フジノルビーの初重賞制覇に期待
先日、「クインカップはよく初重賞制覇する馬が多いんだよなあ」と思い、調べてみたら、多いどころか過去5年の勝ち馬すべてが初重賞制覇でした。ユーファンタジーも、ホクショウマドンナも、キタノサクラヒメも、マリンチャンスも、カネサマドカもこのレースが初重賞制覇で、その後の重賞をひとつも勝っていないという、驚きの結末。
なぜ、そういう傾向があるのか考えてみたところ、実績馬は今回でハンデを背負うこと、ここで勝ったらこの先、賞金重量が加算されるために、ここを目標に仕上げないなど様々な理由があると思います。こういうジンクスのようなものというのは、見つけたら急に覆されるというのはよくある話ですが、今回のメンバーを見ているとこれまで重賞を勝ったことがあるナナノチカラやコウシュハクィーンと、重賞未勝利のクインフェスタやセイコークインとでは大きな能力差はありません。だって、ゴールライン上でパッタリ止まる事件がなければ、昨年のばんえい菊花賞を勝てていたかもしれない2頭なんですから!
しかし、そのクインフェスタやセイコークインも今回はナナノチカラやコウシュハクィーンと同じ710㎏の重量を背負います。また、クインカップで初重賞制覇する馬には、トップハンデではないこと、前哨戦紅バラ賞勝ちか前走勝ちなど勢いがあるという共通項があります。また、クインフェスタやセイコークインは、この先のヒロインズカップなどの重賞を勝っても不思議ではない馬たちなので、今回はピンポイント重賞激走ということにこだわって、◎は目下2連勝で重量690㎏のフジノルビーにします。この馬は格下で紅バラ賞4着という結果から、やや能力不足のようにも感じますが、この"やや"というのがいかにもな感じ。障害も上手なので、勝てずとも3着以内なら十分チャンスがあります。
○▲は、字面上は重賞未勝利の紅バラ賞上位のセイコークインとクインフェスタ。この2頭は以前と比べるとゴール目前で止まらなくなってきているし、大崩れがあまりないのが魅力です。
あとは△に昨年の黒ユリ賞とオークスの勝ち馬ナナノチカラ。今年の柏林賞3着馬でもあり、この世代のトップと言える牝馬でしょう。最近は若かりし頃の障害を越えてからの一気の末脚が見られなくなりましたが、その分、粘りが増して着実に上位入線できるようになってきまました。
他では近走の勢いと実績上位馬とのハンデ差から一発を警戒したいキタノシャネルとエーマン。コウシュハクィーンは大レースに強い馬ではありますが、軽量戦の前々走は良しとしても、紅バラ賞では7着惨敗だし、前走もイマイチ。この手の上位人気馬は切って妙味なので、その代わりにキタノシャネルとエーマンを馬券に据えました。どちらかでも馬券に絡めば相当おいしいでよ!
◎ (6)フジノルビー
○ (1)セイコークイン
▲ (4)クインフェスタ
△ (8)ナナノチカラ
△ (5)キタノシャネル
△ (3)エーマン
3連単1頭軸マルチ
6→1,4,8,5,3 100円 計6000円