青山周平が圧巻の走りで完全Vを達成!
0ハンから好スタートを切ったのは新井日だったが、1コーナーで先頭に立ったのは吉田恵。そこに桜井が続いていった。佐久間も悪くないスタートを切っていた。
吉田恵と桜井が重なって走っていたが、佐久間がまとめて交わしていく。その後ろでは青山が着実に番手を上げていた。そして、一対一に持ち込むと5周1コーナーで青山が佐久間のインに切り込む。その後、佐久間は必死に食らい付いていたが、青山はそのままゴールした。
青山は優勝戦で試走25、上がり346の好タイムをマークした。更に初日からオール1着の完全優勝。この後の出走予定は年末のスーパースタートライアルだが、そこへ最高の形で乗り込めることになった。
年末スーパースターへ勢い付ける優勝遂げた有吉
小雨が降り続け乾かぬ走路での優勝戦は有吉、辻から井上智、吉松優へ人気が集まった。
序盤からいいペースで逃げる井上智を吉松優は追って行けず、30m4車を縫うように有吉が攻めて早めに好位奪う。吉松優をさばいた有吉は難なく井上智も捕えSGホルダーの貫禄をいかんなく発揮。
今年6個の優勝のうち濡れ走路でのVは4度と現状の有吉には走路状態も関係ない。
年末のスーパースタートライアルへ約2週間を経て川口オートへ出陣だ!
早川清太郎が激戦を制した!
川口オート一般開催5日間のロングシリーズは伊勢崎の早川清太郎が優勝した。早川は昨年7月に川口のGIで優勝して以来の栄冠。久しぶりの優勝となった。
0ハンから先行の広瀬勝が逃げて青木がマークする展開だったが、道中で鈴木宏との激しい競り合いに勝った早川が5周3コーナーで捕えてゴール。
今年はこれまで14回の優出はあったものの、優勝には手が届いていなかった早川。しかし、今回でようやく長いトンネルから脱出してみせた。6枠からの競争だった優勝戦。全国ランクを考えれば8枠に置かれてもおかしくないメンバー構成だったが、それが逆に早川の闘志に火をつけたか。自分よりもランクが下の選手が外枠にいては負けられない。負けたくない。その気持ちが走りに表れたような優勝戦だった。
齊藤隆充が必死の粘りでVゴール!
20線の最内から飛び出した齊藤は、0ハン単騎の野上をあっさり交わして先頭を奪取。すぐ後ろでは番田がマーク追走していた。更にその後ろでは西が様子をうかがっていたが、前の2車が重なって走っていたので仕掛けどころを掴めないでいた。
動きがあったのは5周3コーナー。番田が齊藤のインに強引に突っ込んだが大きく流れてしまう。齊藤は落ち着いて切り返し、再び先頭に立ってゴール。その流れに山本翔が続いて準優勝。
齊藤はスタートでしっかりと枠なり発進を決め、その後もインコースを冷静に走れていた。齊藤の特徴は丁寧なライン取り。後続を封じ込む走りでこれからもレースを盛り上げるだろう。
長田稚が今年V5! 無念...佐藤励
オートレース表彰の10連勝がかかる優勝戦で試走3・25秒でオッズを支配した佐藤励。3・29秒の長田稚は30m大外からの一戦で最インの佐藤励が絶対的に有利と思われた。先行は佐藤励だったが、長田稚もカマシ決めて直後へ付ける。この後、佐藤励にとってオートレースは簡単ではないことを知ることになる。佐藤励は師匠である10m前の阿部剛の外を回され、その間に長田稚にイン突かれたのが明暗を分けた。長田稚は本田を交わして大きく差を拡げ圧勝。佐藤励が2番手へ上がった時には、大差が付いてしまい10連勝の夢は途絶えた。さらにラストラップ凄かった中山光に危うく追い付かれそうになりゴール。これだからオートレースは面白い!
長田稚はダイヤモンドレースを獲ってからSG選手権では優勝戦4着と一段とたくましさUP。
年末のスーパースターでも台風の目となってくれそうな雰囲気がある。