高橋義弘がブッチ切りの独走へ!
連日、熱走路で行われている川口伝統のGIキューポラ杯。39回目を迎える今シリーズも優勝戦のメンバー8人が出揃った。優勝戦当日も気温が高くなりそう。果たしてどのようなレースが展開されるのか。やや波乱があった準決を振り返ってみる。
9R...鈴木清のトップスタートを、2番手に出た木村武之がすぐさま交わし圧勝。安心して見ていられるレースだった。2番手には佐藤摩弥と鈴木清が粘るも、試走一番時計の池田政和が攻め上げ2着に食い込む。川口走路との相性の良さを見せ付けた。
10R...トップスタートは吉田幸司だったが、2番手に出た高橋義弘が捲って独走。エンジン良くない金子大輔がイン締め込み2番手で粘るも、森且行に接触され後退。岡部聡が2番手に浮上し、早川清太郎に競り勝ち優出を決めた。
11R...スタート先行した浜野淳がそのまま押し切る。内山高秀がマーク追走していたが、浦田信輔に弾かれ後退。浦田はこの行為で反則失格になった。その隙に中野憲人が2番手に上がり、浜野を追い詰めるも2着一杯。
12R...田辺誠と丸山智史がフライングで再発走。先行の佐藤裕二が永井大介を最後まで抑え切り1着ゴール。3番手に出た伊藤信夫を岩田裕臣が交わし3着へ。
シリーズ開催前から予想されていた熱走路で、いつもとは違うレース展開になることが多かった。レース後半は追い込みが利きにくく、序盤で好位を奪った選手がいい結果を残せる。優勝戦でも当然、そういった展開が想定される。
当ブログでの本命には高橋を挙げる。今節は初日からエンジンが高い位置で安定している。更に、レースの大きなカギになるスタートも切れている。トップスタートから押し切るとみた。相手には木村を推す。高橋に対し先行するケースも十分考えられるし、仮にスタート行けなくても道中で交わして行く可能性がある。腕がシッカリしているのは周知の事実。浜野も怖い存在だ。ここ一番での勝負強さはピカ一。エンジンが多少劣勢でも、好スタートからコースを抑え込む技術がある。準決で2着だった永井も黙ってはいない。優勝争いに参加できる状態にまで、整備で仕上げてくるか。最後に中野。優勝戦で周回が2つ延びるのが好材料として働くのは中野のみ。それだけ道中の追いアシは冴えている。
◎高橋義弘
○木村武之
△浜野淳
△永井大介
▲中野憲人