4日(日)は重賞のチャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬)が行われます。今季の重賞競走を制した各馬によって争われる一戦。力のばんえい記念、スピードのチャンピオンカップと併称されるだけに、実力だけではない、さまざまな角度からの考察が必要と思われます。
ハンデ差があるだけに難解ですが、ここはフクイズミ(ヒロインズC)を中心に取りたいと思います。初となる800キロがどう出るかが気になるところですが、確実に追い込んでくる末脚は非常に魅力的。先行タイプが揃っているだけに、この馬のレースができれば勝ち負けは必至でしょう。
古馬との混合戦では確実に上位に食い込んでくるカネサブラック(旭川記念)は、ここも争覇圏。旭川記念以降、世代限定戦を除いたすべてのレースで馬券に絡む活躍を見せており、歴戦のオープン馬相手でもヒケを取りません。ポプラ賞(4着)で810キロを曳いただけに、今回の820キロでも力は出せるものと見ます。
帯広記念を勝ったトモエパワーは、800キロ以上のレースを3戦してすべて3着以内にまとめています。パワー勝負ではナンバー1といえるだけに、ゴール前で各馬が詰まるサバイバル戦となれば勝機十分です。
スーパーロイヤル(ポプラ賞)とスーパークリントン(銀河賞)の2頭が穴候補。カネサブラックとの力比較、重量比較から考えれば好勝負圏内で、ノーマークは禁物でしょう。
今回のレースのカギを握るのは軽量馬の2頭、ニシキシャープ(750キロ:クインカップ)とニシキユウ(740キロ:ばんえい大賞典)。ともに前半から積極的に飛ばしていくことが予想され、2頭のペース配分次第でレースの様相は一変します。アッと驚く粘り込み、というシーンも否定できません。
好調のミサイルテンリュウ(北斗賞)ですが、両サイドを軽量牝馬に挟まれた影響がどう出るか気になるところ。アンローズ(岩見沢記念ほか)は帯広記念4着後、9、9、8、8着と精彩を欠いており、今回も帯広初勝利は厳しそうに思われます。
出馬表はこちら
【参考レース】
1/2 帯広記念(勝ち馬:トモエパワー)
1/3 銀河賞(勝ち馬:スーパークリントン)
1/21 睦月特別(勝ち馬:カネサブラック)
2/11 ポプラ賞(勝ち馬:スーパーロイヤル)
2/18 然別賞(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
※映像はこちら。また、これらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます