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7/7ばんえい大賞典予想 矢野吉彦

2024年7月 5日(金)

ミチシオの決め手を信頼

 とりあえず柏林賞が当たってホッと一息。これを弾みにボチボチ行きたいと思います。

 ばんえい大賞典もつまらない予想ですが、ミチシオを軸にしました。障害をしっかり上れれば決め手はメンバー随一。馬券圏内に届いてくれると信じましょう。

 スマイルカナ、ウルトラコタロウ、フレイムファースト、ホクセイハリアーに各1000円、他の4頭に各500円を流します。

 まぁここも、当たれば良しということです。では、今回はこのへんで。

◎1 ミチシオ
○9 ホクセイハリアー
▲3 ウルトラコタロウ
△2 スマイルカナ
△5 アヤノダイマオー
△8 フレイムファースト

ワイド
1-2,3,8,9 各1000円
1-4,5,6,7 各500円  計6000円

今週の見どころ(7/6~7/8・7/7ばんえい大賞典)

2024年7月 4日(木)

 7月7日(日)のメインには、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典が組まれています。オープン馬には今季の収得賞金に応じたハンデが課されますが、現在の3歳の最高格付はA2級のライジンサンのため、クラスハンデのみで重量差がつきます。今季の3歳オープン特別2戦は、とかち皐月賞をフレイムファースト、とかちダービーをミチシオがそれぞれ勝利。昨季を重賞3連勝で締めくくったライジンサンは今季初戦でここに挑みます。王者不在の間に力をつけてきた馬がどこまで迫れるでしょうか。

★★ばんえいグランプリのファン投票受付中(7/15まで)★★

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…67万7,110円
5重勝単勝式…なし

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【第7回開催1日目】
 7月6日(土)のメイン第11レースには、筋肉マシマシ東スポ餃子賞(A2級混合・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 A2級とB1級の混合で、前走はA1・A2級混合の天の川特別、4歳重賞・柏林賞、A2・B1級混合のこと座特別、B1級-1組の拓成湖特別ほか様々です。
 もっとも相手が揃っていた天の川特別組から◎リュウセイペガサスに注目します。A2昇級2走目で格上相手ながら障害を3番手でクリアし、A2級馬として最先着の6着を確保しました。昨季の最終出走がA1級-1組の大平原特別で2着だけに、ゆくゆくはもっと上での活躍が期待できるはず。
 ○ダイリンファイターは、大平原特別を逃げ切って勝利。今季も対リュウセイペガサスでは3戦とも先着しています。しかし今回対抗評価なのは、賞金ハンデ5キロを課された前走・ジュノー特別(A2級)ではやや障害で苦戦し、今季はじめてリュウセイペガサスより後に障害を越え大接戦となったため。基礎重量が10キロ増えており隙が生まれるかもしれません。
 ▲ノエルブランは、ジュノー特別7着から、前走のこと座特別で4着と前進。レースぶりがよくなっており、骨っぽい相手でも警戒が必要。
 ジュノー特別、こと座特別とも6着だった△マルモタイショウを押さえに。

【第7回開催2日目】
 7月7日(日)のメイン第11レースには、重賞・第49回ばんえい大賞典(3歳・20:00発走予定)が行われます。

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 トップハンデ680キロがA2級の牡馬ライジンサンで、最軽量650キロがB2級の牝馬スマイルカナ。牡馬同士では最大20キロ差つきます。
 ◎ライジンサンは、間隔を空けながら5連勝で3月のイレネー記念を制し昨季を締めくくりました。重賞3勝は圧倒的な実績。少し賞金を稼げばA1に昇級しハンデがさらに不利になることを考えれば、無理に出走を重ねる必要はなく、今季初出走でもここ一本で調整されてきたとみるべきでしょう。
 相手はイレネー記念2着の○スマイルカナ。離れた障害クリアからライジンサンに3秒0差まで迫っています。当時からハンデ差が10キロ広がることを考えれば逆転の可能性も。ばんえい大賞典で直近の牝馬の勝利は21年イオンですが、黒ユリ賞の勝ち馬というのは同じででも、牡馬相手の定量戦・イレネー記念で2着があるぶんこちらのほうがキャリア上位といえます。
 ライジンサンが不在だったとはいえ、6月のとかちダービー(3歳オープン)の勝ち馬▲ミチシオも有力。2月の牡馬限定重賞・翔雲賞でライジンサンの2着もあります。
 △ウルトラコタロウは、翔雲賞とイレネー記念が3着で、とかちダービー2着。ミチシオの10勝、ライジンサンの8勝、スマイルカナの7勝などと比べ、通算3勝は劣勢ですが、重賞で3戦とも3着と底力があります。

