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2019年7月 アーカイブ

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今週の見どころ(7/27~7/29)

2019年7月26日(金)

 7月29日(月)のメインには、今季前走出走時の馬体重が重い3歳以上の馬による選抜戦であるビッグウエイトカップが組まれています。出走予定馬の中には前週の北斗賞を制したセンゴクエースの名前もあり、出走してくれば4年連続の挑戦に。昨年は4着に敗れましたが、当レース3勝目となるのでしょうか。注目の一戦です。
 また、8月11日(日)に実施されるBG1・ばんえいグランプリのファン投票結果が発表され、オレノココロが3年連続となる1位に輝きました。以下、カンシャノココロ、シンザンボーイ、センゴクエース、ホクショウマサル、ブチオ、コウシュハウンカイまでの上位7頭に、ファン選出馬を除く番組賞金順上位3頭を加えた10頭に出走権が与えられます。

 ※ばんえいグランプリの投票結果についてはこちら
 ※今週のイベントはこちら

【第8回開催1日目】
 7月27日(土)のメイン第10レースは、共和かかし祭記念(B1級-1組・20:05発走予定)。出走メンバー9頭中7頭が、前走文月特別(B1級-1組)に出走と再戦ムード。他路線の2頭はともに昇級初戦で臨みます。文月特別はオールラウンダー、リュウノカミが差なく先頭で障害を越えましたが、3番手で並ぶようにクリアした4頭から抜群の手応えで抜け出したフナノダイヤモンドが勝利し、最後まで食い下がっての2着はミノルシンザン。3着リュウノカミ、4着オールラウンダー。4頭のなかにいたオレノタイショウもしっかり歩き切って5着で、勝ち馬とは4秒2の僅差でした。
 ◎オールラウンダーは、開催替わりの昇級でしかも特別戦のため40キロ増と一気に条件が厳しくなった文月特別では4着。しかし、障害をひと腰先頭で通過すると勝ち馬とは3秒3差と見せ場十分の内容でした。障害巧者で、基礎重量10キロ増となる今回の675キロでは勝利経験があります。クラス2戦目となる今回は首位争い十分です。
 ○オレノタイショウは、勝ち馬から4秒2差の5着と惜敗しましたが、障害はひと腰でクリア。昇級後初の自己条件が特別戦だったことを考慮すれば上々の内容でした。引き続きの鈴木恵介騎手とのコンビも魅力だけに、巻き返しに期待です。
 ▲ミノルシンザンは、障害でふた腰かかりましたが、決め脚を見せてコンマ8秒差の2着に健闘。前走は同重量だったフナノダイヤモンドが今回、賞金ハンデ5キロを課され675キロなのに対し、670キロなのは有利。引き続き好勝負が期待できます。
 △ジェイファーストは、前走さざなみ特別(B2級-1組)では、障害を3番手で通過から差し切って快勝。これで今季6勝目と力をつけているだけに、昇級初戦でも侮れない存在です。

【第8回開催2日目】
 7月28日(日)のメイン第10レースは、ルビー特別(A2級-1組・20:15発走予定)。出走メンバー9頭中6頭が、前走ユリウス特別(A2級-1・2組決勝)に出走。ホクショウメジャーが逃げ残りをはかるところ、障害4番手から追ってきたアアモンドヒューマが差し切って勝利。2番手で降りたサクラダイチが、2頭からやや離れた3着。なおアアモンドヒューマは今開催からA1へ昇級しています。
 ◎サクラダイチは、ユリウス特別では、詰めを欠いて3着に敗れましたが、障害をひと腰でクリアと上々の内容でした。賞金ハンデに加え、今開催から特別戦の基礎重量が10キロ増となり前走から15キロ増の695キロになりますが、障害巧者だけに前走の勝ち馬が不在のメンバー構成なら勝ち負けが期待できます。
 ○ホクショウメジャーは、勝ち馬から2秒1差の2着と惜敗。近3走が2、3、2着と条件を問わず安定した成績を残しているのは魅力です。今回は690キロへの重量増となりますが、この相手関係なら力量上位で通るだけに、チャンスは十分にあります。
 ▲カクセンキングは、積極策で行った前走では障害で苦戦。それでも7番手で通過後は決め脚を見せて5着まで追い上げています。5走前(6月2日)のA2級-1組混合平場戦では、ユリウス特別の1~3着馬を下して勝利していることから地力は互角以上。障害を早めにクリアできれば上位争いに加わるでしょう。
 △オレワチャンピオンは、前開催では柏林賞6着も、続く自己条件に戻ったA2級-2組平場戦では、2着と巻き返しています。特別戦替わりで680キロに重量が増加されますが、障害への不安は少ないだけにマイペースで先行できれば浮上の余地はありそうです。

