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6/29柏林賞回顧

2025年6月30日(月)

4歳一冠目は牝馬カフカに

 6月29日(日)には4歳シーズン三冠の第一弾・柏林賞(4歳オープン)が行われ、牝馬のカフカが3連勝で、カーネーションカップから重賞連勝としました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.ホクセイポルシェ(680) 94.2
 2.ライジンサン(710) 9.1
 3.アヤノダイマオー(690) 63.6
 4.スマイルカナ(690) 39.8
 5.ウルトラコタロウ(690) 8.9
 6.ショータイム(690) 5.2
 7.ユーフォリア(690) 25.7
 8.ホクセイハリアー(690) 2.9
 9.フレイムファースト(690) 32.0
 10.カフカ(680) 2.6

 一昨年はキングフェスタ、昨年はタカラキングダムと2年連続で三冠馬が誕生している4歳シーズンの一冠目。牝馬限定のカーネーションカップで重賞初制覇を果たし、続く前哨戦のライラック賞も勝って2連勝中のカフカが単勝2.6倍で1番人気に支持されました。ライラック賞では0秒1差でカフカの2着に敗れたホクセイハリアーが2.9倍で2番人気、同0秒8差で3着のショータイムが5.2倍と、ライラック賞の上位馬が人気を集めました。

 各馬スタート良く飛び出し、第1障害ではカフカ、ユーフォリアがやや遅れましたが、間もなく追いついて道中は全馬ほぼ一団の展開。馬場水分0.6%の影響もあり各馬何度も刻みながら進みます。第2障害下には、ホクセイハリアー、フレイムファースト、カフカがわずかに抜け出して到達しますが、後続もそれほど差はなく揃います。前半は66秒と落ち着いた流れとなりました。
 第2障害は最初に仕掛けたカフカがひと腰先頭で下りますが、ホクセイハリアー、フレイムファーストも差なく下りてすぐにカフカに並びかけます。少し遅れてホクセイポルシェ、ウルトラコタロウ、ショータイムが下り、さらに遅れてライジンサン、スマイルカナと重賞実績馬が続いて上位に迫ります。
 残り30メートルを過ぎたあたりでホクセイハリアー、フレイムファーストの脚が止まってカフカが単騎先頭に。ショータイム、ウルトラコタロウが徐々に差を詰めますが、止まらず歩ききったカフカがそのまま押し切って勝利。ショータイムがじわじわと差を詰めてきますが1秒2差で2着、差なく続いたウルトラコタロウが3着に入りました。

 人気にこたえて勝ったカフカは、2019年ミスタカシマ以来、2頭目の牝馬による柏林賞制覇となりました。4歳シーズン三冠は、9月の銀河賞、年明け1月の天馬賞へと続きますが、確たる中心馬がいないこの世代で、今後のさらなる成長が注目されます。

成績はこちら
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金田利貴騎手
牡馬相手の重賞で、折合い面が難しい馬なので、厳しいレースになると思ってましたが勝ってくれて嬉しいです。馬の行く気が強く、道中の折合いはうまくいきませんでしたが、障害は絶対に上がってくれるだろうと思っていました。障害を下りてからの直線はつらいかなと思っていましたが一定のペースで歩いて最後まで頑張ってくれました。重い馬場の方が軽過ぎるよりは良いのかなと思います。あまり速い脚はないですが、その分パワーはあるので、上のクラスと差が縮まってきて成長してるなと感じます。(二冠、三冠に向けては)折り合いを付けて進化して臨みたいと思います。

柏林賞 予想結果

今週は2名が的中

今年度の予想対決第4Rは柏林賞。障害を1番手で越えた単勝1番人気カフカが後続を突き放して快勝。止まらず歩いた2頭、3番人気ショータイムが2着、4番人気ウルトラコタロウが3着に入りました。予想対決は2名が的中。目黒さんは前回北斗賞に続き連続的中となりました。

目黒:馬複1500円的中! 収支+2,400円
矢野:ワイド600円ダブル的中! 収支-960円

【集計】投資額 6,000円×4R=24,000円

 須田  +8,860円
 目黒  +3,300円
 荘司  +1,600円
 矢野  -12,540円
 斎藤  -18,500円
 赤見  -24,000円
---------------------------------------
 白組  -22,180円
 紅組  -19,100円

