オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。川口の夜に黒川京介の衝撃波が突き抜けた!
直前の7Rで小林瑞季が落車して車が残り不成立。落車レースのあとは気分的に走りづらいのが常だが、黒川京介は3.25秒、佐藤励は3.26秒とケタ違いの試走を叩き出した。早くも一騎打ちムードとなり2連複の6-7は1倍返し。2連単7-6も1.3倍で3連単は7-6-5が2.7倍、7-6-4、6-7-5と続いて10倍以下のオッズ。
10m大外から黒川がカマシ一閃。あっという間に先頭へ立ってしまう。若井友和も好スタート切ったのだが、黒川は凄かった。佐藤励と佐藤貴也はスタート切れずに追う展開。佐藤励は徐々に若井に近づきインから抜いたが、黒川の背中は遠い。一騎打ちとなると思いきや黒川の圧勝で幕を閉じた。上がりタイムは初日をしのぐ3.338秒。
これで黒川は今年V14と最多勝ロードまっしぐら。残念ながらこのあとのSG日本選手権は前年優勝戦のフライングにより出場できず。2025年の後期ランキングで鈴木圭一郎を上回るS2となった黒川の前途には煌々と光が射している。
人見剛志 丹村飛竜を振り切り約2年ぶりの優勝
オッズが割れた優勝戦となったが、ハンデの利(10m前)で人見が一番人気に。30m大外の丹村飛竜、最イン・山本将之の順で人気は続く。3連単では平田雅崇が絡んでの3-4-7も3-4-8に続き人気筋に。2連単は3=4、4-8が10倍を切っていた。
30mからカマシ決めた丹村飛が人見のすぐ後ろに付けた序盤戦。池浦一博と祐定響を人見が自在にマシンを操り先頭へ。丹村飛は池浦を抜くのに時間かかり、その後ろには平田も姿を現した。丹村飛は少ない周回で差を詰めるべく、グリップ開けたが人見には追い付かず25年後期山陽No.1最初の優勝には届かなかった。結果、3連単3-8-7は3,430円と好配当。2連単の3-8も1,000円とマズマズだった。
最重ハンと互角の実力秘める人見は10m前で勝つのは本意ではないハズだが、優勝は優勝として今後最重ハンに返り咲いても、持ち味のスピードを武器に掲示板を賑わせてもらいたい。
次回出走は10月24日からの飯塚デイレースとなる予定。そのあとはSG日本選手権が控えている。
竹谷隆 晴れでも激走でパーフェクトV
2日間雨走路で勝ち進んだ6名での優勝戦。一番試走出したのは栗原佳祐だったが、総合力で勝る有吉辰也が人気の中心に。単騎0ハンの桜木公和も上位人気に推された。3連単は6-5-3と6-5-1が10倍を切る配当、2連単は6=5、6-3、6-1の順に売れた。
10mから竹谷が飛び出し田中正樹が続いて行く。竹谷が桜木をすんなりパスして先頭へ立ったのに対し、田中正は桜木をなかなか抜けず周回をロスしてしまう。人気の有吉は上がってこれず5番手でウロウロ。田中正が桜木を交わし栗原佳は3番手へ上がった。最終4コーナーの立ち上がりで竹谷は慎重になりすぎたのか、田中正に詰められたが微差振り切ってゴール。有吉は結局5着と期待に反してしまった。3連単は5万超、2連単も2万円を超えるビッグな配当に。
竹谷は3年と5か月ぶりの優勝。本人は『優勝は考えてなかった』とご謙遜だが、良走路でのVは格別だろう。このあとすぐ24日からのデイレースに追配出場となった。冷え込む走路になれば活躍のチャンスは十分にあるだろう。
青山周平が完全Vと通算1000勝を達成!
レースは0ハンから先行した新井裕の逃げで始まった。0ハンのもう一人、竹本もしっかりと追走し、10線単独の押田和は3番手をキープ。20線に5車並んだスタート争いは、最内の西原が先行。大外の青山周はカマシ気味に出て、西原の後ろに位置することができた。
レース中盤までは、逃げる新井裕に竹本と押田和が追走する隊形のまま周回が過ぎたが、青山周はまず西原をパス。その後も押田和、竹本、新井裕をインから交わすとそのままゴール。早川は後方から追い上げてきたが準優勝止まりだった。
青山周は初日からオール1着の完全優勝。今年11Vで通算では123度目の優勝となった。そして、この1着でデビューしてからの勝利数がちょうど1000に達した。デビューしたのが2011年だったので、わずか15年で大記録に到達した。これはかなり速いペースと言える。このスピードで白星を重ねていけば、次の節目に達するのもそう遠くないだろう。
篠原睦が今年9度目の優勝
2番人気に支持された藤川竜が0ハン2車並びの外枠から鋭くダッシュ。10線から先行した久門徹は0ハン井村淳一の攻略に手間取り、この両者を篠原睦がレース中盤にまとめて差すと、逃げる藤川竜を直撃する態勢に入った。4周回1コーナーではイン攻めを封じられたが、5周回1コーナーで差して先頭へ。今月12日の飯塚ミッドナイトからの2節連続Vを決めた。
栗原佳祐は篠原と並んで試走トップタイムの3.32秒を出したが、スタート行けずに最後方となり道中もコーナーが張り気味で、徐々に追い上げての4着。岩見貴史は試走タイムが出ずレースでも動きが冴えなかった。
文/鈴木