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7/20ばんえい大賞典予想 赤見千尋

上位混戦も叩き3戦目スーパーシンを本命に

 デビュー以来グングンと力をつけて、ヤングチャンピオンシップで初重賞制覇を果たしたスーパーシン。1番人気で迎えたイレネー記念は4着、その後3カ月の休養を挟んだ復帰戦は5着でしたが、一度使った前走はきっちり勝利。改めて力を見せてくれましたね。世代トップクラスの能力のある馬ですし、叩き3戦目でさらなる良化に期待しています。

 対抗はスターイチバン。この馬も着実に成長して、2月の翔雲賞で初重賞制覇。今シーズンは5月から4連勝と勢いがあります。キョウエイエースとは重量20キロ差がありますから、上記の2頭で競り合うのではないかと思っています。
 
 ただ、キョウエイエースの底力は驚異的。能力はトップだと考えているので、1頭だけ690キロを曳いても互角以上に戦えるのではないでしょうか。

 今シーズン大きく飛躍したココロノニダイメ、減った体が戻りつつあるアバシリタカラコマまで。

◎10 スーパーシン
○7 スターイチバン
▲4 キョウエイエース
△8 ココロノニダイメ
△5 アバシリタカラコマ

馬単ボックス
10,7,4,8,5 各300円 計6000円

7/20ばんえい大賞典予想 目黒貴子

古馬相手に好走キョウエイエースが本命

 流石に3連勝とはいかなかったか...。いや、フォーメーションにしたことが失敗で、上位3頭のボックスなら当たっていたではないか!あー。こうなると悔しい。馬券下手が出てしまったレースでしたね。

 今回は慎重に。3歳の世代重賞ばんえい大賞典。しっかり当てたいと思います。実績か勢いか。今回も悩ましいです。

 今季まだ勝ち星はなくとも6戦中2着を4回、3、4着を1回ずつという安定している◎キョウエイエース。2歳時はナナカマド賞、イレネー記念を勝利し、実質的な世代No.1の存在です。3走前のとかちダービーは3着に敗れましたが他馬とは30キロの差があったわけでそれも仕方ありません。むしろその後の2戦は古馬相手に2着を確保していることに力を感じます。ただ今回も他の有力馬と比べても重い重量。なんとか克服してほしいものです。

 逆に今季に入って連勝続きの◯スターイチバン。前走もしっかり勝ちきって勢いだけでなく実力も相当上げてきているなという印象。◎との対決が本当に楽しみなりました。

 ▲はヤングチャンピオンシップを勝ったスーパーシン。そして△にはココロノニダイメ。

 今回も無謀に3連単でいきます。

◎4 キョウエイエース
○7 スターイチバン
▲10 スーパーシン
△8 ココロノニダイメ

3連単
4,7→4,7→8,10 各1500円 計6000円

7/20ばんえい大賞典予想 須田鷹雄

重賞勝ち馬3頭が抜けているが、重量670キロの2頭を軸に

 昨シーズンの重賞を勝ったキョウエイエース、スーパーシン、スターイチバンとそれ以外には差がある印象。2回の重賞2着があるウンカイダイマオーが迫ってくる可能性はあるが、B4やC1で馬券になるかならないかの馬は、ハンデ差があったところで苦しいだろう。

 問題は重賞勝ち馬の序列。キョウエイエースはA1で連続連対と、イレネー記念勝ち馬にたまにある次シーズンのスランプには陥らないで済みそうだが、先着したりされたりの馬に20キロ差を与えるのはやはり大変。ここは2着までと見る。

 馬券上の扱いは平等だが、◎スターイチバンと○スーパーシンは枠の差で序列を決めた。3着には△ウンカイダイマオーと、前走で連続連対は止まったが基本的に今シーズン順調な△ココロノニダイメの可能性も見る。

◎7 スターイチバン
○10 スーパーシン
▲4 キョウエイエース
△3 ウンカイダイマオー
△8 ココロノニダイメ

3連単
7,10→4,7,10→3,4,7,8,10 各500円 計6000円

今週の見どころ(7/19~7/21・7/20 ばんえい大賞典)

2025年7月17日(木)

 7月14日の第1レースで渡来心路騎手が勝利。8561戦目で通算1000勝を達成しました。ばんえい史上30人目、現役では10人目の快挙となります。渡来騎手といえば3月のばんえい記念で、阿部武臣騎手の代役を果たし古馬BG1制覇を成し遂げたのが記憶に新しいところ。ますますの活躍が期待されます。
 20日(日)のメインには3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典が組まれています。例年は2つの特別戦を経て臨みますが、今年は馬インフルエンザの影響で、とかち皐月賞が取り止めで、とかちダービーのみ行われました。そのため例年より上がり馬タイプは少ない印象があります。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…31万0,310円
5重勝単勝式…38万2,690円

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【第8回開催1日目】
 7月19(土)のメイン第11レースには、ユリウス特別(B1級-1組・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催の1組・さざなみ特別から4頭が出走。注目は1着馬◎ネオキングダムです。断然人気にこたえ逃げ切ってB2級-1組の特別戦から連勝を決めました。昇級初戦でこのパフォーマンスなら3連勝が濃厚と言えます。
 ○ゴールデンペガサスは、さざなみ特別では3番人気で4着。障害さえすんなり越えられれば不発が少ないタイプで、あとはペースと展開次第です。
 ▲ショータイムは、4歳重賞・柏林賞2着から前走のB1級-2組でも2着。20キロ減がある3歳馬スーパーシンに迫りましたが1秒7差まででした。今回、若馬減量があるのはこの馬だけなのは恵まれています。
 △スーパードリームは、B1昇級初戦の2組で3着。本質的には平場戦のほうが向く印象ですが、4戦連続馬券圏内の好調さは侮れません。

