17日メインは盛岡芝2400mが舞台「第33回せきれい賞」。良くもまぁ、こんなに芝適性の高い馬がそろったなぁ、が率直な感想だ。
ここ数年来、中央と地方の格差が広がる一方で芝は特に顕著。中央が盛り上がらない一因として地方から挑戦する野武士的存在がいなくなったこともあげられる。それこそコスモバルク以来、競馬ファンをわかす地方馬が不在なのだから厳しい。
しかし、隠れた芝適性馬は意外に多い。1周1400mの小回りコース・盛岡競馬場でも適性、不適性がはっきり出る。いや、むしろ芝ダート兼用の方が珍しい。芝とダートはまったく別ものだが、実はそこに盛岡競馬場の存在意義があると考えている。
今回のせきれい賞はまさに典型的なレースで、その象徴がコスモヴァシュランだ。中央未勝利から南関東へ移籍したが、パワーが要求されるダートで芽が出ず11戦目(中央時代を含めると通算19戦目)に初勝利をマーク。
だが、その後は勝ち切れないレースを繰り返し、08年9月、C1からOROカップ(盛岡芝1700m)へ挑戦。結果は7着だったが、前が壁になる不利がありながら0秒7差にまとめ、河津調教師は芝に活路を見出した。
それがズバリ的中したのが翌年7月、せきれい賞だった。圧倒的な1番人気に支持されたのはコスモバルクだったが、折からの激しい雨で極端な不良馬場。コスモバルクは馬場に戸惑いっ放しだったが、それを尻目にコスモヴァシュランが鮮やかな3角マクリを決め、コスモバルクに7馬身差をつけて圧勝。単勝8950円の超大穴をあけた。
続くOROカップはコスモバルクに完敗5着に終わったが、翌年のせきれい賞で再登場。前年のレースと同じく3角マクリから連覇を果たし、続くOROカップも優勝。盛岡芝の鬼ぶりを如何なく発揮した。
河津調教師いわく「1700m戦だと仕掛けどころが難しいが、長ければ長いほどいいタイプ。盛岡芝2400mはベストの条件」だという。騎乗3戦目の御神本騎手がどのようなプレーを披露するかも興味深い。
「芝を総なめにするためにトレードした」と田村調教師が豪語したマイネルアラバンサが予定どおり駒を進めてきた。中央3歳時、青葉賞(GⅡ)2着、毎日杯3着(GⅢ)。
青葉賞後、骨折が判明してクラシック戦線には乗れなかったが、その後も1勝をマークして断然の芝実績を誇る。09年11月、名古屋へトレードされ、そこでも重賞4勝と活躍。岩手入り初戦(ダート1600m)をアッサリ勝ち上がり、絶好調をアピールした。
先週金曜日、盛岡芝の感触を確かめるためにコースに入ってスクーリング。攻め馬手「浮いて歩いている。ダートよりさらに動きが良くなった」と自信のコメント。あとは跳びの大きい馬で小回り対応だけがネックとなるだろう。
マチカネカミカゼも芝適性を踏んで遠征してきた。中央ダート1勝、芝2勝(1600m、1800m)。準オープンから名古屋2戦を経て北海道へトレード。2戦目のオープンを快勝し、健在ぶりを誇示した。
トライアル・かきつばた賞でボスアミーゴは見事な復活劇を演じた。前半は後方に待機し、3コーナーから徐々にスパート。直線ではサウンドサンデーとの叩き合いを制し、一昨年9月、桂樹杯以来の白星を飾り、復活の雄たけびをあげた。
ボスアミーゴは盛岡ターフ王の異名をほしいままにし、3年連続で最優秀ターフホースの座を射止めた芝巧者。菅原勲騎手とのコンビで3年ぶりのせきれい賞優勝を奪回するか、期待と注目が集まる。
サウンドサンデーはかきつばた賞でクビ差の悔しい2着。超スローの流れに落とされ、内に包まれて終始、折り合いを欠きっ放し。鞍上・山本聡哉騎手が必死に抑えて我慢させ、直線勝負に賭けたが、惜しくも2着。レース後、同騎手が悔しがること、悔しがること。重賞・せきれい賞で雪辱に燃えている。
