オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。 片野利沙が自身2度目の優勝を決めた!
レースは0ハンの鈴木景がマイペースで逃げる展開だった。片野は今田を早めに交わし2番手に立つと、後は鈴木景を捕えるだけだったが、インに入れそうで入れない状況が続いていた。しかし、執念の走りでついに鈴木景を差し切ってみせた。後ろからは小原がプレッシャーを与え続けていたが、ゴールまで先頭を守り切ってレースを終えることができた。準優勝は小原。3着には道中で踏ん張りを見せた仲口が入線した。
2級車の鈴木景が良い走りをしていたので楽な勝利ではなかったが、片野は諦めないで走ることができた。優勝への執着が栄冠を手繰り寄せたと言えよう。デビューして12年が経過したが、まだまだオートレーサーとしての成長はありそう。次は山陽でG2若獅子杯争奪戦が待っている。そこでの飛躍にも期待したい。
落合巧が初日から4連勝で完全V!
0ハン単騎から逃げていた占部は軽快に走っていたが、徐々にペースが落ちてきた。2番手に付けていた青山文がインから突破したが、後方から追い上げていた落合巧が両者をまとめ差し。そのまま後続を引き離して優勝を決めた。米里崇が落車するアクシデントはあったが、深谷俊などは精彩を欠き、番手を上げることができなかった。
前節から調子を上げていた落合巧は、今節の初日は2回乗りで連勝。準決も1着で通過し完全優勝となった。優勝は今年2度目で、通算では5V。以前からスピード面では良いモノを持っていたが、人を抜いていくレースがやや課題とされていた時期があった。それもレース経験を重ねるごとに技術が上がり、今ではしっかりと追い込む走りができている。まだまだ成長の余地が大いにある33期生。今後はグレードレースでも活躍する姿を見せてくれるだろう。
鈴木聡太が久しぶりに優勝を決めた!
0ハンのスタート争いは内枠の北爪が先行し生方が続く形。10線は高橋絵が先行し、大外の渋沢が続いていった。木村享はスタートダッシュが付かず、岩沼は後ろの鈴木聡に叩かれてしまった。
レースは北爪と生方の0ハン両者が軽快に逃げていたが、スタートで岩沼と木村享を叩いた鈴木聡が徐々に浮上し3番手に立った。そして、4周目に入るあたりで鈴木聡が北爪と生方をまとめ差し。追い足鋭く先頭に立つことができた。後ろでは生方が北爪を交わし準優勝。渋沢はなんとか車を押し上げ3着入線となった。
鈴木聡は2022年1月以来、通算8度目となる優勝。今節は初日から良い走りを見せており、優勝戦は展開こそ厳しかったが、見事に克服してみせた。さばきの技術自体はしっかりしているので、今のエンジン状態を持続できれば好成績を残し続けられるだろう。
広瀬勝光が約8年半ぶりに栄冠をゲット!
0ハンから先行したのは広瀬勝。そこへ牛沢と谷島が続いていった。いきなり逃げに入った広瀬勝は、自分のコースを丁寧に回り、ペースを落とすことなく最後まで走り切り先頭ゴール。後ろでは、牛沢が離れ追走で谷島も付いていくのが一杯。前の3車は最後まで態勢が変わることなくレースを終えた。20線から単独の競走となった青木治は、10線3車を交わすまでで4着入線となった。
川口最終日のこの日は第5レースの試走後から降雨で重走路になった。雨を苦にしない広瀬勝にとって、トップスタートを切れたことは優勝の最大の要因。自分の好きなコースを回って走ることができた。広瀬勝は今年4回目の優出にして、今年の初優勝。通算では5度目の優勝となった。スタートの切れの良さは良走路でも示している。目下の課題はレース中盤から後半にかけてのペース配分か。レース序盤で自分の展開を作れることは多いので、その辺の課題が克服されればもっと優勝回数は増えていくことだろう。当分、地元での競走が続くので、エンジンのセッティング面でのアドバンテージはある。次の開催でも期待したところだ。
辻大樹が得意の速攻決めて今年初V!
0ハン先行は竹中修で、桜木も10線のスタートを残して出た。10線からは内山雄が先行したが、2番手発進の辻がバックストレッチで内山雄と桜木をまとめ差し。その後も竹中修がペースを上げる前に辻が差し込み、速攻を炸裂させた。辻はそのままゴール。後ろでは内山雄と井村が浮上し2、3着となった。
優勝戦は走路の一部が濡れている難走路だったが、辻はモノともしなかった。試走タイム一番時計の裏づけもあったのか、自信を持って走れていた様子で人気に応えてみせた。辻は今年3回目の優出にして、今年の初優勝となった。通算では9V。今年の前半は苦しむ時期もあったが、7月後半からは調子を上げている。このまま今年の最後まで良い流れを持続させたいところだ。