2月6日(土)の第10レースで鈴木恵介騎手が勝利。今年度の勝利数を174とし、坂本東一騎手(現調教師)が2000年度に挙げた173勝を上回る、ばんえいの年間最多勝記録を更新しました。鈴木騎手は昨年度172勝を挙げ初めてリーディングジョッキーのタイトルを獲得。今年度は昨年度を上回るハイペースで白星を重ね、開催期間を1カ月以上も残しての大記録達成となりました。
15日(月)の第10レースとメイン第11レース・ポプラ賞は、船橋競馬場(デー開催中)ほか全国の地方競馬場・場外施設でも発売があります。当日、船橋競馬場では、須田鷹雄さんと荘司典子さんによるトークショーや、プレゼント抽選会などのイベントが予定されています。
2月13日(土)のメイン第11レースには銀嶺特別(450万円未満・16:50発走予定)が行われます。
ここはトカチタカラに期待します。近2回の450万円未満特別・柏林馬事公苑特別、愛国特別ではともに5キロ軽いイッスンボウシに僅差で敗れていますが、今回は同重量での戦い。雪辱の可能性十分でしょう。
そのイッスンボウシは、以前はこの条件で勝ち切れない面がありました。しかし馬場水分が3~4%台前半に落ち着いた近2戦では持ち前のパワーをみせつけ連勝を飾っています。今回は前走から5キロ増となりますが、馬場状態も向きそうなだけに、引き続き好勝負できそうです。
愛国特別こそ最下位だったアアモンドヤワラもそれまでのこのクラスでの安定度からして巻き返してきそう。やや相手関係が楽になった障害巧者のトウリュウも上位争いに加わってくるでしょう。
2月14日(日)のメイン第11レースは第2回バレンタインカップ(3歳牝馬・16:55発走予定)です。このレースは別掲のバレンタインカッププレビューをご覧ください。
2月15日(月)のメイン第11レースはポプラ賞(4・5歳オープン決勝・16:40発走予定)。
先週行われた4歳オープンの白雪賞、5歳オープンのダイヤモンドダスト賞、それぞれの予選の上位馬による一戦です。
4歳勢の筆頭はキタノタイショウでしょう。前走白雪賞は第2障害を越えて脚取りが重くなる馬が続出する消耗戦。そこで最大80キロ差のトップハンデを課せられながらも豪快に末脚を伸ばしキンノカミの6秒3差2着に追い込みました。今回は前走より全馬10キロずつ加増されています。より底力勝負の色が濃くなったことはこの馬にプラスでしょう。
対する5歳勢の大将格はウメノタイショウ。世代限定戦では惜敗続きでしたが、前走ダイヤモンドダスト賞快勝で終止符を打ちました。こちらもパワーの必要な馬場は大歓迎なだけに、期待が持てそうです。
ほかの有力馬も当然、両予選で馬券圏内に入ったキンノカミ、マルモスペシャル、フレイムスワローということになりそう。なかでもマルモスペシャルはダイヤモンドダスト賞2着をはじめ近走の走りが充実しているだけに、好勝負必至でしょう。