
<次走へのメモ>
11月12日 オッズパークグランプリ2007(3歳以上オープン・地方競馬全国交流 水沢1600m)
(オッズパークグランプリ・ゴール 写真/佐藤到)
1着 テンショウボス
ミツアキタービンが果敢に逃げ、前半3ハロンが36秒2。大幅レコード更新の予兆はこの時点ですでにできていた。テンショウボスは「最近はスタートがもう一つ」(小林騎手)だったこともあって後方4番手を進んだが、これで力を出せるタイプなのでジックリ待機策を採る。
向正面、最後方にいたダイワフォーチュンが一気にまくって2番手まで台頭し、先陣の隊列が崩れたが、テンショウボスはそれからワンテンポ遅らせてスパート。3コーナーでは4番手まで進出し、4コーナーで早々とミツアキタービンを射程圏に入れる。直線ラスト200mは内ミツアキタービン、外テンショウボスとの叩き合いとなり、内のミツアキタービンが渋太く粘ったが、ラスト50mでテンショウボスが徐々に突き放して快勝。従来のレコード(02年 トーヨーリンカーン1分39秒3)をコンマ8秒も短縮、1分38秒5の驚異レコードを樹立した。
「今回は連闘の疲れが残っていないかだけが心配だったが、返し馬の感触で行けるなと思った。夏場の頃は並んでも踏ん張りが利かなかったが、今回は最後までしっかり伸びてくれた。全体のペースが速いとは思っていたが、まさかレコードが出るとは思わなかった」と小林騎手。
次走は馬の状態を見ながらだが、問題がなければ当初の予定どおり北上川大賞典(11月25日 水沢2500m)へ向かいたいと佐々木修一調教師。
2着 ミツアキタービン
メンバーに逃げ馬が不在と陣営が判断し、果敢に先手を奪う。2番手エフテークリニック、外にニシノグレイシャ、内にサイレントエクセル。流れは先にも記したとおり、ダイワフォーチュンの早めまくりもあってペースは落ち着かず、12秒台のハイラップが刻まれる。その影響で3コーナーから東川騎手の手は動いていたが、ミツアキタービンもその期待に反応。4コーナーを回っても脚色は鈍ることはなかった。
直線は内ミツアキタービン、外テンショウボスとの激しい叩き合いとなり、一旦テンショウボスが抜け出したが、内からミツアキタービンが再び差し返して根性を発揮。しかしラスト50mではさすがに力が尽き、0・2秒差に敗れる。こちらも従来の水沢マイルレコードを0・6秒短縮、ハイレベルの戦いを証明した。
「予定どおりのレースができたが、調子が良かった時のようにスッとしていける脚がない。それで3コーナーから追いどおしとなったが、自分の競馬はできたのでこれで負けたのなら仕方がない。ここ3戦ともスタートで後手を踏んでいたが、今回はいいスタートを切れたし、レース内容にも納得。これで今後のメドも立った」と東川騎手。
3着 タイキリオン
終始、サイレントエクセルの直後につけて3コーナーからスパート。馬群の中で我慢させたのと芝並みの速い時計勝負になったのが功を奏し、2頭から4馬身離されたが、3着に大健闘。3連単86860円の高配当を演出した。
「2戦(盛岡芝2400m)は距離の壁だったが、今回は距離が合ったし、芝向きの馬が走るコースだったことも幸いした」と村松騎手。
4着 サイレントエクセル
1枠に入り、3番手インを追走。これは想定どおりだと思うが、向正面から手応えが怪しくなってジリジリ下がる一方。それでも直線で盛り返して4着に入ったが、勝った馬とは1・2秒差。
毎年のことだが、どうも寒い時期に入ると動きがひと息。当日の馬体重も地元競馬ながらマイナス9キロ。冬毛が出てきたことも敗因に挙げられるかもしれない。
<次走へのメモ>
第27回若駒賞(2歳オープン 水沢1400m)
(写真・横川典視)
