
早川清太郎が今年もラストに優勝
昨年に続いてSSフェスタ出場とならなかった早川清太郎が、昨年と同様に自身の年内ラスト1走を優勝で飾った。
20線内枠から落合淳が好スタートを放ったが、単独0ハン福田義久の逃げ足がなかなかに速くて追いつけない。勝利の分岐点は3周回。この両者を追っていた亀井政和に田村治郎が内へ攻め込んだあと3コーナーでコース取りが大きくなり、2番手の落合淳も4コーナー出口で同様に車が外へ振られた。そこを早川清太郎がインえぐって一気に2番手までジャンプアップ。
だがしかし田村も黙っていない。直後に早川を差し返す動きを見せ、この時は早川がグリップ全開でしのいだが、最終回3コーナー再び田村がイン突進。それでも早川はゴール前の立ち上がりで伸び勝ち、先頭を守り抜いた。
早川は悲願のSG制覇へ向けて年明けに弾みをつけられる価値ある1勝。それとともに田村のエンジンの充実ぶりが印象に残るレースだった。
文/鈴木
今年の木山優輝は優勝ラッシュ!
レースは0ハン単騎の福岡の逃げで始まった。10線2車は外枠の辻が先行していった。20線3車のスタート争いは中枠の木山が飛び出し、10メートル前の松尾隆まで交わす勢い。レース序盤は逃げる福岡を辻が追っていたが、思うように差は詰まらない。すると、まずは木山が辻を交わしていった。そして、5周3コーナーで木山が福岡を捕えて先頭に立った。小林瑞は最後方から追い込んでいたが、福岡を交わすまではいかず3着止まりだった。
木山はこれで通算7度目の優勝。その内の5回は今年に集中している。記念レースでの優出はこれまで3回だけで、タイトルもまだ獲得していないが、スピード面なら記念タイトルホルダーになるのに十分なモノを持っている。まだまだ成長の余地を大いに残している33期生。エンジンを高い位置で安定させる確かな調整力や、捌きの鋭さなどが増してくると、大きな舞台でも最高の結果が待っていることだろう。
鈴木圭一郎が今年ラストの地元開催を制覇
レースが発走すると内寄り枠から山田真弘がトップスタート。しかしすぐマークする形を築いた鈴木圭一郎が1周回3コーナーで内へ飛び込んで2番手へ上がり、単独0ハンから逃げていた栗原佳祐に残り3周で追いつくと、4周回1コーナーで差して勝負あり。今年13度目、通算82度目の優勝を決めた。
これまでに浜松で計時した自己最高タイム3.376秒を更新する3.371秒で走った栗原佳が2着に粘り、ともにSGホルダーである佐藤貴也と山田真弘を捌いた岩科鮮太が3着まで追い上げた。
文/鈴木
長田恭徳が今年2度目のV!
山陽ミッドナイトの最終日は第5レースあたりから雨が降り出し、最終レースの優勝戦は重走路で行われた。レース序盤から中盤までは、逃げる池田に穴見が少し離れて追走する形で周回が重ねられた。そこへ、西村龍がアウトコースを回って浮上してくる。そして、逃げていた池田を捕えた。そのまま押し切るかにみえたが、西村龍と同じコース取りで番手を上げていた長田恭が、最後は西村龍を差し切って優勝を決めた。
前節の川口では最重ハンの10メートル前で優出し5着だったが、今節からは最重ハンになっていた長田恭。その厳しい状況を見事に克服してみせた。今年は長期の療養があり苦しい時期が長く続いたが、ここから徐々にパワーアップさせていくだろう。長田恭は向上心が強い。いろいろと試行錯誤を繰り返しながら、更に大きくなる姿を見届けたい。
青山周平が圧巻の走りで3節連続完全優勝を決めた!
0ハン単騎の鈴木清市がペースを上げる前に、武藤がインに突っ込んで速攻を決めたが、20線からカマシ気味に出た青山周が3周目に突入するあたりで武藤を差して先頭に立った。そこからは青山周の一人旅。危なげないレース運びで圧勝した。2番手には武藤が粘っていたが、後ろに付けた早川がインから抜けないとみるや外から交わして準優勝。
これで青山周は4節連続での優勝を達成。それも近3節はオール1着の完全優勝でのもの。連勝数は14にまで伸ばした。次節はいよいよ年末の大一番・スーパースター王座決定戦が待っている。今の青山周はエンジンも乗り手も万全の状態。最高の形で最終決戦に乗り込めるのではないか。