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2014年6月 アーカイブ

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6/15旭川記念予想 山崎エリカ

格よりも勢いとスピード重視

 今月1日にばんえい競馬の2013年度決算がまとまり、約9900万円の黒字となったという記事を見ました。例年2歳馬が減っている厳しい現状を見ると、この数字を鵜呑みにして喜んでばかりもいられませんが、ひとまずファンの皆様には素直に感謝です。ありがとうございます! 私ももっと馬券を当てて、皆様にもっと馬券を買ってもらえるようにがんばりますp(*゜▽゜*)q。

 さて、旭川記念の予想。旭川記念はBG1クラスのメンバーにとっては、軽量戦の部類の重賞で、昨年7番人気で3着に食い込んだホリセンショウの活躍からもわかるように、例年近走の勢いとスピードのある馬が活躍するレースです。もちろん、この時期は周辺に重賞がなく、BG1クラスの馬はこのあたりを目標にしないというのも、勢いある馬が活躍する理由でしょう、

 よって、◎は格より勢い重視で5連続連対中のフジダイビクトリーとします。この馬はエメラルド特別の勝ち馬で前走の入線タイムもメンバー中でナンバー1です。確かにこの馬は1番人気が濃厚ですが、逆らう理由もないので素直に信頼します。

 ○▲は◎フジダイビクトリーの次くらいに勢いとスピードがあるホクショウユウキとニュータカラコマ。ホクショウユウキの印を上にとったのは、ニュータカラコマより前で立ち回れることと、障害も上手なのが理由です。ニュータカラコマはかつてと比べると障害が上手になってはいますが、時計勝負の今回はちょっとしたミス→立て直しが命取りとなるので、ワンランク評価を下げました。

 あとは△に昨年11月のドリームエイジカップ以来の重賞となり、重量770㎏がやや不安ですが、久々に重賞に挑戦したドリームエイジカップでは4着と善戦しているように馬場が軽くなるほど好走率がアップするオイドン。仮にパサパサの馬場だったとしても、重量770㎏ならばギリギリセーフの感じがします。

 他ではばんえい十勝オッズパーク杯で上位のインフィニティーとキタノタイショウ。この2頭は近走がイマイチですが、これまでの重賞での活躍から完全なる軽視はできません。しかし、この2頭はどんどん高重量戦向きになっているので、うっかり取りこぼすことに期待して配分で調整をかけます。

 ◎ (4)フジダイビクトリー
 ○ (1)ホクショウユウキ
 ▲ (2)ニュータカラコマ
 △ (3)オイドン
 △ (9)インフィニティー
 △ (7)キタノタイショウ

 馬複
 1-4 2000円
 4-2,3 各1500円
 4-9,7 各500円

6/15旭川記念予想 矢野吉彦

フジダイビクトリー軸で

 みなさんお久しぶりです。ばんえいの重賞の開催間隔が1カ月以上空くのは、オッズパーク杯から旭川記念の間だけ。今週からは2週に1回くらいのペースで重賞が行われていきます。がんばって馬券を当てましょう!

 では旭川記念。ここは、ちょっと思い切ってフジダイビクトリーを買ってみます。なにしろ、皆川きゅう舎に転きゅうして以来、7戦して2勝2着3回3着2回と、すべて馬券に絡んでいます。さらに、700㎏台半ばの荷物を曳いたレースも何度か経験していますから、今回の重量でも格好はつけてくれるんじゃないでしょうか。
 ということで、ここは同馬を軸に3連複1頭軸流し。相手はホクショウユウキ、ニュータカラコマ、オイドン、キタノタイショウ、ホリセンショウ、インフィニティーの6頭としましたので、買い目は15点。1点あたり200円で計6000円です。
 これでは、当たっても大して儲からないどころか、損しちゃう可能性も高いでしょう。でもいいんです。実は、しばらくこういう買い方で様子を見て、そのうち1頭を狙い続ける作戦に転換しようと考えているもので。では、今回はこのへんで。

 3連複1頭軸流し
 4-1,2,3,7,8,9 400円 計6000円

6/15旭川記念予想 須田鷹雄

2014年6月14日(土)

6歳世代の代表ニュータカラコマ

 絶対王者がいない状況下の古馬重賞では、人気が上昇してきた馬を疑い、下降局面かちょっと忘れられている馬を重視するのが吉。

 今回は近走内容が安定しスピードのある▲フジダイビクトリー、若いときから世代を代表してきた☆オイドンの2頭がけっこう注目を集めそう。しかし上の世代と戦ってきた経験ということでは、同い年でも◎ニュータカラコマのほうが堅いのではないだろうか。
 いきなり岩見沢記念を勝った経緯から最近の内容が物足りないように思われているが、オッズパーク杯にしても2着馬との着差は僅か。障害のデキが良ければあっさり勝つシーンもあるだろうし、良いとまでいかなくても無難にこなせば2,3着はある。

 ○はインフィニティー。昨年も特別で負けて重賞で好走という傾向のある馬だったし、重賞ではとにかく安定していた。ここでの買い目は◎からいくが、○があまりに人気落ちしているようなら浮気も考えたいところ。

