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今週の見どころ(10/14~10/16)

2017年10月13日(金)

 10月15日(日)のメインには、2歳シーズン三冠の初戦・ナナカマド賞が組まれています。牡馬の前哨戦・青雲賞が接戦での決着だったように今年の2歳世代は上位拮抗といった感も。波乱に終わることも多い重賞だけに、実績だけでなく上昇度も考慮して臨みたいところです。

【第14回開催1日目】
 10月14日(土)のメイン第10レースは、北海道競馬記者クラブ特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)
 ◎アサヒリュウセイは、先行しての競馬が板につき条件を問わず崩れなくなっています。今回からオープンへ昇級していますが、A1級との混合ならさほどの相手強化もなし。主役は譲れません。。
 ○トレジャーハンターは、7月のオープン昇級後、今回と同様の格下との混合戦では2着2回、3着1回とすべて馬券圏内を確保。前走の桔梗特別(オープン)では障害をひと腰でまとめても詰めを欠きましたが、ここならひと押しききそうです。
 ▲キンメダルは、前走の桔梗特別ではテンに置かれてしまい7着と、オープン限定戦では経験不足を痛感させられる結果に。しかし3走前のA1級混合戦は3着で、2着アサヒリュウセイに差された(コンマ3秒差)もののゴール寸前まで2番手をキープする好内容。障害のキレもよく、ここなら巻き返しが見込めます。
 △オイドンは今季初戦を叩かれたあと、またレース間隔が空きますが、実力通りならまとめて差し切る場面があっても不思議なし。
 △キサラキクは、超軽量戦の前走疾風賞を使われての変わり身があるかもしれません。

【第14回開催2日目】
 10月15日(日)のメイン第10レースは、第40回ナナカマド賞(2歳・20:10発走予定)
 ◎ジェイコマンダーは、牡馬の前哨戦・青雲賞(9月24日)では1番人気に応えられず9着でしたが、敗因は障害で転倒したためとハッキリ。立て直された前走の2歳A級-1組(10月1日)では、青雲賞2着オレワチャンピオン、同3着ハマノダイマオーらを破って勝利とやはり力があります。青雲賞時より賞金ハンデが5キロ増え10キロとなるのはやや心配ですが、父カネサブラックに初重賞タイトルをプレゼントしそうです。
 ○カネサダイマオーは、人気馬の凡走に恵まれたとはいえ、青雲賞を勝利。5番人気と伏兵評価でしたが、その前2走の2歳A級-2組ではともに障害ひと腰から2、3着と復活気配を見せていました。青雲賞2着オレワチャンピオンや、前述ジェイコマンダーとのハンデ差が5キロから10キロにひらくのも有利で、持ち前の息の長い末脚で抜け出すシーンもありそう。なおこちらもカネサブラック産駒です。
 その青雲賞2着馬▲オレワチャンピオンは、続く前走の2歳A級-1組(10月1日)では大逃げに出た結果、終い一杯になり4着も、それまでの10戦で4勝、2着4回、3着2回と安定感抜群。前走のように押していっても上がる抜群の障害力は重賞の舞台でさらに生きそうです。
 △ミスタカシマは、9月3日の2歳A級-1組戦では、ジェイコマンダー、オレワチャンピオン、ハマノダイマオーとの4頭での追い比べを制して快勝。10キロの賞金ハンデは微妙ですが、実力は牡馬にも劣りません。
 青雲賞3着、10月1日の2歳A級-1組戦2着△ハマノダイマオーも安定感があり押さえには必要でしょう。

【第14回開催3日目】
 10月16日(月)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン・20:10発走予定)。次開催の10月29日に行われる重賞・北見記念の前哨戦です。
 ◎コウシュハウンカイは、前開催の桔梗特別(オープン)ではトップハンデでしたが、障害ひと腰4番手から3着と崩れず。今季開幕からの連続馬券絡みを10へ伸ばしました。今回はオレノココロがおり、トップハンデから解放されます。桔梗特別で追い込みを決めたセンゴクエースの賞金ハンデが5キロ増え計15キロとなることを考えれば同馬との2秒4差は逆転可能とみます。
 ○フジダイビクトリーは、桔梗特別では2着に踏ん張りました。詰めの甘さが出なかったあたり、よほど体調が良いのでしょう。引き続きハンデが有利なのも歓迎材料。
 ▲オレノココロは、9月の岩見沢記念で今季重賞2勝目を飾ったあとひと息入れての参戦。30キロの賞金ハンデを課されるのは厳しく、北見記念を控えてのレースだけに目いっぱいの仕上げではないかもしれませんが、絶対能力の違いで勝ち負けに持ち込んでくるでしょう。
 △センゴクエースは、桔梗特別での追い込み劇は見事。ここも展開次第で再現がありそう。
 桔梗特別4着△サクラリュウは、終いの踏ん張り次第といえます。

