ばんえい競馬情報局とは?

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今週の見どころ(4/18~4/22)

2025年4月16日(水)

 2025年度のばんえい競馬が、4月18日(金)よりスタート。開幕からナイター開催で初週は連続5日間となります。初日のメインには、恒例となったオープン特別戦スプリングカップが組まれていますが、ばんえい記念馬メムロボブサップが回避して混戦模様となっています。
 なお今季の減量騎手は
竹ケ原茉耶・今井千尋…女性騎手10キロ減
大友一馬、菅原響希、中原蓮…通算49勝まで10キロ減
 となっています。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…26万0,050円
5重勝単勝式…なし

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【第1回開催1日目】
 4月18日(金)のメイン第11レースには、スプリングカップ(オープン・20:15発走予定)が行われます。

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 当レースを22、23、24年と3連覇中だったメムロボブサップが回避しています。
 ハイレベルな6歳世代から◎クリスタルコルドに期待します。6月の北斗賞、7月の旭川記念と重賞を連勝し、シーズン前半の古馬戦線を牽引しました。今季はばんえい記念挑戦も期待されますが、まずは初戦でお手並み拝見といったところ。
 ○キングフェスタは、ドリームエイジカップとチャンピオンカップと重賞で2着2回。6歳シーズンの今季は古馬重賞制覇が期待されます。メムロボブサップの昨季【10-1-0-0】には及びませんが【5-7-0-3】は立派な成績です。
 6歳馬の3頭目は▲ツガルノヒロイモノ。古馬重賞では好成績を残せていませんが、シーズン後半のオープン-1組で2勝と力をつけています。
 △サクラヒメは、ここ2年は開幕週を回避していましたが今年は出走。今井千尋騎手との新コンビで注目を集めます。

【第1回開催2日目】
 4月19日(土)のメイン第11レースには、卯月特別(A2級混合・20:00発走予定)が行われます。

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 A1級とA2級の混合ですが、A1級はジェイヒーローのみです。
 ◎アアモンドキーマンは、A1級の特別戦で2勝しており、昨季最終開催にオープンへ昇級。蛍の光賞(オープン-1組)でキングフェスタ、オーシャンウイナーといった骨っぽいメンバーに入って7秒2差に粘ったのは評価できます。今季A2へ降級しており今回は主役を演じます。
 ○ギンジは、年明けのオープン昇級後、馬券絡みはA1級との混合戦での3着1回のみ。しかしA1級時代は決め手を生かして特別戦を2勝しており、A2降級なら勝ち負けが期待できます。
 ▲ローランドは、4歳シーズン三冠に不出走でしたが、最終週のスターライト特別(5歳オープン)では、天馬賞2着馬を接戦の末に下しました。5歳馬は若馬減量がなくなりますが、9戦連続3着以内の充実度が魅力です。
 △マルホンリョウダイは、シーズン終盤にA1級の特別戦で2着2回でオープン昇級寸前までいきました。こちらもA2降級は恵まれています。

【第1回開催3日目】
 4月20日(日)のメイン第11レースには、青葉特別(A1級混合・20:00発走予定)が行われます。

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 初日のスプリングカップに出走していないオープン馬と、A1級馬による争いです。
 ◎オーシャンウイナーは、23、24年のシーズン初戦でスプリングカップを使われていたように、このメンバーなら実績上位。昨季最終週の蛍の光賞(オープン-1組)では、チャンピオンカップの2着馬キングフェスタと同重量で大接戦を演じています。
 ○ヤマカツエースは、昨季2勝ですが、最終開催の道産牛肉食べて元気に特別(オープン-2組)を勝っていいかたちで1年を締めくくりました。今回は格下のA1級馬が多く有力です。
 ▲ダイヤカツヒメは、蛍の光賞が8着でしたが、2走前のオープン特別戦ではオーシャンウイナーに3秒8差と迫っています。古馬になった近2シーズンの初戦が2、1着と春から動けるタイプ。オープンから降級したのも歓迎で、次開催のカーネーションカップへ弾みのつくレースを期待します。
 △ヤマノコーネルは、道産牛肉食べて元気に特別の2着馬。こちらもオープンから降級したのは有利です。

【第1回開催4日目】
 4月21日(月)のメイン第11レースには、アルバクロウ10周年記念杯(B1級-1組混合・20:00発走予定)が行われます。

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 A2級とB1級の対戦で、負担重量が不利になる5歳馬が過半数の5頭を占めています。
 ◎ホクセイウンカイは、5歳シーズンの昨季はA2・B1級混合戦、A1・A2級混合戦で各1勝。しかしシーズン後半にはA1級限定の特別戦で2着2回をはじめしぶとさを見せていました。今季A1からA2へ降級しており、5歳馬多数というメンバーを考えても有力です。
 ○カイセドクターは、10月のオープン昇級後、重賞の北見記念に挑戦(4着)し、その他1勝、3着2回。オープンでも2組程度の相手とは好勝負できていました。今季は一気にA2級まで下がっており、復活が期待されます。
 ▲トウケイレーヴは、11月以降の10戦で5勝を挙げ、2着1回、3着2回と充実。最終開催のA2昇級初戦で逃げ切り勝ちを収めています。今季はB1へ降級。若馬減量がなくなる5歳ですが勢いは侮れません。
 △ジェイホースワンは、8戦続けてホクセイウンカイと同じレースを走って4回先着。こちらは今季B1へ降級していますが、9月以降馬券絡みがないため一変まではどうか。