以上の5頭はどの馬が勝っても納得、不思議なしだし、それぞれの思惑も交錯して非常に楽しみな一戦となった。
◎(3)コスモヴァシュラン
○(12)マイネルアラバンサ
▲(1)マチカネカミカゼ
△(6)サウンドサンデー
△(5)ボスアミーゴ
3連単は3、12の1、2着折り返しから3、12の2頭軸から1、6、5流し
馬複は 3-12、1-3、3-6、3-5
<お奨めの1頭>
11R ツルマルヤマト
岩手の水が合い転入後1、2着。さらにメンバーが手薄になり、2勝目のチャンス
17日(日)は芝2400mを舞台に行われる地方競馬交流「第33回せきれい賞」、18日(月祝)はJpnⅢ「第15回マーキュリーカップ」(盛岡ダート2000m)と、2日連続で岩手の看板レースがある。
その2連戦のためにも16日(土)メイン「盛岡舟っこ流しレース」でキッチリ資金を稼ぎたいところ。条件はA級三組・B1一組の混合戦で距離は盛岡ダート1600m。実力伯仲というより好、凡走の両極端が考えられるメンバー構成。非常にやっかいな一戦となるが、逆に人気も割れそうで馬券的に妙味たっぷりとなった。
迷いに迷った結論はサクラアーバンが主軸。相手が強いと重賞・みちのく大賞典8着とまったく歯が立たないが、メンバーが手頃になるとキッチリ能力を出し切れるタイプ。また夏に強い牝馬の格言もあり、今回が勝機とみた。
昨年11月、B1・ゴールデンステッキ賞を優勝後、名古屋グランプリにエントリーしたが、無念の競走除外。その後、名古屋へ移籍し、金沢を経て再転入。初戦0・2秒差4着、前記・みちのく大賞典8着に終わったが、前走は上位2頭とは離されたが、3着を確保した。
勝負どころで置かれ気味だったのが少々気になるが、直線で盛り返して3着。これで通用のメドが立った。また盛岡マイルは昨年3戦3勝。今季4、3着止まりだが、サクラアーバンにはベストの条件だ。
コアレスランナーは前々走の盛岡ダ1800m戦を快勝。うまく流れに乗って盛岡初勝利を飾った。ガサのない牡馬(実際はセン馬)でタフさを要求される盛岡坂を苦手としていたが、ついに克服した。
ところが前走、再び9着に凡走。レースも出負けもあって後方からの競馬。途中、5番手まで進出したが、直線で失速して3・1秒差の大敗を喫した。この一戦でまた評価が難しくなったが、見逃せないのは今回、流れが落ち着きそうなこと。スンナリの流れになれば巧みなレース運びを発揮できるに違いない。
クリスティラビットは順調ならば迷いなく本命だろう。ようやく再開した初日メイン・岩手日報杯(盛岡ダ2000m)を9馬身差で逃げ切って圧勝。幸先のいいスタートを切ったが、好事魔多し。激走の反動か、脚部不安が発生してリタイア。今度が仕切り直しの一戦となった。
自分の型に持ち込めば久々も関係なし。自慢のスピードが冴え渡るが、如何せん2ヶ月ぶりでどこまで立ち直っているか。逃げ切り圧勝か、それとも馬群に沈んでしまうのか。その両極端のケースも考えられる。
オンワードアコールは岩手<9.7.2.3>と抜群の連対率を誇り、今季も岩手日報杯は距離の壁もあって6着に敗退したが、続く2戦2着。身上の堅実ぶりを誇示した。ただ勝ち切れない点に、ソロソロ上限も見え隠れし始めたのも事実。有力馬がもたつけば台頭十分だが、ここれは連下止まりの評価となる。
困ったのがアドマイヤサムライの扱い。絶好の状態でシーズンを迎えながら4、5着止まり。その後はさらに気性難が災いして8、10着に大敗。非常に狙いづらい馬だが、何と今回は主戦の菅原勲騎手とコンビ復活。これで消せない存在となってしまった。
他にも距離短縮で一発を狙うサンワードナビ、展開向きそうなイシノウォーニングも怖さが残るが、そこまで手を広げるとどうかと思って無印とした。
◎(3)サクラアーバン
○(9)コアレスランナー
