地元ツートップが仁王立ち!
今回の伊勢崎オートは地元S級が2人だけとやや寂しい布陣。ただし、その2人は青山周平と高橋貢。どちらも近況の動きは上々で、外来勢に強烈なインパクトを与えられる。
青山周平は前走の地元GIIで優勝。優勝戦では試走27の上がり367のタイムを叩き出していた。10Mオープンの大外から3番手発進ができていたように、スタートの方も切れている。今回はGIIの時と比べて大幅にメンバーが軽化されているので、連続優勝も十分ありそうだ。対抗格となる一番手は高橋貢。前走の地元GIIでは準優勝。レースでは青山に先行されてしまったが、高橋貢もスタートは悪くなかった。道中の動きも良かったし、エンジン自体は十分な仕上がり。今回はその時のリベンジといきたい。
外来S級で最も強力なのは荒尾聡。前走の地元では準決5着で優勝戦には進めなかったが、シリーズ中には2勝を上げていたようにエンジンが良い日もあった。その状態を持続させられれば、伊勢崎2強に割って入れる実力は持っている。松尾啓史はエンジン良好。前走は2日目の5着が響き、準決に進めなかったが、それ以外の4走は全て1着だった。その前の節ではオール1着の完全優勝を決めていた。近況は1着率が大幅にアップしている。
他に外来S級は浦田信輔と久門徹。浦田は前走の2日目に凡走があり、勝ち上がっていけなかったが、そこからは連勝を決めていた。荒尾と同様に良い時のエンジン状態を保てれば、強烈なイン突っ込みで番手を上げていける。久門は前走の準決で5着だったが、初日から3連勝を決めていたし、最終日も連対を果たしていた。伊勢崎走路との相性も良い方だ。
A級で最も調子が良いのは吉松憲治。前走の地元で優勝してきた。ミッドナイトレースではあったが、上がりタイム3・415は十分な数字。元々、道中の捌きはしっかりしている方なので、エンジン状態が良い今は絶好の狙い目。石本圭耶は前走の川口で準優勝。惜しくも自身初優勝はならなかったが、予選準決は1着で通過しており、それが達成される日も遠くはなさそう。
飯塚の31期・中尾貴志と森本優佑も好調。中尾は前走の地元5日間開催で優出し3着。武器のスタートはよく切れているし、試走も上がりタイムも十分出ていた。一時期と比べたらだいぶ復調している。森本は前々走のGIIで優出3着すると、その後の地元でも優出し5着。予選準決は全て2着で通過しており、今は好調の波に乗れている。
※6月22日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-11(22期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-22(23期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-15(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-30(26期)〕
吉松 憲治〔山陽 A-158(21期)〕
石本 圭耶〔飯塚 A-230(34期)〕
34期勢がS級陣に挑戦状を!
今回の山陽オートもミッドナイトレース。3日間の短期決戦で、初日がいきなり最終予選となる。早い段階でエンジン調整に成功した選手が勝ち上がっていく。
S級選手の出場は5人の予定。その中で最も状態が良いのは丸山智史。前走の川口で準優勝の結果だった。予選もほぼ安定したレース内容。ここ数節、丸山はエンジンが高位で安定中。元々、捌きの方は問題ないので、レース道中はしっかりと追っていけている。吉原恭佑もエンジン上々。前走の地元GIIは準決3着で優出はならなかったが、大きな着を取る事はなく成績はまとまっていた。吉原らしい走りは十分できる状態だ。
他にS級は浜野淳、新井恵匠、青島正樹。浜野は前走の川口では中間着ばかりで白星がなかった。勝ち切るとなるともう少しエンジンの上積みが必要か。新井は前走が地元GII。ここでは白星がなかったが、そこまで悪い走りではなかった。それでも浜野と同様に、優勝戦にまで進出するとなると機力アップが急務。青島は前走のGIIでは全く振るわなかった。しっかりと立て直しを図りたい。
A級で最も状態が良いのは34期の佐藤大地。前走の川口で優勝を決めてきた。それも4日間のシリーズでオール連対。逃げるレースではだいぶスピードに磨きがかかっている。当面の敵はハンデとなるか。優勝した時は最重ハンの10M前だったが、前回の優勝で最重ハンになる可能性が高い。レース序盤の展開作りが大きく変わってくるので、その課題を乗り越えられるかどうかが今後の焦点。同期の石川哲也も好調の波に乗れている。前走の地元GIIでは準決こそ8着だったが、それ以外の4走はオール連対。スタートさえ踏ん張れれば、スピードに乗せて走る事ができている。久々のレース復帰となった横田翔紀は、前走のGIIで白星を挙げていた。早くもレース勘を取り戻しつつある。他にも34期は古城龍之介、山本翔、松尾彩などが走力を増している。
中村友和は前走の地元で優出4着。優勝戦は30線に4車並んだ内から2番目だったが、スタート行けず最後方からのレースになってしまった。一時期よりはスタート良くなっているが、まだ安定して切れてはいない。そこが改善されると、もっと成績が安定してくるだろう。人見剛志も好調な部類。前々走の川口GIIでは優出していたし、その後も同じ川口で好走を見せていた。
同じ山陽勢では岡部聡、岡松忠などのベテラン勢がエンジン堅調。巧みなレース運びで上位着が取れている。若手では長田恭徳に復調ムードが出ている。藤岡一樹もようやく良くなってきた。B級ではあるが山本智大がエンジン良好。ハンデ位置も味方に車券絡みが多くなっている。
※6月18日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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浜野 淳〔山陽 S-40(24期)〕
丸山 智史〔山陽 S-46(31期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-33(32期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-41(30期)〕
青島 正樹〔浜松 S-37(22期)〕
中村 友和〔浜松 A-10(32期)〕
人見 剛志〔山陽 A-23(28期)〕
佐藤 大地〔浜松 A-147(34期)〕
オール地元勢による戦い!