【第1回開催5日目】
 4月22日(火)のメイン第11レースには、水晶特別(B2級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 ◎トワイチロは、昨季A2級格付で12月の初戦から4勝をマークした実力馬です。順調なシーズンインとなる今季、B2級スタートは俄然有利。シーズンをまたいで連勝を決めるシーンも十分。
 ○ホクセイハリアーは、メンバー唯一の4歳馬で若馬10キロ減があります。昨季8回の馬券絡みのうち4回は世代限定戦で、11月のB1昇級後、自己条件では6着が最高でした。しかし今季B2へ降級しており、春先の軽量ならスピードが生かせるはず。
 ▲タカラウンカイは、昨季最終開催にA2へ昇級。近年は平場戦がメインだけに、特別戦でも640キロの軽量なら好勝負になりそう。
 △ニシキマリンは、成績にムラがありますが、好調時には重賞で馬券絡み(1月のヒロインズカップ3着)できるほど。年度替わりの休養でリフレッシュされ、気持ちが乗っていれば一発があるかもしれません。

3/16ばんえい記念回顧

2025年3月17日(月)

メムロボブサップが昨年2着の雪辱

 3月16日(日)には重賞・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、断然人気のメムロボブサップが優勝。障害4番手から早々に前をとらえ、2年ぶり2度目のばんえい記念制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.インビクタ(1000) 46.1
 2.キンツルモリウチ(1000) 競走除外
 3.コウテイ(1000) 5.2
 4.メムロボブサップ(1000) 1.2
 5.ミノルシャープ(1000) 68.8
 6.コマサンエース(1000) 7.9
 7.ダイリンファイター(1000) 58.8
 8.タカラキングダム(990) 10.3

 開催最終日の最終第12レースに行われた今年のばんえい記念は、キンツルモリウチが競走除外となり7頭立て。今季10戦9勝(うち重賞6勝)、2着1回とシーズンを通して圧倒的な成績を残したメムロボブサップは、阿部武臣騎手の負傷により、レース前日、渡来心路騎手に騎乗変更の発表。それでも3年連続で連対中とあって単勝1.2倍の断然人気になりました。帯広記念で今季唯一メムロボブサップに土をつけているコウテイが5.2倍で2番人気。同3着のコマサンエースが7.9倍で3番人気と、ばんえい記念経験馬が上位人気。今季4歳シーズン三冠を制し、ばんえい記念初挑戦となるタカラキングダムが10.3倍で4番人気となりました。

 夕方過ぎから降り始めた雪のなかレースがスタート。第1障害を先頭で越えたのはメムロボブサップでしたが、ひと息入れるとインビクタ、コマサンエースが交わして先行。コウテイとダイリンファイターも位置取りを上げ、メムロボブサップはそれらを見ながらレースを進めていきます。最後方のタカラキングダムが少し置かれますが、ほか6頭はそれほど離れず進むと、第2障害下にはダイリンファイターがわずかに先頭で到達。ここまで1分17秒と昨年のばんえい記念より28秒も速いペースで流れました。
 6頭がそろった第2障害では各馬じっくり息を入れると、コマサンエース、ダイリンファイター、インビクタ、コウテイの4頭がほとんど同時に仕掛け、コマサンエースが先頭でクリア。コウテイが差のない2番手で、インビクタ、メムロボブサップまでがひと腰で続きます。
 障害を降りてからは、手ごたえ十分で前に迫ったメムロボブサップが残り30メートル手前でコマサンエースを交わし、後続を突き放す堂々たる歩みで完勝。勝利の瞬間、渡来騎手は小さくガッツポーズ。2着にはコマサンエース、3着にはコウテイが入り、上位人気3頭による決着。これが引退レースとなる7着ミノルシャープまで全馬完走となりました。

 メムロボブサップは23年に続き2度目のばんえい記念制覇で、勝ち時計の2分17秒5はばんえい記念史上最速。またこの勝利で通算収得賞金が1億135万7500円となり、06年に達成したスーパーペガサス以来、19年ぶり史上8頭目の"1億円ホース"誕生となりました。偉業を達成したメムロボブサップですが、来季は古馬重賞完全制覇を目指し、唯一制していない帯広記念制覇が目標となるようです。
 また急遽乗替りで大役を果たした渡来騎手は、ばんえい記念初騎乗での制覇となりました。

