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今週の見どころ(12/21~12/23)

2019年12月20日(金)

 12月16日(月)の第12レース・オープン-2組で、ホクショウマサルが勝利。ドージマファイター(栃木)が2000年11月に達成した地方競馬連勝記録の29に並びました(1973年度以降の記録)。
 今週は重賞こそないですが、21日(土)のメインレースにはホワイトクリスマス賞(オープン-1組)が組まれており、帯広記念に向けて注目の一戦となりそうです。

 ※今週のイベントはこちら

【第18回開催4日目】
 12月21日(土)のメイン第10レースは、ホワイトクリスマス賞(オープン-1組・19:05発走予定)。3歳馬アオノブラックが出走を回避し、9頭立てとなります。
 7頭いるドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)組から上位馬に注目します。障害を先頭で越えた最軽量750キロのアアモンドグンシンが後続との差を徐々に広げる勝利。障害5番手から伸びてきたセンゴクエースが2着。障害7番手から追い込んできたオレノココロが4頭による3着争いを制し、以下、ミノルシャープが4着、キタノユウジロウが5着、メジロゴーリキが6着で続いています。
 ◎オレノココロは、ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)では、障害で膝を折ってしまいましたが、立て直されると猛然と追い込んでいます。6月の旭川記念を制して以降は、夏負けの影響か精彩を欠いていましたが、ここにきて復調気配。前走と同じく賞金別定20キロ増で臨めるのは有利だけに、ここをきっちり勝って帯広記念に向かいたいところ。
 ○キタノユウジロウは、同じ前走では、障害をきっちりひと腰でクリア。4歳馬で年上の実績馬相手ということを考慮すれば健闘と言える内容でした。オレノココロと同様、前走と同じく賞金別定20キロ増で臨めるのは好材料。引き続き相手は揃っていますが、地力強化がうかがえるだけに好勝負を期待です。
 ▲アアモンドグンシンは、ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)を完勝。最軽量を生かし積極策からひと腰先頭で障害をクリアすると、その後の脚色も目立っていました。前走はなかった賞金ハンデが、15キロ課されるのは不利ですが、連勝中の勢いからすんなり突破してもおかしくはないでしょう。
 △センゴクエースは、7月末の特別戦を制してからは不振が続いていましたが、前走ドリームエイジカップを2着と復活の兆し。特別戦に替わり重量が軽くなるのは歓迎だけに、障害次第ではチャンスがありそうです。

【第18回開催5日目】
 12月22日(日)のメイン第10レースは、冬月特別(A1級-1・2組決勝混合・19:05発走予定)。12月14日(土)のA1級-1組、12月16日(月)のA1級-2組混合の両予選上位馬による決勝戦ですが、1組予選2着ジェイコマンダーと、2組混合予選5着カネゾウが出走を回避。8頭立てで争われます。
 2開催前(11月25日)の暑寒別岳特別(A1級-1・2組決勝)にはメンバー中6頭が出走。障害2番手から脚を伸ばしたアアモンドヒューマが抜け出して快勝。障害6番手から追い上げたセンリョウボスが2着を確保し、障害先頭から粘ったタカラシップが僅差の3着。オレワチャンピオンは6着という結果でした。
 ◎アアモンドヒューマは、2走前の十勝岳特別(A1級-1組)では障害で転倒し時間失格でしたが、続く1組予選では、障害に重点を置いた走りでひと腰。今回は特別戦に替わり重量が増えますが、道中息を入れて追走できれば対応できそう。決め手は確かなだけに、3走前の暑寒別岳特別(A1級-1・2組決勝混合)のように早めに障害を越えられれば勝機は十分にあります。
 ○タカラシップは、2組混合予選では4着に敗れましたが、他の上位馬が障害をスンナリとクリアし、決め手勝負になったのが分が悪かった印象。特別戦に替わり重賞が増えたことで、ペースが少しでも落ち着きそう。唯一のオープン馬と力量上位で通るだけに、持ち前の登坂力を武器に粘り込みが期待できます。
 ▲センリョウボスは、2組混合予選では追い込んで僅差の2着。今回は特別戦に替わり、賞金ハンデ5キロが課されますが、3走前の暑寒別岳特別(A1級-1・2組決勝混合)で2着とこの組合せなら能力的には見劣らないだけに、引き続き上位争いに期待です。
 △オレワチャンピオンは、1組予選を完勝といえる内容でA1昇級後初勝利。鈴木恵介騎手とのコンビでは、騎乗機会として6戦連続連対と好相性。引き続き好勝負を期待します。

