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3/16ばんえい記念予想 矢野吉彦

昨年3着コマサンエースから高配当を狙う

 あーあ、こないだ新年度の予想合戦が始まったと思ったら、もう年度末、ばんえい記念です。私の場合、これをはずしても回収率77.4%に踏みとどまれるので大健闘と言えるのですが、この大一番はなんとか当てて終わりたいですね。

 となると、メムロボブサップを軸にするのが正しい選択とは思うものの、少しでも回収率を上げるために(黒字転換はあきらめました)、あえてヒネって買う作戦を敢行することにします。

 というわけで、軸はコマサンエース。いわゆる"リピーター"が多いレースですから、去年3着なら馬券に絡む可能性大と見ました。

 もちろん相手筆頭はメムロボブサップ。とりあえずこの組み合わせを3000円買って、コウテイに1400円、ダイリンファイターとタカラキングダムに各500円、他の3頭に各200円流します。

 時が経つのは早いですから、ばんえい記念が終わればもうすぐに新年度開催が始まります。来季もばんえい競馬をどうぞよろしく。では、今季はこのへんで。

◎6 コマサンエース
○4 メムロボブサップ
▲3 コウテイ
△7 ダイリンファイター
△8 タカラキングダム

ワイド
6-4 3000円
6-3 1400円
6-7,8 各500円
6-1,2,5 各200円 計6000円

3/16ばんえい記念予想 斎藤修

ボブサップには逆らえない(と思うが...)

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎4メムロボブサップ
 ◯6コマサンエース
 ▲3コウテイ
 △8タカラキングダム

 3連単
 4→6→3 2000円
 4→3→6 2000円
 馬単
 6-4 1000円
 馬複
 3-6 1000円

3/16ばんえい記念予想 須田鷹雄

メムロボブサップ19年ぶりの1億円馬誕生なるか

 もう20年近く前の話なので人々が忘れてしまっているかもしれないが、最後の1億円馬スーパーペガサスが引退した2006年は、ばんえい競馬が廃止の危機に陥った年だった。

 帯広単場で存続したばんえいだが賞金水準は一時期ひどく低下し、我々はもう二度と1億円馬を見ることはないだろうと思っていた。しかし今回、メムロボブサップが大記録に挑む。19年ぶりの1億円馬の誕生となれば、それはばんえい復興の象徴だ。存続できたこと、多くの人々に支えられて賞金水準が回復してきたことへの感謝を忘れずに、そのシーンを見届けたい。

 雪予報も出ているので馬場が軽くなるかもしれないが、逆に軽くならなければまともにこの重量を曳けるのはメムロボブサップの他にコマサンエースとコウテイだけ。990キロの5歳馬タカラキングダムはあくまで未知数。他の馬たちは、過去のレースからも完走が当面の目標となる。

 ここは◎メムロボブサップを信用し、問題はそのあとの序列付け。帯広記念とばんえい記念は意外にもそこまで直結する関係ではなく、○コマサンエースと▲コウテイの着順も昨年の帯広記念→ばんえい記念で入れ替わった。ここは◎→○→▲の3連単1点でいきたいところだが、5歳で挑むタカラキングダムの心意気を買って△を打ち、2点とした。

◎4 メムロボブサップ
○6 コマサンエース
▲3 コウテイ
△8 タカラキングダム

3連単
4→6→3 5000円
4→6→8 1000円 計6000円

※予想入稿後に◎メムロボブサップの騎手が変更になりましたが、シルシ・買い目に変更ありません

今週の見どころ(3/14~3/16・3/16 ばんえい記念)

2025年3月12日(水)