▲(7)クリスティラビット
△(5)オンワードアコール
△(4)アドマイヤサムライ
3連単は3、9、7を軸に5、4を3着押さえとしたが、大穴なら逆に4、5から入る手もある
馬複は 3-9、3-7、3-5、3-4
<お奨めの1頭>
11R エーシンスローイン
昨年までA、B1で走っていたが、今季はC2へ大降級。当然のように4戦4勝と圧倒的な強さ。昇級戦でもまだお釣りが来る
いやはや暑いですね!まあ、去年なんかは6月からえらく暑くて、7月に入ったらもう最高気温30度を下回る日がほとんどなかったですから、それよりはマシなのかもしれませんけども・・・。
いつもweathernewsの天気予報を見てから競馬場に出かけるのですが、ここのところ連日「那覇より暑いってどういう事よ!」と叫ぶハメになっております。
余談ですが、weathernewsの天気予報って34度くらいを越える予報になると「猛暑」マークが出るんですよね。真っ赤なギラギラ太陽マーク。去年は毎日それを見てうんざりしていたものですが、今年もまた見る事になるとは。
そういえば、たしか先日梅雨入りしたはずなのですが、なんかそれらしい天気が続きませんでしたね。土・日は立派な入道雲も見えたし、そう遠くないうちに梅雨明けしてしまうのでしょう。
最後になりましたが、千田知幸調教師のご冥福を心よりお祈り申し上げます。笑っている先生しか知らなかったのは幸せだった。そう思う事にしますからね、トモ先生。
改めてレース展望。サッと行きましょう、本命は(5)オウシュウサンクスで決まりでしょう。
今季序盤の2戦は連続2着、この馬にしてはちょっと物足りない戦いが続いて心配しましたが、前走のねむの木賞で2着以下に7馬身差をつける圧勝を遂げてまとめてうっぷんを晴らしました。
その前走なども正直まだ少し仕上がりに物足りなさを感じていたのですが、それであの圧勝劇なのですからやはり地力の高さは相当な馬。そしてこの中間も順調に調整を進めて来たとの事、ならば特に死角はないと言うほかにないでしょう。
いや、全くないわけではなく、例えば距離は恐らくちょっと長いでしょうし、時計の速い馬場で逃げ馬にかき回される様な展開になったら取りこぼす事も起こりえます。ただ、雨が降ってもにわか雨程度の予報なら馬場状態が大きく変わるとは思えないし、このメンバーでこの距離ならさほど速い流れにもならないでしょう。となるとやはりきっちり力を出してくると考えるべきです。
好調馬揃いだけに対抗は少し悩みつつ(1)トーホクキングへ。あまり得意とは言えない盛岡で連続好走できるのは、それだけ好調だという事だし馬自身も成長しているのでしょう。今回の1800mはそんな苦手盛岡で唯一勝った経験がある距離。緩い流れになれば戦いやすくなるのはこの馬も同じ。あとは前走あたりのデキを維持していてくれれば。
(3)モエレハナオーが三番手。最近はちょっと展開やペースに注文つく感じなのですが、前走のように依然として元A級馬の地力は侮れません。◎と同厩という事も、この馬にとっては当然有利な材料です。
あとは距離が少し長いとは思いますが地力の高さで(6)バラディーと(9)シャイニーハリアーを少々。うまく流れに乗って来れれば2着争いに食い込めるかも・・・。
●10Rの買い目
馬単 (1)=(5)、(3)=(5)、(5)→(6)、(5)→(9)
10日メインは3歳交流重賞「第12回オパールカップ」。舞台は盛岡競馬場=OROパーク自慢の芝1700mが舞台。
先週の岩鷲賞から4週連続で重賞が行われ、頂点が18日(月祝)、JpnⅢ・マーキュリーカップ。前日17日(日)には古馬による芝重賞・せきれい賞、翌週24日(日)には岩手版オークス・ひまわり賞。岩手競馬も遅ればせながら本格的な競馬シーズンに突入した。