【第18回開催6日目】
 12月23日(月)のメイン第11レースは、おおいぬ座特別(B1級-2・3組決勝・19:10発走予定)。12月15日(日)のB1級-3組、12月16日(月)のB1級-2組の両予選上位馬による決勝戦ですが、3組予選3着スーパータイホウが出走を回避。9頭立てとなります。
 ◎イッキフジは、3組予選を勝利。障害で止まってしまいましたが、3番手でクリアし、残り30メートルほどで先頭に立ち押し切る好内容のレースでした。久々の特別戦になりますが、昨年12月にはB1級-1組の特別戦を勝利。条件的には通用するだけに連勝を期待です。
 ○サダノワークスは、2組予選を3着。障害をひと腰先頭で越え、早々とサクセスホープに交わされ、ゴール前ではナカゼンレディーにもつかまりましたが、盛り返す根性を見せての惜敗でした。2走前には今回より相手が強かった2走前のサロマ湖特別(B1級-1・2組決勝)で4着と健闘。障害ではやや手こずりましたが、このメンバーに入れば持ち前の登坂力で粘り込みも十分です。
 ▲サクセスホープは、2組予選では障害2番手から抜け出して目下2連勝。古馬の特別戦には1度しか出走しておらず、適性は未知数ですが、近4戦で3勝、2着1回と地力強化がうかがえることから要警戒の存在です。
 △ナカゼンレディーは、2組予選を2着。敗れはしたものの、障害を3番手で通過してからの末脚は目立っていました。5着だった2走前のサロマ湖特別(B1級-1・2組決勝)と同じ690キロで臨めるのも好材料。B1昇級後は堅実に駆けていることからここでも大崩れはないでしょう。

今週の見どころ(12/14~12/16)

2019年12月13日(金)

 今年も残すところ後3週。次開催は、26日(木)~30日(月)の5日間連続の変則開催になっており、29日(日)にはBG1・ばんえいダービー、30日(月)にBG2・ヤングチャンピオンシップと2日連続で重賞が組まれています。
 今開催は重賞こそないですが、16日(月)のメインレースには4歳以上の牝馬による準重賞・レディースカップが組まれています。牝馬の4歳、5歳、6歳、7歳、8歳以上の通算収得賞金上位各2頭ずつで行われる選抜戦で、そのレース条件から"牝馬版ドリームエイジカップ"と言えそう。熱き戦いにご注目ください。

【第18回開催1日目】
 12月14日(土)のメイン第10レースは、射手座特別(B1級-1組・19:05発走予定)。ムサシブラザーが出走を回避し、9頭立てで争われます。
 ◎インビクタは、12月1日のB2級-1組平場戦、12月7日のB2級-1組平場戦と連勝。ともに障害ひと腰から逃げ切る好内容のレースでした。昇級初戦になりますが、持ち前のスピードはここでも通用しそう。連勝中と勢いにも乗るだけに、今季特別戦初Vに期待です。
 ○シマノシンザンは、前半で置かれる面があり、前走のサロマ湖特別(B1級-1・2組決勝)では速い流れが合わずに6着。今回はインビクタ、ジェイファーストと先行馬はいますが、降雪予報も当日の午前中のみで前走ほどペースは速くならなさそう。引き続きの715キロと重量慣れも見込めることから前進に期待です。
 ▲ツガルノボブは、同じ前走を7着。障害で膝を折り、スムーズさを欠いてしまいました。出走メンバー中6頭が出走していた2開催前の五稜郭特別(B1級-1組)を今回と同じ負担重量705キロで勝利。前走の上位馬が不在なら、巻き返しも十分です。
 △フナノダイヤモンドは、近走掲示板に載れておらず、2走前の五稜郭特別(B1級-1組)では8着でしたが、前走平場の2組では障害をひと腰でまとめて6着。決め手勝負に持ち込めれば上位進出のシーンまでありそうです。