 今季のばんえい十勝のラスト3日間は、最終日の16日(日)の最終第12レースに重賞・ばんえい記念が行われ、その他、3歳牡馬、3歳牝馬、4歳、5歳の各オープン特別戦も組まれています。
 今年のばんえい記念は8頭立ての予定で、出走経験があるのが23年の勝ち馬メムロボブサップをはじめ6頭。初参戦はダイリンファイター、タカラキングダム。タカラキングダムは明け5歳で、近年では20年アアモンドグンシン以来となる負担重量10キロ減がある若馬の挑戦となります。
 令和7年(2025年)度のばんえい競馬は、4月13日(日)に第1回能力検査が行われ、18日(金)に開幕。25開催149日間が予定されています(詳細はこちら)。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…13万5,800円
5重勝単勝式…32万7,880円

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら
※オッズパークのキャンペーン情報についてはこちら

【第25回開催4日目】
 3月14日(金)のメイン第11レースには、オッズパーク賞 スターライト特別(5歳オープン・19:35発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 有力なのは、3月2日に行われた4歳との混合重賞・ポプラ賞を使われた馬たち。1着◎マルホンリョウユウが中心です。正月の天馬賞は、三冠を達成したタカラキングダムに差し切られましたが、ポプラ賞ではハンデ差はあったとはいえ同馬を2着にしりぞけています。タカラキングダムがばんえい記念へまわったため不在のここはトップハンデでも負けられません。
 ○ジェイホースは、昨夏から一気に上昇し天馬賞3着、ポプラ賞5着。ポプラ賞は障害で体勢を崩しながらも、逃げて4着だったジェイヒーローと4秒9差なら、そこまで悲観する必要はないでしょう。
 ▲ジェイヒーローは障害巧者で、天馬賞、ポプラ賞とも逃げて4着。ただ、ジェイホースと同じく、ポプラ賞で20キロあったマルホンリョウユウとのハンデ差が10キロに縮まるのは不利といえます。
 △ローランドは、天馬賞とホプラ賞の間に行われたダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)の勝ち馬。ハンデには恵まれていたものの好位からしっかり歩いて見事な勝ちっぷり。ここでも侮れません。

【第25回開催5日目】
 3月15日(土)のメイン第11レースには、クリスタル特別(4歳オープン・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前日メインの5歳オープン・スターライト特別と同様、こちらも重賞・ポプラ賞組が力上位です。◎ウルトラコタロウは、障害3番手からしぶとく歩いて、4歳として最先着の3着。ばんえいダービー3着の実績を考えれば、B1級の720キロは恵まれています。
 ○ライジンサンは、復活Vとなった前々走のばんえいダービーを目標に仕上げられてきた感があり、ポプラ賞は4歳として最も重い780キロだったことを考えても無理をさせなかった印象(6着)。今回の750キロも楽ではありませんが、今季最終出走ということもあり勝ちにこだわってほしいところ。
 ▲ホクセイハリアーは、ポプラ賞7着。人気もありませんでしたが、年長のオープン馬相手では厳しかったよう。ばんえい大賞典勝ちがあり、4歳同士での720キロなら巻き返してくるでしょう。
 △スマイルカナは、ポプラ賞が770キロで8着。見せ場に乏しかったものの、730キロなら戦いやすいはず。ばんえい菊花賞勝ちの実績を考えても軽視できません。

【第25回開催6日目】
 3月16日(日)のメイン第12レースには、第57回ばんえい記念(4歳以上・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら
※調教師・騎手コメントはこちら

 有力なのは過去に1トン経験があり結果を残している3頭。
 ◎メムロボブサップは、このレースでは22年2着、23年1着、24年2着。現役で唯一のばんえい記念ホースです。昨年2着に敗れてから、負けたのは最大40キロのハンデ差があった帯広記念のみで、しかも2着惜敗。ここを勝てば収得賞金1億円を達成します。
 ○コウテイは、メムロボブサップに今季唯一土をつけました。昨年のばんえい記念は障害をひと腰2番手で越えながら5着でしたが、前走の帯広記念では詰めの甘さが出なかったのが成長。流れに乗れれば強敵を再び振り切るシーンも。
 ▲コマサンエースは、昨年がばんえい記念初挑戦ながら3着。前哨戦の帯広記念4着から100キロの重量増で着順を上げてきたところに高重量への適性がうかがえます。今年の帯広記念は3着で昨年以上の結果を狙います。
 ほかは厳しい印象で、3頭の勝負といえます。
 なお、ミノルシャープ(20年ばんえいグランプリなど重賞5勝)はここが引退レースです。

