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今週の見どころ(8/10~8/12・8/11ばんえいグランプリ)

2024年8月 8日(木)

 8月11日(祝・日)のメイン第11レースには、ファン選抜重賞・ばんえいグランプリが組まれています。この日は第10レースに、同じくファン選抜による特別戦・オッズパーク杯 ばんえいスタートロフィー、第9レースには今季最初の2歳馬による特別戦・白菊賞(牝馬限定)も実施されます。
 ばんえいグランプリには、ファン投票19位コマサンエースまでが出走可能(通算収得賞金による選出馬もファン投票順位で示す)。ばんえいスタートロフィーには同14位ながらこちらにまわってきたオープン馬ゴールドハンターを筆頭に、ほかA1~B1級の素質馬が名を連ねています。
 オッズパークでは、ばんえいグランプリ&ばんえいスタートロフィーの特設サイトを公開中です。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…13万5,240円
5重勝単勝式…なし

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【第9回開催4日目】
 8月10日(土)のメイン第11レースには、山鳩賞(4歳オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 6月23日に実施された4歳シーズン一冠目・柏林賞から7頭が参戦していますが、上位馬では3着マルホンリョウユウ、5着ホクセイタイヨウが不在。1着タカラキングダムがトップハンデの710キロで、6着だった牝馬スーパーチヨコの660キロまで最大50キロのハンデ差がつきます。
 注目は2着だった◎クリスタルゴースト。懸命に逃げ込みを図るところ、20キロ重いタカラキングダムにあっさり差し切られました。しかし今回はこちらがB1級据え置きなのに対し、タカラキングダムはA1からオープンに昇級したためハンデ差が30キロに広がります。2秒6差の逆転は可能。
 ○タカラキングダムは、同じく当時から昇級している7着ジェイヒーロー以外の柏林賞組の5頭とは10キロ重量差が広がります。しかし4着キタノミネに19秒2もの差をつけていることを考えれば、大勢に影響なし。
 その▲キタノミネは、1、2着馬から離されましたが、今回は3着馬が不在だけに机上の計算では着順を上げてくるはず。
 他路線組では△ジェイライフに注目。B1級-1組の特別2戦を含め目下4連勝。3月と4月の4歳オープン特別戦ではともに4着と力は見せています。

【第9回開催5日目】
 8月11日(祝・日)のメイン第11レースには、第36回ばんえいグランプリ(3歳以上ファン投票選抜・20:00発走予定)が行われます。

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 クラスハンデ以外に重量差がつかない時期もありましたが、23年からはクラスハンデに加えオープン馬には賞金ハンデも課されるように。オープンの規定重量は20~23年の800キロから今年790キロに変更されています。
 ◎メムロボブサップが史上2頭目となる4連覇を目指します。初挑戦は5歳時の21年。オレノココロ、コウシュハウンカイの古馬二強が引退してのシーズンに、この舞台で古馬重賞初制覇を成し遂げました。体調の維持が難しいとされる暑い時期に3年連続での出走も称賛に値しますが、いずれも勝利しているのは見事。今年も勝てば古馬重賞10勝(世代限定重賞を含めると18勝)の大台に乗ります。
 メムロボブサップが不在だった北斗賞、旭川記念と連勝したのが○クリスタルコルド。両レースとも全馬同重量での戦いでしたが、今回はメムロボブサップ、サクラヒメとともに賞金ハンデ10キロを課されます。しかし前年までより規定重量が10キロ軽くなったのは若い5歳馬にとって歓迎といえるでしょう。
 牝馬▲サクラヒメにとっても、規定重量が軽くなったのは追い風。前走のとかち桂冠賞(3歳以上選抜)では、メムロボブサップの3着ですが、今回は雨の影響がありそうな馬場だけに、違った結果も考えられます。
 △インビクタは、メムロボブサップが勝った4月のばんえい十勝オッズパーク杯が3着で、6月の北斗賞はクリスタルコルドに振り切られての2着でした。賞金ハンデの加増はなく上位争いが期待できます。

