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今週の見どころ(11/22~11/24)

2014年11月21日(金)

 今週より、ばんえい十勝は準ナイター開催へ。発走予定時刻が、第1レース・14:15、メイン第10レース・19:05、最終第11レース・19:40と、現在より早まりますのでご注意ください。なお、スカパー!プレミアムサービス(701・702・703ch)での実況中継の放送時間も13:30~20:00に変更となります。
 さて、11月23日(日)のメインには重賞・ドリームエイジカップが組まれています。4、5、6、7歳と8歳以上の各世代の通算収得賞金上位2頭に出走権がある重賞で、過去4回では8歳以上が3着以内に7頭入線とベテランがやや優勢という傾向があります。

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【第17回開催1日目】
 11月22日(土)のメイン第10レースは、知床賞(オープン・A1級-1組混合・19:05発走予定)。オープン4頭とA1級4頭が争います。
 前走の釧路湿原特別(A1級混合)で8着だったソウクンボーイの巻き返しに期待。前々走のヒイラギ特別(オープン・A1級混合)を障害ひと腰クリアから快勝していたこともあってか1番人気に推されましたが、流れに乗れず見せ場すら作れませんでした。とはいえ、障害では崩れておらず、オープン昇級などで一気に25キロも負担重量が増えていたことが敗因かもしれません。今回はクラス2戦目で、重量慣れも見込めるのに加え、前走よりオープン勢が手薄なことを考えても勝ち負け必至です。
 アオノレクサスは前々走のヒイラギ特別が6秒0差6着で、前走のオータムカップ(オープン)が7着でしたが、ともに障害は先頭で越えており、着順ほど悪い走りではありません。終いの踏ん張り次第ですが、A1級との混合であれば主力視ができます。
 A1級勢では、ヒイラギ特別3着クインフェスタが筆頭格。前走の4歳牝馬重賞・クインカップでは障害、末脚のキレとも申し分なく2着に入っています。釧路湿原特別4着スギノハリアーも差はありません。

【第17回開催2日目】
 11月23日(祝・日)のメイン第10レースは、重賞・第5回ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜・19:05発走予定)
 8歳馬キタノタイショウに注目します。今季2戦目の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯を差し切って以降、白星はありませんが、重賞では5戦して2着2回、4着1回、5着2回と善戦を続けています。相変わらず障害次第の面は否めませんが、780キロであればスピードで押し切れそうです。
 旭川記念2着、北斗賞4着、岩見沢記念3着と初夏から秋にかけての重賞で見せ場を作っていた5歳馬ニシキエーカン(770キロ)にとっても700キロ台の負担重量は歓迎のはず。展開が向けば勝ち負けでしょう。
 6歳馬ニュータカラコマ(780キロ)は、7月には790キロで北斗賞を制しています。重い賞金ハンデに加え、800キロ台中盤の重量を課せられた岩見沢記念、北見記念では掲示板にも載れませんでしたが、実績ある重量なら好勝負が期待できます。前走オータムカップ(オープン)での勝ちっぷりも見事でした。
 もう1頭の6歳馬オイドン(770キロ)は、前走オータムカップでは755キロで障害に苦戦していたのには不満が残ります。今回の770キロも戦歴からこなせない重量ではなく、障害さえまともなら、決め手を生かして上位に食い込んできて不思議ありません。

 この日の第9レースは、北央産駒特別(2歳産地限定・18:25発走予定)。空知、上川、留萌、宗谷管内産2歳馬の限定戦で、1、2着馬には重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)への優先出走権が与えられます。
 賞金別定10キロ増でもタキニシサンデーが負けられません。2歳牝馬オープン特別で2勝し、前走で2歳A級-1組を制している実績は断然といえます。
 デビューから3連勝したサカノメイホウは、2歳A級格付けになった近2走では6、5着ですが、それでもタキニシサンデーを除けば優位感があります。
 プリンセスローズは、いちい賞(2歳牝馬オープン)でタキニシサンデーの6着でしたが差はわずか3秒4。近走はやや精彩を欠きますが、特別戦の経験があるのが強みです。

