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7/17北斗賞予想 山崎エリカ

2016年7月17日(日)

ここなら勝てるかも? オイドン

 旭川記念の約1か月後に行われる北斗賞ですが、旭川記念とこのレースを連覇した馬は、2008年のナリタボブサップまで遡らなければ存在しません。ばんえい記念を勝つような馬は、まずは旭川記念を大目標とし、次に前半戦の大一番ばんえいグランプリを目指すからでしょう。つまり、北斗賞はばんえいグランプリの前哨戦的な意味合いを持つ重賞ということ。

 その傾向はばんえいグランプリが格上げされてからより強く、2012年のキタノタイショウ、2014年のニュータカラコマなど、そのシーズンでここだけ重賞を勝つパターンの馬が出現しています。2013年のインフィニティーも翌年のばんえい記念の勝ち馬ですが、そのシーズンはここしか重賞を勝っていなかった馬。

 まとめると北斗賞は、旭川記念やばんえいグランプリを勝つような馬を狙うよりも、「ここだったら重賞勝てるんじゃない?」という馬を狙うのが上策であり、なるべく高配当を手にする手段でしょう。

 よって、◎は今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯3着、旭川記念5着のオイドンを推します。同馬は障害ひとつのところがあり、いつも中途半端な人気ですが、近走は障害の崩れがなく順調そのもの。昨年の岩見沢記念の勝ち馬で、重量820㎏までは克服済みなだけに、ここを勝っても不思議ないでしょう。今回のメンバーの中で、ここだけ重賞を勝つイメージにもっとも相応しい馬です。

 ○は、昨年のばんえい記念の勝ち馬フジダイビクトリー。同馬は年齢を重ねてスピードが喪失も、障害力は非常に安定しています。昨年のこのレースも勝利しているように、重量800㎏前後からそれ以上の重量を背負うレースは合うはず。復活があるとすればここ? あるいはここから始動といったところでしょう。

 ▲は、重賞ではなかなか勝ちきれないタイプですが崩れることも非常に少ないニュータカラコマ。○フジダイビクトリーと同世代で、最近は切れ味に陰りが見られますが、しっかり障害を越えられているという点は評価が出来ます。隣のオレノココロを見ながら、先に障害を越えられれば上位争いが可能でしょう。

 △に今年のばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬オレノココロ。同馬は近走では大崩れこそないものの、かつてあった膝折グセを見せだしていることが不安で狙い下げました。強いのは認めますが、競走馬が悪い癖を見せだす時というのは調子落ちの予兆である場合もあるので、人気を考えると重い印は打ちたくないです。

 あとは積極的に狙ってはいけない旭川記念の勝ち馬コウシュハウンカイ。同馬は昨年も旭川記念を勝って、このレースでは8着に凡退していますが、昨年と違うのは1開催休ませているということ。休ませたことで疲れが取れれば、ここも走れて不思議ではないでしょう。昨年の敗戦から実力以上に人気がなさそうなので、かえって怖い気がします。

 ◎ (5)オイドン
 ○ (7)フジダイビクトリー
 ▲ (1)ニュータカラコマ
 △ (2)オレノココロ
 △ (3)コウシュハウンカイ

 馬複
 5-7,1,2,3 各1500円

7/17北斗賞予想 須田鷹雄

2016年7月16日(土)

800キロにも不安ないオレノココロ

 ついに6歳世代が先輩たちにアローワンスを与える状況になってきたが、もともとオレノココロは旭川記念の時点で10キロ余分に負担していた。その旭川記念ではニュータカラコマが先着しているが、着差は0.8秒。コウシュハウンカイも含めて同斤だったオッズパーク杯ではオレノココロとコウシュハウンカイが僅差で、オイドンがそれに近いところで健闘、ニュータカラコマは少し離された。

 ......こうして考えていくと、本来馬券的に面白いのは馬場が軽くなった場合のオイドンのような気がするが、今回は雨の気配もなし。土曜を0.9%で終えたまま降水無く北斗賞ということになるだろう。

 6歳2頭とニュータカラコマの3頭は本当に微妙なところだが、こういうときは逆に直近の成績が悪くて人気落ちしている馬を狙いたいところ。そこで◎オレノココロを1着で決め打つ。連続でヒザを折っているのは心配だが、すんなり競馬ができればあっさりの勝利もあるはず。昨シーズン終盤の活躍ぶりを考えたら、800キロという絶対値にも不安はない。