【第18回開催2日目】
 12月15日(日)のメイン第10レースは、ターコイズ特別(A2級-1組・19:05発走予定)。アフロディーテが出走を回避し、9頭立てで争われます。
 ミノルシンザン、マツノタイガーの2頭を上位視します。両馬は前開催では、今回のメンバー中7頭が出走した12月2日のA2級-1組で上位に入り、北見富士特別(A2級-1・2組決勝)と2走使いされています。
 特に◎ミノルシンザンは、12月2日のA2級-1組で2着、北見富士特別(A2級-1・2組決勝)で4着と、ともに出走メンバー中最先着を果たしています。近走では障害は常にひと腰とレースぶりが安定。マツノタイガーが賞金ハンデのぶん5キロ重くなるのに対し、この馬は据え置きなのも好材料。勝機は十分にありそうです。
 ○マツノタイガーは、12月2日のA2級-1組・3着から臨んだ前走北見富士特別(A2級-1・2組決勝)では6着。障害で止まってしまいましたが、立て直すとふた腰でまとめています。賞金ハンデが前走から5キロ増え、負担重量720キロとなりますが、相手緩和となる今回は巻き返しが十分です。
 ▲イズミクィーンは、12月2日のA2級-1組で4着に入りましたが、北見富士特別(A2級-1・2組決勝)を出走回避。重量が前走から35キロ増える今回は、障害がカギになりそうですが、決め脚は魅力だけに障害さえスムーズなら出番はありそうです。
 △オールラウンダーは、前走のサロマ湖特別(B1級-1・2組決勝)では、障害ひと腰から逃げ切って快勝。今回は昇級かつ特別戦と条件が一気に強化されますが、前走のレースぶりから好勝負を期待です。

【第18回開催3日目】
 12月16日(月)のメイン第11レースは、準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬選抜・19:10発走予定)。オープン730キロ(4歳は10キロ減)から1重量区分ごとに10キロ加減される別定重量戦。オープンのナカゼンガキタがトップハンデ730キロで、オープンの4歳ミスタカシマとA1級のフェアリースズが720キロ。A1級の4歳サンシルクラポピーとA2級のヤマノホシが710キロで、繰り上げ出走になったA2級の4歳アフロディーテとB1級のタナボタチャンら5頭が700キロと10頭立てで行われます。
 ◎ミスタカシマは、前走のクインカップ(4歳牝馬)を、障害ひと腰から逃げ切って快勝。今回は年上の牝馬が相手になりますが、5月の準重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬)を実質トップハンデで制していることから実力上位は明白。賞金ハンデによる重量の増加はなく、前走から据え置きの720キロで臨める今回も勝ち負け必至です。
 ○アフロディーテは、クインカップ(4歳牝馬)では、ミスタカシマと差のない2番手で障害をクリア。残り20メートルあたりから徐々に離されたものの、しっかり歩いて2着。これで5連勝を含め7戦連続連対中と地力強化が目立ちます。今回もミスタカシマとは20キロ差のある700キロで臨めるだけに、終いの踏ん張り次第では逆転のシーンまでありそうです。
 ▲ナカゼンガキタは、17年のばんえいオークス馬。古馬混合でも昨年のレディースカップ1着や、18年のカーネーションカップで2着など牝馬限定なら実績上位の存在。今年のカーネーションカップ(3歳以上牝馬)では、ミスタカシマと同重量で3着に敗れています。今回は同馬から10キロ重いトップハンデ730キロになりますが、近走の安定度からここでも大崩れするシーンは考えにくいです。
 △サンシルクラポピーは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬)では7着に敗れましたが、近走では3走前のクインカップ(4歳牝馬)で3着と善戦すると、続く2戦を連勝。ミスタカシマがクインカップと同重量なのに対し、この馬は10キロ増のため、ハンデ差が縮まりますが、持ち前の決め手が生きる展開なら出番はありそうです。

12/8ばんえいオークス回顧

2019年12月10日(火)

ジェイカトレアが3歳女王の座に

 12月8日(日)は重賞・ばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のジェイカトレアが優勝。今年2月の黒ユリ賞以来となる重賞2勝目となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.サクラユウシュン(670) 12.7
 2.ハイトップフーガ(670) 48.8
 3.ヒメトラクイーン(670) 15.6
 4.クイーンヴォラ(670) 28.7
 5.ジェイセリナ(670) 31.8
 6.ジェイカトレア(670) 1.5
 7.ヤマサンブラック(670) 5.9
 8.アアモンドラッシュ(670) 51.0
 9.アアモンドノース(670) 6.4
 10.ドルバコ(670) 68.5

 今年2月の黒ユリ賞を制しているジェイカトレアが1.5倍で堂々の1番人気。前走自己条件で2着に18秒4差をつけて圧勝したヤマサンブラックが5.9倍で2番人気、目下3連勝のアアモンドノースが6.4倍の3番人気。以下、前走自己条件2着と復調気配のサクラユウシュン、近走大崩れが少ないヒメトラクイーンが続きました。

