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2019年6月 アーカイブ

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今週の見どころ(6/29~7/1)

2019年6月27日(木)

 7月1日(月)のメインには、5歳牡馬オープンによる瑞鳳賞が組まれています。今年の5歳世代は、天馬賞など重賞3勝のメジロゴーリキを筆頭に、銀河賞の勝ち馬で前週の旭川記念2着ミノルシャープ、ナナカマド賞勝ち馬でばんえい十勝オッズパーク杯4着ゴールデンフウジンなど、早くも古馬オープンで勝ち負けしている馬が何頭も出ているハイレベルな世代。注目の一戦になるでしょう。

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【第6回開催1日目】
 6月29日(土)のメイン第10レースは、鹿追町競馬会杯(A2級-1組・20:05発走予定)
 ◎サクラダイチは、前走A2級-1・2組決勝混合戦では、2秒6差の2着。勝ち馬の決め手に屈しましたが、障害先頭通過から粘り込むこの馬の持ち味は出ています。3戦連続で2着と惜敗が続いていますが、この相手関係なら勝ち切るシーンまでありそうです。
 ○カクセンキングは、前走層雲峡特別(B1級-1組混合)では、人気に推されるも4着。重量増が堪えたせいか、第1障害で置かれてしまい流れに乗れませんでした。今回は昇級戦で前走からさらに10キロ増。条件強化ですが、近走障害が安定しているだけに、スムーズに運べれば巻き返し十分でしょう。
 ▲アアモンドヒューマは、前走A2級-1・2組決勝混合戦を7着。先行したサクラダイチが第2障害下に49秒で到達したのに対し、同馬は69秒を要しておりペースが速すぎました。重量が増える特別戦で、前走よりもペースが落ち着きそう。決め手勝負では分があるだけに、障害を早めにクリアできれば好勝負が期待できます。
 △カネゾウは、前走A2級-2組平場戦を含め、5戦連続で掲示板内を確保と安定感が魅力。ここでも能力は見劣らないだけにひと押しきけばチャンス。

【第6回開催2日目】
 6月30日(日)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン混合・20:05発走予定)。オープン格付けがシンザンボーイ、センゴクエース、マルミゴウカイ、コウシュハウンカイ、アサヒリュウセイ、ソウクンボーイの6頭。それ以外の4頭はA1格付けで、10頭立てで争われます。
 ◎コウシュハウンカイが不動の軸でしょう。今季初戦を快勝し、ばんえい十勝オッズパーク杯2着、旭川記念3着と続けて惜敗。勝ち馬はともにライバルのオレノココロでした。今回は近2戦の先着馬が不在。トップハンデでも、賞金別定重量の加増が5キロしかない695キロなら負けられません。
 相手筆頭は○センゴクエース。前走旭川記念では天板で膝を折りましたが、障害を降りてからは末脚を伸ばし5着を確保。また急遽の乗替わりも響いた様子だっただけに、主戦の鈴木恵介騎手とのコンビ復活は好材料。690キロなら障害をスムーズ越え、巻き返しに期待できます。
 ▲マルミゴウカイは、旭川記念では障害で苦戦し7着でしたが、今回はひと腰でまとめ快勝した2走前と同じ690キロ。再び相手が緩和する今回は上位争い十分です。
 △コウリキは、ハイペースだった前走A2級-1・2組決勝混合戦を障害を2番手から差し切って勝利。今回は相手強化の特別戦で、さらには賞金ハンデ5キロを課され、一気の条件強化になりますが、前走の勝ちっぷりからは通用しそうです。

【第6回開催3日目】
 7月1日(月)のメイン第10レースには、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:10発走予定)が行われます。
 5歳限定戦としては、3月24日のオッズパーク賞スターライト特別以来となります。その勝ち馬◎ゴールデンフウジンに注目。今年1月に実施された4歳シーズン三冠目、定量760キロの天馬賞でメジロゴーリキをコンマ1秒差まで追い詰めている実力馬ですが、本質的には軽めの重量でスピードとキレを生かすタイプといえます。今回の680キロは8着だった前走旭川記念より90キロも軽く、力関係が把握しやすい5歳同士の戦い。巻き返してきそうです。
 ○メジロゴーリキは、天馬賞を制した世代ナンバーワンホース。とはいえ、3歳12月以降の勝利は重賞だけ。2着だったスターライト特別をはじめ特別戦では勝ち切れていません。他馬が苦にしない600キロ台の負担重量では、障害巧者のアドバンテージが見込みにくく、逃げてどこまでやれるか。
 ▲ウンカイタイショウはA1格付で670キロ。天馬賞4着馬で、今回と同じくオープン馬より10キロ軽いスターライト特別では3着と前進しています。オープン混合の特別戦だった前走は、降雨で軽めの馬場とはいえ、680キロであっさり逃げ切って完勝。10キロ軽くなる今回は、好調さを味方に金星を狙います。
 △ミノルシャープは旭川記念で2着。馬場水分2.2%で軽めの馬場が向いた印象もあります。2月のスピードスター賞で僅差4着があるように、スピードで押すタイプ。減量は歓迎ですが、天馬賞6着、スターライト特別5着という成績は劣勢で、連争い候補まで。
 △ノエルブランは、メンバー中最多の今季3勝をマーク。昨秋以来の世代限定戦で、成長した姿を披露するか。