 ◎オレノココロ
 ○ニュータカラコマ
 ▲コウシュハウンカイ
 △フジダイビクトリー
 △オイドン

 3連単
 2→1,3→1,3,5,7 1000円 計6000円

7/17北斗賞予想 目黒貴子

課題は多いがオレノココロに注目

 春先好調と思っていたオレノココロがここにきて障害で膝を折ること2戦。少々ふがいない気もするがさすがに今回はそのあたり修正してくるだろう。そうなるとやはり力は上位の存在。前走から比べると一気に100kgの斤量アップもこれはほかの馬も同様、今後主役を張るにはここでくじけるようではダメ。課題が多いあえて今回◎オレノココロに注目したい。
 フジダイビクトリーが少しずつ良くなってきたようだ。特に夏の成績は良く、このレースの昨年の勝ち馬である。状態もレースぶりにも上昇がみられるのは心強い。もう一つプラスのポイントは斤量の増加、重くなるとこの馬は強い印象。○としたい。
 勢いを感じるのは▲コウシュハウンカイである。近走は馬券圏内を外していないし、ここ2戦は1着、特に前走の旭川記念では堂々の勝利でまさに力をつけたなという内容だった。少し間隔があいたが、中間でうまく再調整できたようで状態に不安もなく出走できそうだ。800kgの斤量も障害に難がある馬ではなくここでも好レース必至とみている。
 同じく旭川記念以来となるニュータカラコマ△。こちらも上記の馬たちと遜色ない成績。3走前は1着、ここ2戦は勝ち馬と差のない2着をキープしており侮れない存在。端の枠も
他の有力馬とは10kgの斤量差、おさえておきたい。
 オイドンはどうだろうか? 軽い馬場で力を発揮できるイメージがある。また障害がカギを握る馬。そこでこの増量で対応できるかである。しかし力はある馬で障害をあっさりクリアできるようならと考えると△は打ちたい。
 もう一頭ハクタイホウまで。前走しっかりと重い斤量で結果を出しいよいよこれから期待の馬。これが絡むようなら馬券的にもおもしろい。

 ◎2オレノココロ
 ○7フジダイビクトリー
 ▲3コウシュハウンカイ
 △1ニュータカラコマ
 △5オイドン
 △6ハクタイホウ

 3連複
 2-1,3,5,6,7 600円 計6000円

7/17北斗賞予想 荘司典子

8歳馬たちがここから逆襲、ニュータカラコマ

今季の古馬重賞3戦目。ここまでの2戦はオレノココロ、コウシュハウンカイと6歳馬が勝利を挙げていますが、今回この2頭の重量が800kg。2頭とも当該重量でこれまで勝ち星を挙げていません。ということで、そろそろ8歳馬たちの逆襲に期待。惜しい競馬が続いているニュータカラコマの勝機とみて◎本命にしたいと思います。このレース一昨年の1着馬。790kgでは[2,1,0,1]。大きく崩れることはないと信じて軸にします。
 対抗○は3月のばんえい記念を制したチャンピオンホース・フジダイビクトリー。ばんえい十勝オッズパーク杯をオレノココロが連覇、旭川記念をコウシュハウンカイが連覇とくれば、次はフジダイビクトリーが北斗賞を連覇の可能性も!
 ▲はオイドン。8歳馬にこだわってみました。一昨年の3着馬。こちらも790kgで[2,0,1,2]と堅実です。
 △はオレノココロとコウシュハウンカイ。6歳の2頭ももちろん勝ち負けをする可能性大。さらに前走で今季初勝利を挙げたハクタイホウまで押さえて。

 ◎1ニュータカラコマ
 ○7フジダイビクトリー
 ▲5オイドン
 △2オレノココロ
 △3コウシュハウンカイ
 △6ハクタイホウ

 3連複1頭軸
 1-2,3,5,6,7 600円 計6000円

7/17北斗賞予想 矢野吉彦

フジダイビクトリーに早めの出番

 今季古馬重賞の第3戦。過去2戦、ばんえい十勝オッズパーク杯と旭川記念で馬券に絡んだのは、オレノココロ(1、3着)、コウシュハウンカイ(2、1着)、オイドン(3、5着)、ニュータカラコマ(4、2着)の4頭です。ふつうならこの中から軸馬を選ぶのが順当でしょう。
 でも、そう簡単に行かないのがばんえい競馬。重量が重くなるにつれ、そろそろ出番が回ってくる馬もいるはず。フジダイビクトリーがここらへんで馬券対象になってもおかしくないでしょう。なんてったって去年の勝ち馬ですからね。
 同馬が台頭してくるのはもうちょっと後、かもしれませんが、それから買ったんじゃ遅いので、今回買ってみることにしました。先に挙げた4頭のうち1頭がコケてくれれば3着以内には来るという考え方。印はキタノタイショウにも付けましたが、馬券は4頭を相手に1頭軸3連複流し(1点1000円)で行きます。これって、ウイニング競馬の吉沢宗一さんが得意な作戦でしたね。
 できれば雨が降らず、馬場が乾いてくれるといいんですが。では、今回はこのへんで。

 ◎フジダイビクトリー
 ○コウシュハウンカイ
 ▲オレノココロ
 △ニュータカラコマ
 △オイドン
 △キタノタイショウ

 3連複1頭軸
 7→3,2,1,5 1000円 計6000円

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