【第8回開催3日目】
 7月29日(月)のメイン第10レースは、ビッグウエイトカップ(B1級以上選抜・20:05発走予定)。オープン690キロから1重量区分ごとに10キロ加減する別定重量戦。オープンのセンゴクエースがトップハンデの690キロ、A2級のバウンティハンター、カイシンゲキが670キロ、B1級のイノリノチカラが660キロ、A2級の牝馬ヤマノホシが650キロ、B1級の牝馬タナボタチャンが640キロと最大50キロのハンデ差がつきます。
 ◎センゴクエースは、前走の重賞・北斗賞では障害を3番手で通過するとすぐに先頭へ抜け出し、今季初勝利を挙げました。今回はトップハンデの690キロですが、6頭立てと手頃な頭数に加え、A2級・B1級が相手なら実力、実績ともに抜けているだけに連勝必至です。
 中心は不動で、焦点は相手探しですが○ヤマノホシを筆頭とします。2走前の鹿追町競馬会杯(A2級-1組)、前走A2級-1組平場戦ともに7着に敗れましたが、先行策が叶いそうなメンバー構成だけに上位争いも十分でしょう。
 ▲バウンティハンターは、2走前から重量が10キロ減になった前走A2級-2組では障害をひと腰でまとめ6着と健闘。再び特別戦へと条件が替わりますが、センゴクエースを除けば実績上位で通るだけに好勝負が期待できます。

7/21北斗賞回顧

2019年7月22日(月)

センゴクエースが復活の勝利!

 21日(日)は重賞・北斗賞(3歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のセンゴクエースが優勝。今季はここまで未勝利でしたが、初勝利が今年3月に行われたばんえい記念以来の重賞制覇と見事復活の狼煙をあげました。

 【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.オレノココロ 1.5
  2.ミノルシャープ 13.3
  3.マルミゴウカイ 40.5
  4.センゴクエース 8.5
  5.ゴールデンフウジン 29.7
  6.ソウクンボーイ 120.9
  7.アアモンドグンシン 96.7
  8.メジロゴーリキ 11.9
  9.コウシュハウンカイ 3.8

 今季ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念を含め目下3連勝のオレノココロが1.5倍の1番人気に推され、今季4戦すべて3着以内のコウシュハウンカイが3.8倍の2番人気。オッズ上では9歳二強の一騎打ちムードとなりました。昨季のばんえい記念馬センゴクエースが8.5倍の3番人気。以下は単勝10倍以上で4番人気にメジロゴーリキ、5番人気にミノルシャープ、6番人気にゴールデンフウジンと5歳馬が続きました。

 基礎重量790キロで争われる北斗賞は、今年は馬場水分1.7%でスタート。第1障害通過後に気合いをつけられたミノルシャープが先頭に立つと、メジロゴーリキ、ゴールデンフウジン、オレノココロらが差なく追走。後続も大きく遅れる馬はおらず、各馬慎重に刻んで歩を進めます。第2障害下にはミノルシャープ、メジロゴーリキ、オレノココロがほぼ同時に70秒で到達しました。
 ひと呼吸入れて最初に仕掛けたのはミノルシャープでしたが、ふた腰めを入れた際に膝を折ってしまいます。ほぼ同時に仕掛けたメジロゴーリキがこの間に障害を先頭でクリアし、コウシュハウンカイ、センゴクエースも差なく続き、オレノココロは障害で苦戦を強いられます。障害を降りる勢いが勝ったセンゴクエースがすぐに先頭に替わると、コウシュハウンカイ、メジロゴーリキも懸命に粘ります。しかし、この3頭の決め手比べではセンゴクエースが一枚上。粘る2頭を尻目に徐々にその差を広げての勝利となりました。

 コウシュハウンカイはセンゴクエースに交わされたものの、脚色が鈍ることなく歩き切って5秒2差の2着。今回も惜敗という結果になりましたが、重賞の舞台で勝ち負けを演じ続けているのは地力の証明と言えるでしょう。さらに5秒差の3着に入ったメジロゴーリキは、今季未勝利ですが、ここまで7戦すべてで掲示板内を確保と安定しています。今後も古馬重賞を盛り上げる存在になるでしょう。一方、単勝1番人気オレノココロは障害で手間取り5着に敗れました。

