軽い馬場、軽い荷物でタワノアヤカ
前回、ばんえいダービー予想の結びに、「よいお年を」なんて書いちゃいましたが、まだヤングチャンピオンシップがあったんですね。大井のふるさとコーナーで場立ち予想会を開催する日のメインレースなのに! スミマセン、気合いを入れて予想します。
まず、30日の帯広は雪の予報。28日の馬場はちょっと重くなっていたようですが、一転して軽馬場になりそうです。取りあえず軽馬場を前提に考えてみました。
青雲賞、ナナカマド賞を制したホクショウバンクが600キロの荷物。馬場水分4.4%、1分30秒6で走った北見産駒特別からは30キロ増です。一方、ナナカマド賞で同馬より20キロ軽い荷物を曳いて3着に入ったタワノアヤカは、今回570キロ。ホクショウバンクとは30キロの差になりました。これなら、2頭は互角と見てもいいでしょう。ただしタワノアヤカは、やはり馬場水分4.4%だった釧路産駒特別の走破タイムが1分43秒0。そこからは30キロ増なので、単純に計算すると分が悪いわけですが。
もう1頭、馬場水分3.9%の十勝産駒特別を1分41秒5で走ったキタノタイショウも、今回はそこから30キロ増。タワノアヤカとは横並びと考えられます。
取りあえずはこの3頭の三つどもえだと思います。でも、3頭ボックスじゃぁあまりにも平凡な予想になっちゃいますね。そこで、敢えて軸馬を決めます。ここはタワノアヤカに期待しましょう。釧路産駒特別ではゴール前がちょっと甘くなりましたが、今回はその時より軽い馬場になると見ました。軽い荷物の牝馬がピュンピュン飛ばして行ったとき、荷物の重い牡馬がついていこうとすると、第2障害への仕掛けが一瞬早くなりがち。そこでちょっとでも引っ掛かれば、先へ行った牝馬にわずか届かず、という結末になるかもしれません。そこを狙うわけです。
馬券は、まずタワノアヤカとホクショウバンクの馬単オモテウラ。あとはタワノアヤカを頭に、キタノタイショウ、アオノレクサスへ流します。雪馬場だった若駒特別のキタノタイショウの切れ味も捨てがたいですが、今回はこれに決めました。
さて、あちこちでお知らせしているとおり、30日は大井ふるさとコーナーで年末恒例の場立ち予想会を実施します。当日の予想は、当然ながら馬場状態をにらみながら、となりますので、ひょっとしたらこのコラムとは違う結論になるかも。それは当日のお楽しみ、ということにしておきましょう。
では、そこでお会いできないばんえいファンのみなさん、改めてよいお年を!