 【第17回開催3日目】
 11月24日(振・月)のメイン第10レースは、ピヤシリ特別(B2級-1組・19:05発走予定)。
 前開催の五稜郭特別(B1・B2級決勝混合)では4着だったライデンロックに期待します。第2障害でやや後手を踏みましたが、シャープな末脚を発揮して2秒5差まで差を詰めました。4走前の端野峠特別(B2級-1組)で2着があるように、B2級同士の今回は巻き返して当然でしょう。
 マツリダワッショイは端野峠特別では障害で苦戦し10着(1番人気)でしたが、五稜郭特別2着が本来の実力でしょう。障害のキレもよくなっており、ここも好勝負が望めます。
 フジノルビーは、前走の4歳牝馬重賞・クインカップ9着は相手や負担重量を考えても仕方なし。自己条件の特別戦であれば障害力を生かせるでしょう。
 同じくクインカップが10着大敗のエーマンは、端野峠特別では僅差の4着があり、こちらも上位争いに加わってきそうです。

今週の見どころ(11/15~11/17)

2014年11月14日(金)

 先週行われた4歳牝馬重賞・クインカップは、ナナノチカラが1番人気にこたえて快勝。2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスとあわせ、3世代の女王タイトルを獲得しました。4歳以上牝馬による重賞は、来年1月25日にヒロインズカップが組まれており、もしそこにも出走があれば当然注目を集めそうです。

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【第16回開催4日目】
 11月15日(土)のメイン第10レースは、羊蹄山特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級-2組混合(11月10日)、B1級-2組(8日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-2組混合予選で2着だったダイリンビューティに注目。第2障害をほぼ同時に先頭で降りたニシキエースとの追い比べの末、コンマ3秒だけ先着されましたが、3着テンカムソウには10秒近い差をつけていました。2走前のA2級-1組特別では3着に逃げ粘っており、障害力を生かせる特別替わりはプラスのはず。ここは逃げ切りの可能性十分といえます。
 オメガグレートはB1級-2組予選では離れた障害クリアながら、逃げ切ったレインボーライデンに3秒0差まで迫って2着。10コースだったことを考えれば、価値あるレース内容でした。障害、末脚のキレとも文句なしの近況です。
 そのレインボーライデンは今回10コースを引きました。4着だった3走前、6着だった前々走も同じく10コースでしたが、障害のキレは悪くなく、ここも善戦以上が望めるでしょう。
 A2級-2組混合予選で接戦を制したニシキエースは相手関係云々より障害がポイントかもしれません。

【第16回開催5日目】
 11月16日(日)のメイン第10レースは、オータムカップ(オープン・20:10発走予定)。出走全馬が賞金別定5キロから35キロを課せられています。
 オレノココロは前走の狩勝賞(オープン)が第2障害ひと腰クリアからの逃げ切りでした。今回は賞金別定重量が5キロ増え計10キロの加増となりますが、2秒9差2着に完封したオイドンも当時から賞金別定で5キロ増えており、さらに3着だったインフィニティーは不在。連勝も十分狙えそうです。
 ニシキエーカンは、狩勝賞は回避したものの、古馬オープンではこのところ常に善戦しています。賞金別定10キロ増も相対的に有利なので、引き続き上位争いに加わってきそうです。
 狩勝賞で4着と善戦したアオノレクサスは、続くヒイラギ特別(オープン・A1級混合)はトップハンデで6着でしたが、オープン馬同士ではハンデが有利な立場。ひと押しが利けば、連争いできそう。
 ホクショウユウキコウシュハウンカイの両障害巧者は賞金別定15キロを課せられていますが力量上位だけに侮れません。

