
村田光希が嬉しい初優勝を決めた!
山陽ミッドナイトは0ハン単騎から村田が逃げ切り初優勝。2番手には同期の田中崇が付けてプレッシャーを与えていたが、見事に振り切ってみせた。その田中崇は6周1コーナーで落車。山本将が準優勝、藤岡が3着に入った。
村田は7月に入ってから走りが良くなり、成績も上向いていた。前節は2日目から3連勝で締めると、今節は初日から3連勝の完全Vで初の栄冠を勝ち取った。優出は今回が3度目だったが、まさに3度目の正直で結果を残した。上がりタイムも十分な数字をマークしており、今後も急成長を見せそうな予感。新人37期にスター候補がまた一人加わった。
吉川麻季が初優勝
40線のSGタイトルホルダー3名を抑えて1番人気に推された吉川麻季が、単独0ハンから6周回を逃げ切り、ファンの支持と期待に見事に応えて初優勝。勝ち時計は3.461秒。今節に計時した本走タイムが43秒~45秒だった40線勢では届かないスピードを発揮してみせた。
今年2度の優勝が6月と7月の飯塚デイレースだった久門徹が早めに2番手へ上がり、前半周回に中尾貴志を差した桝崎陽介が3着。荒尾聡はスタート8番手から、道中は重なって走る篠原睦と石本圭耶に苦しむ展開となった。
文/鈴木
高橋貢が完全V
初日の第1レースを除いて4日間すべての競走が雨で実施された今シリーズ。高橋貢が4戦4勝で無敵の強さを見せ付けた。
単独0ハン北渡瀬充が逃げ態勢。マークした清水卓がイン飛び込んだがコーナー回りきれず、再び北渡瀬が先頭へ。3番手で仕掛けるチャンスをうかがっていた竹本修の内へ突っ込んだのが高橋貢。そしてあっさり首位に立つと、通算218回目の優勝ゴールを決めた。
上位人気に推された新井恵匠はレース後半に番手を上げたが離れた3番手まで。松本康は武器のスタートが決まらず後方のままで終わった。
文/鈴木
24:30分の男 丸山智史が2節連続優勝
追加あっせんだった今回の丸山智史がSGホルダー岡部聡とのマッチレースを制するかに焦点集まった優勝戦。2連単人気は6-5、6-2、3連単は6-5-2、6-5-4。
単騎0ハン山下知秀の逃げで始まったが、ペース上がらず初優勝狙う松尾彩に交わされてしまう。丸山智がピタリと付け回りイン攻め、これで松尾彩の初Vの夢は断たれた。3番手に岡部聡の姿が見えたが時すでに遅し。丸山智は前節のオーバーミッドに続いての優勝で今年2度目のVは通算V12。
このあとは9月の伊勢崎G1ムーンライトチャンピオンカップに参戦予定。
三浦康平が乱戦を断ち切った
オッズが割れに割れたアフター5優勝戦。2連単の一番人気は6-5。そのあとに2-6、6-2、5-6。ところが3連単は4-5-6が人気だった。
フライングの赤ランプが点灯し掲示板には「4」の数字が出た。山田真弘である。2度目のスタートは野本佳章が出て行き山田真は下がって新井淳、三浦康平が続く。野本のペースは上がらず新井淳を差した三浦が野本を捕える。岩田行雄が3番手浮上も周回足りず終わった。
『初日、2日目はパッとしなかったが、準決前に整備してエンジン良くなった』三浦は今年5月以来の通算V12。