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2020年5月 アーカイブ

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5/10カーネーションカップ予想 須田鷹雄

実績あるナカゼンガキタ主軸視

 実績のあるナカゼンガキタとミスタカシマが端と端に入ってしまった。ナカゼンガキタのほうはシーズン初戦を快勝し重量も670キロならそうひどいことにはならないだろうが、ミスタカシマのほうは前シーズン末に取り消したあとのシーズン初戦で690キロの10コース。この2頭の組み合わせで安い配当は狙いたくない。

 ではどうするか。まず考えたのは第3の馬を軸とすること。雨が降るということなのでシンエイボブを考えたのだが、単純に馬場水分量と結果を振り返るとそこまでカル馬場で結果は出ていない。また特別や重賞で荷物が増えて670キロ以上というシーンでは、障害でこじれることも無くはない。
 ならばイズミクィーンか。決め手はなかなかのものだが660キロでは重量差が不足しているように思う。他の馬についても、軸にするまでの魅力は感じない。

 そこで◎ナカゼンガキタを軸にするが、馬複の1-10は安いので取りたくない。そこでミスタカシマの印を△まで落とし、馬単どころか3連単で◎→△→シルシだけ買うことにする。

◎1 ナカゼンガキタ
○4 シンエイボブ
▲6 イズミクィーン
☆8 アフロディーテ
△10 ミスタカシマ

馬複
1-4,6,8 各1400円
3連単
1→10→4,6,8 各600円 計6000円

今週の見どころ(5/9~5/11)

2020年5月 7日(木)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 5月10日(日)のメインには、春の女王決定戦・カーネーションカップが組まれています。創設された07年と、10~19年は特別戦(準重賞)で、重賞としては11年ぶりの実施。これで、春の軽量でスピードを競うこのレース、高重量でパワーが試される年明けのヒロインズカップと、古馬牝馬にとっての重賞は2つとなります。
 さて今週からは、2歳新馬戦がスタート。初週は5鞍が実施されますが、初戦にあたる10日第2レースには、第1回能力検査を、牝馬トップタイム(全体では2番目)でパスしたニュクス(松井浩文厩舎・父レットダイヤ)が登場(予定)します。

※開催日程/時刻についてはこちら

【第2回開催4日目】
 5月9日(土)のメイン第10レースは、菖蒲特別(A2級・20:10発走予定)
 2歳シーズン12戦11勝(うち重賞2勝)の大器◎キョウエイリュウが今季初戦を迎えます。唯一の敗戦は三冠がかかる3月のイレネー記念で単勝1.1倍に推されたものの障害で転倒し競走中止。力負けではなく、底は見せていません。近年2歳時にこれほどの実績を残した馬と言えばセンゴクエース(15年イレネー記念を9戦全勝で制覇)が思い出されます。同馬は3歳シーズン初戦が同じA2級でしたが、7月の平場戦で6着に敗れています。はたしてキョウエイリュウは? 若馬の挑戦に興味津々です。
 前開催のA2級-1組・ミズバショウ特別は先行した3頭による決着で、今回は1~4着が不在。5着○ミノルシンザンに巻き返しが期待できます。引き続き5歳が多い組み合わせだけに、流れに乗ってしぶとく歩いてきそうです。
 ▲ブチオは、オープンからの降級で相手関係が有利。前走2組の卯月特別では障害がイマイチでしたが軽視は禁物です。
 △カネサスペシャルは、前走でブチオに先着。昨季は開幕からオープン格付で未勝利でしたが、A2までクラスが下がれば見直せます。