 この日の第9レースは、南北海道産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高の各管内および北海道外産2歳馬の限定戦で、1、2着馬には重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)への優先出走権が与えられます。
 ホクショウキズナはデビューから11戦連続連対で臨んだ青雲賞(2歳牡馬オープン)で8着と敗れ、続く2走が7、6着ですが、3走とも障害では崩れていません。前走の2歳A級-1組では第2障害先頭クリアから、キンメダルらとの叩き合いの末コンマ3秒差3着に善戦。この相手であれば、終いの踏ん張り次第で、勝機も十分でしょう。
 キンメダルは青雲賞の2着馬で、その後の2歳A級-1組でも3、1、1着と好調。前走から賞金別定5キロを課せられていますが、ホクショウキズナらとの争いを際どく制しています。10コースは気になりますが、目下絶好調といった感じで、好勝負必至でしょう。
 青雲賞3着コウシュハスパークは差し脚に見どころがあります。展開が向けば、十分勝ち負けに持ち込めるはずです。

 【第16回開催6日目】
 11月17日(月)のメイン第10レースは、五稜郭特別(B1・B2級決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(11月9日)、B2級-1組(8日)両予選の上位馬による一戦ですが、8頭中7頭が減量のある4歳馬というメンバー構成です。
 注目はB2級-1組予選で2着の9歳馬ライデンロック。今回のメンバー中6頭が出走していた端野峠特別(10月25日・B2級-1組)では、逃げ切り寸前でピカイチに差されたものの2着に粘っています。当時、1着ピカイチと3着カツオーカンは10キロ軽かったものの、その後B1へ昇級しており、今回は同重量での戦いとなるのが有利です。
 相手は端野峠特別不出走組から。B1級-1組予選で第2障害7番手から追い込んで快勝しているキタノサムライや、3、2走前にB1級特別を連勝している障害巧者のイッキフジらが有力でしょう。
 端野峠特別を勝ち、B1級-1組予選でも2着に差してきたピカイチも充実の近況だけに好勝負が望めそうです。

クインカップ 予想結果

2014年11月10日(月)

矢野:3連単8-4-1 100円的中! 収支-4,850円
須田:3連単8-4-1 400円的中! 収支-1,400円
斎藤:3連単8-4-1 500円的中! 収支-250円
山崎:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×13R=78,000円

矢野 +22,490円
須田 -55,640円
斎藤 -66,300円
山崎 -74,400円

11/9クインカップ回顧

ナナノチカラが実力を見せつける!

 9日(日)は重賞・クインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のナナノチカラが優勝。黒ユリ賞、ばんえいオークスに続く重賞3勝目を挙げ、世代牝馬の頂点を極めました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.セイコークイン 5.0
  2.アグリナデシコ 159.2
  3.エーマン 24.3
  4.クインフェスタ 3.0
  5.キタノシャネル 48.8
  6.フジノルビー 11.9
  7.センショウパワー 65.5
  8.ナナノチカラ 2.0
  9.カネサエクセル 88.0
 10.コウシュハクィーン 15.2

 710キロを課せられた実績馬4頭が上位人気に推され、これに690キロのフジノルビーがどこまで食い込めるか、といった構図。馬場水分1.5%のパワーを要する馬場が、この重量差でどう作用するかが焦点となりました。

 各馬とも曳き慣れた700キロ前後の重量ということもあって、行き脚は軽快。特にキタノシャネルが抜群の行きっぷりを見せて、グイグイと引っ張ります。セイコークイン、コウシュハクィーンがこれを追走し、馬群は伸び縮みを繰り返しながら第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはキタノシャネル。一気に天板まで登り詰め、ゆうゆうと障害を下りていきます。しかし、差なくクインフェスタが続き、やや遅れてナナノチカラ、セイコークイン、コウシュハクィーンがクリア。キタノシャネルを巡って、710キロ勢が追撃態勢に入りました。
 しかし、勝負はあっけなく終幕を迎えます。キタノシャネルは障害を越えたところでクインフェスタにかわされて失速。そこへ1番人気のナナノチカラがギャロップで襲いかかり、残り20メートル付近で先頭に立ちます。こうなれば、末脚に絶対の自信を持つナナノチカラの独壇場。クインフェスタも懸命に食い下がろうとしますが、脚いろの差は歴然で、そのまま1秒6差をつけてナナノチカラが先頭でゴールしました。2着クインフェスタから8秒8差の3着にセイコークインが入り、4着にはコウシュハクィーンが入線。710キロ勢の4頭が上位を独占しました。

