正司が枠ナリを死守したが、2番手に出た前田淳が一気に差し先頭に立つ。高橋貢が内山高秀を競り落とし、前田に迫るが及ばず2着。
準決は2着だったが、安定感ある高橋と、3日目から準決にかけてエンジン上昇させてきた永井の争いになりそう。しかし、当ブログでの本命には鈴木を推す。スタート争いは、巧者が揃っているため想定が難しい。一応、最内の高橋が飛び出すか。それに鈴木、前田、荒尾と続きそう。高橋が独走態勢に入る前に鈴木が仕掛ける。準決でも強引な攻めを見せていた。やや無理めでも突っ込んで行きそうだ。そこからは鈴木の一人旅。記念初優勝へ向けてまっしぐらだ。
相手には高橋。最内なら外枠勢を突っ張って出る。序盤で他車の攻めを封じられれば、そのまま押し切りもある。3番手は前田。試走タイムが出なくても、好スタートから必殺のイン封じがある。変則的なコース取りで後続を惑わせる技術がある。エンジン上昇中の永井は、大外ではいかにも厳しい印象。ただし、周回が2つ延びるので、道中で巻き返してくる可能性もある。最後に荒尾。オープン戦でこそ最大の持ち味を出せる選手だ。渋沢や佐藤もスタートは切れているので、序盤で好位を奪えれば十分戦える。早川は0オープンになるとやはりスタートの不安が付きまとう。
◎鈴木圭一郎
○高橋貢
△前田淳
△永井大介
▲荒尾聡
当日は雨の予報も出ているので、雨走路を想定しての予想もしておく。地の利ある高橋が断然有利で、トップスタートから逃げ切るとみた。相手は荒尾。良走路でこそ成績は落ちてきているが、雨走路での底力は変わらない。2~3番手に出て圏内に入ってこよう。次いで、鈴木や佐藤。佐藤は雨走路の方が好成績を残せるかもしれない。
◎高橋貢
○荒尾聡
△鈴木圭一郎
△佐藤貴也
▲永井大介
強攻を発動する浦田信輔を指名!
飯塚のナイターGI・ダイヤモンドレースも優勝戦のメンバーが出揃った。3日目、準決と良走路で行われエンジンの比較がしやすい状況。優勝戦を占うべく準決を振り返ってみる。
9R...トップスタート切った岩田裕臣がマイペースの逃げ。そこへ佐藤裕二が渾身の突っ込み。これが岩田を落車させ反則失格。3番手、4番手にいた中村雅人と田中茂が1、2着でゴール。
10R...7枠からトップスタート切った荒尾聡がインを抑えて粘る。しかし、池田政和を交わした金子大輔がマーク追走から荒尾を捲って首位。
11R...塚越浩之が田島敏徳をスタートで叩き逃げ態勢。しかし、好スタートを切った久門徹が交わして1着。篠原睦も塚越をマークから差し込み優出を決めた。
12R...最内からスタート決めた藤川幸宏だが、1周バックストレッチで好位に付けた浦田信輔が早仕掛け。藤川は粘り切れず、同期の早川清太郎がキッチリ捌く。
スタート争いは荒尾と見た。準決でも外枠から見事なダッシュを決め、首位を奪取。いい時のスタート力が戻っている。その荒尾の逃げを追って久門や篠原。しかし、どこまでペースが上がるかは疑問。優勝戦で2周回延びることを考えると逃げ切りまではないか。
序盤でマズマズの位置に付けそうな浦田を本命に推す。エンジンは問題ない状態。攻めの方も容赦がない。地元メンバーが多く乗っているが、その中でも地元のレースとなると人一倍パワーを増すのが浦田。混戦でもインを突いて台頭してきそうだ。
相手には金子を挙げる。4日間ここまでオール1着。完全優勝にリーチがかかっている。エンジンも乗り手も絶好調で、浦田を負かす可能性があるのは金子だ。そして、中村も調子を上げてきた。8周戦が一番有利に働くのは中村だろう。序盤の位置取り次第では優勝も十分ありえる。他では、荒尾、久門、篠原がどこまで粘り込めるかだ。田中茂と早川清太郎は展開的に厳しくなりそう。
◎浦田信輔
○金子大輔
△中村雅人
△荒尾聡
▲久門徹
高橋義弘がブッチ切りの独走へ!