1着 コンバットキック
大外からウィンエヴリーが逃げ、前半3ハロン36秒台の超ハイペースを形成。先頭から最後方まで20馬身以上の超たて長の展開となった。コンバットキックは「ペースが速かったので後ろからでもいいかな」(高松亮騎手)と判断し、後方2番手にジックリ待機策の戦法を取る。
勝負どころの3コーナーから満を持してスパートをかけるや、矢のように反応。4コーナーで早くも先団から5馬身内の位置まで進出して、直線は大外に進路を選ぶと他を並ぶ間もなく交わしてラスト50mで先頭。高松騎手はその後も気を緩めず追い続けると2着に3馬身もの差をつけてゴールに入った。
「沢田さんが落馬したので急きょ、乗り替わりになりましたが、仕掛けどころを間違いないように追い出しをできるだけ我慢した。あと草地さんに直線で手前を替えるから…とアドバイスをもらったので、それを気をつけて追ったが、すごい伸びを見せてくれた。今回はペースにも恵まれたが、追えば追うほど伸びる馬ですね」と高松騎手。
コンバットキックはデビュー3戦目とも芝1000mを使って3戦目に初勝利をマークしたが、三野宮調教師いわく「ダートの方が絶対走ると思っていた」の言葉どおり、ダートでは信じられないような末脚を披露した。次走は南部駒賞(11月18日 水沢1600m)を予定しているが、そこでいい競馬ができるようならJRA挑戦も考えてみたいと三野宮調教師。
参考までにコンバットキックの馬名由来はビリーズ・ブートキャンプのメニュー『コンバットキック』からです、とオーナー。
2着 テンショウベスト
前半、超ハイペースの流れを見て離れた5番手をキープ。向正面からインをすくって一気にスパートをかけ、4コーナーでは先頭に並びかけたが、その外コンバットキックに一瞬のうちに交わされてしまった。これで4戦連続2着に敗れ、またもやタイトルを手にできなかった。「3コーナーまでいい感じだったけど、そこで抑えたら勢いが止まってしまった。元々、ピリッとした脚がないので決め手がある馬相手では苦しい」と村松騎手。
3着 カネショウボス
テンショウベスト、ピンクゴールドの後ろにつけ、コンバットキックが外からマクリをかけたのを見てスパート。直線でマズマズの伸びを披露したが、「現状ではこれが精一杯かな」と関本淳騎手。
4着 シュロ
ウィンエヴリーがハイペースで逃げた2番手を追走。4コーナー手前で先頭に立ったが、さすがに直線ではバタバタになってしまった。それでも先に行ったウィエヴリー、ミラクルジョンコ、エスブレット、カネショウステージがすべて着外に沈んでしまった中、ただ1頭だけ掲示板に載る。
11月5日 レディースジョッキーズシリーズ2007、上位騎手3名コメント
(第1戦 1着エメラルケント=皆川麻由美騎手 写真・佐藤到)
第1位通過 皆川麻由美騎手(水沢) 26ポイント
「馬(エメラルケント)の力を信じて乗った。3コーナーでちょっと楽をしていたので気合いをつけたらスーと伸びたので、これなら行けそうと思った。ファンの声援に応え、1着でゴールできてとても嬉しかった。
2戦目は人気(2番人気)も背負っていただけに7着はすごく悔しい。すいませんでした。でも(1位のまま)逃げ切ります」
第2位通過 山本茜騎手(名古屋) 24ポイント
「両レースとも勝つ気でいたので第1戦の9着は残念でしたが、2戦目は結果を出せてよかった。逃げて一旦、2番手に控えましたが、自分のペースだけを守ることに心がけました。水沢は乗りやすいコースですね」
第3位通過 別府真衣騎手(高知) 24ポイント(2位、3位は2戦目の結果による)
「印が薄かった(1戦目・4番人気 2戦目・9番人気)けど、馬が頑張ってくれた。逆転を考えられる位置につけることができたので、来週も頑張りたい」
