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今週の見どころ(10/28~10/30)

 10月29日(日)のメインには、重賞・北見記念が組まれています。今季ここまでに古馬重賞は5レース実施され、うち3レースがコウシュハウンカイ、オレノココロ、ニュータカラコマの3頭による決着で、残り2レースも3頭のうち2頭が3着以内に入っています。古馬三強に割って入る馬が現れることに期待したいところです。

【第15回開催1日目】
 10月28日(土)のメイン第10レースは、端野峠特別(B2級-1組・20:10発走予定)。B2級単独での特別戦は、8月20日の不知火特別以来の実施となります。
 ◎オオゾラシンスケは、障害が安定しており、不知火特別では2番人気で3着の実績があります。B2級はスピードある3、4歳が多くなりがち。平場戦では追走に苦労する面を見せていますが、基礎重量が30キロ増える特別戦なら話は別でしょう。勝ち切れない近況を打ち破る押し切りに期待します。
 ○オウショウトップは、B2級の平場戦で2連勝中。古馬混合の特別戦には今回が初参戦ですが、障害力にさらに磨きがかかっている近況を考えれば、不安より期待が上回ります。
 ▲マツカゼウンカイは、B2昇級初戦だった3走前がB1級との混合でしたがアッサリ突破。古馬相手での特別戦は初挑戦も、デキがいいだけに注目が必要。
 勝ちみに遅いが障害巧者の△テンリュウフジ△オーシャンスターも侮れません。

【第15回開催2日目】
 10月29日(日)のメイン第10レースは、第38回北見記念(20:10発走予定)
 ◎オレノココロは、旭川記念、岩見沢記念と今季重賞2勝の実力馬。ひと息入れての、前開催の狩勝賞(オープン)は5着でしたが、勝ちに行っていないので評価を下げる必要はありません。障害も安定しており、870キロでも決め手発揮のシーンがありそうです。
 ○ニュータカラコマも、今季重賞2勝ですが、賞金額の高いばんえいグランプリを勝っているため賞金別定30キロ増の880キロとなるのは不利。しかし、4連勝中で、出てくるレースには全力投球といった印象だけに、ここも当然有力でしょう。
 ▲コウシュハウンカイは、2015年の北見記念で2着があるものの、それ以降、840キロ以上での連対はゼロ。今回の870キロは基本的には向かない印象もあり、連争い候補という評価です。
 △フジダイビクトリーは、岩見沢記念、北見記念と連勝した昨季の勢いが感じられません。前走狩勝賞も勝ちに行って障害で苦戦。とはいえ、賞金ハンデの加増がない850キロは有利で、ノーマークにはできません。

【第15回開催3日目】
 10月30日(月)のメイン第10レースは、能取湖特別(オープン・A1級-1組混合・20:05発走予定)
 ◎ハクタイホウは、オープン昇級後初の自己条件だった狩勝賞(オープン)では6着とはいえ、残り10メートルまでは2着もありそうな脚色。相手を考えれば大健闘の内容でした。今回のA1級混合というメンバーに入れば、主役は譲れません。
 ○トレジャーハンターは、前走のA1級-1・2組決勝混合戦で差し切って快勝。格下相手では、詰めの甘さを見せず強さを発揮します。今回も引き続きA1級混合というのは恵まれました。上位争いに加わりそう。
 ▲キンメダルは、トレジャーハンターと同じ前走で2番人気・9着。近走は先行して好走を続けており、障害9番手クリアでは持ち味が出ませんでした。この結果だけでは見限れません。
 △フェアリードールは、特別戦に替わるのを歓迎。相手は強いですが、食い下がりに警戒が必要でしょう。

今週の見どころ(10/21~10/23)

2017年10月20日(金)

 10月22日(日)のメインには、4歳牝馬オープンによる紅バラ賞が組まれています。11月12日に実施される重賞・クインカップの前哨戦となります。この世代は、マルミゴウカイをはじめ牡馬が強力で、牡馬との混合重賞で馬券に絡んだ牝馬はゼロ。それだけに牝馬同士での戦いとなるここは貴重な舞台といえそうです。