 抜群の切れ味を発揮して重賞3勝目を挙げたナナノチカラ。これでこの世代の牝馬重賞は総なめにしたことになります。柏林賞でも3着があるように牡馬混合重賞でも好勝負ができる器で、1月の天馬賞でも要注目の存在となりそうです。

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鈴木恵介騎手「第2障害下でいい位置につけることができたので、あとは障害を越すことができればなんとかなると思いました。710キロという重量は、正直なところ自信がなかったのですが、調教師や厩務員と話しながら、このレースに向けて完全に仕上げてきました。とても良い状態で臨めたと思いますし、結果が出せて良かったです」

11/9クインカップ予想 山崎エリカ

2014年11月 9日(日)

フジノルビーの初重賞制覇に期待

 先日、「クインカップはよく初重賞制覇する馬が多いんだよなあ」と思い、調べてみたら、多いどころか過去5年の勝ち馬すべてが初重賞制覇でした。ユーファンタジーも、ホクショウマドンナも、キタノサクラヒメも、マリンチャンスも、カネサマドカもこのレースが初重賞制覇で、その後の重賞をひとつも勝っていないという、驚きの結末。

 なぜ、そういう傾向があるのか考えてみたところ、実績馬は今回でハンデを背負うこと、ここで勝ったらこの先、賞金重量が加算されるために、ここを目標に仕上げないなど様々な理由があると思います。こういうジンクスのようなものというのは、見つけたら急に覆されるというのはよくある話ですが、今回のメンバーを見ているとこれまで重賞を勝ったことがあるナナノチカラやコウシュハクィーンと、重賞未勝利のクインフェスタやセイコークインとでは大きな能力差はありません。だって、ゴールライン上でパッタリ止まる事件がなければ、昨年のばんえい菊花賞を勝てていたかもしれない2頭なんですから!

 しかし、そのクインフェスタやセイコークインも今回はナナノチカラやコウシュハクィーンと同じ710㎏の重量を背負います。また、クインカップで初重賞制覇する馬には、トップハンデではないこと、前哨戦紅バラ賞勝ちか前走勝ちなど勢いがあるという共通項があります。また、クインフェスタやセイコークインは、この先のヒロインズカップなどの重賞を勝っても不思議ではない馬たちなので、今回はピンポイント重賞激走ということにこだわって、◎は目下2連勝で重量690㎏のフジノルビーにします。この馬は格下で紅バラ賞4着という結果から、やや能力不足のようにも感じますが、この"やや"というのがいかにもな感じ。障害も上手なので、勝てずとも3着以内なら十分チャンスがあります。

 ○▲は、字面上は重賞未勝利の紅バラ賞上位のセイコークインとクインフェスタ。この2頭は以前と比べるとゴール目前で止まらなくなってきているし、大崩れがあまりないのが魅力です。

 あとは△に昨年の黒ユリ賞とオークスの勝ち馬ナナノチカラ。今年の柏林賞3着馬でもあり、この世代のトップと言える牝馬でしょう。最近は若かりし頃の障害を越えてからの一気の末脚が見られなくなりましたが、その分、粘りが増して着実に上位入線できるようになってきまました。

 他では近走の勢いと実績上位馬とのハンデ差から一発を警戒したいキタノシャネルとエーマン。コウシュハクィーンは大レースに強い馬ではありますが、軽量戦の前々走は良しとしても、紅バラ賞では7着惨敗だし、前走もイマイチ。この手の上位人気馬は切って妙味なので、その代わりにキタノシャネルとエーマンを馬券に据えました。どちらかでも馬券に絡めば相当おいしいでよ!

 ◎ (6)フジノルビー
 ○ (1)セイコークイン
 ▲ (4)クインフェスタ
 △ (8)ナナノチカラ
 △ (5)キタノシャネル
 △ (3)エーマン

 3連単1頭軸マルチ
 6→1,4,8,5,3 100円 計6000円

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