オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。篠原睦が7連勝で2節連続の優勝
3番人気に支持された0ハン浜野翼を、10線2車並びの外枠から先行した辻大樹が1周回2コーナーで叩き、いきなり先頭へ。10線内枠の佐藤裕児も追随して2番手へ浮上し、浜野翼は苦しい展開に置かれた。
1番人気の篠原睦は20線4車並びの大外枠からのカマシが決まらず、発走直後は最後方の7番手。だが、まず1周回3コーナーで別府敬剛を差すと、続く4コーナーでは緒方浩一と2番人気の滝下隼平をあっさりインから交わして、同ハン全員を難なく突破。そして、逃げる辻を3周回3コーナーで捌き、残る周回は後続にセフティーリードを保ったまま押し切った。これで今年6度目、通算49度目の優勝を、前節7月24日の飯塚ミッドナイトから2節連続で決めた。
別府敬は序盤は7番手まで下がったが道中の行きアシはパワフルで、2周目に滝下、4周目に辻の28期2名を捌くと、レース終盤は先頭の篠原に少し差を詰めていたから、エンジン状態は上向いていた様子だ。篠原も別府敬も次節の伊勢崎お盆SG『オートレースグランプリ』、翌週の飯塚G1『ダイヤモンドレース』で活躍なるか、期待が高まる。
文/鈴木
青山周平が119度目の優勝
決勝戦のスタート直後、1周回1コーナーでアクシデント発生。20線最内枠4号車の西原智昭にスタート叩かれそうになった10線外枠3号車の栗原俊介がバランスを崩して落車。5号車の岩見貴史などは影響を受けて失速したが、20線の大外枠から好スタートを放った青山周平はかろうじて難を避けられた。
1周回3コーナーの内をスルスル伸びた松尾啓史が、祐定響と塚越浩之の逃げ態勢を追う一番手へ立つ形となり、青山周は冷静に態勢を整えて4番手に付けた。そして2周回4コーナーからの立ち上がりで松尾啓への切り返しを決めると、4周目に塚越、5周目に祐定を捌いて首位へ。終盤はいつものV時のように後続を突き放して、今年7度目、通算119回目の優勝を勝ち取った。
試走では1号車の祐定に離され気味で3号車の栗原俊に詰められて見えた塚越は、レースでも伸びを欠いて、祐定が2着に残った。今節の予選中から早めに番手を上げられていた松尾啓が、この決勝戦でも序盤の位置取りが良かったぶん3着まで追い上げられた。対して高橋貢や西原は事故の影響もあったのかテンポに乗りきれなかった。
文/鈴木
今年の初V決めた永井大介
0・10・20mで行われた川口ナイトレース優勝戦。人気は20線3車、特に中枠の永井に集中。近況、絶好調の平田雅崇が大外枠となり、森は最インで人気の一角を担った。3連単は6-7-5、6-5-7。2連単は6-7が1.9倍だった。
中枠から永井がスタート決めて早めに好位奪う。0ハンは枠ナリに出て川原剛が広瀬勝光に仕掛けようとするところに永井が前輪をねじ込む。残るは福田裕二だが、永井は簡単にパスして先頭へ躍り出た。その時、平田は4番手でその後ろに森が付ける。広瀬勝を川原が差して2番手へ上がったが平田のイン攻めに森も続いて青旗を過ぎた。永井との距離は届くモノではないほど拡がった。結果、永井の圧倒的勝利で幕を閉じた。
期待された森の優勝は、復帰後まだ果たせていない。永井は昨年10月以来のV111。このあとは伊勢崎のナイターSG『オートレースグランプリ』へ参戦。初めて獲ったSGだけに燃えるものがあるハズ。川口勢の活躍はSGを盛り上げてくれることだろう。乞うご期待!
角翔太郎が期待に応えて完全優勝を達成!
10線単騎からしっかりスタートを切った角翔太郎は、1周を回る頃には竹中一成を捲って先頭に立った。その後は自分のペースを保って逃走を続けた。後ろでは石田啓貴が離れて追走していたが、佐々木啓が差して2番手を奪取。前を走る角との差を詰めにかかったが、ゴール前で僅かに角が振り切り優勝を決めた。藤岡一樹は最終3コーナーで石田を交わして3着入線となった。
角は3日間開催のミッドナイトで初日からオール1着の完全優勝を決めた。エンジンが良かったこともあるが、優勝戦では絶好の位置からの競争で、そのチャンスを逃さなかった。これで通算4度目の優勝。スピードの面ではだいぶ上位級の選手と差がないところまで成長した。これからは人を抜いていくレースが増えるだろうから、捌きの面で更なる成長を期待したい。
佐藤励が完全V
今回が初優出となった38期の藤井真弘は試走から上々な気配で、車券オッズ穴人気の支持に応えようと懸命に逃げたが、浜野翼を連れて追撃した30線の片岡賢児が4周で捕えて先頭へ立った。
50線3名は枠ナリに発進し、浦田信輔を捲って中村杏亮が前へ出ると、佐藤励の追撃をしのぎながら30線勢を追うが、仕掛ける距離までなかなか近づけず、4周目に佐藤励が中村杏の内へ切り込むと、5周目に2番手の浜野翼、6周目に先頭の片岡賢を捌いて首位に立った。
これで今年14度目の優出で3度目の優勝。通算では21度目のVとなった。走路温度が50度を越えて追いが効きにくい条件でスタート最後方になっても冷静沈着に走る姿が印象的だった。次節はお盆の伊勢崎ナイターSG『オートレースグランプリ』へ向かう。
文/鈴木