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2010年2月 アーカイブ

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2/28チャンピオンカップ予想 山崎エリカ

2010年2月28日(日)

トップハンデでもカネサブラック

 有限会社シルクホースクラブが、地方競馬全場のインターネット投票サービス「楽天競馬」などの協力で、ばんえい競馬で初となる1口ファンドを実施することになりました。ついつい先週フェブラリーステークスを勝ったエルポワールシチーなどと比較しがちになりますが、お小遣いの範囲内でばん馬を共同所有できるのと、愛馬の元気な姿を何度もレースで見ることができるのが魅力です(ばんばは2週間に1、2度ペースで出走)。この機会に参加してみてはいかがでしょうか? 能検を見てから決めることもできるようです。


 さて、日曜日は古馬重賞のチャンピオンカップ。最重量810㎏~最軽量730㎏とハンデ幅が80㎏もある一戦となりました。このハンデ幅がこのレースを難しくしているのですが...そのハンデが示すように重量馬と軽量馬の間には大きな力差があるので、やはり今年も最重量馬の◎カネサブラックが優勢と見ました。確かに前走比90㎏の重量は不安要素ではありますが、同馬はレース間隔を開けた方が走るタイプ(今シーズン重賞4勝はすべてレース間隔を1開催以上明けてのもので、昨年のチャンピオンカップも2開催スキップして勝利している)だけに、ライバル的存在のナリタボブサップが出走していない今回は有力でしょう。

 ○にはばんえい大賞典、ばんえいオークスの勝ち馬ワタシハスゴイ。前走の白雪賞は前々走のヒロインズカップを目標にした後の一戦ということもあり、障害で膝を折ってしまいましたが、この中間障害に重点を置いて調整をしているようなので、巻き返しに期待します。別定重賞で穴を開けるタイプはだいたい軽量で決め手を生かすタイプなので、そのような意味でも良いのではないでしょうか。

 ▲には今年の天馬賞の勝ち馬オレワスゴイ。○同様に皆川厩舎の1頭で、同厩舎は大きいレースに照準を合わせてくる厩舎なので、前走である程度見せ場を作れていた時は、警戒が必要です。

 あとは△に天馬賞では1番人気を裏切りましたが、一昨年のばんえい大賞典、ばんえいダービーの勝ち馬で、今シーズンも柏林賞を勝利しているライデンロック。障害力がある馬なので、高重量戦はプラスに転じると思います。

 他には近2走は障害で止まってしまいましたが、◎を下した帯広記念の内容が強く、高重量戦なら楽に追走できる分、スムーズに障害をこなせる可能性が高いフクイズミ。本来なら対抗評価にするべき馬なのかもしれませんが、善戦止まりの可能性も考えられるわりに人気になるので、あえて評価を下げました。フクイズミは押さえにするか、小額購入で切り捨てるかのどちらかにしたいですね。

◎カネサブラック
○ワタシハスゴイ
▲オレワスゴイ
△ライデンロック
△フクイズミ

2/28チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

2010年2月27日(土)

経験豊富なカネサブラック&フクイズミ

 2009年度のばんえい競馬も残すところあと1カ月。いよいよラストスパートです。このところいい線行っている私の予想も、さらに気合いを込めたものにして、ばんえい記念まで連続的中させたいと思っております。

 さて、今週はチャンピオンカップ。最軽量のワタシハキレイズキからハンデ頭のカネサブラックまで、80㎏もの重量差があり、ちょっと厄介なレースです。去年のこのレースでは、カネサブラックがハンデ頭(ナリタボブサップと同重量)の800㎏をこなして優勝しました。しかし、最軽量の馬でも770㎏の重量を背負っていましたから、カネサブラックとの差は30㎏しかなかったわけです。この程度の重量差なら、力どおりの決着になって当たり前だったのかもしれません。
 ところが、80㎏の差があるとなるとどうでしょう? 単純に重量差だけを考えれば、軽量馬の台頭があってもおかしくないんですが、そういう馬のほとんどが、今回のレースで初めての重さのソリを曳くことになっています。しかも、軽量馬の中に、目を見張るような勢いを感じさせる馬がいません。
 逆に、カネサブラックとフクイズミにとって、今回の重さは手慣れたもの。それを考えると、これほどの重量差のあるレースでも、力どおりに決着する可能性は高いような気がします。
 でも、それじゃぁおもしろくないですね。カネサブラックとフクイズミの間に割って入るには、やはり前者とは50㎏以上、フクイズミとは30㎏以上の重量差がほしいところ。なのでここは、その重量差だけを頼りに、ワタシハスゴイとアカダケキングを買ってみることにしましょう。もちろん、頭はカネサブラックとフクイズミ。この2頭から、ワタシハスゴイとアカダケキングを2着にして馬単を買います。ただし、あまり欲を出さず、当たったらいいなぁ、くらいの軽い気持ちで。