【第7回開催3日目】
 7月8日(月)のメイン第11レースには、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・19:55発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 次週の13日には牝馬による白鳳賞が行われ、8月18日の準重賞・朱雀賞で5歳のナンバーワンを争います。
 天馬賞など世代重賞7勝のキングフェスタが不在。ほかのオープン馬の実力は拮抗していますが、ひとまず天馬賞で2着だった◎ツガルノヒロイモノに期待します。古馬重賞初挑戦となった4月のばんえい十勝オッズパーク杯は9着。勝ち馬メムロボブサップとは接戦歴もありましたが、ここぞの舞台では経験不足を感じさせる結果でした。6月16日の北斗賞(負担重量770キロ)を回避したことで、立て直した障害を崩さずにここへ臨むことができ、強敵不在のチャンスをモノするか。
 ○ヘッチャラは、天馬賞の3着馬で、北斗賞は人気通りの5着。ツガルノヒロイモノ、ヤマカツエースらとは今季も対戦し、先着したりされたりしています。決め手比べではツガルノヒロイモノに分があるだけに、逃げが理想でしょう。
 条件級では▲ホクセイウンカイに注目します。クラス別定の柏林賞、銀河賞がともに4着。キングフェスタ不在のオープン勢と10キロ差つけば見せ場以上も。
 3頭目のオープン馬△ヤマカツエースは、天馬賞4着、北斗賞6着。力通りなら上位争いに加わります。

今週の見どころ(6/29~7/1)

2024年6月27日(木)

 6月16日(日)に行われた重賞・北斗賞は、5歳馬クリスタルコルドが、アオノブラック、インビクタら人気の8歳馬をしりぞけ金星を挙げました。7月1日(月)のメインミントスポット杯では、賞金ハンデを課され目標にされる立場となりますが、好走できれば、現在実施中のばんえいグランプリの出走馬を決めるファン投票において大きなアピールとなるはずです(※クリスタルコルドは回避となりました)。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…41万3,840円
5重勝単勝式…25万9,770円

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※オッズパークのキャンペーン情報についてはこちら

【第6回開催4日目】
 6月29日(土)のメイン第11レースには、渡島家畜商北斗大野輓馬大会(B2級-1組・19:55発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 今季開幕週に実施された水晶特別以来となるB2級-1組の特別戦ですが、同レースに出走していた馬はいません。
 ◎サカノハマナカを中心視します。古馬の特別初挑戦か実績に乏しい馬が多いなか、昨季B1級の特別戦で馬券絡みがあるキャリアは信頼できます。B3からの昇級初戦でも勝ち負けできるはず。
 今季メンバー中で唯一、特別戦に出走しているのが○フェアリーマイ。5月20日のスーパートレーナー賞で7着でしたが、B2級馬として最先着で、前走の2組で今季初勝利を挙げています。A2からの降級馬でキャリア上位ですが、決め手勝負型でやや展開に左右されます。
 ▲ジェイホースは、古馬混合の特別戦初出走ですが、3月のクリスタル特別(4歳オープン)で2着があります。現在4歳馬の通算収得賞金順13番目。賞金が高い特別戦を勝って、9月の二冠目・銀河賞出走を目指したいところ。
 △レッドクイーンは、昨年12月に同条件で2着。3戦連続連対の好調さも魅力です。