6/23旭川記念回顧

2019年6月24日(月)

オレノココロが旭川記念3連覇を達成!
重賞最多勝記録も"23"に更新

 6月23日(日)は重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝2番人気のオレノココロが優勝。これで通算重賞勝利数を"23"に伸ばしました。

 【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.メジロゴーリキ 17.5
  2.オレノココロ 2.7
  3.コウシュハウンカイ 2.1
  4.シンザンボーイ 104.5
  5.ミノルシャープ 32.3
  6.ソウクンボーイ 124.1
  7.マルミゴウカイ 45.9
  8.ゴールデンフウジン 15.2
  9.アアモンドグンシン 105.2
  10.センゴクエース 4.6

 前走ばんえい十勝オッズパーク杯2着だったコウシュハウンカイが2.1倍で1番人気。ばんえい十勝オッズパーク杯を勝って2連勝中のオレノココロが2.7倍が続き、菊池一樹騎手の負傷により島津新騎手との初コンビで臨むセンゴクエースが4.6倍。以下は10倍以上と離れたオッズとなり、戦前は三つ巴の様相になりました。

 この日の馬場水分は前日までの降雨の影響もあり2.4%で第1レースがスタート。徐々に乾いてきたものの、旭川記念は2.2%で行われました。
 好スタートを決めたメジロゴーリキが後続を離して先行すると、第1障害で躓いたコウシュハウンカイが立て直してこれに続き、オレノココロ、ミノルシャープ、ゴールデンフウジンが追走。センゴクエースは後方からの追走となりました。
 メジロゴーリキは第2障害手前でひと息入れると、オレノココロ、ミノルシャープ、ゴールデンフウジンらが並びかけ、58秒で第2障害下に到達しました。
 最初に仕掛けたのはメジロゴーリキでしたが、障害の天板で止まり、差なく仕掛けたミノルシャープとほぼ同時に障害をクリア。コウシュハウンカイも早めに仕掛けましたが、坂の途中で止まった影響もあり、その後に続いたオレノココロと一緒に坂を降りる展開になりました。
 障害を降りる勢いでミノルシャープが単独で先頭に立つと、オレノココロ、コウシュハウンカイの9歳二強が脚を伸ばしてきます。
 ミノルシャープは懸命に粘るものの、決め手比べならやはりオレノココロ。残り10メートルほどでミノルシャープに並ぶと、そのまま脚を伸ばしてゴール。ミノルシャープが2秒3差で2着。さらにコンマ8秒差の3着にはコウシュハウンカイが入りました。センゴクエースは、障害で膝を折ったことが大きく響き、勝ち馬オレノココロから9秒差の5着に敗れました。

 勝ったオレノココロは、旭川記念を3連覇。さらに、重賞23勝目と自身の持つばんえい重賞最多勝記録も更新しました。9歳馬ですが、これで目下3連勝と充実一途。今後も順調なら、重賞最多勝記録を伸ばしていくでしょう。

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鈴木恵介騎手「2連覇まではできても、なかなか3連覇は難しいので本当に嬉しいです。ハンデも10キロとそれほど重い荷物ではないので、上手くいけばなんとかなると思いました。昨日の馬場であればタイムが速すぎて、辛いレースになると思いましたが、今日は晴れてちょうど良い馬場状態になったので天気にも恵まれました。道中の流れも速かったので、歩調を合わせて進みました。障害でも膝を折らずに上がってくれて良かったです。(重賞最多勝記録について)今季もまだ長いのでこれからも記録を更新していきたいです。」

