先週の開催終了後、帯広競馬場の本走路(第1障害後〜第2障害前にかけての部分)で砂の入れ替えが行われました。従来より粒子の大きな砂を使用することで、水はけが格段によくなり、ばんえい競馬らしいパワフルなレースが期待できそうです。
10月10日(土)のメイン第11レースにはくるみ特別(350万円未満・17:25発走予定)が行われます。
砂の入れ替えはありましたが、台風の影響により軽馬場が予想されることから、思い切って4歳馬アカダケキングに期待。馬場水分4.0%以上での連対率62.1%はメンバー中でナンバー1です。これまでに行われた4歳三冠の2戦、5月の柏林賞(馬場水分8.6%)3着、9月の銀河賞(同5.7%)では優勝しています。その両レースで2、3着とほぼ互角の戦いをしていたウメノタイショウが、その後350万円未満特別を勝ち上がり、450万円条件でも好勝負を続けていることから、アカダケキングはここで間違いなく通用するはずです。
前開催の同条件戦・ほうせんか特別を快勝したホクショウドラゴン、同2着で障害巧者のマックスセンプーが相手として有力。
ほうせんか特別はゴール前で競走中止のブランドボーイも実力的に巻き返してきそう。
馬場が軽くなりすぎると困りますが、同3着のグレートサンデーも走りに集中できれば、今回も上位進出に期待が持てそうです。
10月11日(日)のメイン第11レースはパシフィックマンション特別(450万円未満・17:30発走予定)です。
9頭中、前開催の同条件戦・ききょう特別の出走馬が8頭を占める組み合わせ。ですが、ここはそのレースに不出走だったオレワスゴイに注目します。オープン混合に出走した近2走で1、2着と好走。特に前走は20キロ差あったとはいえスーパークリントン、アローファイターらのオープン一線級に先着しています。メンバー的には格段に楽になっており、チャンスは十分でしょう。
ニシキセンプーはききょう特別2着で、前走450万円未満決勝混合を勝利。目下5戦連続連対と好調を持続しており、今回も大崩れは考えられません。軽馬場もプラスで決め手を生かせそうです。
昇級初戦のききょう特別で3着だったウメノタイショウは、続く450万円未満決勝混合で2着。クラス慣れが見込めるここは勝ち負けでしょう。
ニシキダイジンはききょう特別、450万円未満決勝混合でともに6着も、すでにこの条件の特別を勝っています。今年のばんえいグランプリ3着の実績もあり軽視はできません。
この日の第6レースに2歳A-1が組まれています。
今季最初の2歳重賞・ナナカマド賞を制したテンマデトドケは今回休場。同2着ミスタートカチ、同3着ホクショウバトルに、前走2歳A-2を快勝したレットダイヤがどこまで迫れるかという構図です。
10月12日(祝・月)のメイン第11レースにマロニエ賞(オープン・17:25発走予定)が行われます。 ここはギャンブラークインが断然。前走のオープン特別は6着でしたが、そのレースの1〜5着はすべて来週の岩見沢記念に出走を予定している力量馬で、相手が悪かった印象です。第2障害でもたつきましたが、もともとは巧者だけに修正は可能。十分勝ち負けが期待できるでしょう。
同じくシベチャタイガーもオープン一線級相手では苦戦続きも、この相手関係なら上位進出が望めそうです。
先行力あるギンガリュウセイはオープン昇級初戦ですが、450万円条件でのレースぶりからは通用しそう。
好位につけられればホッカイヒカルの末脚も侮れません。