 この日の第10レースには、オッズパーク杯 ばんえいスタートロフィー(3歳以上ファン投票選抜・19:30発走予定)が行われます。

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 メンバー唯一のオープン馬◎ゴールドハンターの相手探しとみます。昨年のばんえいグランプリで2着、10月の北見記念で3着がある実績馬。一線級相手では、他馬が障害で崩れたときに浮上するパターンが多いものの、この相手なら自ら動いて押し切れそうです。
 ○ミノルシャープは10歳馬で、旭川記念、ばんえいグランプリと連勝した20年のような力は望めません。しかし近5走のA1級(混合戦含む)で4、2、4、4、4着と崩れなし。ゴールドハンターを除けば相手有利といえます。
 ▲ギンジは、出走取消明けで順調さを欠いていますが、昨年のこのレースの覇者だけに侮れません。
 △チャチャクイーンは、最軽量ハンデが魅力。軽めの馬場なら前残りに警戒が必要でしょう。

【第9回開催6日目】
 8月12日(振・月)のメイン第11レースには、ベガ特別(A2級混合・20:15発走予定)が行われます。

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 A2級の特別戦はこれで4開催続けてB1級と混合です。各レースの勝ち馬では、3開催前のこと座特別を勝ったイナサンブラックのみ出走しています。
 注目はA2級の◎ノエルブラン。こと座特別と筋肉マシマシ東スポ餃子賞が4着、しし座特別が3着とまずまず安定しています。今開催には4歳オープン・山鳩賞が組まれたため4歳は不在。前開催のしし座特別を快勝している3歳馬ミチシオも回避したとなれば、ペースはさほど速くならないはず。首位争いに期待できます。
 ○ロングビユウテイは、B2級-6組混合戦を楽勝し、B1へ昇級後2連勝しています。今回はA2級との混合ですが、昨秋にA2級-1組の特別戦で連対しており見劣りなし。
 ▲マツノタイガーは、B1級の特別戦で安定感ある走り。こちらも昨季はA2級で好勝負しており、今回の相手でも力量は互角です。ただ、主戦の鈴木恵介騎手が乗れないのがどうか。
 △イナサンブラックは、こと座特別でミチシオ(B1級)、アローリキヒメ(A2級)との接戦を制して勝利。賞金ハンデ5キロを課されたその後2戦がひと息なのは気になりますが、見限れません。

今週の見どころ(8/3~8/5)

2024年8月 1日(木)

 前開催より3歳以上の特別戦の基礎重量が、普通競走の規程重量の20キロ増から30キロ増に変更となっていますが、今週からの第9回開催よりB級以上の3歳馬の普通競走での減量が20キロから10キロへ減らされます。今開催に対象となるのはB1級2頭、B2級2頭、B3級8頭、B4級21頭。特別戦が組まれることが少ないB3級より下の馬が多く、馬券検討の際は注意が必要でしょう。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…5万8,380円
5重勝単勝式…なし

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【第9回開催1日目】
 8月3日(土)のメイン第11レースには、祝居酒屋田五作50周年記念(B2級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 前開催のB2級-1組・ルビー特別から1着ダイレクトエース、3着ローランドなど6頭が参戦しています。
 注目は◎ダイレクトエースでしょう。B3級-1組を差し切ってのB2昇級初戦だった前走でもシャープな末脚を発揮。前々回6月29日のB2級-1組・渡島家畜商北斗大野輓馬大会の上位4頭を一蹴しています。ここは人気を背負いそうですが、この馬の末脚不発を狙い先行勢が仕掛けを焦って障害で苦戦すれば、おあつらえ向きの展開になりそうです。
 ○トウケイレーヴは、渡島家畜商北斗大野輓馬大会、ルビー特別とも4着。ともに馬券圏に届いていませんが、サカノハマナカ(同2、6着 ※今回は回避)、ツガルフジ(同1、8着)と比べ安定感があります。しかも同じ着順でも、生涯初の特別挑戦だった渡島家畜商北斗大野輓馬大会より前走のほうが接戦に持ち込めており、前進が期待できます。
 ▲ローランドは、B2級-2組、3組と連勝し、ルビー特別が3着。初の古馬混合の特別挑戦でしたが、ゴール前で一旦は先頭に立ち見せ場多い走りでした。特別戦を続けて使われるここは慣れも見込めるはず。
 △ツガルフジは、渡島家畜商北斗大野輓馬大会の勝ち馬ですが、ルビー特別では8着。逃げたのは同じですが後続に早めにこられ終いに失速しました。流れ次第で残り目があります。

