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馬券おやじは今日も行く(第58回) 古林英一

極寒の北海道より

 全国津々浦々のばんえいファンのみなさん、お元気ですか?
 全国的に冷え込んでいます。北海道はここ数日、年に1度あるかないかという寒さになってます。小生の住む札幌は最高(最低じゃないですよ!)気温がマイナス8度とか9度になってます。こんな日は外に出ず、自宅で競輪競馬三昧というのが理想なのですが、なかなかそうもいきませんわなあ。

 極寒の帯広では熱戦が続いています。これから、チャンピオンカップ、イレネー記念、そして頂上決戦・ばんえい記念とビッグレースが続きます。降りしきる雪のなか、馬の息が真っ白になる光景も、冬のばんえいならではの光景です。ぜひ、帯広で生の熱戦を見ていただきたいと思います。競馬場のスタンドの中は案外暖かいですよ。

 さて、催し物のご案内です。
 2月26日とかちプラザ(帯広駅近く)で、日本馬事協会&NPOとかち馬文化を支える会による「馬事知識普及セミナー」を開催いたします。
 講師は、帯広畜産大学の河合先生、旋丸さん、それに小生です。これは、基本的には、昨年1月にわが北海学園大学を会場におこなったものと同じです。

 小生の演題は「北海道の馬と競馬の歴史」です。昨年、札幌でやったときは、特にばんえいを中心にした話ではありませんでしたが、今回は会場が帯広ですので、札幌でやったときよりは、ばんえいに力点を入れて話させてもらおうと思ってます。

 ばんえい競馬に力点をいれるという話の関連ですが、小生、昨年あたりから、競馬以外の公営競技(競輪、競艇、オートレース)の歴史をぼちぼち勉強しています。そこで改めてわかったことは、競馬はもちろんですが、他の公営競技も必ずしも当初から自治体の銭もうけが第一義にあったわけではないということです。結果的に、その部分だけが残ってしまったというのが正しいようです。

 例えば競輪です。今の日本経済における自転車産業は、はっきりいってしまえば、規模的にみれば取るに足りない産業です。ところが、第二次大戦前においては重要な輸出産業だったわけです。それが第二次大戦ですっかり衰退してしまう。第二次大戦後の戦後復興のなかで、自転車産業の復興というのは、決して競輪をやりたいがための方便でも何でもなかったのです。実際、各地につくられた自転車振興会は、自転車メーカーや流通業者が大きな役割を果たしています。競艇やオートレースも、当初は当該産業の振興は決して空念仏ではありません。

 こうして改めて公営競技の歴史を見てみると、競馬の目的というのも、もっと柔軟に考えるべきではないのかと思うのです。実は、競馬法には、「競馬の目的」を明示した条文がありません。「自治体財政への寄与こそが競馬の目的だと法的に定められている」などという人が少なからずおりますが、これは厳密にいえば間違いです。競馬法に定められているのは収益の使途に対する制約条件です。なぜ、こんなことになっているのか。小生は法学者ではありませんので、法律論はともかくとして、競馬とはそもそも何なのか、どういうものなのかを、原点に立ち返って考えるきっかけになればと思っております。

 サテライト石狩(Aiba石狩)や帯広競馬場でいい加減な場立ち予想やっているおっさんではありますが、小生、本業は学者でありますからして、たまには学者らしいこともしないとねえ...。それにしても、小生の場立ち予想って、本当に当たりませんねえ。自分でも呆れます。みなさん、言いたくはないけど、小生の良心にかけて敢えて言います。小生の推奨する買い目をはずせば、的中率は絶対アップしますよ...うう、情けない(T_T)

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