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2019年7月 アーカイブ

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今週の見どころ(7/13~7/15)

2019年7月11日(木)

 7日(日)に行われた4歳シーズン一冠目・柏林賞は、牝馬ミスタカシマが勝利。3歳12月のばんえいオークス以来となる重賞5勝目は、ナナカマド賞ばんえい菊花賞に続く牡馬相手で3つめのタイトルとなりました。残る二冠の銀河賞天馬賞も楽しみです。
 8月11日に実施される真夏の大一番・ばんえいグランプリのファン投票。締め切りは、インターネット、帯広競馬場および直営場外発売所は、15日(祝・月)の18時、郵送では同日必着となっています。
 なお中間発表(7月1日終了時点)では、今季重賞2勝のオレノココロが384票で1位、昨季のばんえい記念馬センゴクエースが273票で2位、ばんえい競馬連勝記録を更新中のホクショウマサルが235票の3位で続いています。

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 ※ばんえいグランプリ特設ページこちら

【第7回開催1日目】
 7月13日(土)のメイン第10レースは、わし座特別(B2級-2組・20:10発走予定)
 前走で入着したのはムサシブラザー1頭。難解な一戦ですが、7月6日のB2級-1組・2組決勝戦勢を上位視します。◎ユウトウセイは7着でしたが、さすがに1組相手の決勝戦では力が及びませんでした。しかし今回のメンバー中8頭が出走していた2走前、7月1日の2組平場戦では、ハイペースでもしっかり追走し、叩き合いの末、コンマ1秒差2着に好走。勝ち馬フナノダイヤモンドは今開催からB1へ昇級しておりここには不在となっています。開催替わりと特別戦替わりで2走前から30キロ増となりますが、障害が安定している近況を考えれば、崩れる心配は少なそう。決め手を生かし巻き返しが期待できます。
 ○ムサシブラザーは、同じ前走では、障害を先頭で仕掛けると一瞬は止まりかけるもひと腰で通過。先着馬とは決め手の差が出ましたが、粘って4着を確保と健闘といえる内容です。このメンバー構成なら地力は互角以上だけに、押し切りも十分でしょう。
 同8着▲ゴールデンフジは、決め手に欠ける面があるだけに、前走のように後方からの追走では差のある敗戦も仕方ありません。2走前のB2級-2組平場戦では障害先頭通過から1秒2差の3着と見せ場十分の内容。相手緩和により先行できそうな今回は持ち味の粘り強さを発揮できるでしょう。巻き返しに期待です。
 △スーパータイホウは、前走B2級-2組平場戦6着を含め、近走では障害をひと腰でまとめています。特別戦替わりで他のメンバーが障害で苦戦するようなら浮上の余地はあるでしょう。

【第7回開催2日目】
 7月14日(日)のメイン第10レースは、天の川特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)。ウンカイタイショウとアサヒリュウセイがオープン格付けで、コウリキら7頭はA1格付け。9頭立てで争われます。
 ◎コウリキは、前走ミントスポット杯(オープン混合)では、ほぼ同時に先頭で障害を越えたコウシュハウンカイとゴールまで併走し、コンマ3秒差で勝利。障害もひと腰でまとめており好調ぶりがうかがえます。相手関係が楽になった勝機が十分でしょう。
 ○ナカゼンガキタは、前走白鳳賞(5歳牝馬オープン)では、トップハンデの影響か、終い伸びず5着。ただ、障害はひと腰でまとめ大きく崩れなかったのは評価できます。今回はトップハンデ705キロのウンカイタイショウと35キロ差のある670キロと重量面で恵まれているだけに巻き返しが十分です。
 ▲コウシュハレガシーは、前走の4歳重賞・柏林賞ではミスタカシマと差のない2番手で障害を通過し、一旦は先頭に立ちました。結果、オープン馬ミスタカシマの決め手に屈したかたちで2着も、持ち前の粘り強さを発揮しました。今回は、A1昇級初戦になりますが、得意としている脚抜きの良い軽馬場が予想されるだけにチャンスは十分にありそうです。
 以下、トップハンデ705キロも前走瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)の勝ちっぷりがよかった△ウンカイタイショウ、同4着を含め、先行力を武器に堅実駆けが魅力の△ノエルブランが続きます。