【第9回開催2日目】
 8月4日(日)のメイン第11レースには、道産牛乳飲んで健康に特別(A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 A1級とA2級の混合で、全馬の前走もクラス混合戦。A2級のアローリキヒメ、ウンカイタイショウのしし座特別はA2・B1級混合、A1級のキョウエイリュウ、シンエイアロイのとかち桂冠賞はオープン・A1・A2級混合、A1級のジェイホースワンのボートレース福岡杯はオープン・A1級混合、その他5頭のA1級-2組混合はA1・A2級混合です。
 オープン馬との対戦だったとかち桂冠賞、ボートレース福岡杯組が実力上位で、なかでも期待は◎キョウエイリュウ。前々走のA1級・さざなみ特別では逃げ切っていたこの馬が、とかち桂冠賞では流れに乗れず詰めも欠く結果(6着)だったのはクラスの壁といえそう。今回は格下A2級馬もおり、相手に恵まれています。
 ○ジェイホースワンも、ボートレース福岡杯では後方からとなり障害力が生かせませんでした(7着)。3開催前の天の川特別(A1級-1組混合)では2着キョウエイリュウとコンマ4秒差の3着だけにここは見直したいところ。
 ▲ヤマノコーネルは、前走のA1級-2組混合でメンバー最先着の3着。出走取消明けだった4走前から着実に着順を上げています。特別戦は久しぶりですが、4、5月にはオープン馬相手に3、4着と上位争いしていた実績があります。
 △シンエイアロイは、とかち桂冠賞8着。主戦の金田利貴騎手に戻り、ある程度前で運べれば決め手を生かし上位進出もあります。

【第9回開催3日目】
 8月5日(月)のメイン第11レースには、デネブ特別(B1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催には、1組のサマーカップ、2組のユリウス特別とB1級の特別戦が2レース組まれました。サマーカップの1着馬ジェイライフと2着馬クリスタルゴーストは今開催では4歳オープンの山鳩賞、ユリウス特別1着のロングビユウテイはA2級との混合戦にまわっています。
 ◎ゴールデンペガサスは、サマーカップの3着馬で、前々回6月22日の1組・拓成湖特別では2着。両レースの勝ち馬はともにジェイライフでした。ユウリス特別の勝ち馬まで不在となれば相手有利は明らか。今度こそ差し脚が届くはず。
 ○アオノソルテは、拓成湖特別3着、サマーカップ4着。ゴールデンペガサスとは両レースとも隣同士の枠で、こちらが根負けしたかたち。しかし着差はそれぞれ1秒6、2秒4とわずかで、枠が離れる今回は違った結果もありそうです。
 ▲フェアリーマイは、サマーカップがB1昇級初戦で7着。軽めの馬場は向くかと思われましたが、流れに乗れず決め手も不発でした。ただ障害を1~3番手で越えた4歳馬が揃って不在なら追走も楽になるはず。昨季はA2級で勝ち負けしていたキャリア上位です。
 △コマサンタカラは、ユウリス特別が僅差の2着。3連勝を決めた好調ロングビユウテイに交わされてからも最後まで抵抗しました。前走1組勢が相手でも食い下がりに要警戒。

今週の見どころ(7/27~7/29)

2024年7月25日(木)

