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9/21ばんえいプリンセス賞予想 矢野吉彦

2009年9月20日(日)

軽量馬スーパーコマチ、コマクインから

 天候不順に泣かされた夏が終わって、秋の競馬はようやく好天に恵まれるようになってきました。今週は秋の大型連休真っただ中。私は20日、21日と福山競馬場でばんえい競馬の場立ち予想会に出演します。今回のお相手は山崎エリカさん。手強い相手ですから(?)、いつも以上に真剣に予想しなくちゃいけませんね。

 さて、21日の重賞は、ばんえいプリンセス賞。黒ユリ賞に続く3歳牝馬の重賞戦線第2弾です。黒ユリ賞では、ウィナーミミ、ワタシハスゴイの2頭とそのほかの馬との重量差が10キロしかありませんでしたが、今回は20キロ軽い馬がいます。両馬が強引なレースをすると、軽量馬に足元をすくわれるかもしれません。かといって慎重になりすぎると、そういう馬の大駆けを許してしまいそう。それなら、2頭の堅い馬券を買うより、2頭を目標に思い切ったレースができる軽量馬から買ったほうがおもしろいでしょう。
 そこで狙いたいのが、スーパーコマチとコマクインです。なにしろ、黒ユリ賞ではウィナーミミ、ワタシハスゴイと10キロ差、ワタシハキレイズキとは同重量だったのが、今回それぞれに対し“10キロもらった”形になりましたからね。これなら、強い相手とも互角の勝負に持ち込めるでしょう。問題は、自身の荷物自体が重くなることですが、馬体重は1トン近くありますし、黒ユリ賞からプラス20キロだったら、こなしてくれるのではないかと思います。
 たぶん、同じような考えの方は多いはずで、2頭とも穴人気になるでしょう。でも、買っておもしろいのはこの2頭からの馬券です。ここは馬複で行きます。スーパーコマチ、コマクインからウィナーミミ、ワタシハスゴイ、ワタシハキレイズキへ。もちろん、スーパーコマチとコマクインの組み合わせも押さえておきます。

 当日は福山の場立ち予想会で直前予想もご披露しますが、よほどのことがない限り変更はしないつもりでいます。馬場は、ひと頃に比べると乾いてきたとはいえ、スピード競馬の傾向に変化はなさそう。ここも、障害を降りたもの勝ちといった雰囲気ですね。では、今回はこのへんで。

9/21ばんえいプリンセス賞予想 赤見千尋

実績を信じて2冠達成、ウィナーミミ

 ◎8、ウィナーミミ
 ○1、スーパーコマチ
 ▲10、タワノアヤカ
 △9、ワタシハスゴイ
 △6、ワタシハキレイズキ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

9/21ばんえいプリンセス賞予想 斎藤修

2009年9月19日(土)

重賞2勝の実績、ウィナーミミ

 ◎ウィナーミミ
 ○ワタシハキレイズキ
 ▲ワタシハスゴイ
 △スーパーコマチ
 △コマクイン

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

9/21ばんえいプリンセス賞プレビュー

 9月21日(祝・月)のメインは3歳牝馬三冠の第2弾・第33回ばんえいプリンセス賞です。クラス別定重量で争われる一戦で、270万円条件のワタシハスゴイウィナーミミの660キロから、120万円条件の6頭の640キロまで上下20キロ差がつきました。
 6月21日に行われた一冠目の黒ユリ賞は、ウィナーミミが先頭で第2障害をクリアするとそのまま後続をちぎって勝利。2着ワタシハスゴイから5着コマクインまでは3秒6の僅差でした。この上位5頭のうちウィナーミミワタシハスゴイワタシハキレイズキ(4着)が当時から30キロ増、スーパーコマチ(3着)、コマクインが20キロ増での出走です。
 ウィナーミミは黒ユリ賞後も、ばんえい大賞典、3歳4歳オープンでともに僅差3着、前走270万円未満特別を快勝と好調を持続しています。
 ワタシハスゴイはその後、ばんえい大賞典を制覇。8月24日以来の出走ですが、ここに向け調整は万全でしょう。
 この2頭が30キロ増でも力量上位でしょうが、重量差が10キロひらくことで逆転を狙うのがスーパーコマチコマクイン
 特にスーパーコマチは定量で争われた2月の牝馬重賞・バレンタインカップで前述2頭と差のない戦いをしていました。近2走の120万円未満を連勝していますが、障害巧者のこの馬にとって、本領発揮はこの重賞の舞台となりそう。菊池一樹騎手は重賞初騎乗での制覇となるでしょうか。
 コマクインはスピードでは同世代でも上位の存在。もし馬場が軽くなれば一発もありそうです。