3/9イレネー記念回顧

2025年3月10日(月)

明け3歳世代王者はキョウエイエース

 3月9日(日)には重賞・イレネー記念(3歳オープン)が行われ、単勝3番人気のキョウエイエースが優勝。ナナカマド賞に続いて2歳シーズン二冠制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.アバシリタカラコマ(690) 46.7
 2.キョウエイカスミ(670) 105.3
 3.ココロノニダイメ(690) 6.0
 4.スーパーシン(690) 1.4
 5.キョウエイエース(690) 6.8
 6.ウンカイダイマオー(690) 30.6
 7.アルイテイコウ(690) 19.1
 8.ホクセイテンリュウ(690) 71.5
 9.スターイチバン(690) 8.7

 2歳シーズン三冠の最終戦。二冠目のヤングチャンピオンシップを制し、前走の3歳A-1をトップハンデで勝利したスーパーシンが定量の今回は単勝1.4倍と断然人気に。2月の翔雲賞2着で、スーパーシン(3着)に先着したココロノニダイメが6.0倍の2番人気。スーパーシンとともに世代最多の8勝を挙げるナナカマド賞馬キョウエイエースが6.8倍の3番人気。翔雲賞を制したスターイチバンが8.7倍の4番人気で、ここまでが単勝ひと桁台となりました。

 第1障害を先頭で越えたのはキョウエイエースでしたが、スーパーシン、ホクセイテンリュウが追走。ココロノニダイメやアバシリタカラコマも位置取りを上げ、ほとんど横一線の展開になります。中間点を過ぎてからアバシリタカラコマが一旦抜け出す場面がありましたが、先行5頭ほどが横並びのまま、アバシリタカラコマとキョウエイエースがほとんど同時に第2障害下に到達。ここまで61秒というペースで流れました。
 第2障害ではスーパーシンがひと息入れるとすぐに仕掛け、ひと腰先頭でクリア。キョウエイエースもグイグイと坂を駆け上がると差のない2番手で続きます。アバシリタカラコマが3番手で、ウンカイダイマオー、スターイチバン、ホクセイテンリュウと続きます。
 障害を降りてからはスーパーシンがキョウエイエースに半馬身から1馬身ほどの差で先行しますが、残り10メートル過ぎで一杯に。懸命に追ったキョウエイエースがスーパーシンを交わし、そのまま押し切って先頭でゴール。一旦立て直したスーパーシンでしたが、ゴール線上で再び脚が止まると、止まらずに歩いたウンカイダイマオーがこれを交わして2着。スターイチバンが3着に入り、スーパーシンは4着でした。

 勝ったキョウエイエースは、ナナカマド賞制覇後はハンデを課されたこともあり、重賞ではヤングチャンピオンシップ4着、翔雲賞5着と結果を残せていませんでした。しかし定量の今回はその実力を遺憾なく発揮し、見事世代の頂点に立ちました。

成績はこちら
映像はこちら

菊池一樹騎手「本当に馬が頑張ってくれました。状態は悪くはないと思っていましたが、近走の成績から自信はなかったです。隣がスーパーシンだったのでそれを見ながらレースを運びました。この重量でしたが、意外と息もちゃんと入っていたのでチャンスがあると思いました。(障害は)本当に上手く上がってくれました。周りが止まってくれたので、最後のゴール前は必死に追いました。来年、再来年と世代の1番で行きたいなと思っていますので応援よろしくお願いいたします」

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