 8月11日(日)に行われる重賞・ばんえいグランプリファン投票結果が発表されました。ベスト3は、メムロボブサップ、サクラヒメ、アオノブラック。上位7頭にファン投票選出馬を除く通算収得賞金上位3頭を加えた10頭が出走します。ばんえいグランプリ出走馬を除くファン投票上位馬には、同じ日に行われるばんえいスタートロフィーへの出走チャンスがあります。
 なお前週からB級以上の特別戦の負担重量が、平場戦の規定重量プラス20キロから30キロに変更となっています。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…なし
5重勝単勝式…なし

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【第8回開催4日目】
 7月27日(土)のメイン第11レースには、ルビー特別(B2級-1組・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 2開催前の6月29日に実施された渡島家畜商北斗大野輓馬大会以来となるB2級-1組の特別戦。同レースから上位3頭を含む6頭が参戦しています。
 ならば注目は1着だった◎ツガルフジ。ハイペースで先行し、後続に影を踏ませない圧巻の逃げ切りでした。5番人気でしたが、ミチシオ、イナサンブラック、ジェイライフといった実力馬がA2へ昇級してのメンバーならこれくらいやれても不思議ありません。前走平場の2組も2着と勢いがあり追いかける手。
 ○ジェイホースは、渡島家畜商北斗大野輓馬大会が3着で、平場の2組が1着。2走前はツガルフジに抵抗できませんでしたが、今開催から特別戦の増量が30キロになったのは、障害巧者だけに歓迎でしょう。
 ▲サカノハマナカは、渡島家畜商北斗大野輓馬大会の2着馬。B2昇級初戦での好走だけに、条件2度目のここは期待が高まります。
 △ローランドは、2組、3組と連勝中。前走では、サカノハマナカを差し切っており、あとは重量増をこなせるかです。

【第8回開催5日目】
 7月28日(日)のメイン第11レースには、しし座特別(A2級混合・20:05発走予定)が行われます。

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 A2級は頭数が少なく、3開催続けてB1級混合での特別戦となります。
 ◎アローリキヒメは、今季A2級の特別戦(混合戦含む)で6、3、3、3着。唯一、馬券に絡めなかった5月18日のつつじ特別も勝ち馬とは4秒9差と離されていません。安定感上位でここも勝ち負けになるはず。
 ○ミチシオは、2開催前のこと座特別でアローリキヒメに先着しての2着。ただ、雨が降る中の超ハイペースと特殊な条件でした。馬場状態が変わり、賞金ハンデ5キロを課されても同じ競馬ができれば本物でしょう。
 ▲ノエルブランは、こと座特別、前開催の筋肉マシマシ東スポ餃子賞とも4着。出走取消明けを1度叩かれて本来のしぶとい競馬ができるようになっています。勝ちみに遅いタイプで2着はありそうです。
 △ジェイヒーローは、筋肉マシマシ東スポ餃子賞2着から今回がA2昇級初戦。前走より重量20キロ増だけに今回は押さえまで。

【第8回開催6日目】
 7月29日(月)のメイン第11レースには、オッズパーク賞 サマーカップ(B1級-1組・20:15発走予定)が行われます。

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 最近のB1級-1組は、2開催前は拓成湖特別で、通算収得賞金順の前開催は平場戦でした。
 ◎ジェイライフは、拓成湖特別を障害3番手から抜け出して勝利。ゴールデンペガサスの追撃を1秒8差で振り切っています。続く平場の2組はあっさり逃げ切っています。成長期の4歳馬で今季4勝と充実。今回から賞金ハンデ5キロを課されても問題にしないはず。
 ○ゴールデンペガサスは、拓成湖特別2着で、前走の1組は4着。決め手をいかし好勝負できています。障害次第の面があるだけに、課題は拓成湖特別より20キロ重くなる負担重量ですが、それさえこなせればジェイライフを差し切る場面も。
 ▲イナサンブラックは、2走前にA2級混合のこと座特別を使われ勝利しています。3走前にはB1級-1組のムーンストーン特別を制しており、実績最上位。しかし賞金ハンデ5キロを課された前走の1組では伸びを欠いた(6着)のが気になります。
 ムーンストーン特別2着、こと座特別5着の△レジェンドボスも勝ち負けできそうです。