【第6回開催5日目】

6月30日の新馬情報
第2レース]ヒナタクイーン 第5回能力検査3番時計(2:42.7)

 6月30日(日)のメイン第11レースには、天の川特別(A1級-1組混合・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 A1級7頭、A2級3頭のいずれも好調馬ですが、A1級から◎ブラックサファイアに注目します。勝った次走で大敗するなど成績にムラがありますが、2走前を勝つと、前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)でも末脚冴えて2着に入りました。当日の夜は天気が崩れる予報。馬場状態に影響を与えるほどの降雨があれば、スピードをいかしここも好走が期待できます。
 ○ジェイホースワンは、今季降級したA2級の特別戦で3、3、2着と障害巧者らしい安定したレースぶり。A1昇級初戦の前走シルバーカップも5着とはいえ障害はひと腰と悪くありません。前走(馬場水分2.3%)ほど時計勝負にならなければ反撃があるはず。
 ▲ダイヤカツヒメは、シルバーカップ4着ですが、今季A1級単独か、A2混合の特別戦では2戦2勝。ブラックサファイアと同様、軽めの馬場は悪くありませんが、あまり速い展開では障害でモロさが出てしまうかもしれません。
 △キョウエイリュウは、特別戦の重量では苦戦していますが、前走平場のA1級-2組を逃げ切って今季初勝利。なお同じ日の2歳戦で同厩舎・同馬主の半弟キョウエイエースも逃げ切っています。もともと実績上位だけに勝ち癖がついたなら無視できません。

【第6回開催6日目】

7月1日の新馬情報
第2レース]ミカン 第5回能力検査1番時計(2:27.4)
第3レース]セイナン 第4回能力検査10番時計(2:38.0)

 7月1日(月)のメイン第11レースには、ミントスポット杯(オープン・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 次回の古馬オープン重賞は2週間後、7月14日の旭川記念。収得賞金上位馬では、今回、メムロボブサップ、アオノブラック、キングフェスタ、インビクタらの名前がありませんが、5月の牝馬重賞・カーネーションカップを制したサクラヒメが1カ月ぶりの出走となります。
 その◎サクラヒメは、今季3戦して2勝、2着1回。前走5月26日の大雪賞(オープン)では、インビクタにコンマ7秒振り切られましたが2着。昨年7月からの連続3着以内を12へ伸ばしています。前述のとおりここは恵まれたメンバー構成。相手探しといえます。
 ○ヘッチャラは、大雪賞4着、6月16日の重賞・北斗賞5着と安定。大雪賞はバテたツガルノヒロイモノを交わしているように、切れよりはしぶとさが持ち味です。
 ▲ツガルノヒロイモノは、北斗賞を回避したためレース間隔が空きますが、前走の大雪賞では直線一旦は先頭と見せ場を作って6着。開幕後しばらく苦戦していた障害に安定感が出ており、雨の影響がある馬場なら粘りが増すはず。
 △コウテイは、今季5戦して、北斗賞では7着も、大雪賞3着など特別戦ではすべて馬券絡み。こちらは馬場は軽くないほうが力を出せるでしょう。

6/23柏林賞回顧

2024年6月24日(月)

タカラキングダムがダービー馬の力を示す

 6月23日(日)には重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、障害2番手で越えたタカラキングダムが、逃げ粘るクリスタルゴーストを差し切り、4歳シーズン一冠目を制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.クリスタルゴースト(690) 16.4
 2.キタノミネ(690) 69.4
 3.スーパーチヨコ(670) 24.8
 4.ジェイヒーロー(690) 46.3
 5.キョウエイプラス(700) 33.1
 6.タカラキングダム(710) 5.9
 7.ホクセイタイヨウ(710) 4.3
 8.アシュラダイマオー(690) 109.3
 9.サクラヤマト(690) 5.4
 10.マルホンリョウユウ(720) 2.0