今週の見どころ(10/7~10/9)

2017年10月 6日(金)

 10月9日(祝・月)のメインには、疾風賞が組まれています。年明けに実施されるスピードスター賞の予選第2弾。8月14日に行われた予選第1弾の稲妻賞は、過去に同条件の定量500キロの特別戦で3着以内があった2頭が1、3着で、2着はこの条件初出走だった馬。基本的には実績がモノをいうレースですが、未経験馬の適性推理も重要となります。

【第13回開催4日目】
 10月7日(土)のメイン第10レースは、寒露特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)
 ◎フナノクンは、B1級-2組予選で逃げ切って圧勝。前々走の4歳重賞・銀河賞では6着とはいえ、710キロで逃げて見せ場を作っており、自己条件のB1級なら力量上位で通ります。今季、特別戦では、6月19日に行われたクラス混合のゴールドトロフィーで2着があり、A1級のアサヒリュウセイをはじめ格上馬に先着しています。もっと上のクラスでも活躍できるでしょう。
 ○アサヒカツヒメは、同じ予選の3着馬。2走前のデイリースポーツ杯(B1級-1組混合)では、格上A2級のチヨノタカラにちぎられたものの、それでも2着としぶとい走りを見せました。同レースは障害で苦戦しましたが、今回ひと腰で越えれば際どい勝負が期待できます。
 ▲ホクショウマックスは、特別戦の流れが合うタイプ。デイリースポーツ杯では、ゴール寸前でアサヒカツヒメに差されたものの、2着の同馬からコンマ3秒の僅差3着に踏ん張っています。2組予選4着からの巻き返しがありそうです。
 B1級-1組混合予選勢では、4着△タカラシップが筆頭格。今季、B1級の特別戦では3、4着でもともに勝ち馬とは僅差で重量増も苦にしません。

【第13回開催5日目】
 10月8日(日)のメイン第10レースは、桔梗特別(オープン・20:10発走予定)
 ◎コウシュハウンカイは、前走の重賞・岩見沢記念で3着。最大40キロ差のトップハンデながら障害を先頭でクリアすると、オレノココロに差し切られたとはいえ2秒6差に踏ん張りました。今回もハンデは厳しいものの、ニュータカラコマに加え、オレノココロまで不在なら、負けられません。
 2開催前の朱雀賞(5歳オープン)の1、2着馬も有力。差し切り勝ちを収めたのは▲センゴクエースですが、障害にムラが出ている近況を考えると、ゴール前まで先頭をキープしていた障害巧者○キンメダルのほうが信頼できそう。両馬とも高重量の岩見沢記念を回避し、リズムよくここに臨んでいます。
 △サクラリュウは、前走の岩見沢記念で2着に好走し、高重量への慣れを感じさせるところ。特別戦では今回から賞金ハンデが5キロ増え10キロとなりますが、前述のとおりニュータカラコマ、オレノココロがおらず、引き続き勝ち負けが期待できるでしょう。

【第13回開催6日目】
 10月9日(祝・月)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減、3歳20キロ減、4歳10キロ減)でのスピード比べで、決勝戦・スピードスター賞の予選第2弾となります。
 今回の出走馬のうち、昨年度のスピードスター賞に出ていた2頭が有力でしょう。◎キサラキクは、昨年のこのレースが軽量の特別戦へ初挑戦ながら、障害3番手からいい脚を使って2着。決勝戦では2着キタノサムライにコンマ2秒だけ競り負けての3着と同条件での適性上位といえます。
 ○セイコークインは、決勝戦では5着だったとはいえ、昨年の稲妻賞を逃げ切っているように、予選レベルでは実力上位でしょう。
 4歳牝馬▲ヒカルナナヒメは、この条件初参戦ですが、スピードと切れ味が身上なので期待できそう。最軽量470キロというのも魅力に映ります。
 △ハクタイホウは、2015年の疾風賞では、2着セイコークインから2秒3差の3着。当時は4歳10キロ減の490キロで、今回は減量がありませんが、好走経験があるのは強み。
 △アアモンドネムロは、障害次第の面があり精彩を欠いていますが、決め手があるので、この条件で一変があるかもしれません。