10月28日 第1回きんもくせい賞(3歳以上オープン 盛岡芝2400m)
(写真・佐藤到)
1着 ボスアミーゴ
大外からナイキアヘッドが果敢に逃げ、終始3馬身ほどのリード。芝2400m戦にしては珍しくペースが速く、ボスアミーゴは他の様子を見ながら中団インにつける。ラスト1000mから次第にピッチが上がり、ボスアミーゴも徐々にスパートをかけ、4コーナーでは大外を回って4番手まで進出。ラスト200mで先頭に立ったものの、さすがにゴール前の脚色は怪しくなったが、最後は気力を振り絞ってギリギリ粘る。
「この馬には距離が長いと思っていたので前半は折り合いに気をつけて乗った。3コーナーあたりから流れが速くなって自分もついていったが、早めに仕掛けた分、終いが苦しくなった。よく我慢してくれた」と菅原勲騎手。
菅原勲騎手のコメントどおり未知の2400mがカギだったが、「以前は掛かっていたが、今は折り合いがつくようになった」精神面の成長が大きく、ひとまず距離の壁を乗り越えた。このきんもくせい賞で今季のオープン芝競走が終了するため、今後、適距離(マイル前後)のレースがあればJRAへ積極的に挑戦したいという。
2着 サイレントグリーン
前半はセーブ気味に後方4番手に待機し、勝負どころの3コーナーでスパートをかけようと板垣騎手の手が激しく動いていたが、反応が一息。ラスト100mではボスアミーゴの完勝ムードだったが、直線を向いて外ガッサンカーネギーと馬体を併せて大外を強襲。前回・パンジー賞の再現かと思ったが、わずかアタマ差届かず2着に敗れた。
「今回はエンジンのかかりが遅かった。馬場が荒れていた上にやや重だったせいか、内を通った分、伸びを欠いたのかも。最後はいい感じで伸びてきたんだけど…」と板垣騎手。
3着 ガッサンカーネギー
あおり気味のスタートもあって後方からの競馬。サイレントグリーンの直後のポジションからスパートをかけ、大外からメンバー中一番の上がりを駆使したもののハナ差の3着。前回・パンジー賞も同条件で行われ、結果は6着ながらも0・3秒差。サイレントグリーンに次ぐ上がりタイムをマークしていた。
岩手転入2戦はダート戦で大敗を喫していたが、前走、そして今回と芝で巻き返しに転じた。やはり中央芝2600mで2勝、芝2000mで1勝した実績はダテではなかった。
4着 クルセイズ
終始3番手をキープし、直線は最内を突いて一旦抜け出すシーンもあったが、あとひと踏ん張りが足りなかった。「距離が長いかも」と阿部騎手。
10月29日 第33回赤松杯(3歳以上オープン 盛岡ダート2000m)
(写真・佐藤到)
1着 テンショウボス
予想どおり1枠からセイントセーリングが逃げたが、1周目スタンド前では最後方にいたダイワフォーチュンが1コーナーで一気にまくって先頭。しかし有力馬はこれに惑わされず所定のポジションをキープ。テンショウボスは一貫して5番手外を追走し、3コーナー過ぎから徐々に前に進出。4コーナーで早くも馬なりで先頭集団に並びかけ、ラスト200mでは内サイレントエクセルとのマッチレースに持ち込む。2頭の叩き合いは100m以上に及んだが、テンショウボスがジワジワと抜け出してゴールでは2馬身差をつける完勝となった。
「折り合いがつくタイプですし、いいところにつけられるので競馬がしやすかった。盛岡なら2000m前後が合いますし、手応えもずっと良かった」と小林騎手。
次走は11月12日、1着賞金1000万円「オッズパークグランプリ」(水沢1600m)と佐々木修一調教師。
2着 サイレントエクセル