旭川記念 予想結果

オレノココロが旭川記念3連覇を達成

レースはミノルシャープとメジロゴーリキがほぼ同時に障害を先頭で通過しましたが、2頭に続いて障害をクリアしたオレノココロが差し切って勝利。旭川記念3連覇の偉業を達成しました。
予想対決は6番人気ミノルシャープが2着に入ったことで的中者は矢野さんのみという結果になりました。

矢野:3連単100円的中! 収支+5,210円

【集計】投資額 6,000円×2R=12,000円

 荘司  +25,800円
 須田  +3,120円
 矢野  +1,100円
 目黒  -2,550円
 斎藤  -12,000円
 赤見  -12,000円
---------------------------------------
 紅組  +11,250円
 白組  -7,780円

6/23旭川記念予想 荘司典子

2019年6月22日(土)

3強が実力・実績上位だが、5歳馬による一角崩しに期待

 今シーズンの予想対決。最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯を見事的中!しかも大幅プラス収支という今までにない好スタート切ることができました。慣れないポジションではありますが「今年の荘司は違うぞ」と言われるように(汗)、慢心せず気持ちを引き締めて前進したいと思います。

 少し間隔があいて久しぶりの重賞レースは旭川記念。昨年は1番人気オレノココロ・2番人気コウシュハウンカイ・3番人気センゴクエースで、人気順通りにワンツースリー。今年もまたこの3頭が上位人気を形成しそうです。

 オレノココロの3連覇なるか?は注目ポイントですが、他馬より10kg背負わされることもあって、コウシュハウンカイが人気を集めそう。週末の雨予報もあいまって上位必至の様相を呈しています。

 でも!今回は(端枠になりましたが)センゴクエースを本命にします。ばんえい十勝オッズパーク杯のメンバーに、今やばんえい記念馬となったセンゴクエースが加わって情勢が変わってくるはず。この馬も軽い馬場は好材料で、充実期を迎えて昨年の3着以上に来ること間違いなし。記念すべき第50回の勝ち馬に名を連ねて欲しいと思います。

馬券はメジロゴーリキ、ミノルシャープ、ゴールデンフウジンの5歳馬たちが3強の一角を崩すことを期待して、3連単1頭軸、相手5頭のマルチで狙います。3強で決まったらトリガミ確実ですが...。

◎10 センゴクエース
○3 コウシュハウンカイ
▲2 オレノココロ
△1 メジロゴーリキ
△5 ミノルシャープ
△8 ゴールデンフウジン

3連単1頭軸マルチ
10→1,2,3,5,8 各100円 合計6000円

6/23旭川記念予想 目黒貴子

オレノココロとのハンデ差生かすウンカイ

 今季2つ目の重賞。とりあえず初戦のばんえい十勝オッズパーク杯を的中してプラススタートになったことはホッ。ここでさらにプラスを伸ばしていきたいですね。

 さて今回の旭川記念、ばんえい十勝オッズパーク杯の上位4頭が出走となり、ここもオレノココロが勝つのか?そして今年のばんえい記念馬センゴクエースの参戦で順位に変動があるのか?注目したいところです。ここで冷静に予想していきましょう。

 ◎はコウシュハウンカイ。前走はオレノココロと同斤量で2着に敗れましたが差は3秒3。今回はオレノココロが780Kに対してこちらは770K。この10Kの違いは大きいとみます。またコウシュハウンカイは昨年もシーズン初めから絶好調でした。今季も2戦して1着、惜しい2着と好成績。昨年のように波に乗ればしばらく手がつけられない状況になるかもしれません。

 ◯はオレノココロ。10Kのハンデがあるとはいえ、やはりこの馬にもプライドを守るレースを期待したいところ。これまでも斤量や枠など不利な条件を何度も覆してきた実績があります。今回もやっぱり強かった!と思わせてくれるかもしれません。

 ▲にはセンゴクエース。大舞台で本領を発揮する力には正直驚かされたばんえい記念。いつかはばんえい界のトップに立つだろうとは思っていましたが、こんなに早いとは!今季はまだ未勝利も重賞の舞台でまたまた大仕事をしちゃうかも。ここまでの3頭については印ほどの差はないとみています。馬券の買い方に悩みます。

 他気になるのはメジロゴーリキとゴールデンフウジン。いずれも今季の成長が楽しみな2頭。ここでのレースぶりに注目したいですね。

◎3 コウシュハウンカイ
○2 オレノココロ
▲10 センゴクエース
△1 メジロゴーリキ
△8 ゴールデンフウジン

3連単
2,3→2,3→10 各1500円
2,3→2,3→1,8 各500円
10→2,3→2,3 各500円 計6000円

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