6/29柏林賞予想 須田鷹雄

2025年6月29日(日)

ハンデ軽めのホクセイハリアーを軸に

 メムロボブサップの3~4歳時のように世代を制圧するような馬がいるなら別だが、そうでない世代は3歳でも4歳でも三冠それぞれ勢力図が入れ替わるのがばんえいの面白いところ。ホクセイハリアー→スマイルカナ→ライジンサンと3歳三冠の勝ち馬が入れ替わってきたこの世代だけに、予想は前年度末の延長ではなく、前年度はじめを意識して行いたい。

 ここはばんえい大賞典1着、ばんえい菊花賞2着の◎ホクセイハリアーを軸にする。シーズン前半で荷物軽めのうちのほうが期待できるし、今回は690キロというのも相対的な比較としては有利。重賞実績がありながら自身よりハンデが軽い馬が2頭というのはおいしい。ただ、ばんえい大賞典を最後に1着から遠ざかっているので、買い目は2着パターンのほうが厚い金額配分にする。

◎8 ホクセイハリアー
○6 ショータイム
▲5 ウルトラコタロウ
☆10 カフカ
△4 スマイルカナ
△9 フレイムファースト

3連単
8→5,6,10→4,5,6,9,10 各200円
5,6,10→8→4,5,6,9,10 各300円 計6000円

6/29柏林賞予想 荘司典子

今季初戦でもライジンサンから狙いたい

 4歳馬による重賞・柏林賞。この世代のチャンピオンは言わずと知れたライジンサン。ヤングチャンピオンシップ、翔雲賞、イレネー記念、ばんえいダービーと重賞4勝を挙げている実力馬。とはいえ今回は今季初戦に休み明けで最高重量710キロと、敬遠される要素が多いのは事実。しかし休養前、1頭だけ750キロで挑んだクリスタル特別(6着)と比べれば他馬との重量差は20キロから30キロで、充分克服可能ではないでしょうか。もちろん良化途上でここを叩いてから、という一戦かもしれませんが、人気を落とすのなら馬券的な狙い目はここ。実力馬の底力にかけてみることにしました。

 相手筆頭は今季好調な牝馬カフカ。カーネーションカップで重賞初制覇を果たし、前哨戦のライラック賞も勝利。その前走と同じ8枠10番ですが、引き続き好走に期待。

 ライラック賞2着のホクセイハリアーも同世代同士なら再び上位争い可能。以下、印はウルトラコタロウ、ショータイム、フレイムファーストまで打ちましたが、馬券は◎○▲までに絞って勝負することにします。

◎2 ライジンサン
○10 カフカ
▲8 ホクセイハリアー
△5 ウルトラコタロウ
△6 ショータイム
△9 フレイムファースト

単勝
2 1000円
複勝
2 2000円
馬複
2-8,10 各1000円
3連複
2-8-10 1000円 計6000円

6/29柏林賞予想 矢野吉彦

2025年6月28日(土)

力量差の少ない混戦、ヒネってウルトラコタロウから

 軸馬が来ないとどうにもならないワイド総流し作戦。なるべく早く当てて、傷が深くならないようにしなきゃいけませんね。

 それでも、柏林賞はちょっとヒネって買いますよ。本命はウルトラコタロウにしました。ライジンサンが休み明け。その分を割り引いたら、ここは大して差のないメンバー構成になっていると思います。ライラック賞からの重量加増を考えると、この馬の3着はありえるはず。ワイド流しの軸にはちょうどいいでしょう。

 資金配分はホクセイハリアーに1200円、あとの8頭に600円でいってみます。

 とにかく当てたいところですが、ちょっとヒネったのが吉と出るでしょうか?では、今回はこのへんで。

◎5 ウルトラコタロウ
◯8 ホクセイハリアー
▲10 カフカ
△2 ライジンサン
△6 ショータイム
△9 フレイムファースト

ワイド
5-8 1200円
5-1,2,3,4,6,7,9,10 各600円 計6000円

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