終始3、4番手をキープしたが、いつもなら勝負どころから馬なりで伸びていくのだが、板垣騎手の手が動いて反応がひと息。それでも直線入り口で先頭に立ったニシノグレイシャを交わし、テンショウボスとの叩き合いに持ち込んだが、最後が甘くなる。2000mもこの馬には若干長いが、それ以上に道中の手応えひと息だったことが敗因だろう。参考までにサイレントエクセルの勝ちパターンは勝負どころから馬なりで先行に取り付けた場合が多い。
3着 ニシノグレイシャ
スタンド前は2番手、向正面は3番手外につけ、絶好の手応え。テンショウボス、サイレントエクセルがスパートしたのを見て4コーナーで早め先頭に立ち、内で必死に粘っていたが、最後は底力の差。それでもこのメンバーで3着なら上々。転入初戦の圧勝劇、そして今回の好走と岩手の重特でも勝ち負けできるメドが立った。
<次走へのメモ>
10月20日 第7回黄菊賞(2歳オープン 盛岡芝1700m)
(写真・佐藤到)
1着 ジェベルロバーツ
1枠からセイントクイーンが好スタートを決め、2番手にエーシンリパージ、その外にエスブレット、中にテンショウベスト。ジェベルロバーツは出たなりのスタートから1コーナーでは5番手イン。3コーナー手前から徐々に3番手まで進出して早くも先行グループを射程圏に入れる。他の有力馬は荒れた芝を嫌って外に持ち出したが、ジェベルロバーツは内に進路を選んで直線入り口で先頭。あとは「単騎先頭に立つとソラを使う」(菅原勲騎手)なので、気を緩めずに追って2馬身差でゴールに入る。
「馬の状態が悪くなかったし勝負付けが済んだメンバーなので、まず負けないと思って乗った。みんなが外に行って内がポッカリ開いたので、そこを選んだが、余裕十分でしたね」と菅原勲騎手。
次走についてはJRAに適当なレースがあれば行きたいが、地元重賞・南部駒賞になる可能性が高いかも…と村上佐重喜調教師。またアドマイヤボス賞の副賞については「繁殖牝馬を持っているので、有効に活用したい」とオーナーの西村隆平氏。
2着 テンショウベスト
道中は3番手を進み、3コーナーでは先に動いて2番手へ。直線は外に持ち出してジェベルロバーツに一瞬だけ並びかけたが、その後の伸びが甘くまたもや2着。3戦連続でジェベルロバーツの2着に敗れる。
3着 エスブレット
前半は3番手外をキープしたが、直線では最内にコースを取って3着に食い込む。デビュー1戦(芝1000m1着)のみでの挑戦だったが、このメンバーで3着なら上々。
4着 カネショウボス
後方3番手に待機し、3コーナースパート。直線は大外からいい脚で伸びてきたが、3着エスブレットにはクビ差負け4着。
5着 フジプライド
今回は初の芝だったが、前回・りんどう賞(盛岡ダート1400m)と同様、後方2番手から直線勝負に賭けたが、先行有利のレースで自慢の末脚が不発。血統もスキャターゴールド産駒で芝よりもダート向きの印象。
10月21日 第32回ウイナーカップ(3歳オープン 盛岡芝1700m)
(写真・佐藤到)
1着 ワンヌン
「馬なりでスタートしたら最後方になっただけ」(小林騎手)。前半はやや速いペースで進み、3〜4コーナーで徐々にスパートをかけて中団まで進出。直線は一旦外に持ち出すが、ラスト200mあたりで最内に進路を変更しながら、鋭く伸びて快勝。岩手3連勝目がうれしい特別制覇となった。「非常に激しい気性なのだが、芝の反応がすばらしい。返し馬の動きも全然違う」と小林騎手。
南関東では14戦0勝2着2回3着3回と白星に縁がなかったが、いきなり3連勝をマーク。初戦はダート戦で1着だったが、前回、そして今回と芝が舞台となってさらに末脚が冴え渡る。レベル差も確かにあるだろうが、それ以上に秘めていた能力が芝で開花したと解釈していいのではないか。
2着 サイレントステージ