連日、熱走路で行われている川口伝統のGIキューポラ杯。39回目を迎える今シリーズも優勝戦のメンバー8人が出揃った。優勝戦当日も気温が高くなりそう。果たしてどのようなレースが展開されるのか。やや波乱があった準決を振り返ってみる。
9R...鈴木清のトップスタートを、2番手に出た木村武之がすぐさま交わし圧勝。安心して見ていられるレースだった。2番手には佐藤摩弥と鈴木清が粘るも、試走一番時計の池田政和が攻め上げ2着に食い込む。川口走路との相性の良さを見せ付けた。
10R...トップスタートは吉田幸司だったが、2番手に出た高橋義弘が捲って独走。エンジン良くない金子大輔がイン締め込み2番手で粘るも、森且行に接触され後退。岡部聡が2番手に浮上し、早川清太郎に競り勝ち優出を決めた。
11R...スタート先行した浜野淳がそのまま押し切る。内山高秀がマーク追走していたが、浦田信輔に弾かれ後退。浦田はこの行為で反則失格になった。その隙に中野憲人が2番手に上がり、浜野を追い詰めるも2着一杯。
12R...田辺誠と丸山智史がフライングで再発走。先行の佐藤裕二が永井大介を最後まで抑え切り1着ゴール。3番手に出た伊藤信夫を岩田裕臣が交わし3着へ。
シリーズ開催前から予想されていた熱走路で、いつもとは違うレース展開になることが多かった。レース後半は追い込みが利きにくく、序盤で好位を奪った選手がいい結果を残せる。優勝戦でも当然、そういった展開が想定される。
当ブログでの本命には高橋を挙げる。今節は初日からエンジンが高い位置で安定している。更に、レースの大きなカギになるスタートも切れている。トップスタートから押し切るとみた。相手には木村を推す。高橋に対し先行するケースも十分考えられるし、仮にスタート行けなくても道中で交わして行く可能性がある。腕がシッカリしているのは周知の事実。浜野も怖い存在だ。ここ一番での勝負強さはピカ一。エンジンが多少劣勢でも、好スタートからコースを抑え込む技術がある。準決で2着だった永井も黙ってはいない。優勝争いに参加できる状態にまで、整備で仕上げてくるか。最後に中野。優勝戦で周回が2つ延びるのが好材料として働くのは中野のみ。それだけ道中の追いアシは冴えている。
◎高橋義弘
○木村武之
△浜野淳
△永井大介
▲中野憲人
高橋貢が復活Vへ!
稲妻賞の優勝戦メンバーが出揃った。0ハン1車、10ハンに7車並んだ短ハンデ戦。まずは0ハンの鈴木幸治が、マイペースの逃げに入る。それを誰が追うのか。
10線のスタートは、枠ナリ発進か、もしくは青木治親、平田雅崇が飛び出すか。どちらにしても内枠勢が序盤は有利に進めると思われる。状態が良いのは金子大輔や青山周平。外枠から先行は厳しそうだが、8周回を使って巻き返しにかかる。内枠勢でペースが上がりそうなのは平田か。飯塚に所属していた時の勢いはやや薄れているが、ここ最近になって輝きが戻ってきている。この枠ならトップスタートまである。そのハートの強さで外枠勢を押し切るか。
しかし、当ブログでの本命には高橋貢を推す。実戦は久々の今シリーズながら、しっかりと戦えている。ナイターの感覚も体に染み付いている。枠的にも、負けられない位置だ。スタートこそ内枠勢を包んで出られなくても、道中で捌いて首位に立ちそう。そこからは自分の走りをして、勝利のパターンに持ち込む。復活の狼煙を上げるには絶好の機会だ。
相手には青山、金子を挙げる。序盤の展開こそ厳しくなるものの、8周回を活かして追い上げて行きそう。高橋が道中で迷いを見せるなら、すかさず交わして行く可能性もある。最後に怖いのは桝崎陽介。エンジンはずっと安定している。枠ナリスタートを切れるようなら逆転力を秘めている。
◎高橋貢
○青山周平
△金子大輔
△平田雅崇
▲桝崎陽介