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2019年7月 アーカイブ

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7/7柏林賞予想 荘司典子

七夕の夜、ミスタカシマが織姫になる

 柏林賞は2007年に創設されて以来、勝ち馬はすべて牡馬で、牝馬による制覇はありません。過去12回、牝馬で上位に来た面々を挙げていくと、2008年2着プリンセスモモ(3番人気)、2010年2着コマクイン(6番人気)、2011年3着ツジノコウフクヒメ(4番人気)、2014年3着ナナノチカラ(8番人気)、2015年2着アアモンドセブン(10番人気)、2018年3着シンエイボブ(9番人気)の6頭のみ。何でこんなことを調べているのかというと...お察しの通りミスタカシマを◎にしようとしているから。

 今回、5月のすずらん賞、6月のライラック賞で上位だった面々が上位人気を形成しそうで、実力的にも上位争い必至。一方のミスタカシマはライラック賞での内容が悪く、不運にも今回またしても8枠10番。不安材料は多いですが、上に挙げたこのレースで馬券圏内にきた牝馬たちと比べると実績的にそん色ありません。というか、むしろ上!厳しいと思われる700kgの重量もばんえいプリンセス賞で2着、3月のクリスタル特別では730kgでキタノユウジロウの2着があり、同世代同士の戦いなら何とかなると思いたいところ。底力と巻き返しに期待。

 美しい栗毛のミスタカシマは『第31回ばんえいグランプリ』のファン投票・中間発表(7月5日)でオレノココロ、センゴクエースらトップホースたちに混じって8位に入る人気ぶり。一流牝馬に育って欲しい夢と希望を持って、長い目で見守りたい存在です。

 今年の柏林賞は7月7日。七夕の夜に織姫(ミスタカシマ)の相手、彦星になるのはどの牡馬か?!今回はそんな夢馬券で勝負したいと思います。

◎10 ミスタカシマ
〇8 アアモンドグンシン
▲6 ジェイコマンダー
△1 オレワチャンピオン
△5 コウシュハレガシー
△9 キタノユウジロウ

単勝
10 1000円
馬複
10-1,5,6,8,9 各1000円 計6000円

7/7柏林賞予想 赤見千尋

アアモンドグンシンのさらなる成長に期待

 4歳世代の重賞開幕戦です!昨年3歳重賞を戦ったこの世代は、ばんえい大賞典とばんえいダービーをアアモンドグンシンが勝利、ばんえい菊花賞とばんえいオークスをミスタカシマが勝利しており、直近の4歳オープン戦だけ見ているとこの2頭は分が悪いのですが、力があるからこそ常に重い重量を曳いています。

 今回もアアモンドグンシンが最も重い720キロ、ミスタカシマは牝馬ながら700キロという重量。そうなると、2連勝で勢いに乗るジェイコマンダーの700キロというのは有利に感じますが、ライラック賞では30キロあったアアモンドグンシンとの重量差が、今回は20キロに。前走古馬の最強馬たちに揉まれたアアモンドグンシンの、さらなる成長に期待しています。

 対抗はジェイコマンダー。ライラック賞は完勝だったし、前走はA2で戦って僅差で勝利。最後の攻防はとても見ごたえがあったし、今の勢いならば重賞にも手が届くのではないでしょうか。

 実績馬ミスタカシマ、連勝中のオレノタイショウ、安定感あるオレワチャンピオンまで。

◎8 アアモンドグンシン
○6 ジェイコマンダー
▲10 ミスタカシマ
△3 オレノタイショウ
△1 オレワチャンピオン

馬連
8-6,10,3,1 各500円
馬単マルチ
8⇔6,10,3,1 各500円 計6000円

7/7柏林賞予想 斎藤修

連勝の勢いでジェイコマンダー

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎6ジェイコマンダー
 ○3オレノタイショウ
 ▲10ミスタカシマ
 △2マツノタイガー
 △1オレワチャンピオン
 △5コウシュハレガシー

 3連単1頭軸マルチ
 6→1,2,3,5,10 100円 計6000円

7/7柏林賞予想 矢野吉彦

実績重視の3連単5頭ボックスで勝負

 おかげさまで旭川記念が的中。それも、期待していた穴馬のミノルシャープが好走してくれたので、ただ1人的中という"快挙"にもなりました。ありがたいことです。

 さて柏林賞。5頭ボックスの中に含める馬のうち、3頭はスンナリ決まりました。重賞、特別戦で堅実な成績を残しているキタノユウジロウ、同馬といい勝負をしているコウシュハレガシー、強豪牝馬ミスタカシマの3頭です。

 問題はあと2頭。競馬場や場外に掲出する予想の印は、オレワチャンピオン、ジェイコマンダー、アアモンドグンシンの3頭に△を付けました。でも、そのうちの1頭を削らなければなりません。これは悩みます。さぁどうしましょう?