【第7回開催3日目】
 7月15日(祝・月)のメイン第10レースは、さざなみ特別(B2級-1組・20:05発走予定)。出走馬10頭中7頭が6月30日のB2級-1組に出走。ハイペースに流れたそのレースでは、オールラウンダーが勝利し、2着にジェイファースト、3着にフウジンライデンという結果でした。
 ◎ジェイファーストは、2走前、6月30日のB2級-1組平場戦は障害ふた腰3番手クリアから、しっかり伸びて2着。続く前走も障害を越えたのは3番手ですがひと腰でまとめ、早め先頭から押し切っています。今回は古馬同士では初の特別挑戦とはいえ、脚抜きの良い馬場が予想されるだけに障害面での不安は少なく、今季5勝を含め、8戦連続連対中の充実ぶりから首位争いが期待できます。
 ○サトクィーンは、近2走がB3級-1組3着、ジェイファーストが2着だったB2級-1組平場戦で6着。優勝争いには加われていませんが、障害はともにひと腰先頭通過と見せ場は作っています。脚抜きの良い馬場は先行力のあるこの馬にとってプラスに作用するだけに粘り込みに期待です。
 ▲フウジンライデンは、4連勝を目指した前走B2級-1組平場戦は、流れに乗れていない印象でしたが、ジェイファーストに次ぐ3着でした。特別戦に替わり、幾らかペースも落ち着くことが見込めることからチャンスは十分にあるでしょう。
 △キタノリュウキは、B3級-2組、B3級-1組と連勝し勢いに乗っています。昇級初戦でも、侮れない存在です。

7/7柏林賞回顧

2019年7月 8日(月)

3歳女王ミスタカシマが4歳シーズン一冠目を制す!

 7月7日(日)は重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、単勝4番人気の牝馬ミスタカシマが優勝。昨年はばんえい菊花賞、ばんえいオークスと3歳変則二冠を達成した紅一点の実績馬が、4歳シーズン一冠目を制しました。

 【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.オレワチャンピオン 5.3
  2.マツノタイガー 10.5
  3.オレノタイショウ 15.5
  4.カネサダイマオー 134.1
  5.コウシュハレガシー 4.1
  6.ジェイコマンダー 2.9
  7.ハマノダイマオー 70.4
  8.アアモンドグンシン 7.2
  9.キタノユウジロウ 競走除外
  10.ミスタカシマ 6.0

 勢いを重視するか実績を重視するか、難解なメンバー構成になった今年の柏林賞。ばんえいダービー2着馬キタノユウジロウが競走除外となり、前哨戦のライラック賞を勝利し、目下2連勝のジェイコマンダーが2.9倍で単勝1番人気に推されました。3歳三冠すべてで3着のコウシュハレガシーが4.1倍、オレワチャンピオンが5.3倍、牝馬ミスタカシマが6.0倍、そして3歳二冠でトップハンデのアアモンドグンシンが7.2倍と5頭が単勝10倍を切っており、戦前は混戦模様となりました。

 馬場水分は1.1%でスタート。コウシュハレガシーやジェイコマンダーといった人気どころが先行しますが、オレワチャンピオン、アアモンドグンシン、オレノタイショウ、ミスタカシマらも差なく追走します。道中は各馬が出をうかがうかたちになり、ミスタカシマ、コウシュハレガシー、アアモンドグンシンらが揃って64秒で第2障害下に到達しました。
 各馬障害下でひと呼吸入れ、コウシュハレガシーとミスタカシマがほぼ同時に仕掛けます。登坂力で勝ったミスタカシマが障害を先頭でクリアしましたが、コウシュハレガシーも差なくクリアし、ジェイコマンダーも続きます。少し離れた4、5番手にオレワチャンピオン、オレノタイショウが追走する展開になりました。
 障害を降りる勢いでコウシュハレガシーが先頭に立ち、ミスタカシマが食い下がるところにジェイコマンダーがじわじわと脚を伸ばし、3頭の争いになると思われましたが、ミスタカシマが持ち前の勝負根性を発揮。一杯になるコウシュハレガシーとジェイコマンダーを尻目に、脚色衰えることなく先頭で歩き切り4歳シーズン一冠目を制しました。

 コウシュハレガシーが懸命に粘り、6秒2差の2着。重賞ではこれまで3歳三冠を含め3着4回と堅実に駆けており、ここでも実績を積む結果になりました。障害を5番手で通過し、じわじわと脚を伸ばしたオレノタイショウがさらに1秒2差の3着。重賞初挑戦ながら実績馬相手に健闘しており、今後の4歳世代を賑わす存在となりそうです。一方、単勝1番人気のジェイコマンダーはゴール手前で脚が止まり5着に敗れました。

 勝ったミスタカシマは、昨年12月のばんえいオークス以来となる重賞5勝目。さらに、牝馬として初の柏林賞制覇となりました。牝馬ながら負担重量700キロで勝利しており、残る二冠の銀河賞、天馬賞でも楽しみな存在となりました。