7月4日から施設改善に入る川口オートは、ただ今開催ラッシュ。前回は20日に終わったばかりだが、22日から5日間のロングシリーズで再びレースが開催される。今回は「KAWAGUCHI AUTORACE CLASSIC ファン感謝祭」と銘打ち、参加選手は全て地元川口勢。いつもとは違ったレースが見られるのか。
永井大介は前回の地元を急きょ欠場したが、その前の地元では成績が振るわなかった。初日こそ白星を挙げたが、その後はさっぱり。今回は仕切り直しのシリーズになる。地元2番手は中村雅人。前走の準決は3着だったが、それ以外の2走は共に1着。最近ではインが混み合っているとアウトから交わすシーンが多く見られる。レース展開をしっかり把握し、走るコースを選択している。3番手は若井友和。前走では優勝戦まで進み4着。エンジン状態は長らく高位で保てている。平田雅崇も状態はまずまず。前々走の地元で優勝すると、その後の地元でも良い走りができていた。今年は良い流れに乗れている。
黒川京介は3節前にGIIを制してからも好調が続いている。現在、3連続優出中で、近況は1着率が高い。若手だけあって一度好調の波に乗ると長く続く。加賀谷建明も状態は良い。前走は初日から3連勝で優出。そこでは5着の結果だったが、良走路でも重走路でも好走している。小林瑞季は前走の山陽ミッドナイトで優出。優勝戦は4着だったが、予選準決の4走はオール連対できていた。
同じ山陽ミッドナイトでは中山光と山際真介も優勝戦まで進んでいた。中山光は優勝戦で5着。予選準決は全て車券に貢献できていた。タイヤが走路に食い付く時間帯でスピードが発揮できていたし、重走路もこなしていた。山際はしばらく不調が続いていたが、前走では大幅に軌道修正できていた。優勝戦は3着だったが、そこまでの3走は全て2着。このまま高位安定を図りたい。
前回の川口で約14年ぶりに優勝を果たしたのは吉田祐也。スピード面は定評ある選手で、独走に入るとペースが上がる。一時は苦しんでいる期間もあったが、ここ最近は1着を取るレースが増えてきた。優勝したのでハンデ重化は必至だが、自分の展開を作れるようなら狙ってみたい選手の一人。その優勝戦には福田裕二も乗っていた。結果は8着だったが、初日から連勝を決めていた。エンジンが不変なら今回も楽しみ。
※6月20日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-4(25期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-13(25期)〕
黒川 京介〔川口 S-18(33期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-19(27期)〕
小林 瑞季〔川口 S-34(32期)〕
平田 雅崇〔川口 S-35(29期)〕
吉田 祐也〔川口 A-225(29期)〕
級別を問わず、好走がありそうなシリーズ!
