先週から始まったナイター開催ですが、場内ではとかち海おでんを販売する屋台(6月29日までの開催日17:00〜20:00・各日限定50食)が人気のようです。
おでんの具材には地元十勝産の新鮮な海産物がふんだんに使用されているとのこと。まだ夜は肌寒いこの季節、温かいおでんを食べながらホットなレース観戦を楽しみください。
5月16日(金)のメイン第10レースは、ばんえい青葉特別(400万円未満)。
中心は今季開幕から2戦連続連対中のグレートサンデー。今季初戦の400万円未満(4月26日)では、差のない障害3番手から馬なりのまま残り30メートルで抜け出す盤石のレースぶり。昨季は準オープンで活躍していた底力をいかんなく発揮しました。この相手関係なら実力・実績とも一枚上だけに、今回も連対を伸ばしそうです。
前走勝入混合400万円未満(5月5日)でグレートサンデー(2着)を破っているマックスセンプーが相手筆頭。この2頭を含めた5頭がほぼ同時に先頭で障害を越えての叩き合いから、残り20メートルで抜け4頭を突き放しました。前走はグレートサンデーより10キロ軽かったのが、今回は昇級により同重量の戦いとなりますが、好走の期待が高まります。
そのほか、前走の4歳オープン戦を圧勝したコーネルフジや、前開催の春駒特別(400万円未満)で大接戦の2着争いを繰り広げたハマナカキング、チヨノキングらも争覇圏でしょう。
5月17日(土)のメイン第10レースは緑風特別(500万円未満)。
好調馬が揃い大混戦が予想されますが、前走ばんえい十勝オッズパーク杯で5着に健闘したキョクシンオーに期待します。その前走は400万円条件からの格上挑戦でしたが、トップハンデ馬と20キロ差と恵まれたわけではありません。しかし最後はきっちり末脚を伸ばしてきました。今回のメンバーの多くは、昨季600万円・混合700万円未満戦などでしのぎを削ってきた相手たちだけに、昇級戦でもまったく格負けしません。
5月4日のスーパージョッキー賞(混合500万円未満)で開幕2連勝を飾ったトカチタカラや、同レース2着ストロングペガサス、1番人気を裏切った(5着)フクノカミカゼらも上位進出の可能性は十分。
4月26日の藤丸カップ(オープン混合)で、やや離れた障害クリアからぐいぐい追い込んできたバンゼン(2着)、アローコマンダー(3着)の2頭も差はありません。
5月18日(日)のメイン第11レースは、さつき特別(オープン)。
前走で、ばんえい十勝オッズパーク杯か、大雪賞(オープン)を使った馬がメンバーの多くを占めます。
ばんえい十勝オッズパーク杯で惜しくも勝ち星を逃したナリタボブサップ。カネサブラック(1着)と並んで先頭で障害をクリアしマッチレースを展開。ゴール前、わずかに脚色で劣り2着でしたが、相手が悪かったというほかありません。勝ち馬不在のここはチャンスです。
そのレースで3着だったマルミシュンキは離れた位置からよく追い込んで、あわやの場面を作りました。馬体重・前走比プラス55キロの影響があったのかもしれず、今回は絞れてくれば勝ち負けの期待がかかります。
前述2頭が有力ですが、割って入るなら大雪賞では1番人気で3着だったホクトキングに注目。その前走は、1着ヤマノミントは馬場水分4.1%とスピードが生きる馬場状態、2着ニシキダイジンは他馬に絡まれずに逃げられた、とそれぞれの好走条件にハマったと考えられます。その点、ホクトキングは好走にあまり注文がつかないタイプ。目下障害もキレているだけに、一発逆転の可能性を秘めているといえるでしょう。