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3/26ばんえい記念予想 矢野吉彦

2006年3月25日(土)

やっぱりペガサス最有力

 さぁ、ついにやってきました。ばんえい競馬の最高峰レース、ばんえい記念です。かつては1着賞金が1000万円でしたが、今は700万円。何ともさびしい話ですが、でもこれが、ばんえいで最も価値のあるレースということに変わりはありません。残念ながら私、今年は野球中継の仕事と重なって見に行けなくなっちゃいましたが、馬券はズバッと当てたいですね。

 1トン(8歳以下の牝馬は980キロ)の荷物を引いてのレースとなると、勝負になる馬は限られてきます。本来の出来を取り戻しているなら、もちろんスーパーペガサスが最有力。休み明けの2戦は今イチでしたが、前走の寒緋桜特別で復活の兆しを見せてくれました。なんてったって、ばんえい記念3連覇を果たした現役最強馬。ここは、陣営が執念の仕上げを施して臨むでしょうから、やっぱり馬券の対象には含めておいたほうがいいと思います。
 あとは、高重量戦の実績で言えばミサキスーパー、シンエイキンカイ、ヒカルセンプーの順。ミサイルテンリュウは実績不足、ヨコハマボーイは今の帯広で1トンのソリでは苦しいでしょう。牝馬勢も苦戦必至。サンデーブライアンは格下。ウーン、どう見ても古豪同士の勝負ってことになりそうですね。
 でも、考え方を変えれば、ミサイルテンリュウが最大の惑星かも。今回がばんえい記念初挑戦。ということは、それだけフレッシュな状態で出てくるわけです。1トンを引くレースは、馬にとっては究極の消耗戦。激闘の疲れが取れず、なかなか立ち直れなくなる馬もいます。その点、初挑戦の馬にはタップリ余力があるので、うまくいけば善戦できるかもしれません。問題はその反動。ミサイルテンリュウがここで好勝負した場合は、4月以降のリフレッシュが課題になるでしょう。そうそう、鈴木恵介騎手もばんえい記念は初出場ですよね? 馬の力を信じて、じっくり障害をクリアしてほしいものです。
 では結論。スーパーペガサスとミサキスーパーの馬単折り返し。なんだかんだ言っても、これが本線です。押さえは、この2頭を頭にしてミサキテンリュウへの馬単。スーパーペガサスが負けることは、あまり考えられないんですが、今年はゼッタイとは言えないと思いますので、こんな買い方にしてみます。

 史上初めて、3月末に行われる今年のばんえい記念。雪さえ降らなければ“重馬場”は必至。出走馬にとっては過去に経験したことのない過酷な戦いになるでしょうが、それを克服してこそ、真のばんえいチャンピオン。好勝負を期待しましょう!それにしても、ナマで見られる人がウラヤマシイ!では、今回はこのへんで。

3/26ばんえい記念予想 斎藤修

この馬と決めていたミサイル

 矢野さんも前から言ってましたが、ばんえい記念がこんな時期になるとは……。わたしはドバイからの予想です。
 ここで問題発生。ドバイでは、ギャンブルが禁止されているイスラム教のチェックがかかってNARのホームページすべてにブロックがかかってるのよ。去年とか一昨年からそうだったのだけど来てみて思い出した次第。そのため急遽日本から出馬表のhtmlファイルをメールしてもらっての予想となった。

 というわけで過去の成績とかも調べられないのだけれど、たしか去年か一昨年調べたときの記憶によると、ばんえい記念は帯広記念での連対馬と、たとえ帯広記念では負けていてもトップハンデだった馬の成績がいいというデータがある(はず)。
 王者スーパーペガサスと実績馬ミサキスーパーが近走不振で、そうなればやはり帯広記念を制したミサイルテンリュウしかない。チャンピオンカップは惨敗してもばんえい記念とは直結しないというデータもあった(はず)。なのでチャンピオンカップはそれほど期待していなかったのだが、2着と好走したとため、ばんえい記念はますますミサイルテンリュウという思いが強くなった。
 酷なようだがスーパーペガサス、ミサキスーパー、ましてやヒカルセンプーなどは世代交代だろうということで馬券からは消えていただく。これまでの実績には惜しみない賛辞を贈るが、目の前の馬券は別だ。
 シンエイキンカイ、ヨコハマボーイ、サンデーブライアンが相手。