オパールカップの創設は2000年。当初は東北3県の交流だったが、現在は全国の地方競馬に門戸を開放。ここ3年連続で遠征馬に凱歌が上がり、特に昨年は上位4着までを独占。岩手勢には厳しい結果となっている。
その流れにストップをかける岩手の切り札がシーグランディだ。盛岡芝4戦3勝3着1回。JRA・福島2歳ステークス2着。ダートは13日、ジャパンダートダービーに挑戦するベストマイヒーロー、芝はシーグランディがけん引する―が岩手競馬の3歳戦線。
今季はダート2戦を使ってトライアル・はまなす賞へ駒を進めて貫禄の優勝。最後でラブミープラチナにクビ差まで詰め寄られたが、ハンデ差が4キロだったし、仮にゴールがもっと先でも交わされなかった。
ただ、ちょっと気になったのがシャープな末脚が見られなかったこと。馬体重が10キロ減ったことが影響したか、それとも昨年ほどの切れが薄れてしまったのか。しかも今回は遠征馬が加わり、相手強化は明白。半信半疑の部分は正直、否定できない。
ひとまずオパールカップを制した場合、連闘で古馬重賞・せきれい賞(7月17日)に挑戦する予定になっており、その意味でも目が離せない一戦となった。
スタープロフィットは初の芝、初の左回りなど不確定要素が多いが、スケールは上かもしれない。昨年、南部駒賞でも水沢へ遠征し、ベストマイヒーローの3着。タイム差1秒と完敗を喫したが、今年2戦目の北海優駿でハナ差2着。終始外目を回りながら、ピエールタイガーと激しいデッドヒートを演じ、成長確かなことをアピールした。
先に記したように初モノ尽くめが不安だが、社台ファームが送り込むのだから勝算があってのこと。ジャパンダートダービーではなく、オパールカップへ殴り込みをかけてきたのが何とも不気味だ。
ラブミープラチナは北海道、南関東と転籍し、通算1勝のみ。岩手初戦も中団から退いて見せ場も作れなかったが、芝へ動きが一変。前々走が初の芝にもかかわらず、直線一気に伸びて快勝。最低人気だっただけに驚きも2倍だった。
それがフロックでないことははまなす賞でシーグランディに0秒1差まで肉薄したことでも証明済み。外枠に入ったのが若干割り引き材料だが、芝適性を前面に首位争いに参加する。
リュウノフラッシュははまなす賞6着。周囲の期待を裏切ったが、中間に放馬のアクシデント。能力を出せずに終わったが、これで見限るのは早計。今回は順調に乗り込まれ、反撃を虎視眈々と狙っている。
オーナーシップはタイトルこそ手にしていないが、重賞で毎回のように上位争い。差し一辺倒の脚質のため勝ち切れないレースを繰り返しているが、それならば芝に替わるのは大歓迎のはず。ジョッキーも盛岡芝を経験している向山牧騎手。あとはスンナリ逃げた際にレディージャスミンの残り目を一考。
◎(10)シーグランディ
○(2)スタープロフィット
▲(8)ラブミープラチナ
△(6)リュウノフラッシュ
△(4)オーナーシップ
△(5)レディージャスミン
3連単は10、2の2頭軸から2着8、6。3着4、5のフォーメーション
馬複は 2-10、8-10、6-10、4-10
<お奨めの1頭>
11R ストリートダンス
前走は1ヵ月半の間隔が開いても2着確保。今回は乗り込みも順調で首位を奪回する
9日メインは盛岡芝1000mが舞台「FM岩手杯」(B1)。今年から芝の条件戦でも他地区へ門戸を開放し、当初は3頭の申し込みがあったが、残念ながら回避。次回以降の参戦を待ちたい。
今や岩手競馬の名物レースの一つに定着した芝1000m戦。個人的にとても楽しみにしている一戦だが、一昨年、昨年とウメノレイメイが2年連続で優勝。特に昨年はオープン・きんもくせい賞まで制し、芝ダートを問わず盛岡1000m7戦6勝。ついには重賞・OROターフスプリント新設までに到ったのだから、貢献度は計り知れない。
