別府敬剛 早くも今年V3!
最近、雨の優勝戦が多く感じるのは気のせいだろうか。今回のミッドナイトは史上初の日またぎ開催で最終レースは24:30発走。人気は試走3.63秒で並んだ竹谷隆、辻大樹、別府敬剛、町田龍駿の4車。やや竹谷が優勢といったオッズだった。まず、0ハンから中村颯斗が逃げ態勢入ったが、田中正樹の仕掛けが早く序盤で捕えた。更に別府敬が好位に付けて田中正をインから攻めて先頭へ。竹谷はなすすべなく徐々に後退し、最後は町田に捲られてしまった。これで、別府敬は今年3つめの優勝で通算V17。もちろん地元の利もあるが、この好調の波はいつまで続くのか。
区切りのV10到達 佐藤励快勝!
昼夜同日開催のナイトレース優勝戦は山田真弘がFの勇みアシ。2度とも好スタート決めた小椋華恋が逃げ展開へ持ち込む。再試走だった稲川聖也が石井大志を差して迎撃態勢を整える間もなく佐藤励の長距離砲が炸裂。その勢いのまま、2日目のナイトレース準決で自己新を計時した小椋を捕えてタイムアタック状態。自己最高の3.331秒に0.001足りない3.332秒の本走タイムで他車を圧倒した。ただひとり1日2度の優勝がかかった、デイレースでVの谷島俊行は史上初の記録とは行かなかった...。
スタート遅れを取り返した谷島俊行
人気を集めた池田政和は1周回3コーナー、前を走る谷津圭治のスピードが若干下がったところでバランスを崩して自落、谷津は競走戒告の判定に。
0ハン3車並び最内1枠の谷島俊行はスタート決まらず、1周回1コーナーの進入時は外枠の同ハン2車に10メートル近い差を付けられたが、2周目に田辺誠、3周目に石井大輔を捌くと車間を拡げての一人旅。昨年1月以来、通算8度目の優勝を飾った。
文/鈴木
終わってみれば丹村飛竜!
小雨混じりの優勝戦は走路には影響なく、公式発表はブチ走路もほぼ良走路。丹村飛竜から小林瑞季への6ー5が1番人気。続いて上和田拓海への6-4が2番人気だった。10線最インから大木光が先行し、上和田が付ける。大木が初Vへ逃げる松尾彩を差しに行き流れたところで丹村飛が突っ込む。その流れに乗り小林瑞がマークして2連単は1番人気で決着。3着に松尾彩が頑張って残った。3連単は6-5-1で2120円とマズマズの配当。丹村飛は今年初優勝で通算29度目のV。このあとのプレミアムカップでいい結果を残せる優勝となるか。松尾彩は初Vお預けだが、今後の動向に期待したい。
花田一輝が鈴木圭一郎の猛追撃を振り切った!
花田は0ハンから先行すると序盤からペースを上げ、大きなアドバンテージを作れた。後ろでは鈴木一と人見が重なって走っているところを松尾啓が仕掛けようとしていたが、そのインを突いて鈴木圭が2番手を奪取。3周を残して一対一の態勢を築き、花田との差を詰めにかかる。少しずつ距離は縮まっていったが、最終的には序盤のリードを生かして花田が逃げ切った。
花田の上がりタイムは3・358。これは花田が地元の浜松で出した自己最高タイムを更新。スピード自体には一定の評価を得ていた花田だが、今回の優勝戦ではスタートもしっかりと決めてみせた。いきなりの独走は花田にとって絶好の展開。そのチャンスをきっちりとモノにした。これで自身5度目の優勝。まだまだ成長の余地が大いにある33期生。今後の飛躍に期待だ。