◎ミサイルテンリュウ
○シンエイキンカイ
▲ヨコハマボーイ
△サンデーブライアン

 馬券は◎→○▲△の馬単と、押さえで同じ買い目を馬連複で。
 ただし。
 時期が大幅にずれたので、過去の傾向が通用しなくなっているかもというのが不安ではある。

3/19イレネー記念予想 矢野吉彦

2006年3月18日(土)

ニシキ-マルミが中心

 前回の重賞、チャンピオンカップのホクトキングには参りましたね。私がピックアップした4頭のうちの3頭が2、3、4着に来たんですから、予想はいい線行ってたと思うんですけど。鈴木勝堤騎手の好プレーに脱帽です。

 さて、平成17年度の開催も大詰め。今週は昨年デビューした若駒たちの総決算、イレネー記念です。このレースは、大井競馬場をはじめ、南関東の各競馬場で場外発売されます。当日(19日)、大井競馬場では、ラジオNIKKEIやU局(中央競馬ワイド中継)でおなじみの渡辺和昭アナウンサーと私が出演する予想トークショーも実施されますので、お近くの方はぜひお出かけ下さい。
 で、このコラムをご覧のみなさんには、ひとあし早く予想をご披露しちゃいます。ここは、マルミシュンキ、メジロショウリキ、ニシキセンプー、カネサテンリュウの争い、でしょう。さらに、ふつうに考えれば、ニシキセンプーが軸になるはずです。ジュニアカップでメジロショウリキ、カネサテンリュウより10kg、プロキオン特別でマルミシュンキより15kg、カネサテンリュウより10kg、メジロショウリキより5kg重かった同馬の荷物が、今回は同重量になります。もちろんこれは、ナカゼンズピード、ユキノショーなどに対しても言えること。ニシキセンプーには、惜敗続きのうっぷんを晴らす絶好の舞台だと思います。
 とはいえ、他の3頭にもチャンスは十分あるでしょう。とくにマルミシュンキ。昨年秋のナナカマド賞で7着に惨敗、初めて他馬の後塵を拝してしまいましたが、その後の休養から復帰して以来、再び連勝を続けています。あの敗戦と休養がなかったら、すでにより多くの賞金を獲得して、もう少し前からもっと重い荷物を引いていたかもしれません。ニシキセンプーとようやく同重量になるここも、いいレースを期待したいところです。
 ということで、馬券はニシキセンプーとマルミシュンキの馬単ウラオモテが中心。あとは、この2頭を頭に、メジロショウリキ、カネサテンリュウへ。馬単6点で行きます。

 大井のトークショーでは、この予想を基本線に、当日の馬場状態と前売りオッズを加味してもう一歩踏み込んだ結論をご披露するつもりです。
 イレネー記念を当てて、来週に行われる締めくくりの大一番、ばんえい記念に弾みをつけたいですね。みなさんも頑張ってください。では、今回はこのへんで。

3/19イレネー記念予想 斎藤修

マルミシュンキの潜在能力に期待

 かつては2歳馬の総決算、近年では2歳シーズンの総決算と言われてきたイレネー記念だが、さすがに3月のこの時期になると「2歳シーズン」というのも何か違和感がある。とはいえ、昨年デビューした2歳馬たちがシーズンを締めくくる一戦という位置づけは変わらない。
 実績では、やはりニシキセンプーが抜けている。ホクレン賞を勝って以来4戦勝ち星から見放されているが、ホクレン賞で賞金を加算したために重量を課せられてのもの。それでも大崩れなく善戦しているのは、力が抜けている証拠。
 そして底を見せていないという魅力がマルミシュンキだ。今シーズのスタート時から他馬をまったく寄せつけない強さで勝ち続けてきた。ナナカマド賞こそ初の敗戦を喫したが、一息入れて今年1月の復帰後は3連勝。
 勝つのはこのどちらかだろう。
 参考レースはやはり前走のプロキオン特別。ニシキセンプーが先頭で障害をクリアして逃げ込みを図るところ、メジロショウリキに続く3番手で障害を越えたマルミシュンキが並ぶまもなく差し切った。ただし問題はこのときニシキセンプーのほうが15kgも重い重量だったこと。
 ニシキセンプーの15kgかマルミシュンキの勢いか。
 ここはデビューから常に注目されながらここまで勝ち進んできたマルミシュンキの潜在能力に期待したい。思えば昨年の勝ち馬カネタマルもデビュー当初から一番の期待を集めた馬で、ナナカマド賞、ホクレン賞と敗れたものの、イレネー記念は3番人気での勝利だった。
 相手はもちろんニシキセンプーだが、この2頭で厚く勝負というわけでもない。実力の比較と馬券は別モノだ。
 「両雄並び立たず」とはよく言ったもので、こういうときはなぜか片方があっさりと敗れてしまうもの。この2頭の間に割ってはいるとすれば、常に上位で善戦しているカネサテンリュウだろう。
 メジロショウリキもこのメンバーと互角に戦ってきているが、連勝しているころの勢いがなく今回は見送りたい。