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鈴木恵介騎手「あまり自信がなかったのですが、勝ててうれしいです。重い馬場になって、道中の流れが遅くなったのですが、障害力のある馬なので、ある程度の位置取りでレースプラン通りに進めることができました。(ミスタカシマについて)牝馬ですが、牡馬と変わらない荷物で、逆にハンデを背負って走っていたので、力がある馬だと思います。まだ4歳と若いのでこれからも楽しみです」

柏林賞 予想結果

紅一点ミスタカシマが一冠目を奪取

キタノユウジロウが競走除外となり行われたレースは、障害を先頭で越えたミスタカシマが、最後まで脚色衰えることなく歩ききって勝利。昨年12月のばんえいオークス以来となる重賞5勝目を挙げ、牝馬として初の柏林賞制覇となりました。
予想対決はミスタカシマを本命に挙げた荘司さんが単勝、馬複を見事ダブル的中。総合収支も抜けた1位となりました。

荘司:単勝1000円&馬複1000円的中!(返還1,000円) 収支+16,500円
矢野:返還3,600円 収支-2,400円
目黒:返還3,000円 収支-3,000円
須田:返還2,400円 収支-3,600円

【集計】投資額 6,000円×3R=18,000円

 荘司  +42,300円
 須田  -480円
 矢野  -1,300円
 目黒  -5,550円
 斎藤  -18,000円
 赤見  -18,000円
---------------------------------------
 紅組  +18,750円
 白組  -19,780円

7/7柏林賞予想 目黒貴子

2019年7月 6日(土)

今季勢いあるジェイコマンダー

 前回の旭川記念はミノルシャープを軽視し撃沈。早速トータルの収支もマイナスへ。改めてばんえいの難しさを痛感しました。勝手な思い込みや先入観は控えないといけませんね。

 そして今回は4歳の世代重賞。これまで実績を残してきた馬と急激に伸びてきた馬との力の対決が楽しみでもありまた難解でもあります。

 ◎はジェイコマンダー。今季パーフェクト連対と絶好調。レースぶりも安定してきた印象です。特に近2走は連勝しており勢いも感じさせます。いよいよ本格化かという確信は、このレースでの走り次第とも言えるかもしれません。

 正直今回はこの馬をどうしようかと1番悩みました。ミスタカシマ。牝馬ながら牡馬混合の重賞でも勝利し、常に高い存在感を見せていました。ところが前走はいいところがなく8着。ここまで負ける馬ではないはず。前走の敗因が端枠(10番枠)にあるのか?しかし今回もなぜか枠順は10番。強気にはなれないと冷静な自分と、いや、ミスタカシマならなんとか頑張ってくれるはず!という熱い自分とが戦って、結論は◯としました。

 ▲にはアアモンドグンシン。前走はばんえいトップクラスの馬たちと戦ってさすがに結果は9着でしたが、この経験は大きいと考えます。これまでばんえい大賞典やばんえいダービーも勝っている、世代ではNo.1候補になる一頭。今回は斤量も見込まれた印象ですが、実力からは重要視しなくてはなりません。

 △はキタノユウジロウ、コウシュハレガシー。

◎6 ジェイコマンダー
○10 ミスタカシマ
▲8 アアモンドグンシン
△9 キタノユウジロウ
△5 コウシュハレガシー

3連複
6-5,8,9,10 各1000円 6000円

7/7柏林賞予想 須田鷹雄

重賞での勝機到来、コウシュハレガシー

 格で選ぶなら△アアモンドグンシン。700キロ台を曳くうえでの安心感もある。ただ、ばんえいダービーを勝ったことでどうしても重量の問題がつきまとうし、その結果として今年に入ってからは馬券圏内が無い。同じくハンデの面でしんどく、しかも10コースを引いてしまった△ミスタカシマともども、今回はヒモに回したい。

 700キロ組どうしの比較でいうと、以前より他馬との差の面で状況が好転している○オレワチャンピオンが実績面からも信用しやすいのだが、今回は1コース。近走内容が良い▲ジェイコマンダーは平場で705キロを克服はしているものの、重量の絶対値が上がる場面で軸にはしたくないタイプ。消去法のような話になってしまうが、◎コウシュハレガシーでいくしかないと決めた。3歳三冠レースで3、3、3着の実力馬。ここは重賞勝ちの順番が回ってもいい状況だ。思い切って1着固定で。

◎5 コウシュハレガシー
○1 オレワチャンピオン
▲6 ジェイコマンダー
△8 アアモンドグンシン
△10 ミスタカシマ
△9 キタノユウジロウ

3連単1着固定ながし
5→1,6,8,9,10 各300円 計6000円

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