 単勝1番人気に支持されたのは昨季の二冠馬マルホンリョウユウ。前走A1特別を快勝して4歳馬唯一のオープンに昇級しており、トップハンデながら2.0倍と高い支持を集めました。3歳三冠ですべて2着の実績があり、出走10頭全馬が対戦した前哨戦・ライラック賞を勝利したホクセイタイヨウが4.3倍で2番人気。今季7戦6勝、2着1回の上がり馬サクラヤマトが5.4倍で3番人気。ばんえいダービー馬タカラキングダムが5.9倍の4番人気で続きました。

 第1障害を先頭で越えたのはクリスタルゴーストで、その勢いで後続に差をつけましたが、ひと息入れたところでマルホンリョウユウ、サクラヤマト、ジェイヒーローが位置取りを上げてきます。中間点を過ぎてからはホクセイタイヨウも先行勢に加わりましたが、わずかにマルホンリョウユウが先頭で第2障害下に到達。ここまで43秒というペースで進みました。
 第2障害では、マルホンリョウユウが最初に仕掛けますが、登坂途中でひと息。これを見るように後続が仕掛けると、その中からクリスタルゴーストがひと腰先頭でクリア。じっくり溜めたタカラキングダムがすんなり2番手で通過し、差なくジェイヒーロー、立て直したマルホンリョウユウ、キタノミネと続きました。
 障害を降りた勢いのままタカラキングダムが追い上げると、残り20メートル過ぎでクリスタルゴーストを並ぶ間もなく交わし去って先頭でゴール。クリスタルゴーストもしっかりと歩いて2着。2頭から離れた3着には1番人気のマルホンリョウユウが入りました。

 勝ったタカラキングダムは、ナナカマド賞、ばんえいダービーに続いて世代最多となる重賞3勝目。ひとつ上の世代(現5歳世代)には、ここまで重賞8勝のキングフェスタという断然の存在がいますが、この世代は群雄割拠。今回の勝利でタカラキングダムが一歩リードしましたが、9月22日に行われる二冠目の銀河賞も別定重量で争われるだけに、ハンデ次第で再度混戦となりそうです。
 また管理する村上慎一調教師は柏林賞初制覇。手綱を取った金田利貴騎手は、自身の重賞初制覇となった21年ゴールドハンター以来となる2度目の柏林賞制覇となりました。

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金田利貴騎手「自己条件で騎乗できないことも多かったですが、それでもこのような舞台で乗せてくれた関係者の皆さまに感謝します。ここ最近の馬場の感じと、ぱらぱらと雨が降ってきて時計が早くなっていたので、チャンスだなと思いました。まずまずのスタートを切れて、道中は気難しいこともあるんですけど、今日は障害に近づくにつれて前向きになってくれたので良いなと思いました。重賞なので(降りてからの)切れはいつもよりはなかったですが頑張ってくれました。常に世代で上位争いをしてくれる馬なので(二冠目、三冠目も)頑張りたいと思います」

柏林賞 予想結果

今週は2名が的中!

(編集部より)7月8日11時50分ごろまで、集計が誤っておりました。申し訳ございません。現在は修正されています。

今年度の予想対決第4Rは柏林賞。第2障害を先頭で越えたのは単勝5番人気のクリスタルゴーストでしたが、2番手でクリアした4番人気のタカラキングダムが残り20メートル過ぎで交わして4歳シーズン一冠目を奪取しました。予想対決は荘司さん、矢野さんの2名が的中。特にクリスタルゴーストを本命に挙げた荘司さんは馬複を的中し、大幅なプラス収支となりました。

荘司:馬複1000円的中! 収支+25,900円
矢野:ワイド800円ダブル的中! 収支+1,040円

【集計】投資額 6,000円×4R=24,000円

 荘司  +7,900円
 斎藤  +200円
 矢野  -11,160円
 目黒  -13,950円
 赤見  -15,600円
 須田  -24,000円
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 紅組  -21,650円
 白組  -34,960円

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