【第14回開催4日目】
 10月21日(土)のメイン第10レースは、とかち馬文化を支える会十周年杯(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)
 ◎オホーツクノタカラは、B1級-1組予選では勝ち馬から離された5着が精一杯。しかし、B1級の特別戦(混合戦含む)では今季4戦して1勝、2、3、4着各1回の好成績を収めています。重量増を考えれば予選ほど流れは速くならないはず。巻き返して当然でしょう。
 B1級-2組混合予選で僅差3着○タカラシップは、今季、B1級の特別戦では3、4、7着。7着だった2走前の寒露特別は雨馬場で前半置かれたのが敗因で、障害は切れていました。終いに踏ん張れれば上位争いに加わりそうです。
 ▲ムサシブラザーは、寒露特別4着、2組混合予選2着と、ともにタカラシップに先着。目下障害のキレがいいだけに、こちらもひと押しきけば勝ち負けに持ち込みそうです。
 △メジロゴーリキは、1組予選では今回のメンバー中最先着の3着。685キロは未経験ですが、障害が安定している今なら克服できそうです。

【第14回開催5日目】
 10月22日(日)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:05発走予定)。出走馬はB1またはB2格付ですが、重量格による別定重量戦のため全馬660キロです。
 ◎ブルーオーシャンは、黒ユリ賞を制した2歳シーズンの女王。今年7月末にB1へ昇級してからは大敗が続いていましたが、近3走ではすべて障害ひと腰と立て直されると、前走は好調馬揃いの決勝戦で勝利と完調を思わせます。3歳シーズンで同世代限定の牝馬オープン戦への出走はなく、実力比較が難しい面はあるものの、ここは持ち前の決め手炸裂に期待します。
 ○コウシュハローヤルは、ばんえいオークス3着、ばんえいプリンセス賞1着など、3歳シーズンで同世代牝馬をリードしてきた存在。今季は、山鳩賞(4歳オープン)3着や、三冠の第2弾・銀河賞(9月24日)では7着とはいえ690キロで障害はひと腰で越えるなど、牡馬相手でも見せ場を作っておりさらにパワーアップしています。
 ▲ヒカルナナヒメは、ばんえいオークス2着、ばんえいプリンセス賞3着。骨っぽい相手関係のB1昇級後も、障害力を武器に善戦を続けています。特別戦は歓迎のタイプでしょう。
 △タイキンは、今季12戦して6勝、2着3回、3着1回と絶好調です。今回の660キロは、ばんえいプリンセス賞2着で克服済み。互角の勝負が期待できます。
 △ビュウティハートは、ばんえいオークス5着、ばんえいプリンセス賞4着。前走B2級-2組の平場戦ではタイキンに完敗を喫していますが、障害力が生かせる特別戦に替われば、差はありません。

【第14回開催6日目】
 10月23日(月)のメイン第10レースは、サンケイスポーツ賞(A2級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)
 ◎フウジンライデンは、A2級-1組予選では長くいい脚を使って快勝。2着ホンベツイチバンとはコンマ4秒しか差はありませんが、勝ちっぷりの良さが光りました。2走前の勝利は相手に恵まれた2組でしたが、1組も勝ったことで地力強化を印象づけます。4走前の重賞・銀河賞では720キロでもひと腰で上がっているように障害のキレも良く、3連勝を決めてくれそうです。
 その○ホンベツイチバンは、8、9月にはA2級の特別戦で連勝しているように特別戦のペースは歓迎。うまく流れに乗れれば逆転も期待できます。
 ▲カツオーカンは、3走前に崩れた障害が立て直されたのが好感触。1組予選ではゴール寸前まで先頭をキープと見せ場十分の3着でした。特別戦では腰の甘さが出ないか心配な面もありますが、すんなり越えれば差はありません。
 △テルシゲは、昨季はA2級の特別戦(ともに混合戦)で2勝しており実績ではヒケを取りません。約7カ月ぶりとなった前走A2級-2組混合予選は5着でも、大外10コースのわりに追走、障害ともスムーズで叩かれての上積みがありそう。
 △ライデンティダは、2組混合予選がA2昇級初戦ながら2着と好走。競走除外(公正保持)などがありレース間隔は空きましたが、好調をキープ。押さえておきたい1頭です。

ナナカマド賞 予想結果

2017年10月16日(月)

紅組全員的中!

目黒:3連複1000円的中! 収支+6,800円
山崎:馬複1000円的中! 収支+1,000円
荘司:3連単100円的中! 収支+200円

【集計】投資額 6,000円×10R=60,000円

斎藤  +10,820円
須田    +170円
山崎  -25,550円
矢野  -34,730円
目黒  -39,640円
荘司  -42,100円
---------------------------------------
白組  -23,740円
紅組 -107,290円

10/15ナナカマド賞回顧

2017年10月15日(日)

世代初の重賞ウイナーはミスタカシマ!