 冒頭に「気合いを込めて」なんて書いておきながら、なんとも情けない結論になっちゃいましたが、今回はこれでご勘弁ください。なにしろ、このメンバーと最近の成績を見たら、カネサブラックとフクイズミで堅そうに思えてきたものですから。では、今回はこのへんで。

2/28チャンピオンカップ予想 斎藤修

重量有利なアカダケキング

 ◎アカダケキング
 ○カネサブラック
 ▲ライデンロック
 △フクイズミ
 △エンジュオウカン

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

2/28チャンピオンカッププレビュー

2010年2月26日(金)

 2月28日(日)のメインには4歳以上重賞競走優勝馬による第31回チャンピオンカップが行われます。オープンクラス790キロ(牝馬20キロ減)を基本とするクラス別定重量戦。オープンクラスは今季の収得賞金150万円につき10キロ増となります。
 今季の古馬重賞(牝馬限定戦除く)はここまで7レース行われ、松井浩文厩舎のカネサブラック(4勝)、フクイズミ(3勝)の2頭で独占しています。この両馬が、今回は20キロ増での出走ですが、優勝争いの中心となりそうです。
 カネサブラックは前回の古馬重賞・帯広記念こそ3着に敗れましたが、勝ったフクイズミとは40キロ差。今回は20キロに差が縮まるだけに、巻き返しての連覇達成が濃厚でしょう。
 対するフクイズミはオープン特別では人気を裏切ることが多いものの、ここ一番ではしっかり結果を出しています。帯広記念より90キロも軽くなるここは持ち前のスピードを生かせそうです。
 ライデンロックは昨年、4歳馬ながらこのレースに参戦し5着。一旦は勝ったカネサブラックに迫るなど見せ場十分でした。その後、オープンで揉まれ経験を積んでおり、昨年以上の成績が望めそう。ただ二強に割って入るまでは厳しそうです。
 エンジュオウカンは、カーネーションカップ、ヒロインズカップと古馬牝馬重賞を勝利していますが、牡馬相手のここは苦戦が予想されます。

出走表はこちら

【参考レース】

10/18 岩見沢記念(勝ち馬:カネサブラック)
11/29 北見記念(勝ち馬:カネサブラック)
1/ 2 帯広記念(勝ち馬:フクイズミ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(2/27~3/1)

 2月28日(日)のメインは重賞・チャンピオンカップ。若い世代のチャンピオンホースたちがオープンの古豪に挑みます。3月28日のばんえい記念はもちろん、来季の古馬の勢力図を占う意味でも必見といえそうです。

 2月27日(土)のメイン第11レースにはアメジスト特別(350万円未満・16:50発走予定)が行われます。
 9頭中5頭が1月25日の幸福特別に出走。今回はそこに不出走だったマルモスペシャルに期待します。近4走では350万円未満2着、350万円未満決勝1着、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)2着、ポプラ賞(4・5歳オープン)2着と絶好調なのに加え、今回は最軽量の725キロ。しかも得意の重馬場が予想されます。すでにこの条件の特別勝ちもあり負けられないところでしょう。
 幸福特別でメンバー中最先着の2着だったメダマが相手筆頭。そのレースでは初の735キロが心配されましたが、自慢の決め手を披露しています。この重量も2戦目だけに勝利をうかがう勢いです。
 幸福特別3着のフレイムスワローは、ダイヤモンドダスト賞3着、ポプラ賞4着とマルモスペシャルとはほぼ互角の戦いぷり。先行してどこまで粘れるでしょうか。

 2月28日(日)のメイン第11レースは重賞・第31回チャンピオンカップ(16:55発走予定)。このレースは別掲のチャンピオンカッププレビューをご覧ください。

  3月1日(月)のメイン第12レースはひな祭り特別(270万円未満・17:25発走予定)。この日のメインは第12レースに行われます。ご注意ください。
 中心視したいのはホリセンショウ。近4走は、270万円未満決勝2着、きさらぎ特別1着、270万円未満2着、270万円未満決勝1着と充実した走りを見せています。特に3走前では、バテない末脚を武器に後続を突き放すこの馬の真骨頂を発揮しました。
 スマイルダンスは、ホリセンショウの近4走中、きさらぎ特別を除く3走で一緒に走って1、1、2着。近走と比べ、相手関係はさほど強化した感はありませんが、負担重量が50キロ以上も増えるだけに試金石といえそうです。
 きさらぎ特別2着のホクトタイガー、3着のキタノダイチはともに障害力が武器。ニシキタカラは特別戦ではハンデを課せられることが多いものの大崩れがなく、ここも押さえておく必要があるでしょう。

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