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2/28チャンピオンカップ予想 山崎エリカ

トップハンデでもカネサブラック

 有限会社シルクホースクラブが、地方競馬全場のインターネット投票サービス「楽天競馬」などの協力で、ばんえい競馬で初となる1口ファンドを実施することになりました。ついつい先週フェブラリーステークスを勝ったエルポワールシチーなどと比較しがちになりますが、お小遣いの範囲内でばん馬を共同所有できるのと、愛馬の元気な姿を何度もレースで見ることができるのが魅力です(ばんばは2週間に1、2度ペースで出走)。この機会に参加してみてはいかがでしょうか? 能検を見てから決めることもできるようです。


 さて、日曜日は古馬重賞のチャンピオンカップ。最重量810㎏~最軽量730㎏とハンデ幅が80㎏もある一戦となりました。このハンデ幅がこのレースを難しくしているのですが...そのハンデが示すように重量馬と軽量馬の間には大きな力差があるので、やはり今年も最重量馬の◎カネサブラックが優勢と見ました。確かに前走比90㎏の重量は不安要素ではありますが、同馬はレース間隔を開けた方が走るタイプ(今シーズン重賞4勝はすべてレース間隔を1開催以上明けてのもので、昨年のチャンピオンカップも2開催スキップして勝利している)だけに、ライバル的存在のナリタボブサップが出走していない今回は有力でしょう。

 ○にはばんえい大賞典、ばんえいオークスの勝ち馬ワタシハスゴイ。前走の白雪賞は前々走のヒロインズカップを目標にした後の一戦ということもあり、障害で膝を折ってしまいましたが、この中間障害に重点を置いて調整をしているようなので、巻き返しに期待します。別定重賞で穴を開けるタイプはだいたい軽量で決め手を生かすタイプなので、そのような意味でも良いのではないでしょうか。

 ▲には今年の天馬賞の勝ち馬オレワスゴイ。○同様に皆川厩舎の1頭で、同厩舎は大きいレースに照準を合わせてくる厩舎なので、前走である程度見せ場を作れていた時は、警戒が必要です。

 あとは△に天馬賞では1番人気を裏切りましたが、一昨年のばんえい大賞典、ばんえいダービーの勝ち馬で、今シーズンも柏林賞を勝利しているライデンロック。障害力がある馬なので、高重量戦はプラスに転じると思います。

 他には近2走は障害で止まってしまいましたが、◎を下した帯広記念の内容が強く、高重量戦なら楽に追走できる分、スムーズに障害をこなせる可能性が高いフクイズミ。本来なら対抗評価にするべき馬なのかもしれませんが、善戦止まりの可能性も考えられるわりに人気になるので、あえて評価を下げました。フクイズミは押さえにするか、小額購入で切り捨てるかのどちらかにしたいですね。

◎カネサブラック
○ワタシハスゴイ
▲オレワスゴイ
△ライデンロック
△フクイズミ

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