 15日(日)は重賞・ナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、単勝1番人気のミスタカシマが優勝。この世代で最初のタイトルウイナーとなり、牡馬が相手でも互角以上の力を証明しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ジェイコマンダー 9.4
  2.バンリュウブラック 24.3
  3.ジェイフラワー 78.4
  4.カネサダイマオー 4.7
  5.ミスタカシマ 3.2
  6.ハマノダイマオー 4.8
  7.コウシュハレガシー 47.7
  8.ブラックエース 46.3
  9.オレワチャンピオン 3.3
 10.ウィナーサラ 30.9

 2歳戦らしく、上位に推された各馬のオッズは接近。いちい賞を制したミスタカシマがわずかに1番人気となり、オレワチャンピオンが2番人気。以下、5番人気のジェイコマンダーまでが単勝ひと桁台で続き、いわゆる"上位拮抗"の戦前評価となりました。

 馬場水分は徐々に下がり、このレースを迎えたころには1.5%。そうはいっても、軽量の2歳戦だけに、道中は横一線のままハイペースで進みます。わずかにミスタカシマが先頭をうかがいますが、他馬も遅れず追走。10頭がほぼ並んだままで第2障害を迎えました。
 オレワチャンピオンが動いた瞬間に、各馬も反応。ミスタカシマ、ハマノダイマオー、カネサダイマオーが仕掛け、ウィナーサラもこの一角。なかでも抜群の登坂を見せたのはオレワチャンピオンとミスタカシマで、この2頭が並んで障害を突破します。やや遅れてハマノダイマオー、さらに離れた4番手でジェイコマンダー、カネサダイマオーなどがクリアしていきました。
 最後の平坦路に入ったあたりではハマノダイマオー、ジェイコマンダーの脚いろに切れが見られましたが、残り20メートル付近から先行2頭と同様の脚どり。ミスタカシマが先頭を死守しながら、残り10メートルを迎えます。その後も、追っていたオレワチャンピオンの脚いろが鈍り、さらに後続の伸びも今ひとつ。結局ミスタカシマが最後まで粘り切り、最初の世代チャンピオンに輝きました。オレワチャンピオンが後続の追撃を振り切って2着。ジェイコマンダーも懸命に脚を伸ばして3着を確保しました。

 勝ったミスタカシマの母は、2007年のばんえいプリンセス賞2着、黒ユリ賞3着、そしてばんえいオークス4着のアグリタカラ。母が成し得なかった重賞制覇を、2歳最初の重賞で早くも成し遂げました。牝馬によるナナカマド賞制覇は1997年のキリツレディ以来、20年ぶりのこと。第2障害を下りてからのしぶとい末脚が印象的で、今後も底力が問われる重賞路線での活躍が期待できそうです。

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工藤篤騎手「状態は調教師から良いとは聞いていました。先手を取って、馬と喧嘩しないでまっすぐ走ってくれたら結果はついてくると思っていました。障害もスムーズに上がってくれましたね。馬はまだまだ強くなると思います。ミスタカシマともども、これからも応援よろしくお願いいたします」

10/15ナナカマド賞予想 須田鷹雄

先行力魅力のオレワチャンピオン

 前走は第2障害後に失速してしまった◎オレワチャンピオンだが、安定した先行力は魅力。はじめて経験するこの重量だとものすごくキレる末脚を見せてくる馬というのもいないだろうし、馬格があるぶん重量がこの馬を後押しする可能性もある。降りたままの順番で流れ込んでくるような競馬になれば、この馬がやはり有力だ。
 本来、その次に評価すべきは▲ジェイコマンダー。青雲賞の失敗が尾を引くのではと心配だったが、前走を見る限り全く影響はなかった。それ以前のA-1での安定した走りを見るとここでも馬券圏内に入ってくる可能性は高い。ただ、はじめての545キロでやらかしたので、580キロ、それも他馬に10キロを与えてのこの重量というのが少しひっかかる。
 570キロ組から○を取りたいが、4と6で迷って○ハマノダイマオーとした。勝ちきれない競馬が続いているが位置はとれる馬だし、ゴール前に◎が甘くなったときの逆転1着はありうると考える。
 馬券は◎○が1着2着か1着3着という3連単で。

 ◎オレワチャンピオン
 ○ハマノダイマオー
 ▲ジェイコマンダー
 △カネサダイマオー
 △ミスタカシマ

 3連単
 9,6→9,6→1,4,5
 9,6→1,4,5→9,6 500円 計6000円

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