 勝ったセンゴクエースは、北斗賞は3年連続3回目の挑戦で初制覇。昨季のばんえい記念を制して以降は未勝利と案外な成績が続いていましたが、ここで見事に復活。夏の大一番・ばんえいグランプリなど、今後の重賞での走りも楽しみになりました。

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菊池一樹騎手「前回の旭川記念では自分自身がケガをしてしまい、関係者やファンの皆様にご迷惑をかけてしまいました。前走で鈴木(恵介)騎手に乗って頂いて、強めに追って頂いたので、ピリッとした動きでした。障害を降りたときには勝てるかなと思いました。(センゴクエースとのコンビについて)まだまだだと思っていますので、これからも少しずつ勉強して、さらにセンゴクエースと呼吸を合わせていきたいです。これからも応援よろしくお願いします」

北斗賞 予想結果

センゴクエースが北斗賞初制覇!

障害を先頭で越えたのはメジロゴーリキでしたが、3番手で通過したセンゴクエースが障害を降りてすぐに先頭に立つと、徐々に後続を引き離して快勝。今季初勝利は3月のばんえい記念以来となる重賞制覇になりました。
予想対決はセンゴクエースを軽視している方が多い中、荘司さんが3連複を的中。2位以下との差をさらに広げる結果になりました。

荘司:3馬複200円的中! 収支+440円

【集計】投資額 6,000円×4R=24,000円

 荘司  +42,740円
 須田  -6,480円
 矢野  -7,300円
 目黒  -11,550円
 斎藤  -24,000円
 赤見  -24,000円
---------------------------------------
 紅組  +7,190円
 白組  -37,780円

7/21北斗賞予想 矢野吉彦

2019年7月20日(土)

お馴染みBOX買いも、メジロゴーリキに期待

 なんとまぁ柏林賞は本命馬が除外になっちゃいました。もし出ていれば違う結果になっていたと思いますが、これは致し方ありません。3連単5頭ボックス作戦は今後も続けさせていただきます。

 それにしても今年は荘司さんがゼッコウチョーですね。実は今回、私の本命が荘司さんと重なったんですよ。◎はメジロゴーリキ。これはもう、当たったも同然でしょう。

 2月のチャンピオンカップで800㎏を背負い、オレノココロ、コウシュハウンカイ、マルミゴウカイらを破っています。そのときは、オレノココロと50㎏、コウシュハウンカイと40㎏の重量差がありました。しかしここでは、オレノココロより10㎏軽いものの、コウシュハウンカイ、マルミゴウカイとは同重量。ふつうに考えたら狙えるわけがありません。でも、こういう馬が絡まないと高配当にはならないでしょう?旭川記念のミノルシャープみたいな激走を、今度はこの馬に期待するわけです。

 と言っても、買うのは当然3連単5頭ボックス。下記の印を付けた5頭に絞って買ってみます。

 今回のポイントは、センゴクエースを切ったのが吉と出るか凶と出るか、でしょうね。では、今回はこのへんで。

◎8 メジロゴーリキ
○1 オレノココロ
▲9 コウシュハウンカイ
△2 ミノルシャープ
△3 マルミゴウカイ

3連単ボックス
1,2,3,8,9 各100円 計6000円

7/21北斗賞予想 須田鷹雄

馬場を味方にコウシュハウンカイ

 おなじみのメンバーで、重量差も旭川記念から大きな変化はない状況。となると○オレノココロで決まりとも思えるが、この馬は油断させておいてたまにやらかすこともある。人気になる流れで追いかけ続けるよりは、どこかのタイミングで疑ってみたいし、それでなくても2着止まりはどんな馬にもありうることだ。

 ここは◎コウシュハウンカイを敢えてアタマ固定で狙う。惜敗続きになっているが、着差はそれぞれごくわずか。軽くなりそうな馬場が味方し、かつ○が障害でもたつくことがあれば浮上するのは当然この馬ということになる。

◎9 コウシュハウンカイ
○1 オレノココロ
▲4 センゴクエース
△8 メジロゴーリキ

3連単
9→1,4,8→1,4,8 各1000円 計6000円

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