今週の見どころ(7/20~7/22)

2024年7月18日(木)

 7月22日(月)のメインとかち桂冠賞は、クラスハンデに加え、今季1勝につき5キロを課される珍しい条件で争われる特別戦。20年が1回目で、22年こそシーズン3勝で15キロ増のメムロボブサップが勝ちましたが、その他の年はシーズン1~2勝のオープン馬が勝利しています。
 なお今週からの第8回開催よりB級以上の特別戦の負担重量が、平場戦の規定重量プラス20キロから30キロに変更となっています。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…11万8,580円
5重勝単勝式…なし

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【第8回開催1日目】
 7月20日(土)のメイン第11レースには、ユリウス特別(B1級-2組・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 今開催にはB1級の特別戦が、後半の29日にもサマーカップ(1組)が組まれています。直近のB1級の特別戦は、2開催前・6月22日の拓成湖特別ですが、勝ち馬ジェイライフをはじめ上位5頭はサマーカップに出走予定。
 となれば注目は、拓成湖特別でメンバー最先着の6着だった◎ジェイファイター。B1昇級初戦だった3走前のムーンストーン特別でいきなり4着に逃げ粘っているように重量増を苦にしないタイプ。拓成湖特別では掲示板を外したとはいえ、残り10メートルまで2番手をキープと見せ場十分でした。
 ○ミヤビウルフは、拓成湖特別では逃げてジェイファイターとは2秒4差の7着。3走前のゴールドトロフィー(3歳以上選抜)も5着とはいえ、先着されたのはのちの柏林賞2着馬や、格上馬など骨っぽい馬たち。そこでの1着からの着差2秒6は価値があります。
 ▲チャチャクイーンは、ここが今季B1級の特別戦初出走になりますが、4走前のB1級決勝戦、ゴールドトロフィーと続けてミヤビウルフに先着。障害巧者で重量660キロも苦にしないはず。
 △コマサンタカラは、使われるごとに障害が良化し、近3走の平場戦が4、2、3着。現状なら特別戦の重量もこなせそうです。

【第8回開催2日目】
 7月21日(日)のメイン第11レースには、ボートレース福岡杯(A1級-1組混合・20:00発走予定)が行われます。

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 オープンの7頭にA1級の3頭が挑みます。
 キングフェスタ、クリスタルコルドを除く5歳の上位馬が揃いました。なかでも注目は◎ツガルノヒロイモノでしょう。前開催の瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)が今季初勝利ですが、3走前の大雪賞(6着)、2走前のミントスポット杯(5着)と、オープンで先行して見せ場ある走り。同世代が多いここは主役を張れます。
 ○コマサンエースは、ミントスポット杯の3着馬で、前走の重賞・旭川記念でも離されたものの3着に健闘。6歳以上の大将格はこの馬です。
 ▲ヘッチャラは、ミントスポット杯6着、瑞鳳賞2着。ツガルノヒロイモノより先に障害を越えた大雪賞では4着と先着しており、前半どれだけ離されずに運べるかでしょう。
 △ヤマカツエースは、ツガルノヒロイモノ、ヘッチャラと同じ近2走が4、3着。その2頭よりは決め手があり、展開次第で肉薄します。