ウメノレイメイは当然だが、現在はA級格付け。そのため今回のB1条件には出走できないが、彼に続く個性派誕生を期待したい。
さすが芝1000mの特殊レースにふさわしくスピード自慢がずらり。戦前、短距離芝の適性がないと踏んでいたモンセルバンは鞍上に菅原勲騎手を指名し、意外にも脈があるらしい。そうなるとすべて消せない馬になってしまい、嬉しい悲鳴をあげてしまった。
迷いに迷った挙句、主軸はアドマイヤホームに決定した。芝、そして1000mの両面から適性一番と踏んだが、自信は...正直あまりない。
アドマイヤホームは一昨年9月、中央未勝利から転入。いきなり8連勝をマークする快進撃。どこまで出世するか楽しみ一杯だったが、昨年は精彩を欠いて凡走の連続。それでも9月、11月にそれぞれ白星を飾ったが、転入当初の連勝が強烈だっただけに物足りなさも残った。
今季はB1へ昇級したが、初戦を快勝。好スタートを切り、2戦目から芝に路線を変更してJRA交流・カシオペア賞3着、前々走4着。芝でも通用することを証明した。前走はダートに戻って4着だったが、勝ち馬から1・5秒差。
そこで矛先を芝1000m戦に求めてきたようだ。不安は短距離適性があるかどうかだが、中央時代に芝1200mを3回、芝1000mを1回使われていた。結果は6着が最高だったが、0秒5差にまとめたこともあり、心配不要か。確かに父がアドマイヤコジーンなら適性は十分かもしれない。
逆転候補はゲンパチオブラヴ、マイネルリファイン。ゲンパチオブラヴもアドマイヤホームと同様、中央未勝利から転入し、いきなり6連勝。3歳特別・はまなす賞(盛岡芝1600m)までノンストップで制した。
その後、3戦凡走したが、芝2400m・サファイア賞も優勝して特別2勝目をマーク。芝適性の高さを証明した。
ところがB1編入して以降はずっとスランプに陥り、ほとんど着外。一旦、園田へ転籍しても振るわず今年5月、再転入。初戦5着、2戦目3着。そして前走快勝し、ついに復活を果たした。
身上とするのは切れる末脚。忙しい1000m戦に戸惑う可能性もあるが、超ハイペース必至のメンバー構成。そうなればゲンパチオブラヴの出番となる。
マイネルリファインは昨年、不来方賞でロックハンドスターの2着。ここでは一番の実績を誇り、いずれはオープン戦線でも活躍すると思っていたが、意外に伸び悩んでいる。それで芝1000mで心機一転を図ったと思う。距離が合うかどうか未知数だが、迷ったら格重視が競馬の正攻法だ。
マイネルサウダージはアッサリ逃げ切るか、または大敗の両極端なケースが考えられる。1000m適性はダートだったが、前々走・ジューンカップをレコードで逃げ切ったように十分。
ただ、芝がネック。昨年10月、C1芝1600mを使ったが、重馬場にも手こずったのか3・3秒差のブービーに大敗。昨年とは状態が全然違うと言うが、その印象から△評価に下げてしまった。
芝1000m実績だけを考えるとビュレットライナーが断然。昨年もFM岩手杯に出走して2着。勝ったのが冒頭にも記したウメノレイメイなら仕方なしの結果。そのうっ憤を晴らすかのように、続く姫神賞(B2・芝1000m)を快勝した。
今年は4戦とも着外に沈み、年齢的な衰えを隠せないが、短距離戦は調子よりも適性。一転して反撃の目も十分ありそうだ。
◎(3)アドマイヤホーム
○(8)ゲンパチオブラヴ
▲(4)マイネルリファイン
△(10)マイネルサウダージ
△(2)ビュレットライナー
3連単は3、8、4のボックスが本線だが、10、2も連対圏。軸を決めて手広く流す手もある
馬複は 3-8、3-4、3-10、2-3
<厳選二鞍>
11R ダイショウルシアン
シーズン2戦は精彩を欠いたが、前走は動きが一変。タイム差2着にまとめ、復活宣言