◎マルミシュンキ
○ニシキセンプー
▲カネサテンリュウ

 この組み合わせではどう買っても配当は期待できないだろうから、潔く◎→○▲の馬単2点勝負。馬券の妙味としては、◎→○を元返しくらいの金額にして、むしろ◎→▲を厚めに買いたい。
 「両雄並び立たず」の負けるのがマルミシュンキのほうでないことを念じながら、高知競馬場でレースを見る。

3/5チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

2006年3月 4日(土)

ペガサスの復活を期待

 さぁ3月です。平成17年度のばんえい競馬もあと1カ月。いよいよラストスパートに入りました。古馬はチャンピオンカップからばんえい記念、昨年デビューした若駒はイレネー記念。1年を締めくくる重賞が相次いで行われます。気合いを入れて馬券を買いましょう!

 まずはチャンピオンカップです。スーパーペガサスが久々に重賞を走ります。この馬を買うかどうか、それが一番の問題になるでしょうね。
 前走、然別賞のデキを見れば、復活はまだ先のような気がします。でも、スーパーペガサスともあろうもの、特別戦でひと叩きして重賞競走に出てくるからには、勝負できる態勢には仕上がっているはず。そう信じたいですね。その一方で、ばんえい競馬でいったん調子を落としてしまった馬を立て直すのは、平地以上に難しいとも思います。重いソリを引く馬ほど、元のデキに戻すのはタイヘン。なんてったって、相当な“気力”がなければ、極限の重量は引けませんよ。今回は然別賞より荷物が重くなる分、第2障害まで無理せず行けるかもしれませんが、それでも障害のかかりが戻っているかどうかは、やってみないと分からないでしょう。
 そういう危うさのある馬を買う時は、オッズと相談すればいいんじゃないですか? スーパーペガサスを軸にした馬複で、最低でも8~10倍(総流ししても当たれば儲かる)くらいはついてくれないと。それ以下だったら、“危険な人気馬”とも考えられます。
 じゃぁ、どの馬だったら安心して軸にできるか。それがちょっと悩んじゃうんですよ。帯広記念を勝ったミサイルテンリュウが、軽馬場だったら一押しにできるんですが、乾いた馬場で830kgの荷物というのはどうでしょう? アンローズとサダエリコ、ホクトキングには勢いがありませんし、エンジュオウカン、エンジュダイヤ、タケタカラニシキもこの荷物をこなせるかは未知数です。
 そうなると、ポプラ賞で780kgを引いて勝ったニシキダイジンを買いたくなります。ここまで同馬の手綱を取ってきた鈴木恵介騎手が、帯広記念勝ちのミサイルテンリュウに乗っているのがちょっと引っ掛かりますが、細川騎手(ニシキダイジンには初騎乗)だって実績のあるジョッキーですから、そう心配する必要はないかも。この馬から流すかどうかの結論は先にして、ひとまず買う馬の1頭に入れておきましょう。
 もう1頭、気になるのがギャンブラークイン。760kgを引いたポプラ賞で3着に来たんですから、そこからわずか10kg増量でメンバー中最軽量のここは、ひょっとしたら流れ込みもありそうです。
 ということで、ひねり始めるといろいろ考えてしまうここは、ニシキダイジン、ギャンブラークイン、スーパーペガサス、ミサイルテンリュウの4頭ボックスにしてみます。馬単12点買いがおもしろそう。久田厩舎の2頭を買わないで大丈夫かな、という気もしますが、これで行きますよ!
 古林センセイが悩んでいらっしゃるように、予想のほうも、いったん調子を崩すとなかなか立ち直れません。今年に入って私の予想に去年ほどの勢いがない(レースの流れが、今までとは少し変わってきたってせい?)のが心配ですが、今回はスーパーペガサスの復活を期待しながら穴も狙うという、2段構えの予想にしてみました。では、みなさんのご健闘をお祈りします!

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