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5/17カーネーションカップ回顧

2025年5月18日(日)

カフカが重賞初制覇

 5月17日(土)には重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)が行われました。当初5月4日(日)に行われる予定が、馬インフルエンザ発症による開催取止めで日程を変更して開催されました。レースは単勝3番人気のカフカがゴール前の接戦を抜け出し重賞初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝オッズ
 1.シンエイアロイ(680) 33.6
 2.ニシキマリン(660) 13.9
 3.ダイヤカツヒメ(680) 3.2
 4.サクラヒメ(690) 1.4
 5.スーパードリーム(660) 競走除外
 6.スーパーチヨコ(660) 38.0
 7.スーパークイーン(660) 192.6
 8.スマイルカナ(670) 51.4
 9.カフカ(650) 9.6

 スーパードリームが競走除外で8頭立てとなった今年のカーネーションカップ。昨年の優勝馬サクラヒメが1.4倍で断然の1番人気。2年前の優勝馬ダイヤカツヒメが3.2倍の2番人気で昨年同様この2頭に人気が集中。昨年のばんえいオークス2着の4歳馬カフカが9.6倍の3番人気で単勝ひと桁台はここまで。昨年のヒロインズカップで3着に好走したニシキマリンが13.9倍で4番人気と続きました。

 18時過ぎから降り出した雨の影響で馬場水分1.3%の表示以上に軽い馬場でレースはスタート。スピードに乗ったダイヤカツヒメが先頭で第1障害を越えると、後続も続々とクリアしていきます。ダイヤカツヒメ、サクラヒメ、ニシキマリンらが道中止まらず前半39秒のハイペースで、ほぼ同時に第2障害下に到達。
 第2障害では先行した3頭がほぼ同時に仕掛けますが、3頭とも天板付近で一旦ストップ。立て直して先頭で下りたのはニシキマリン。ダイヤカツヒメが膝を折りかけながらも立て直して2番手クリア。その後にサクラヒメ、スーパーチヨコ、シンエイアロイがほぼ同時、少し遅れてカフカが6番手で続きました。
 先頭で障害を下りたニシキマリンですが後続馬も徐々に差を詰めてきます。サクラヒメは2番手のダイヤカツヒメに迫るも残り20メートル手前で一杯になり上位争いから脱落。いい脚で伸びてきたスーパーチヨコが残り10メートル過ぎでニシキマリンをとらえて先頭に立ち、そのまま勝利かと思われたところ、ゴール線上で脚が止まってまさかの転倒。長くいい脚を使ったカフカが一気に差し切って勝利。粘り込んだダイヤカツヒメは2着、ニシキマリンが僅差で3着。人気のサクラヒメは5着でした。

 カフカはこれが重賞初制覇。2歳シーズンは2勝を挙げたのみでしたが、力をつけた昨シーズンは6勝。コウシュハクィーン、ミスタカシマ、2年前のダイヤカツヒメに次ぐ4頭目の4歳馬による優勝となりました。

成績はこちら
映像はこちら

渡来心路騎手「びっくりしましたが勝てて嬉しいです。初騎乗で何も知らない状況で乗りましたが、すごくまじめな馬で障害は上手な馬だと聞いていて、その通りだなと思いました。雨が降って馬場は軽かったけれど脚抜きはちょっと悪かったかなと感じました。速い流れで道中は前を見ながらになりましたが、障害を上手く登ってくれて、下りてからは追うたびに伸びてくれたので、ゴールが近くなるともしかしたらと思って必死に追いました。ゴールして勝ったがどうかは分からなかったですが、勝ったと知って嬉しかったですね。ばんえい競馬は馬インフルエンザで開催中止などありましたが、変わらず頑張りますのでこれからもよろしくお願いします」

5/18ばんえい十勝オッズパーク杯予想 須田鷹雄

2025年5月17日(土)

オッズ妙味がありそうなコウテイ、インビクタから

 人気は▲コマサンエースだろう。ばんえい記念は馬場が軽かったので負担を残さなかっただろうし、実際に新シーズン初戦に勝利している。
 ただ、その勝利は昨年7月以来。昨年度は2勝。強い相手と戦っているとはいえ勝ち切れないタイプで、こういう馬が1着前提で人気になってしまうのは嫌な面がある。

 そこで、もし別な馬が勝つとしたら、ということで考えた。1頭は◎コウテイ。もっと荷物が重いほうが強みを発揮できるかもしれないが、昨年のばんえい十勝オッズパーク杯でも▲に先着しており、この2頭のアトサキはやってみないと分からない。

 もう1頭は○インビクタ。このレースとはとにかく相性が良い。この1年で適性が変わってきた印象もあり過去の戦績をそのまま参考にしてしまってよいかは分からないが、人気のないリピーターは買う価値がある。