 ◎2ニュータカラコマ
 ○9インフィニティー
 ▲4フジダイビクトリー
 ☆3オイドン
 △1ホクショウユウキ
 △8ホリセンショウ

 3連単1頭軸マルチ
 2→1,3,4,8,9 100円 計6000円

6/15旭川記念予想 斎藤修

10キロ増でもキタノタイショウ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎7キタノタイショウ
 ○2ニュータカラコマ
 ▲9インフィニティー
 △3オイドン
 △8ホリセンショウ
 △4フジダイビクトリー

 3連単1頭軸マルチ
 7→2,3,4,8,9 100円 計6000円

今週の見どころ(6/14~6/16)

2014年6月13日(金)

  6月15日(日)のメインには、3歳以上による重賞・旭川記念が組まれています。4月に行われたばんえい十勝オッズパーク杯組が多数出走していますが、当時から50~60キロ加増された負担重量での争いだけに、当然着順の変動はありそう。さらに、昨季後半、屈指の上がり馬といえるオイドンが加わったメンバー構成でもあり、やや混戦模様となっています。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 6月14日(土)のメイン第10レースは、層雲峡特別(A2級混合・20:10発走予定)。A1級のシベチャタイガーとA2級の8頭が争います。
 クロフネオーザンは今季7戦して3勝、2着3回、4着1回の好成績。特に近4走では第2障害ひと腰クリアから1、1、2、2着と巧者ぶりを如何なく発揮しています。ここには前走A1・A2級決勝混合で1秒6先着されたグランドペガサスも出走しており、今回から賞金別定5キロ増となりますが、障害力が生かせる特別戦へ替わるのはプラスで、少なくとも連対は伸ばせそうです。
 4歳牝馬コウシュハクィーンも障害力を生かして近4走が2、1、3、2着と好調です。今回がA2昇級後、初の自己条件戦で、相手は強化されますが、最軽量ハンデを生かしてどこまでやれるでしょうか。
 グランドペガサスは前走がクロフネオーザンを従えての逃げ切り勝ち。障害次第の面はありますが、特別戦でも600キロ台の負担重量であれば大崩れの心配は少なそうです。
 前走、グランドペガサスの3着だったダイリンビューティや、格上位のシベチャタイガーも争覇圏でしょう。

 6月15日(日)のメイン第10レースは、重賞・第45回旭川記念(20:10発走予定)。今季の収得賞金40万円につき10キロ増となる別定重量戦で、ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬キタノタイショウが唯一、10キロ増の780キロとなります。
 注目はそのキタノタイショウ。昨年もばんえい十勝オッズパーク杯を制し、このレースには10キロ増での出走でしたが、接戦をモノにしています。近2走の特別戦は6、6着ですが、重賞では一変の動きを披露してくれるはず。連覇の可能性も十分でしょう。
 オイドンは今季4戦すべてで1番人気を背負いながら、初戦を勝った以外は5、3、4着という結果。昨季も春シーズンは苦戦しており、5カ月の休養を挟んだ11月からは見違えるような動きを披露しましたが、季節的なものよりは、規定重量が重くなったことでレースの流れに乗れるようになり、好成績へつながったと捉えるべきでしょう。となれば今回の770キロは大歓迎のはず。巻き返しての戴冠もありえます。
 ニュータカラコマはばんえい十勝オッズパーク杯の4着馬。今季は差して届かないレースを繰り返していましたが、前走大雪賞(オープン・A1級-1組混合)では第2障害3番手クリアから、アオノレクサス、ホクショウユウキを捕えて初勝利をマーク。ここに間に合ったという印象です。障害で大きく崩れなければ差のない戦いが可能でしょう。
 昨年のこのレースで人気薄ながら3着に入ったホリセンショウは、その後、帯広記念を勝ち、ばんえい記念でも3着に食い込むまでに成長。前述3頭がやや障害次第というタイプなのに対し、こちらは巧者というのが強調材料です。

  6月16日(月)のメイン第10レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季の勝利数が多い馬による選抜戦で、オープンからB3級までの幅広いクラスからメンバーが集まりました。
 出走10頭中7頭を減量がある4歳が占めていますが、なかでも注目はB2級のカツオーカンでしょう。今季6戦して、2、3着が計4回で、着外に敗れた2走は追走に手こずったもの。古馬相手の特別へ初挑戦だった3走前は第2障害先頭クリアから2着、前走のB2級戦では障害で体勢を崩してもコンマ5秒差2着など、先行できれば堅実な走りを披露しています。決め手比べになると弱いので、障害でどれだけリードをつけられるかが勝利へのカギです。
 唯一のオープン馬オレノココロは、トップハンデだった前走ライラック賞(4歳オープン)でも抜群の登坂を見せ、4着に踏ん張りました。ここもトップハンデですが、前走より4歳の出走馬のレベルが下がっています。また、ばんえい十勝オッズパーク杯で見せ場を作り5着と健闘している実力を考えれば、格下の古馬たちにも負けられないところでしょう。
 A2級の4歳牝馬クインフェスタは、前走ライラック賞が単勝ブービー人気での勝利。3走前、2走前は末脚不発に終わりましたが、障害を降りてから競る展開になると、今季初戦(B1級-1組特別・1着)や前走のように、抜群の勝負根性を見せるようです。ここも流れ次第といえます。
 4歳馬以外では、B2級のジャングルソングに期待。障害次第では長くいい脚を使えるタイプです。

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