 ここは思い切って、連勝中ではあるものの、重賞未勝利のジェイコマンダーを消しちゃいます。けっこう大胆な選択ですよね。今のデキを取るか、これまでの実績を取るか。同馬も成長しているとは思いますが、重量を積んだレースということで、実績を重視しました。

 ここも、旭川記念同様にちょっと荒れることを期待しています。ジェイコマンダーが来たらゴメンナサイ。では

今回はこのへんで。

◎9 キタノユウジロウ
○5 コウシュハレガシー
▲10 ミスタカシマ
△1 オレワチャンピオン
△8 アアモンドグンシン
△6 ジェイコマンダー

3連単ボックス
1,5,8,9,10 100円 計6000円

今週の見どころ(7/6~7/8)

2019年7月 4日(木)

 7月7日(日)のメインには、柏林賞が組まれています。9月の銀河賞、年明けの天馬賞へと続く4歳シーズン三冠の初戦。帯広単独開催になった2007年度に路線が確立し、ホクショウユウキ(2013年度)、センゴクエース(2016年度)、マルミゴウカイ(2017年度)の3頭が三冠を達成。今年の4歳は実力拮抗。世代限定戦最後の一冠目はどの馬が制するのか注目です。

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【第6回開催4日目】
 7月6日(土)のメイン第10レースは、こと座特別(A1級・A2級-2組混合・20:10発走予定)。タカラシップとカンシャノココロがA1級格付けで、目下24連勝のホクショウマサルら7頭はA2格付け。9頭立てで争われます。
 ◎カンシャノココロは、第1障害で置かれた前走シルバーカップ(A1混合)では、見せ場なしの7着。ペースが落ち着きやすい格下との混合戦に替わるのは歓迎でしょう。積極的に仕掛けていければ巻き返しは必至です。
 ○ホクショウマサルは、今季初戦となったA2級-2組平場戦を危なげなく押し切って、シーズンをまたいで24連勝を達成。今季ここまですべて回避していた特別戦ですが、連勝継続を期し勝算あっての参戦でしょう。
 ▲タカラシップは、前走シルバーカップ(A1混合)は、障害をふた腰でまとめて5着と健闘。条件緩和になるこのメンバー構成ならスピード上位だけに、早めに障害をクリアできれば粘り込みが期待できます。
 △ホクショウメジャーは、前走水無月特別(A1・A2級決勝混合)では6着も、障害をひと腰でまとめ勝ち馬とは5秒4差と上々の内容。引き続き格上相手ですが、障害次第ではチャンスがありそうです。

【第6回開催5日目】
 7月7日(日)のメイン第10レースは、BG3・第13回柏林賞(4歳オープン・20:10発走予定)。出走メンバー10頭中8頭が6月10日の前哨戦・ライラック賞に出走。その勝ち馬◎ジェイコマンダーに注目です。3歳三冠レースはすべて着外に沈みましたが、今季は初戦を勝利すると5戦連続連対中と絶好調。着実に力をつけており、今の状態なら700キロへ重量が加増されても心配なさそう。トップハンデのアアモンドグンシンとは20キロ差がつくだけに一冠目奪取に期待です。
 ○キタノユウジロウは、ライラック賞では人気に推されたものの5着。続く自己条件に戻った前走シルバーカップ(A1級混合)では、ペースが速く、展開が厳しかったものの障害をひと腰まとめて3着を確保しています。重賞では未勝利ですが、昨年12月のばんえいダービー2着など世代限定戦では上位争いを演じているだけに、スムーズに運べれば重賞初制覇のシーンまでありそうです。
 ▲アアモンドグンシンは、昨季ばんえい大賞典、ばんえいダービーを制し、3歳二冠を達成。以降は未勝利ですが、2走前のライラック賞では、トップハンデで重量差は最大60キロと厳しい条件でしたが、4着と健闘しています。今回もトップハンデですが、重量差は最大で30キロの720キロ。障害次第ではチャンスは十分にあるでしょう。
 △コウシュハレガシーは、ライラック賞を6着。着外に沈みましたが、3歳三冠レースではすべて3着に健闘し、5月に行われた4歳オープン・すずらん賞を勝利と実績ではヒケを取りません。競走除外明けの一戦になりますが、障害を早めにクリアできれば粘り込みが期待できます。

【第6回開催6日目】
 7月8日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:05発走予定)。オープン660キロから1重量区分ごとに10キロ加減する別定重量戦。A1級のナカゼンガキタが650キロ、A2級のシンエイボブが640キロ、B1級のメヂカラら2頭が630キロ、B2級のイズミクィーンら4頭が620キロ、B3級のサカノメイケツら2頭が610キロと最大40キロのハンデ差がつきます。
 同世代の牝馬限定戦は昨年11月のクインカップ以来となります。クインカップの1着から8着馬までが集まりましたが、◎ナカゼンガキタに注目します。ばんえいオークスを勝っている3歳女王。昨年12月の準重賞・レディースカップ1着、年明け2月の重賞・ヒロインズカップ3着など、年長の牝馬たちを相手に互角以上の戦いを演じています。トップハンデを嫌ってかクインカップは回避したため、4歳女王の称号は手にしていませんが、実質、現5歳世代の牝馬ナンバーワンといえる実力・実績を誇ります。今季は水無月特別(A1・A2級決勝混合)を快勝すると、続く前走シルバーカップ(A1級混合)では2着に粘り込んでいます。今の障害のかかりなら650キロの重量にも対応可能なだけに勝機は十分にあります。
 ○メヂカラは、近2走のB1級-3組では、ともに障害はひと腰でまとめ4着と健闘。クインカップでは豪快に差し切って勝利していることから、ここでは地力上位で通るだけに好勝負が期待できます。
 ▲イズミクィーンは、前走B2級-1組平場戦では、障害で止まるもしっかり二の腰を入れて5番手で通過。結果は差し届かずの2着でしたが、毎回末脚は確実に使っているのが魅力です。特別戦替わりも前走から10キロ増の620キロなら十分対応可能。昨年のクインカップで8着に敗れましたが、前進は十分といったところです。
 △サクラニシキヒメは、前走B2級-4組での5着をはじめ、障害が安定しひと腰でまとめている近況です。終いの粘りがひと息な面がありますが、展開利があれば浮上の余地はあるでしょう。

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