【第8回開催2日目】
 7月20日(日)のメイン第11レースには、第50回ばんえい大賞典(3歳・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前哨戦のとかちダービー(3歳オープン)から8頭が参戦。トップハンデのキョウエイエースから最大60キロのハンデ差(牡馬同士では30キロ差)がつきます。
 ◎キョウエイエースは、イレネー記念を制した世代最強馬。同じ5月デビューながら通算15戦のスーパーシンに対し、こちらはすでに25戦とタフに走っています。とかちダービーは3着でしたが、あくまでも前哨戦。古馬A1級で好勝負を続ける実力は抜けており、まずは一冠目を手中にするか
 ○スーパーシンは、ヤングチャンピオンシップの勝ち馬で、翔雲賞3着、イレネー記念4着の実力馬。今季初戦が6月で5着から、とかちダービーは登録のみにとどめ、1カ月半ぶりの前走で勝利を挙げています。前哨戦不出走のため直近の力関係は分かりませんが、レース間隔を空けながら結果を出しており、ここも注目です。
 前走で鈴木恵介騎手が手綱を取った馬が3頭いますが、今回は▲ココロノニダイメに騎乗。翔雲賞の2着馬で、イレネー記念5着後に4連勝。とかちダービーは2着でもここへ向け順調にステップを踏んでいます。
 △スターイチバンは、翔雲賞1着、イレネー記念3着、とかちダービー1着と実績、勢いとも上位。ただ、とかちダービーから1頭だけ30キロ増(他馬は20キロ増)なのは課題です。

【第8回開催3日目】
 7月21日(祝・月)のメイン第11レースには、とかち桂冠賞(3歳以上選抜・19:55発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 今季1勝につき別定5キロが課される珍しい条件の特別戦です。
 ◎キングフェスタは、今季2度の出走取消があり波に乗れませんが、前走のミントスポット杯(オープン)では690キロで2着惜敗。今季1勝で今回は5キロ増の695キロなら持ち前のスピードを生かせるはず。
 ○ギンジは、今季2勝のA1級馬で、重量的には今季未勝利のオープン馬と同じ。ただその2勝は近2走で挙げたもの。暑い時期だけに格より好調さを重視する手もあるでしょう。
 ▲インビクタは、今季未勝利のオープン馬。しかし、重賞で2着2回、3着1回と賞金を稼いでいるため、ミントスポット杯では唯一賞金ハンデを課され4着でした。ノーハンデで臨めるここは当然有力。
 △クリスタルコルドは、今季7、6、6、3、1着と着実に良化。前走で旭川記念連覇を達成しました。このメンバーなら引き続きチャンスが見込めます。

7/13旭川記念回顧

2025年7月14日(月)

接戦を制しクリスタルコルドが連覇

 7月13日(日)にはばんえい4市記念競走の第一弾、重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、クリスタルコルドが接戦を制して2連覇を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.インビクタ(790) 5.0
 2.クリスタルコルド(790) 6.2
 3.ヤマカツエース(790) 15.4
 4.コウテイ(790) 13.1
 5.コマサンエース(800) 1.4
 6.オーシャンウイナー(790) 24.5
 7.キングフェスタ(790) 出走取消

 キングフェスタの出走取消で6頭立てとなった旭川記念。ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞と重賞2連勝のコマサンエースが単勝1.4倍の断然人気に支持されました。今季未勝利も北斗賞2着のインビクタが5.0倍、同3着のクリスタルコルドが6.2倍と、北斗賞上位3頭が単勝ひと桁台で人気を集めました。

 第1障害はコウテイがやや遅れますが、他の5頭はほぼ一団でクリアします。インビクタ、コマサンエース、クリスタルコルドが先行してペースを作りますが、追いついたコウテイも含めてほとんど差なく追走。道中は全馬がほぼ一団で進むなか、クリスタルコルド、コマサンエースが僅かに先頭で第2障害手前に到達。ここまで70秒というペースでした。
 第2障害で最初に仕掛けたのはコマサンエースですが、以下も遅れず動き出します。スムーズに下りたインビクタが先頭でクリアし、クリスタルコルド、コマサンエースもほとんど差なく続きます。この3頭が横一線の追い比べとなり、残り20メートルでクリスタルコルドが半馬身抜け出すと、そのまま後続を振り切ってゴール。1馬身ほどの差でインビクタが2着。人気の中心コマサンエースは僅かに遅れて3着でした。

 今季の初勝利を重賞で飾ったクリスタルコルドは、昨年に続いての旭川記念制覇で、重賞6勝目。北斗賞上位3頭での決着となりましたが、クリスタルコルドは3着からの見事な巻き返しでした。今回は出走取消でしたが、同じ6歳のキングフェスタとともに、ばんえい競馬の古馬戦線を牽引する次世代の代表格として今後も注目となりそうです。

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西謙一騎手
普段の動きでも厩舎内でも調子が上がってきているのが分かっていたので、勝てて良かったです。ロータリーハローが掛かった馬場の方が良かったと思っていましたが、結果的に(ロータリーハローが入らなくても)勝てたので良かったです。道中はすぐ横にコマサンエースがいて遅れずついていけたので、障害さえ上がれば間に合うかなと思っていました。下りてからは経験値のある年上の馬との競り合いでしたが、焦らず、いつも通りでした。夏にはばんえいグランプリもありますが、シーズン最後の大きいレースを目標に進めていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

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