【第8回開催3日目】
 7月22日(月)のメイン第11レースには、とかち桂冠賞(3歳以上選抜・19:55発走予定)が行われます。

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 『オープン690キロ。1重量格ごとに10キロ加減。本年度勝利数1につき5キロ加増する』という条件での一戦。オープン格で今季3勝の牡馬メムロボブサップがトップハンデ705キロ。A1級で今季1勝の牝馬シンエイアロイが最軽量の665キロで最大40キロ差つきます。
 ◎サクラヒメも、メムロボブサップと同様今季3勝のオープン馬で牝馬ながら685キロを課されます。ただ、前走のミントスポット杯(オープン)では唯一、賞金ハンデを課され5キロ増ながら1頭違う脚いろで突き抜けて、2着コウテイに7秒4差をつける完勝。これくらいの重量なら牝馬の切れ味がモノをいうはず。
 ○メムロボブサップは、今季間隔を空けて使われて3戦3勝。サクラヒメとの対戦は、昨年6月のミントスポット杯(オープン)以来で、そのときはこちらが圧勝しています。サクラヒメのほうが若く伸びしろが見込めることから、約1年経った今回は対抗ですが、再びしりぞける場面も十分。
 ▲キョウエイリュウは、A1級の今季2勝馬で690キロは、現役屈指の決め手があるブラックサファイアを振り切った前走と同じ重量。相手は強化されますが、好調ないまなら食い下がれそう。
 △マルホンリョウユウは、4歳シーズンの今季【1-3-2-0】と崩れなし。しかもオープン昇級後のシルバーカップ(A1級-1組今後)を余裕の逃げ切り勝ち。一線級相手でも楽しみです。

7/14旭川記念回顧

2024年7月16日(火)

クリスタルコルドが重賞連勝を決める

 7月14日(日)には重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝2番人気のクリスタルコルドが優勝。逃げ粘る3番人気コウテイとの接戦を制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.センリョウボス(790) 43.6
 2.コマサンブラック(790) 82.8
 3.アオノブラック(790) 出走取消
 4.ゴールドハンター(790) 21.4
 5.クリスタルコルド(790) 3.7
 6.コウテイ(790) 3.8
 7.インビクタ(790) 1.9
 8.コマサンエース(790) 8.8
 9.オーシャンウイナー(790) 51.4

 人気が予想されたアオノブラックが出走を取消して8頭立て。前走北斗賞で僅差2着と好走したインビクタが単勝1.9倍で1番人気。その北斗賞で古馬重賞初制覇となったクリスタルコルドが3.7倍で2番人気。北斗賞は7着でしたが、帯広記念3着など力をつけているコウテイが3.8倍と差のない3番人気。前走のオープンで3着と復調がうかがえるコマサンエースが8.8倍の4番人気で続きました。

 全馬790キロの争いで、第1障害を最初に越えたのはゴールドハンターでしたが、ひと息入れると、インビクタ、コウテイ、クリスタルコルド、コマサンエースと人気馬が先行します。馬場水分は0.8%と6月の北斗賞(2.1%)とは打って変わって、砂が舞う重い馬場を各馬慎重に刻みながら歩を進めます。インビクタが一旦先頭に立つ場面もありましたが、中間点を過ぎてからはコウテイが先頭に立って最初に第2障害下に到達。ここまで64秒というペースで進みました。
 上位人気4頭が2障害下に揃うと、最初に障害に仕掛けたコウテイが難なくひと腰で通過。差なく仕掛けたインビクタは天板の手前で膝をつき、その間にコマサンエース、クリスタルコルドが2、3番手でクリア。立て直したインビクタは離れた4番手から追いかける展開となります。
 懸命に粘るコウテイに、3番手からじわじわと差を詰めたクリスタルコルドが残り20メートルを過ぎたところで並びかけての一騎打ちは、ゴール前でクリスタルコルドがわずかにとらえて勝利。コウテイはコンマ6秒差で2着。コマサンエースが3着で、1番人気のインビクタは追い上げるも4着でした。

 勝ったクリスタルコルドは、6月の北斗賞では、軽馬場を生かして8番人気の評価を覆す勝利を挙げましたが、今回は2番人気に支持され、重い馬場となってもその能力を遺憾なく発揮し、古馬重賞連勝を決めました。

成績はこちら
映像はこちら

西謙一騎手「本当は(今開催)前半の5歳の特別戦(瑞鳳賞)を予定していましたが、調子が良かったのでこちらを選択して、結果が出て良かったです。5歳で未知な部分もいっぱいあるので半信半疑でした。(道中は)楽に追走できていたので、障害だけ上がればなんとかなるという感じでした。(第2障害の)天板で少し危ないところがあり、ゴール前は少し苦しかったでしたが、頑張ってくれました。(今後は)馬の体調面を一番に考えていきたいと思います」

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