今週の見どころ(9/30~10/2)

2017年9月29日(金)

 9月24日(日)の第1レースで、村上慎一調教師が通算1000勝を達成(ばんえい史上19人目)しました。カネサブラック、ニシキダイジンといった名馬を手がけ、今回、区切りの1000勝をプレゼントしたソラチノジョオーの父カネサテンリュウも自身の管理馬でした。今週は、10月1日(日)メインの秋桜賞に、カネサブラックの12歳下の弟でばんえい大賞典馬のカネサスペシャルが出走します。

【第13回開催1日目】
 9月30日(土)のメイン第10レースは、秋陽特別(A2級-1組混合・20:05発走予定)
 ◎カツオーカンは、A2昇級初戦こそ障害で崩れましたが、2走目の白露特別(9月4日・A2級-1組)ですぐに立て直され2着だったのは見事。16日の平場戦は回避しましたが、ここなら障害力を生かし、昨季A2級-1組の特別戦で勝利がある実力を見せつけそうです。
 ○チヨノタカラは、白露特別では流れに乗れず7着も、前開催のデイリースポーツ杯(B1級-1組混合)では一転の先行策から逃げ切り楽勝。引き続きB1級との混合だけにチャンスがあるでしょう。
 白露特別3着▲ホクショウメジャーは、メンバー中で唯一賞金ハンデの加増がないのが有利です。前開催の富士宮市長賞はA1級との決勝混合戦で相手が強く5着も仕方なし。B1級混合のここなら巻き返せるでしょう。
 B1級勢からは、△オホーツクノタカラ△ヤマトテンリュウに注目。ともにB1級の特別戦で好走実績があり、近況も充実しています。

【第13回開催2日目】
 10月1日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。11月5日に実施される3歳二冠目・ばんえい菊花賞の前哨戦ですが、回避が相次ぎ7頭立ての少頭数となりました。
 ◎センショウニシキは、3歳一冠目・ばんえい大賞典(7月30日)の5着馬で、その後5走連続して馬券圏内をキープ。B2昇級後の近2走も3、1着と好走しています。今回は重量格の別定戦で、B1級と同じ負担重量を課されるのが不利な印象も、目下の好調さを買います。
 ○ジェイワンは、4歳との混合重賞・はまなす賞(8月27日)の4着馬。初の670キロで障害で崩れましたが、2度目の同重量となった前走では息を入れての追走とはいえひと腰でクリアして僅差の競馬。3度目で同世代限定となる今回はさらに前進が見込めるでしょう。
 ▲ウンカイタイショウは、ばんえい大賞典では障害で転倒し競走中止。しかし、その後は本来の堅実さを取り戻しています。今回はばんえい大賞典より10キロ軽い670キロで出走できるのは有利。チャンスも見込めます。
 △ミノルシャープは、はまなす賞で逃げ切り勝ちを収めた実力馬。同レースで接戦を演じた2着馬コウシュハサマーが今回は回避するなど相手に恵まれましたが、トップハンデが懸念されます。

【第13回開催3日目】
 10月2日(月)のメイン第10レースは、神無月特別(A1級-1組混合・20:05発走予定)
 ◎シンザンボーイは、8月の重賞・ばんえいグランプリ8着を除けば6走連続連対中。2走前のA1級の特別戦は現オープン馬ハクタイホウの僅差2着、前開催のポテト特別(A1級混合)ではオープン馬トレジャーハンターらを相手に完勝しており、オープンでも通用しそうな充実度です。不安は賞金ハンデが5キロ増え10キロになることくらいのもので、まず勝ち負けでしょう。
 相手は、前開催の富士宮市長賞(A2級-1・2組決勝混合)の上位馬が有力。なかでも注目は2着だった○ホンベツイチバン。障害ひと腰先頭クリアからしぶとい走りで、格上A1級の1着馬フェアリードール、A2級で実力上位の3着馬カネゾウに割って入りました。特別戦の流れが合うタイプで、シンザンボーイとの15キロ差を生かしてどこまで食い下がれるでしょうか。
 ▲フェアリードールは、富士宮市長賞では、早めに先頭に立って押し切る快勝。すっかり障害が安定して崩れなくなっています。ただ、今回から特別戦では賞金ハンデ5キロが課されるぶんの3番手評価です。
 すっかり勢いを取り戻した△カネゾウや、競走除外明けでも実績上位△アサヒリュウセイも侮れません。

9/24銀河賞回顧

2017年9月24日(日)

マルミゴウカイが実力を見せつける!