【第2回開催5日目】
 5月10日(日)のメイン第10レースは、BG3・第13回カーネーションカップ(3歳以上牝馬・20:10発走予定)。別定重量戦で、オープンのミスタカシマが690キロで最大40キロ差のトップハンデを課されています。
 出走馬10頭中、7頭が2月のヒロインズカップで対戦し、最軽量760キロのアフロディーテが重賞初制覇。今回出走する中では780キロのフェアリースズが3着、シンエイボブが6着 790キロのナカゼンガキタが5着で、トップハンデ800キロのミスタカシマは7着でした。
 ◎ナカゼンガキタは、ヒロインズカップが4秒9差の惜敗。オープンからA2と今回のメンバーで昨季からの降級幅が最も大きく、重量面で恵まれています。今季初戦では、障害ひと腰2番手クリアから抜け出し快勝と状態面もよく、ばんえいオークス以来となる重賞制覇が期待できます。
 ○シンエイボブは、今季初戦のB1級-1組平場戦を障害ひと腰から抜け出しての快勝でした。これで昨季最終戦から連勝と勢いに乗っていることから上位争いが十分です。
 ▲ミスタカシマは、昨年のこのレースの勝ち馬。出走メンバー中、唯一のオープン馬で、ここまで重賞を6勝しています。出走取消明けでトップハンデと条件は厳しいですが、力量的には上位だけに侮れない存在です。
 そのほかに、ヒロインズカップ3着の実績がある△フェアリースズにも警戒が必要でしょう。

【第2回開催6日目】
 5月11日(月)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。
 ◎ココロノタカラは、昨季最終戦の蛍の光賞(A1級-1組)で勝ち馬から3秒2差の3着と好走。今季はB1級スタートの利をいかし、初戦の2組を逃げ切ると、続く前走の1組では、障害3番手から残り20メートル手前で抜け出して連勝しています。トップハンデ640キロとなりますが、最大20キロ差なら対応できそう。連勝継続に期待です。
 ○バウンティハンターもA1からの降級馬で、今季はB4級スタート。こちらも開幕初戦から2連勝を挙げています。前走を勝ったことでB3へ昇級しましたが、それでもココロノタカラより20キロ軽く3連勝のシーンまで。
 ▲ホクトシンバは、開幕初戦のB2級-3組を勝利し、続く前走の1組では2着に敗れたものの、障害はひと腰で勝ち馬とは1秒7差と僅差のレースでした。しぶとい差し脚があるだけに障害を早めに越えられれば出番はありそう。
 決め手勝負に持ち込めれば△キタイノホシにもチャンスはありそうです。

5/3ばんえい十勝オッズパーク杯回顧

2020年5月 4日(月)

コウシュハウンカイがオッズパーク杯3勝目

 5月3日(祝・日)は今シーズン初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のコウシュハウンカイが優勝。今季初戦から連勝で重賞制覇と幸先の良いスタートを切りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.センゴクエース(720) 5.4
 2.アアモンドグンシン(720) 24.4
 3.シンザンボーイ(720) 47.9
 4.コウシュハレガシー(720) 82.3
 5.コウシュハウンカイ(720) 3.1
 6.ソウクンボーイ(720) 74.4
 7.ミノルシャープ(720) 7.2
 8.キタノユウジロウ(720) 52.7
 9.オレノココロ(720) 3.5
 10.ホクショウマサル(720) 4.5

 過去5年でコウシュハウンカイが2勝(17、18年)、オレノココロが3勝(15、16、19年)と勝利を分け合っている10歳馬2頭の馬複が3.3倍と今年もこの2頭に人気が集まりました。これに昨季地方競馬最多連勝記録を更新したホクショウマサル、今年のばんえい記念で2着のセンゴクエースが続き、今季初戦で伏兵ながら2着と好走したミノルシャープまでが単勝ひと桁台に推されました。

 まず、5歳馬アアモンドグンシンが勢いよく第1障害を越えて先行。これに並んできたのはミノルシャープで、コウシュハウンカイ、オレノココロらも続きましたが、ホクショウマサルは行き脚がつかず、少し置かれる展開となりました。前は7頭がほぼ同時に第2障害下に到達。わずかにシンザンボーイが先頭でここまで60秒というペースでした。
 全馬が第2障害下に揃う前にアアモンドグンシンとミノルシャープがほとんど同時に仕掛けますが、ともに登坂途中でひと息。続いて仕掛けたコウシュハウンカイがスンナリひと腰で上がり先頭でクリアします。同時に仕掛けたコウシュハレガシーがふた腰で障害2番手、その後にオレノココロが続くかたちとなりました。
 障害で後続に大きな差をつけたコウシュハウンカイは、力のいる馬場を懸命に歩を進め、十分にリードを保ったまま逃げ切りました。
 障害3番手のオレノココロは差を詰めたものの4秒6差2着で、このレース4勝目はならず。障害5番手からじわじわと脚を伸ばしたセンゴクエースが3着という結果になりました。