前半は7番手インに待機し、直線半ばで先頭。理想的なレース運びでほぼ勝利をモノにしたかに見えたが、ワンヌンのイン強襲に屈して2着。これは勝ったワンヌンを素直に誉めるべき。
3着 サクラアリエル
サイレントステージの後ろにつけ、サイレントステージのスパートとほぼ同時にスパート。直線は大外から伸びてきたが、最後は決め手の差が出た。
4着 カネショウエリート
トーセンサンクスが逃げ、2番手インにゴッデスフラワー、中シュクジャンヌの外につけ、絶好のポジションにつけたかに見えたが、人気がなかった馬たちだったにせよ前が総崩れ。ペースが速かったために最後の伸びを欠いた。
10月14日 第1回パンジー賞(3歳以上オープン 盛岡芝2400m)
(写真・佐藤到)
1着 サイレントグリーン
マルタカキラリーが先手を取ってスローに落とす。サイレントエクセルは後方3番手からの競馬。「今年はズブくなって前に行ける脚がなくなった。ただスローで掛かり気味にもなったので馬群の中に入れた」(板垣騎手)。一周目スタンド前、マイネルウェルスがスローの流れを嫌って先頭に立ったが、隊列はほとんど変わらない。しかしラスト1000mから徐々にピッチが上がり、サイレントグリーンも遅れないように少しずつ仕掛けたが、周囲が壁になってなかなか動けない。
3コーナーで馬群が一気に固まり、サイレントグリーンは外に持ち出そうとするが、その外ジョリーズジョーに進路を塞がれて4コーナーでは最後方まで下がってしまう(審議対象)。これでサイレントグリーンも一巻の終わりかと誰もが思ったが、大外に進路を変更するや一気に伸びてくる。ゴール前では横一線のゴールとなったが、サイレントグリーンが寸前でキッチリ交わして1着。あまりにもドラマチックな幕切れに周囲はあ然とし、改めてサイレントグリーンの強さを浮き彫りにさせる一戦となった。
「仕掛けどころではさまれたので自分も正直、ないかと。それに一完歩足りないと思ったが、よく届いてくれた」と板垣騎手。4コーナーで大きく不利を受けながら、良く態勢を立て直したものだと、つくづく感心。これで次走10月28日、きんもくせい賞(地方競馬全国交流 盛岡芝2400m)へも視界が非常に明るくなった。
2着 マツリダワルツ
サイレントグリーンをマークする形でレースを進め、3コーナーからスパート。サイレントグリーンが不利を受けたのを横目に自分の競馬ができたが、最後は決め手とキャリアの差が出た格好。
前走、3歳特別・サファイア賞(芝2400m)を快勝後、このレースに臨む。ただその時の走破タイムが2分34秒4で、古馬一線級に入ると見劣って通用するか若干不安もあった。しかし、今回はそれより遅い2分35秒6で決着したことで流れについていけたことも大きかったが、上がり勝負をしのいでのクビ差2着は価値がある。一戦ごとに確実に力をつけている。
3着 コスモダーク
6番手インの経済コースを進み、道中はまったく不利を受けず直線はまよわず内を選んでインを鋭く強襲。ゴール前まで勝敗がもつれ込んだが、惜しくも写真判定の末に3着に敗れた。やはり、せきれい賞でサイレントグリーンの2着はダテではなかった。
4着 ハルサンヒコ
2歳以来、久々に芝レースへ登場。最後方待機策を採り、直線は最内を通って伸びてきたが、あと一押しが足りなかった。もっとペースが速ければと惜しまれるが、芝巧者がズラリとそろった今回のメンバーで僅差4着なら上々。
5着 マルタカキラリー
OROカップは後方のままに終始したが、その反省をいかしたのだろう積極的に逃げの手に出る。1周目スタンド前でマイネルウェルスに交わされたのは予定外だったろうが、あわてず2番手に控える。それが直線の粘りに繋がった。