オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。12R《スーパースター王座決定戦》
青山周平が史上初めて6度目のスーパースター王座に輝いた
トライアル4戦に全勝して、枠番選択会で1枠を選び取った黒川京介が1番人気。ところが、発走時にタイヤが白煙を吐いてスタート大きく遅れてしまった。
試走トップタイム3.24秒を出した佐藤励も先手を取れず、1周回2コーナーで先頭へ立ったのは青山周平。今年2月にSG全日本選抜を優勝していたが、2025年度はここまでSG制覇がなかった。
2番手に出た金子大輔が何度となく先頭を奪うチャンスをうかがうが、鉄壁のブロックで無数の大レースを制してきた青山周の抜かせないテクニックは今回も冴えわたる。3番手に付けた佐藤励も、この両車が重なっては手も足も出ない。ドカ遅れした黒川が10周回の終盤に追い上げてきたが、佐藤励を交わしての3着にとどまった。
青山周は2023年の第38回以来、通算6度目のスーパースター王座決定戦V。SS王座6Vは史上最多の快挙であり、同一SGを6度制したケースも過去に飯塚将光・島田信広(ともに引退)しか成し遂げていない壮挙であった。
そして今年の獲得賞金も黒川京介を抑えて首位。自身6度目の年間賞金王に輝くとともに、自身4度目の1億円越えとなった。
11R《スーパースターシリーズ優勝戦》
平田雅崇が5戦5勝の完全V
地元川口の泉田修佑と小林瑞季がスタート先制。同じく地元の平田雅崇も3番手に出たが、1周回3コーナーで長田稚也が捲って小林瑞の後ろへ付ける。
2周回3コーナー、小林瑞が泉田を差して先頭。そのコースをなぞるように長田稚もイン浮上する。
4周回3コーナーでは長田稚が小林瑞の内へ飛び込んだが内が空いてしまい、小林瑞はすぐに先頭を奪い返す。
5周回3コーナーでも長田稚に捌かれた小林瑞が差し返すシーンが繰り返されたが、その競り合いの間に車間を詰めることのできた平田が6周回2コーナー立ち上がりで長田稚の内へ競り込んで2番手へ浮上すると、7周回バックストレッチで小林瑞へ突進を仕掛ける。その攻撃をしのぐべく車速を上げた小林瑞は4コーナー外へ流れてしまい、平田が首位に立った。
永井大介はスタート張られて6番手発進となり、最終8周回3コーナーで泉田を捌いて3着まで。穴人気に支持された中山光は悪くないスタートを切れたが、1周目にグレードホルダーたちから次々と攻め込まれて番手を下げ、持ち前の快速を発揮できなかった。
平田は前節から8連勝して2節連続の完全V。今年4度目、通算22度目の優勝を飾った。
文/鈴木