
筒井健太が4年半ぶりに優勝
スタート後1コーナー少しもつれる場面があり、このことが筒井健太にとっては有利に作用した。
0ハン2車並び外枠の小林頼介が発走直後に内線寄りへ降りてきて、10線に4車いたうち浅野浩幸と鈴木健吾はややコースをふさがれる形になり、直後の1コーナーでは稲川聖也が小林頼に外へ振られてスピードに乗りきれなかった。そのとき、10線最内枠の筒井健太だけがスムーズに1周目を乗りきり、同ハン3名に10メートルほどのリードを作れた。そして2周回ホームストレッチで下平佳輝を捌いて先頭を奪うと、あとはペースを上げるのみ。速攻抜け出しから逃げに持ち込むのが得意なレーススタイルである筒井にとって願ってもない絶好展開となった。
後続は3周回で浅野浩が2番手、少し離れて稲川が3番手へ。5周回1コーナーで稲川が浅野浩を差して2番手まで進んだが、単独20線から追ってきた中野憲人が浅野浩を捲り、5周回4コーナーからの立ち上がりで稲川を切り返して2着に浮上した。
筒井は2020年10月以来の通算7V。次節の地元浜松G1『開場記念ゴールデンレース』へ良い形で挑めそうだ。
文/鈴木