今回の川口は3日間の一般開催ながら豪華メンバーが集結。短期決戦ではもったいないぐらいの顔ぶれだ。S級はもちろん、A級やB級の中にも注目選手は多くいて、楽しみなシリーズになりそう。
地元エースは中村雅人。前走では3日目の7着が響き、準決に進めなかった。エンジンの仕上がりにややムラはあるが、良い時はしっかりと1着を取れている。安定して良い状態を保てれば、好成績でまとめられるだろう。2番手は若井友和。前走は準決4着だったが、エンジン自体は変わらず中堅以上はありそうな推移。今回も後方から力強い攻めを見せてくれる。山田達也は前走で初日から連勝発進。準決は4着に敗れてしまったが、エンジンは悪くない。加賀谷建明は初日から3連勝で優出。近況は良いリズムに乗れている。
外来S級は伊勢崎勢から紹介。早川清太郎は前走の地元GIIで優出し3着入線。シリーズ中は3勝を含むオール車券絡みだった。優勝戦でも試走タイムは出ていたので、この流れのまま今回に乗り込める。西原智昭も前走のGIIでは優勝戦まで進んでいた。結果は4着だったが、記念での優出は本人の励みになる。
伊藤信夫は前走の地元で完全優勝を決めてきた。エンジンは仕上がっているし、スタートや道中の仕掛けもよく決まっている。仲口武志は前走の川口ではイマイチだったが、連続参戦の強みを生かして巻き返しを図る。
有吉辰也も前走は今回と同じ川口だった。ここでは準決を1着で通過して優出。安定感あるスタートと、卓越した捌きでファンを魅了している。丹村飛竜は前走の伊勢崎GIIで優出。優勝戦は厳しい枠に置かれて7着だったが、予選準決などでは鋭い走りを見せていた。有吉も丹村も急な雨に対応できる点は、梅雨時の今、大きな強み。佐々木啓は、前走の伊勢崎GIIでは準決7着で優出はならなかったが、予選中は試走タイムが出ている時もあったので、その動きを出せれば十分戦える。
A級では浅田真吾が前走の地元で準優勝。予選準決は1着で通過しており、ここにきて調子を上向かせてきた印象。田村治郎は前走の地元GIIで優出。一時期は成績が振るわない時もあったが、復調の気配が出ている。同じく三浦康平も軽いスランプから脱出しつつある。爆発的スタートから一気に先頭に立つシーンが見られるようになった。佐藤裕二は前走の川口で優出。こちらも本来の鋭い突っ込みが戻ってきている。
長田稚也と石本圭耶は成長盛り。前走も今回と同じ川口で走っていて、好走を見せる日もあった。1走ごとに底力をアップできている。緒方浩一は前々走の地元で優出。前走の川口でも気配は良さそうだったので、今回につながるか。
B級は金田悠伽が前走の地元で優出5着。人を捌くレースではまだ不安あるが、一人で走れる展開ならだいぶスピードが出てきた。新人35期では佐藤励と西翔子に注目。佐藤励は逃げるレースではもちろん、今は前に人がいても捲って抜け出す事ができるようになった。西は前走の準決は7着だったが、その前後の日は共に連対。同期の中では上位グループの活躍を見せている。
※6月17日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-13(25期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-5(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-12(24期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-17(23期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-21(29期)〕
仲口 武志〔浜松 S-26(24期)〕
飯塚VS浜松の様相!
今回の飯塚オートはナイターの5日間開催。S級は地元飯塚と浜松勢のみ。どちらも好調な選手が多く、バトルは過熱していきそう。注目の選手を挙げていく。
まずは地元飯塚勢から。大将格は荒尾聡。前走の伊勢崎GⅡではしっかりと優勝戦まで進出していた。そこでは武器のスタートが決まらず5着の結果だったが、シリーズ中はエンジン面も悪くなさそうだった。今回は浜松勢を迎え撃つ地元のエースとして、縦横無尽の活躍に期待したい。
地元S級は他にもタレント豊富。篠原睦と田中茂は、前走が荒尾と同じ伊勢崎GⅡだった。田中茂は優出し6着。そこでは試走タイムが劣勢でスタートも行けなかったが、準決などでは田中茂らしい差しが決まっていた。ここ最近の大きな流れで言えば、エンジンはおおむね良好。篠原は準決で被害があり未完走。悔しい結果になったが、それ以外の4走は3回の車券絡み。持ち前のスタートも決まっていたし、エンジンも十分戦える状態にある。
他に地元S級は岩見貴史、浦田信輔、瀧下隼平、久門徹など。岩見は前走の伊勢崎GⅡではイマイチな結果に終わったが、一時期の不調からは脱出しつつある。浦田は、前走の川口GⅡでは白星がなかったが、試走タイムはよく出ていた。瀧下は前走の地元で優出3着。抜け出した田中進が速い流れを作ったため追い込みが届かなかったが、優出メンバーの中では試走一番時計を出しておりエンジンは仕上がっていた。久門も前走は地元だったがイマイチ。ただし、その前のGⅡミッドナイトでは優出していたので、エンジンは決して悪くない。
浜松S級は鈴木圭以外にも佐藤貴也、金子大輔、木村武之など強力。佐藤貴と金子は前走が伊勢崎GⅡだった。どちらも準決に進出したが優出とまではならなかった。ただし、シリーズ中に両者とも2勝を挙げており、エンジン自体はまずまずといった所。木村武は前走が川口一般開催だった。準決3着で惜しくも優出はならなかったが、シリーズ中は大きな着がなかったので、エンジンは中堅上位ありそう。
他に浜松S級では鈴木宏和にも注目。前々走の川口では優出8着。この時は苦手の重走路だったのに加え、スタートも行けていなかった。その後は地元で4走し、初日から3連勝で優出。優勝戦はトップスタートが切れたものの、エンジンの仕上がりを欠いて6着。優勝を狙うとなると上積みは欲しい所だが、初日から3連勝できていたのでエンジンは十分。
※6月14日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-7(29期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-16(26期)〕
田中 茂〔飯塚 S-28(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-9(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