頭堅けりゃ、紐弱し
久々に重賞予想チャレンジである。ということで、小生にとってはチャンピオンカップならぬチャレンジカップなんである。
然別賞組が7頭、その他が2頭。つまり然別賞の再戦ともみえるメンバー構成であるが、メンバーが同じでも斤量がぐっと違う。この斤量の違いが着順の変化をもたらすのであって、ここらがばんえいの面白いところなのである。
白樺賞、然別賞とオープン特別を連覇し、調子を上げてきているように思えるミサイルテンリュウ。すでに800kgを超える高重量戦を何度も経験している。順当ならこの馬が中心とみていいのだろうが、ところがどっこいそれでは面白くない。
ミサイルテンリュウを物差しに考えてみることにする。なんせ、小生は学者である。理路整然と予想するのである。客観的基準のもとに判断を下す。まことにもって理論的である(というほどのことはないが)。
そしてさらに過去の経験も教訓化する。いわゆる温故知新である。昨年のチャンピオンカップの1番人気はニシキダイジンで3着。2番人気がミサイルテンリュウで2着。勝ったのはなんと9番人気のホクトキング。ちなみに、ホクトキングに騎乗していたのが鈴木勝堤さん。ミサイルテンリュウは鈴木恵介さん。人気薄の親父殿が人気の婿殿を一蹴したということだ。
今年の親父殿はカネサブラック。奇しくも昨年のホクトキングと同じ5歳馬。前走の然別賞はミサイルテンリュウの2着。ホクトキングとミサイルテンリュウの然別賞での斤量差は10kgで今回も10kg差。ホクトキングが800kgを超える斤量で走ったのはポプラ賞の1回だけ。それに対してミサイルテンリュウは先に述べたように経験豊富。どうもこれは逆転は難しそうだ。それにこれでは小生の儲けは少ない(と、このあたりから「理論」よりも「欲の皮」に基準が移っていくのである)。
頭堅けりゃ、紐弱しという格言がある。ミサイルテンリュウの頭が堅いとすれば相手は然別賞上位組ではない。とすれば、然別賞で最下位に終わったスーパークリントン! クリントンの副大統領だったゴアがアカデミー賞で賞を取ったことだし、これはいいかも。ただ賞を獲得した映画のタイトルが「不都合な真実」というのが気に掛かる。
然別賞以外の2頭では、ニシキシャープ。確かにあまりに格下だけれども、ミサイルテンリュウと80kgも斤量差があれば何とかならんものか。80kgといえばちょうど着衣の小生の体重くらいである。ニシキシャープの荷物にさらに小生が乗っかった橇をミサイルテンリュウが曳くというようなもんだ。これはミサイルテンリュウにとっては不利だわな~。
ということで、結論。
◎ミサイルテンリュウ
○スーパークリントン
▲ニシキシャープ
△スーパーロイヤル
×アンローズ
馬券的には、馬単でミサイルテンリュウから残りの4頭へ。裏も少々。そして、ミサイルテンリュウがぶっ飛んだときの備えに、△のスーパーロイヤルから馬連で、スーパークリントン、ニシキシャープ、カネサブラック、アンローズへ。