 勝ったコウシュハウンカイは、15年から6年連続でこのレースに出走し、3勝、2着3回とオール連対。昨年はオレノココロの2着でしたが、見事そのリベンジを果たしました。またこの勝利で重賞14勝目となり、10歳を迎えた今年もまだまだ活躍が期待できそうです。

成績はこちら
映像はこちら

藤本匠騎手「(前走に続いて)強い勝ち方でホッとしています。体調は年明けぐらいからずっと良い状態で、今日もパドックからスタート地点に向かった段階でかなり元気が良かったです。それほど速くもない流れでミノルシャープをマークしながらレースを進めました。今日は障害を降りた後もしっかり歩いてくれて、後ろからオレノココロの気配を感じましたが、思ったよりも楽に逃げ切ることができました。10歳になってもまだまだ進化し続けていると思います。新型コロナウイルスの影響で無観客競馬が続いていますが、いつかは必ず終わりが来ると思うので、収束したら帯広競馬場に足を運んでいただき応援のほどよろしくお願いします」

ばんえい十勝オッズパーク杯 予想結果

2020年度の予想対決がスタート!

今年度もばんえい十勝オッズパーク杯から始まった著名人予想対決。
結果はコウシュハウンカイ、オレノココロの人気2頭のワンツーともあって5名が的中。なかでも、前年度の予想対決優勝者である荘司さんが3連単を6点で仕留め、連覇に向けて幸先の良いスタートを切りました。

荘司:3連単1000円的中! 収支+16,500円
赤見:馬単2000円的中! 収支+8,200円
須田:3連単600円的中! 収支+7,500円
目黒:3連単400円的中! 収支+3,000円
矢野:3連単100円的中! 収支-3,750円

 荘司  +16,500円
 赤見  +8,200円
 須田  +7,500円
 目黒  +3,000円
 矢野  -3,750円
 斎藤  -6,000円
---------------------------------------
 紅組  +27,700円
 白組  -2,250円

5/3ばんえい十勝オッズパーク杯予想 荘司典子

2020年5月 3日(日)

最初の重賞は手堅く上位2頭から

 ばんえい十勝オッズパーク杯。2020年度のばんえい競馬情報局・重賞予想対決もここからスタートするということで「昨年自分はどんな予想だったかな?」と思い、振り返ってみたところ...こんな内容だったんです。

 「平成から令和に時代が変わったゴールデンウィークも残りわずか。みなさんどんな過ごし方をしていらっしゃいますか?私は例年通り競馬に明け暮れる日々。当たり前に競馬が実施されている平穏な日々が末永く続きますように。そんな願いを込め、新時代・新年度もどうぞよろしくお願いいたします」

 昨年5月に書いた自分の文章ではありますが、この言葉をとても重く感じる世界的な事態が起きるなんて...夢にも思っていませんでした。それでも、無観客での開催ではありますが競馬が続いていることに深く感謝しています。当たり前の平穏な日々に少しでも早く戻りますように。

 さあ、新年度最初の重賞はこのレース2勝のコウシュハウンカイと3勝しているオレノココロが中心。当然ながら人気を集めると思いますが、2頭が大きく崩れることは無いとみて、1発目は手堅く馬券を買います。

 昨シーズンは大変嬉しいことに私が馬券対決で1位を獲得するという奇跡(!)が起きました。この出来事はまぐれだったのか?それとも馬券力がアップしたのか?その真価を問われる1年になると自覚して頑張りますので、よろしくお願いします。

◎5 コウシュハウンカイ
○9 オレノココロ
▲10 ホクショウマサル
△1 センゴクエース
△7 ミノルシャープ

3連単
5,9→5,9→1,7,10 各1000円 計6000円

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