◎8 コウテイ
○1 インビクタ
▲6 コマサンエース
△3 オーシャンウイナー
△9 クリスタルコルド

3連単
8→1,6→1,3,6,9 各700円
1→6,8→3,6,8,9 各300円 計6000円

5/18ばんえい十勝オッズパーク杯予想 矢野吉彦

オーシャンウイナーから高配当を狙う

 変則開催で息つく間もなく重賞第2弾のばんえい十勝オッズパーク杯です。大横綱のメムロボブサップが不在でやや混戦。さらに休催を挟んだためにスンナリ収まるとは思えないのですが...。

 ここは、前走が惜敗だったオーシャンウイナーを軸にしてみます。コマサンエースが人気になるなら、こっちから買ったほうが高配当を期待できると思ったもので。新聞の厩舎コメントによれば、インフルエンザの影響も大きくなさそうですしね。ただ、今朝になって菊池一樹騎手から船山蔵人騎手への騎乗変更が発表されました。菊池騎手の"お手馬"というのも軸に選んだ理由のひとつなんですけど...。まぁ、デビューからしばらくは船山騎手が騎乗していたので、なんとかしてくれるでしょう。

 資金配分はカーネーションカップと同様、コマサンエースに1200円、その他の6頭に800円としました(キングフェスタ取消のため、金額を変更しました)。

 まぁ、この土日の重賞予想は小手調べみたいなものですからね。ただ、連敗するといきなり赤字分を解消するのが難しくなるので、どうか軸馬が頑張ってくれますように。では、今回はこのへんで。

◎3 オーシャンウイナー
○6 コマサンエース
▲7 タカラキングダム
△2 マルホンリョウユウ
△8 コウテイ

ワイド
3-6 1200円
3-1,2,5,7,8,9 各800円 計6000円

5/18ばんえい十勝オッズパーク杯予想 目黒貴子

万全でなくともコマサンエースが上位

 馬インフルエンザでの中止により、このばんえい十勝オッズパーク杯はどうなってしまうんだろう?と心配していましたが、連日の重賞開催で一気に贅沢な週末になりましたね。やっぱり開催は嬉しいものです。

 ばんえい記念を2着しその存在感を大いに高めた◎コマサンエース。今季緒戦のスプリングカップも勝利し、実力は疑いのないものとなった印象です。近走を見ればまだ重賞を勝利していないことが不思議なくらい。いよいよ初制覇のチャンス到来となりました。体調を崩した影響も心配されますが、ここは面目を保ってほしいところです。

 ◯にはマルホンリョウユウ。前走は◎コマサンエースの2着でしたが着差は僅か。ばんえい記念3着馬には先着しているわけで、素直に評価したいと考えます。

 ▲コウテイも少しずつしかし確実に力をつけてきました。帯広記念はメムロボブサップを相手に勝利。こちらも実力を出せば充分に勝てる力はあるはず。やはりこの馬も熱発からの回復がどれだけなのか気になるところです。

 他には△オーシャンウイナー、△タカラキングダムとして勝負します。

◎6 コマサンエース
○2 マルホンリョウユウ
▲8 コウテイ
△3 オーシャンウイナー
△7 タカラキングダム

3連単ボックス
2,6,8 各700円

3連複2頭軸流し
2,6-3,7 各900円 計6000円

5/18ばんえい十勝オッズパーク杯予想 赤見千尋

9歳にして充実期のコマサンエース初重賞制覇へ

 今年は圧倒的な存在が不在で大混戦のメンバー構成という印象です。
 本命にしたのはコマサンエース。昨シーズンは2勝でしたが安定して馬券に絡むことが多く、シーズンファイナルのばんえい記念では2着に頑張りました。
 ばんえい記念や帯広記念といった高重量戦での好走が目立ちますが、今シーズンは初戦から快勝。9歳にして着実に進化を遂げています。まだ重賞勝ちはないですが、今回はチャンス到来ではないでしょうか。
 
 対抗は5歳勢の筆頭であるタカラキングダム。シーズン初戦は8着と力を出せずでしたが、初挑戦だったばんえい記念でも4着と健闘。4歳シーズン三冠も達成し、充実した一年を過ごしました。古馬一線級に入ってもヒケを取らない実力の持ち主です。

 同じく5歳馬のマルホンリョウユウは今シーズン初戦で8番人気2着と好走。この勢いで重賞でも楽しみです。

 安定感のあるオーシャンウイナー、ばんえい記念では3着に食い込んだコウテイまで。

◎6 コマサンエース
○7 タカラキングダム
▲2 マルホンリョウユウ
△3 オーシャンウイナー
△8 コウテイ

3連単1頭軸ながし
6→7,2,3,8→7,2,3,8 各500円 計6000円

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