 24日(日)は重賞・銀河賞(4歳オープン)が行われ、単勝1番人気のマルミゴウカイが優勝。昨年の3歳二冠馬、そして今年の柏林賞も制している実力馬が、トップハンデをものともせず重賞4勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.フナノクン 12.7
 2.マルミゴウカイ 1.4
 3.アラワシキング 70.2
 4.コウシュハローヤル 16.4
 5.ツルイテンリュウ 17.9
 6.プレザントウェー 28.7
 7.フウジンライデン 6.4
 8.ホクトノホシ 188.2
 9.ホクショウディープ 6.6

 実績上位のマルミゴウカイが、トップハンデ750キロながら圧倒的な1番人気。離れた2番人気にイレネー記念馬のフウジンライデンで、柏林賞2着のホクショウディープが差のない3番人気で続きます。単勝ひと桁台はこの3頭でしたが、オッズが示すとおり、戦前評価は歴然。マルミゴウカイが強さを見せつけるのか、それともハンデ差を味方に台頭する馬が現れるか、注目を集めました。

 馬場水分1.8%、昼間開催のため太陽光が残るなかでのスタートとなりました。道中はフナノクンが大逃げを打ち、他馬は様子を見ながらの追走。極端に遅れる馬もなく、フナノクンと、その他8頭の集団に分かれてレースを進めました。ひとあし先に障害下にたどり着いたフナノクンが息を整える間に、8頭もぞくぞくと勝負どころに到着しました。
 各馬がそろい切るタイミングで、フナノクンが登坂を開始。他馬はその様子をうかがっていましたが、天板付近で脚を止めたところでツルイテンリュウとフウジンライデン、マルミゴウカイが動きます。一度は迫られたフナノクンでしたが、二の腰を入れて障害を突破。他馬に先駆けて最後の平坦路に歩を進めました。やや離れた2番手でマルミゴウカイ、フウジンライデンがクリアし、コウシュハローヤル、ツルイテンリュウ、プレザントウェー、ホクショウディープも差なく障害を下りていきました。
 積極的に運んだフナノクンは残り30メートルで脚いろが鈍り、軽快な脚どりでマルミゴウカイが先頭を奪取。これを追うのはツルイテンリュウで、フウジンライデンもじわじわと脚を伸ばします。さらに、その外から豪快に伸びてきたのがホクショウディープで、2番手争いは熾烈を極めます。その一方、先頭のマルミゴウカイは後続との差を保ったまま、残り10メートル標識を通過。トップハンデながら他馬と同様の脚どりを見せ、トップで荷物を運び切りました。注目は2着争い。懸命に粘るツルイテンリュウと、外を伸びたホクショウディープはほぼ同時にゴール線を通過しましたが、わずかに0秒2差だけ、ホクショウディープが先着しました。

 終わってみれば、マルミゴウカイが実績どおりに完勝。2着のホクショウディープとは20キロ、3着のツルイテンリュウとは30キロのハンデ差があっただけに、見た目以上の強さを発揮したレース内容だったといえます。これで柏林賞に続く4歳二冠を制し、当然1月の天馬賞でも最有力候補。今後も目が離せない存在です。
 ホクショウディープは柏林賞と同様にマルミゴウカイの2着。勝ち馬以外と比べれば10キロ以上、余計に積まれていただけに、世代上位の力は示した格好です。これだけの力があれば、いつかはチャンスが巡ってくるはずで、引き続き好勝負が期待できそうです。

成績はこちら
映像はこちら

藤本匠騎手「フナノクンが大きく先行していましたが、いつも通り自分の競馬を心掛けました。第2障害まで4回ほど刻んだ割には第2障害で止まってしまいましたが、すぐに越えられたのでよかったです。トップハンデだったので先頭を捉えられるか心配でしたが、最後までしっかり走ってくれました。年明けの天馬賞も勝てるよう頑張りますので、応援をよろしくお願いします」

銀河賞 予想結果

斎藤:3連単300円的中! 収支+8,460円
山崎:馬複1500円的中! 収支+1,050円
矢野:3連単100円的中! 収支-1,180円

【集計】投資額 6,000円×9R=54,000円
   
斎藤  +16,820円 
須田  +6,170円 
山崎  -26,550円 
矢野  -28,730円 
荘司  -42,300円 
目黒  -46,440円 
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白組  -5,740円 
紅組  -115,290円 

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