出走表はこちら

【参考レース】

 2/15 バレンタインカップ(勝ち馬:ウィナーミミ)
 6/21 黒ユリ賞(勝ち馬:ウィナーミミ)
 7/26 ばんえい大賞典(勝ち馬:ワタシハスゴイ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(9/19〜9/21)

2009年9月18日(金)

 今週の3日間で今季のナイトレースが終了。その最終日21日(祝・月)のメインには3歳牝馬による重賞・第33回ばんえいプリンセス賞が組まれています。当日は、帯広競馬場でさまざまなイベントが行われますのでぜひご来場ください。
 20日(日)、21日には福山競馬場でばんえい競馬の場外発売が行われます。こちらも場内では、矢野吉彦アナと山崎エリカさんによるばんえい十勝トークショー&場立ち予想会や、ばん馬デモンストレーションほか盛りだくさんのイベントが予定されています。お近くの方はぜひお立ち寄りください。

 9月19日(土)のメイン第11レースにファイナルナイト賞(270万円未満・20:00発走予定)が行われます。
 能力拮抗のメンバー構成で混戦が予想されますが、近走の安定感からスギノディアスに期待します。270万円未満特別への出走となった近5走で3、1、4、3、3着。第2障害を越えた順位のままゴールすることも多い馬ですが、じりじりとですが、末脚を使えるようになったことが成長を感じさせます。ここも大崩れは考えにくいでしょう。
 フレイムスワローは決め手が武器。ここ3走の世代限定戦では不本意な結果でしたが、それまで270万円未満特別では僅差の4、2着に健闘していました。軽い馬場のほうが得意ですが、自己条件に戻っての巻き返しに期待したいところです。
 近2走は惨敗のアサヒセンショウは障害さえまともなら差のない戦いができるはず。障害巧者のホシタロウ、軽量と先行力魅力のダイヤオーザクインも争覇圏です。

 9月20日(日)のメイン第11レースは山鳩賞(オープン混合・20:00発走予定)コーネルフジが450万円未満混合で1勝を挙げている以外は、すべて今季未勝利馬という組み合わせです。
 スーパークリントンは夏負けが長引いているようで、好調時の行きっぷりがまだ戻ってきません。とはいえ障害が崩れているわけではなく、相手関係的には負けられないところでしょう。
 450万円未満格付で10キロ軽いヨコハマイサムは近5走の自己条件とオープン混合で6、6、3、8、8着ですが、着順ほど負けていません。このメンバーなら互角の戦いができるはずです。
 底力があるトモエパワーも重馬場を味方に上位に食い込む可能性がありそう。涼しくなって馬体が戻ってきたアローファイターにも注目でしょう。

 この日の第5レースに2歳A-1が組まれています。次開催の重賞・ナナカマド賞の前哨戦です。 全馬別定5キロずつ加増されハンデ差がつかないため、実力どおりの決着が予想されます。牡馬では8月16日の青雲賞(牡馬オープン)で接戦の2着争いを演じたハクバオウジレットダイヤミスタートカチホクショウバトル、牝馬では8月23日のいちい賞(牝馬オープン)を制したメンコイワタシが有力でしょう。

  9月21日(祝・月)のメイン第11レースは重賞・第33回ばんえいプリンセス賞(20:05発走予定)です。このレースは別掲のばんえいプリンセス賞プレビューをご覧ください。

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