 馬場水分は2.3%。ヒメトラクイーンが第1障害を越えた勢いで先行すると、ジェイカトレア、アアモンドラッシュ、サクラユウシュンらが追走。最後方のジェイセリナを除いてほとんど差のない展開になりました。前は差がなく、ジェイカトレアがわずかに先頭で第2障害下に到達。ここまで61秒というペースでした。
 ジェイカトレアが果敢に仕掛けるとスンナリ先頭で通過。ほとんど差のなく仕掛けたクイーンヴォラ、アアモンドラッシュもひと腰で続き、ハイトップフーガ、ヤマサンブラックも立て直してそれぞれ障害を4、5番手でクリアします。
 先頭で障害を越えたジェイカトレアは、力強く歩を進めると、後続を寄せつけず、危なげのない勝利で重賞2勝目。2番手のクイーンヴォラは、アアモンドラッシュに詰め寄られるシーンもありましたが、最後まで止まることなく歩き切って2着を確保。アアモンドラッシュが3着に入りました。

 勝ったジェイカトレアは、断然人気に応えて見事3歳女王の座に。同世代の牝馬相手では力が違うところを示しました。牡馬相手でもばんえい大賞典で5着、4歳馬相手のはまなす賞で4着など健闘していることから、ばんえいダービーを含めた今後の重賞戦線での活躍が期待できるでしょう。

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藤野俊一騎手「今回の重量(670キロ)は一度経験したこともあり、強い競馬ができたと思います。あまり馬場が軽くなると違う馬がくると思っていたので、その辺は少し心配していましたが、展開も良く、前めでの競馬ができました。第2障害でもかなり余裕があり、障害を降りた時点で勝利を確信しました。馬体が大きい馬なので、まだこれから成長すると思います。これからも応援よろしくお願いします」

ばんえいオークス 予想結果

2019年12月 9日(月)

ジェイカトレアがばんえいオークスを制覇

レースは、障害をひと腰先頭で通過したジェイカトレアが危なげなく逃げ切って勝利。今年2月以来となる重賞2勝目となりました。
予想対決は2着に6番人気のクイーンヴォラ、3着に9番人気のアアモンドラッシュとヒモ荒れの決着となったため、的中者はなしという結果になりました。

【集計】投資額 6,000円×15R=90,000円

 荘司  +20,440円
 須田  +17,750円
 斎藤  -52,070円
 赤見  -65,800円
 目黒  -65,890円
 矢野  -68,830円
---------------------------------------
 白組  -103,150円
 紅組  -111,250円

12/8ばんえいオークス予想 目黒貴子

2019年12月 7日(土)

悩みに悩んでジェイカトレア

 ドリームエイジカップはハズレ。アアモンドグンシンが初の4歳馬としての優勝を果たしました。個人的には不振が続いていたセンゴクエースが2着に頑張り、復活のきっかけを掴んでくれたかなと思えてホッとしています。

 さて今週はばんえいオークス。3歳牝馬の重賞で、今年は絶対的な抜けた存在がないのかなという印象です。その中で目をひく成績を残しているのはジェイカトレアで、黒ユリ賞を制し、その後もばんえい大賞典やはまなす賞にも果敢に挑戦、5着、4着と掲示板を確保しています。他とは違い上のクラスで戦ってきた今季。やはりこの馬からいくのが筋なのでしょうか。相手が強いばかりになかなか勝てないレースが続いていましたが、前走で勝っていいイメージで臨めるのもいい流れです。斤量など不安がないこともないのですが、それも他馬に比べれば少ないのかと思います。

 実は今回、◎をこの馬にしようか最後まで悩みました。◯ヒメトラクイーン。成績が安定してきて、特に西将太騎手とのコンビになってそれが顕著になってきました。うまくタメてレースを運べればもしかしたら大きな仕事をすることになるかもしれません。

 ▲はサクラユウシュン。1番枠もこの馬にとっては前走の10番枠で2着の成績から、あまり気にしなくてもOKとみます。もともと期待されていた馬で、大きな舞台にかける陣営の思いも一入でしょう。

 黒ユリ賞2着の実績がある△ハイトップフーガ、他にジェイセリナ、ヤマサンブラック。今回は穏やかに3連複でいきたいと思います。

◎6 ジェイカトレア
○3 ヒメトラクイーン
▲1 サクラユウシュン
△2 ハイトップフーガ
△5 ジェイセリナ
△7 ヤマサンブラック

3連複ながし
6-1,2,3,5,7 各600円 計6000円

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