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渡来心路騎手「(騎乗が決まった時は)本当に自分でいいのかなと思いました。プレッシャーを感じすぎて、1周回って『やるしかないな』という気持ちになりました。雪が降っていましたが、荷物が1トンなので焦ることなくしっかりと溜めていこうと思いました。武さん(阿部騎手)がしっかり仕上げてくれて、スタートを出た瞬間に本当に完璧な馬だなというのが分かったので、焦ることなくしっかり馬に任せて乗ることができました。5年前(20年4月)に一度初めて乗った時から強いなと思っていましたが、やっぱりこの馬は強いです。障害を上手く上がれれば降りてからはしっかり歩き切ってくれると思っていたので、焦ることなく馬の呼吸を見ながら乗ることができました。降りてからの勢いがありましたので勝てるなと思いました。(ゴールした瞬間は)すごく嬉しかったですし、武さんと坂本調教師、馬主さんと応援してくださったファンの皆さんに感謝しています」

ばんえい記念 予想結果

今年度は白組の勝利!

今年度の予想対決第27Rはばんえい記念。1番人気メムロボブサップが障害を4番手で越えると、盤石の走りで前を交わして完勝。史上8頭目の「1億円ホース」となりました。2着に3番人気コマサンエース、3着に2番人気コウテイが入り堅い決着となりました。今週の予想対決は5名が的中。そして2024年度の予想対決は白組が勝利となりました。

須田:3連単5000円的中! 収支+23,000円
斎藤:3連単2000円的中! 収支+5,600円
矢野:ワイド3000円+1400円的中! 収支+420円
目黒:3連単1000円的中! 収支-200円
赤見:3連単1000円的中! 収支-200円

【集計】投資額 6,000円×27R=162,000円

 斎藤  +29,860円
 赤見  +9,200円
 矢野  -30,240円
 荘司  -40,200円
 須田  -42,880円
 目黒  -98,340円
---------------------------------------
 白組  -43,260円
 紅組  -129,340円

2024年度、お疲れ様でした。

3/16ばんえい記念予想 荘司典子

2025年3月15日(土)

コウテイが早めに動けば帯広記念の再現も

 あっという間に1年が過ぎ去り、大一番ばんえい記念の日を迎えます。このばんえい競馬情報局の重賞馬券対決も今季ラスト。ここまでちょくちょく的中していたものの収支はマイナス。ばんえい競馬の馬券の難しさを改めて実感しています。とはいえ残り1戦、年間プラス収支に向けてまだ諦めていません。最後の悪あがきをしたいと思います。

 というわけでここを勝てば1億円ホースとなるメムロボブサップが頭の馬券は買いません。母父アキバオーショウは私をばんえい競馬ファンに導いてくれた偉大な存在で、その孫のメムロボブサップは大好きな馬ですが、馬券勝負は別と、泣く泣く腹を括ります。

 コウテイは昨年のばんえい記念で、第二障害を最初に下りたメジロゴーリキに続いて2番手で下り、見せ場を作っての5着。1月の帯広記念ではついにメムロボブサップの追撃をおさえて初重賞制覇。帯広記念の再現を夢見て本命に推します。

 さあ今年はどんなドラマが待っているのか、この1年の気持ちを込めて全馬を応援しましょう!

◎3 コウテイ
○6 コマサンエース
▲4 メムロボブサップ

3連単
3→4,6→4,6 各3000円 計6000円

3/16ばんえい記念予想 赤見千尋

乗り替わりもメムロボブサップ本命に揺るぎなし

 メムロボブサップが本命で揺るぎません。
 阿部武臣騎手が負傷で騎乗変更というのはとてもとても残念ですが、ここまでメムロボブサップを強くしてくれたのは阿部武臣騎手であり、特に今シーズンの強さは本当に圧巻でした。唯一負けた帯広記念も勝ったコウテイとは30キロ差で、すいすい逃げる相手に最後までくらいついていました。
 渡来心路騎手にとっては、ばんえい記念初騎乗ということもあり、大きなプレッシャーがかかる場面ではありますが、これまでにも数々の重賞で結果を出してくれていますから、ぜひこのチャンスを掴んで欲しいです。

 対抗は帯広記念を勝ったコウテイ。すっかり高重量戦に強いイメージになりました。今シーズンはこれまでよりも体重が増えて、もう一段階パワーアップ。メムロボブサップにとっては一番の強敵でしょう。

 なかなか勝ち切れないながらも安定感があるコマサンエース、古豪インビクタの巻き返しもあるかもしれません。

◎4 メムロボブサップ
○3 コウテイ
▲6 コマサンエース
△1 インビクタ

3連単
4→3,6,1→3,6,1 各1000円 計6000円

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